|
30 |
読書 |
転生したらスライムだった件2
死んだシズと、その中にいた上位魔神のイフリートを取り込んだため、人型への変化が可能となった“おれ”リムルは、自らの支配下に置いたゴブリンの村を発展させようと心に誓った。だがそんな矢先にジュラ大森林に不穏な空気が流れていた。オークロードの誕生と、彼に率いられる飢えるオークの群れが進軍を始めたのだ。オークの群れに襲われて村を焼かれたオーガの一団がゴブリンの村を襲う。
新たな強力な仲間が増えたのと大戦争に巻き込まれるイベントが描かれていく。やってることが多いが、コンパクトにまとめて書かれていて、文体はかなりこなれてる感じ。 |
|
|
|
|
44話 |
ゼンカイジャーとツーカイザーを狙って現れたのはSDワルドだった。実はSDトピアこそカッタナーとリッキーをこのような姿にしてしまった元凶だった。二人を元の姿に戻すためにSDワルドに挑むツーカイザー。だがSDワルドの攻撃で、次々と仲間達がSD化されてしまう。
敵はSDワルド。光線によって人間やキカイノイドを玩具のような姿にしてしまう。ただし一度SD化されてしまった人間には無力。そしてダイSDワルド。敵を小さくさせるのみならず大きくさせる大きくも出来るようになった。
ゴールドツイカー一家が、その目的であるSDギアを手に入れる話。海賊トピアのならわしで、家長が家族を守ることに誇りを持つゾックスは一人で戦おうとするが、介人達がお節介を焼いて、「お互い好きなこと」をすることで助けに入った。
SDワルドを連れてきたのはステイシーで、これで仲間になろうと言ってくる。
今回は介人以外のゼンカイジャーが全員SD化されてしまったため、等身大戦ではツーカイザーとゼンカイザーの二人だけ。
これでこの世界に来た目的を果たしたと言ってゴールドツイカー一家は解放されたSDトピア目指して
<SDワルドの「D」の文字が「エコ」に見えてしまう。これはダイデンジンの胸のマークと同じ。更に武器は鉄球で、これもダイデンジンの武器デンジボールを模してる。
去って行くゾックスに向かって「ちょ待てよ」と言ってるジュラン。ほどほどジャニーズかぶれのようで。
SD化されたブルーンが風船に縛られて飛んでいくシーンのBGMは「うる星やつら」のものに酷似していた。昔懐かしいファミコンゲームの「うる星やつら
ラムのウエディングベル」っぽい…知ってる人も少ないだろうが。> |
|
|
|
|
29 |
映画 |
映画予告 |
スター・トレック(2009) |
新しいスポックがバルカンで恋愛してるシーン |
ローグ・ワン |
ジンが決戦前に皆を力づける |
インクレディブル・ハルク |
ブルースが難局を彷徨うシーン。よく観ると凍ったキャプテン・アメリカを観ることが出来る |
ウルヴァリンX−MEN ZERO |
幼い頃のストームの姿がある。 |
アルマゲドン |
ブルース・ウィリスによる演説シーンがある |
ハートブルー |
キアヌ・リーヴスが、本来「ベイビー」と言うべきところを「バーベス」と言っている。 |
スパイダーマン(2002) |
ツインタワービルで強盗を捕まえたスパイダーマンがヘリコプターに強盗を投げ入れるが、それだとヘリが墜落する |
アメイジング・スパイダーマン |
パーカーの父がスパイダーマン誕生の秘密の一端を握っていることが中心に見える |
アメイジング・スパイダーマン2 |
グリーン・ゴブリンがゴブリンJR.にスパイダーマン攻略のヒントを与えているシーンがある。 |
スパイダーマン ホームカミング |
アイアンマンとスパイダーマンの一緒のシーンを多くするため、本来使われないはずの船のシーンを追加した。 |
スター・ウォーズEP8 |
ルーク・スカイウォーカーばかり登場してフォースについては一切触れていない。 |
バットマン&ロビン |
シュワルツェネッガーが「嵐を前に着込め」とジョークを飛ばしてる。 |
トランスポーター |
ステイサムが食器でロケット弾をはじいてる。ひょっとしたらバズーカーでもはじけるかも? |
アイアンマン2 |
アイアンマンが輸送機の翼に座って投げキッスしている。 |
スーパーバッド 童貞ウォーズ |
「セクシー・ハンバーガー」と似た言葉を用いたジョーク |
ターミネーター2 |
T-800が作られる課程が描かれる |
ターミネーター4 |
これは母が私に伝えた将来ではないとベールが叫んでいる。 |
スター・ウォーズ EP5 |
予告編ではC3-POがレジスタンスのドアに貼られた警告表示を剥がすシーンがあった |
プレデターズ |
エイドリアン・ブロディが三点ターゲットに狙われているシーンがある |
アウトロー |
採石場でのアクション中心 |
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 |
ニュートがみんなを落ち着かせようとするシーンがあるが、ニュートの性格とは真逆の行動 |
トゥルーマン・ショー |
空に穴が空いているのをトゥルーマンが見ているシーンがある |
俺たちニュースキャスター
史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク |
同性愛者を吸血鬼扱いする |
キングコング(2005) |
髑髏島でナオミ・ワッツがオリジナル番と同じポーズを取っている。 |
ファンタスティック・フォー(2015) |
2分間の実験でファンタスティック・フォーが生まれることを暗示している。 |
アベンジャーズ(1998) |
電話ボックスから秘密基地に入る合い言葉が使われている |
ロジャー・ラビット |
ボブ・ホプキンスがマンガの豚と殺し合っている |
ハリー・ポッターと死の秘宝Part2 |
ヴォルデモートとポッターの最終決戦の会話 |
パラノーマル・アクティビティ3 |
ブラディ・メアリー・ゲームで悪霊を呼び出そうとする |
ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る |
本編に登場しない女性が現れる |
30 scenes from trailers that never appeared in the movie |
|
|
|
読書 |
はじめの一歩129
千堂対ゴンザレスの試合はむき出しの暴力同士のぶつかり合いとなった。本来の野生を取り戻して挑むゴンザレスに、それ以上の野生で対抗する千堂。そのし合いを見せられた一歩は…
久々にまともな試合と言った感じだった。しかし肝心の主人公である一歩はそれを観てるだけしかできず、肝心な一歩はどうなのやら。いっそ新しい作品書いた方が良いかもしれんぞ。 |
|
|
|
|
|
スター・ウォーズ ブラックシリーズ - ボバ・フェット(リアーマード) エレクトロニック ヘルメット F5281 |
|
|
|
|
27 |
映画 |
フィラデルフィア物語(1940) |
フィラデルフィアの上流階級の令嬢トレイシー(ヘプバーン)は、石炭会社の重役であるジョージとの結婚を控えていた。トレイシーの結婚式をスクープしようと考えた「スパイ誌」の社長キッドは、2年前にトレイシーと喧嘩別れした前夫デクスター(グラント)を利用してヘイヴン邸内部の取材を計画する。記者のコナーとエリザベスは、デクスターに連れられてヘイヴン邸に乗り込む。未だデクスターを許してないトレイシーは全員屋敷から追い出そうとするのだが…
フィリップ・バリー原作のラブコメ舞台劇の映画化で、舞台の主役だったヘプバーンが映画でも主役を張っている。ヘプバーンをはじめとして、ケイリー・グラント、ジェームズ・スチュワートという蒼々たるメンバーで展開する。話としてはシチュエーションコメディに近く、登場人物が広い館内をあっちこっちに歩き回り、他のキャラと遭遇すると会話劇が始まるというもの。一応これは当時のラブコメのフォーマットに則っているのだが、どうにもはまりこめない。
それは結局主人公のトレイシーに共感を持てないのが問題だろう。
一応身勝手な上流階級の女性という設定だが、表情がコロコロ変わり、いろんな面を見せるキャラとして作られている。それはまるでヘプバーンの当て書きのような描写だったが、一体何が本当なのか最後まで分からずじまい。トレイシーは一体何をしたかったのか、何をここから得て、何を悟ったのか。その辺が分からないまま会話劇が続き、流されるようにいつの間にか復縁を果たしている。
これがスクリューボールコメディ的な演出というのは分かるものの、トレイシーの主体がどこにあるのかが見えてこないし、この女性の性格がつかめないまま終わってしまうので、心がすっきりしない。
観たままコメディとして観るのが正しいのだろうが、それが出来なかった時点でコメディとして観られなくなってしまった。
他のキャラも頑張っているけど、やっぱりヘプバーンにばかり目が行ってしまうのも映画としては歪で、どうにも素直に楽しめなかった。
これはまさしくヘップバーンのための映画だったそうで、舞台では利益の45%をもらう契約をし、映画では監督、脚本家、共演俳優を選ぶ権利を得る。映画ではRKOを解雇されたヘップバーンの本格復帰作となる。自らが主演、監督と共演者を選べることを条件にMGMに映画権を売る。当初クラーク・ゲーブルとスペンサー・トレイシーを予定するが、スケジュールが合わず、ジェームズ・スチュワートとケイリー・グラントが起用される。 |
|
|
|
19話 |
リバイスに悪魔と人間を分離する力があることが分かり、新生デッドマンズを率いるオルテカは標的を門田ヒロミに定める。そのヒロミはドクターストップを受け、仮面ライダーとなることは禁じられていたが、何故かそのデモンズドライバーから不思議な声が聞こえ始めていた。
敵はオルテカ・アンデッド。そしてギフテリアン。
今回から話はヒロミ中心になっていく。元々デモンズドライバーの適合者でなかったのに、無理矢理変身を繰り返したため、体は既にぼろぼろ。それでも無理して変身しようとしているので、周囲のみんなはデモンズドライバーを取り上げようとしている。その中心になっているのがヒロミの同期だという山桐千草だが、実は彼女はフェニックスを裏切ってオルテカの側に付いていた。一見ヒロミと敵対しているように見えたやまり同期の田淵達彦は、一番ヒロミのことを心配していたというオチになってる。
ところで適合者では無いはずなのだが、デモンズドライバーは無理矢理ヒロミに変身させようとしているのが不思議。まるで吸血鬼のようにヒロミの命を吸おうとしているようでもあるが、ドライバー自体が悪魔なのか?
一輝はバイスの存在を認めたため、時に実体化させることも許している。五十嵐家の家族団らんにバイスも入り込んでいる。
フェニックスは本当に正義なのか?という重い命題が提示されている。狩崎が妙な言動をしているのも伏線になっているようだが、上司の赤石が妙に不気味な言葉を語るのも妙な感じだ。
<変身を散々止められているのに、ヒロミはデモンズドライバーを自分のロッカーに置いている。フェニックスの管理って杜撰すぎないか?
ギフテリアンの剣が妙にふにゃふにゃしてるのが気にかかる。> |
|
|
|
シネマ・ライフハック 人生の悩みに50の映画で答えてみた |
<A> |
<楽> |
しんのすけ |
|
|
|
|
25 |
読書 |
ランニング・シューズ
ヴェトナムの靴工場で働く14歳の少女ゾアンは事故で命を失ったが、自分が作っている靴に生まれ変わってしまった。そのままその靴はアメリカへと渡り、ある少女のものとなる。
人間以外のものに意識があるとしたら、一体何が幸せなのか?というテーマに基づいた作品で、昔半村良の作品で似たようなものを読んだことがあった。これこそまさしくSF的テーマだ。 |
|
|
|
|
25話 |
巨大化したメガロゾーアに立ち向かうトリガーとトリガーダーク。無敵のメガロゾーアを押さえるためにはエタニティコアの暴走を抑える必要があると考えたアキトは、トリガーダークの力をトリガーに戻そうと考える。
敵は邪神メガロゾーア。闇を取り込み巨大化した。
最終回。光と闇の戦いだったが、光と闇の双方を取り込むことで最強となるという方向へと持って行った。ウルトラマンシリーズらしくないが、劇場版の『ウルトラマンティガ』からの続きなのだろう。
そこで現れたのはマルチタイプに黒い線が入ったトリガートゥルース。
それでなんとかメガロゾーアを下すことは出来たが、今度はエタニティコアの暴走が収まらなかったため、それを抑えるためにトリガーが再び地下へと向かったところでエンディング。ケンゴはエタニティコアの中で自らが核となって暴走を抑えている。ウルトラマンシリーズでこういう終わり方は始めてだな。
<「ウルトラマンティガ」最終回と同じく子ども達の応援する心がトリガーに力を与える描写がある。しかしこれまで一般人を放っておいたこともあるし伏線も無かったので唐突すぎる。
エタニティコアへと向かおうとするケンゴを最後まで止めたのはユナでは無くアキトだった。最後に本物の友情になったということか…そういうことにしておこう。> |
|
|
|
|
23 |
映画 |
GUNDA グンダ(2020) |
とある農場で雌豚のGUNDAが10匹の子どもを産んだ。その子達を育てながら、ゆったりとした時間が流れる農場。数ヶ月が経過し、子ども達は大きく成長する。
最近は自分で積極的に情報誌を読んで面白そうなミニシアター系の最新映画を追わなくなり、もっぱらTwitterに流れてくる映画情報を頼りにしているが、時折「これは?」と思う作品が流れてくることもある。
本作はまさにそれで、目に飛び込んできたのは、台詞を排した豚のドキュメンタリー映画。それなのにドラマ性があり、本作に惚れ込んだホアキン・フェニックスが製作まで務めたというもの。
いろんな意味でそそられる。
これまで観たことのないジャンルの映画を観られるのも良いし、台詞もないドキュメンタリーでどうストーリーを組み立てるのかとか、豚が主人公って可能なのか?など。
それですぐさま映画館を検索して観に行ってきた。
結論から言うと、Twitterに流れていた惹句は一切誇大広告ではなかった。本当にそのまんま。まさかと思うが、ちゃんとストーリーもあった。
繁殖用の親豚にとってのストーリーとは、子どもを産み、それを育て、その後出荷を待つというもの。何の衒いもないこの過程をしっかりと撮影したところに本作の面白さがある。
豚の表情は読めない。喜んでるのか悲しんでるのか、はたまた何にも考えてないのか。それを察するとしたら、観ている側の勝手な思い込みに過ぎないが、この撮り方をすると確かに表情があるように見えるのが不思議。
子豚を産んで、ぐったりしながら乳を吸わせる母豚は達成感を味わってるようにも見えるし、子豚を踏みつけないように慎重に足の上げ下ろしをしてるのも愛情のように見える。子豚が遊び回っているのをとりまとめるのもリーダーシップをきちんと取ってるように見える。そして子豚の出荷後の姿は孤独で寂しげに見える。
これらは全部実は観ている私自身の主観でしかない。全ては本能だし、表情が変わる訳でもない。更に言うなら、演出にも極力主観性を排している。それでもそう思ってしまうのが本作の面白さだ。
特に最後のストーリーとなる子豚の出荷シーンは結構心に刺さる。農場で生まれた以上、それは必ず起こることなのは分かるし、実際にそうやって出荷された豚を食している身としては、ちょっと観たくない現実を見せられた気分にもなる。
そういえば知り合いの(アメリカ在住の)娘さん、『いのちの食べかた』(2005)観て菜食主義になったと言ってたが、本作はそれより生々しいので、本作を観た人で菜食主義になる人って結構多いのではなかろうか?ホアキン・フェニックスってヴィーガンだそうで、それも狙いの一つかもしれない? |
|
|
読書 |
パタリロ!17
「11月のサナトリウム」パタリロの母エトランジュが何者かに命を狙われていると聞かされたパタリロは療養先のスイスへと向かう。
「マライヒの浮気」バンコランの浮気癖に嫌気がさしたマライヒはパタリロを巻き込んで浮気の芝居をバンコランに見せつける。
「バンコランVSバンコラン」バンコランの叔父キーンがイギリスにやってきた。バンコランに関わる人物と次々と会うキーン。全くこれまでの足跡を追えない叔父の背後に何かがいるのではないかと調べ始めるバンコラン。
最初の二作が短編。最後の一編がこれから始まる長編の第一話となる話。バンコラン家の血の轍と若き日のバンコランの姿もある。 |
|
|
|
|
|
22 |
映画 |
カンヌ映画祭でブーイングを受けた |
情事 |
セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進 |
タクシードライバー |
悪魔の陽の下に |
ワイルド・アット・ハート |
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間 |
クラッシュ |
アレックス |
ブラウン・バニー |
アンダーカヴァー |
マリー・アントワネット |
サウスランド・テイルズ |
ダ・ヴィンチ・コード |
アンチクライスト |
イングロリアス・バスターズ |
ウッドストックがやってくる |
ツリー・オブ・ライフ |
ペーパーボーイ 真夏の引力 |
闇のあとの光 |
オンリー・ゴッド |
|
|
|
|
6話 |
スケクシス族の将軍と司祭によってオルモードラは殺され、娘のセラドンが新たなオルモードラに任命された。スケクシス族に協力する新たなオルモードラによってブレアは捕らえられ、生命のエキスを得ようとする。だがリアンの記憶を共有したゲルフリン族の何人かは彼らの前に立ち塞がる。
主人公三人がチームを組んだ。リアンは王宮では見過ごされたが、敢えてスケクシス族の将軍の前に現れて挑発することで車を止め、捕らわれたディートとブレアを助けだす。そこに駆けつけたロアが戦車を破壊して捕らわれた者たちを助け出し、更により大勢のゲルフリンと記憶の共有をしてスケクシス族に対する反乱の芽を育てていく。
死んだオルモードラの代わりにブレアの姉セラドンが就任しようとするが、スケクシス族の言うことを何でも聞こうとするセラドンに反発が広がり、女王の就任を拒否する者たちも現れる。それに対してセラドンは伝統にとらわれず、ひたすらスケクシス族に忠誠を誓うとして勝手に女王になってしまう。
一方、スケクシス族は反逆したゲルフリンを片っ端から捕らえてエキスに変えてしまった。
最後にブレアは太陽の輪という場所に行かねばならないと言い張り、死を司る一族であるドゥーサン族の力を借りて砂漠の向こうへと向かう。その際、リアン、ディート、ブレア、ハップの四人のみが向かい、他の面々はゲルフリン族の反乱の種を蒔きに戻る。 |
|
|
|
|
20 |
読書 |
マルドゥック・アノニマス3
クィンテットに潜入して彼らの行動を監視していたウフコック。慎重に事を運んでいたはずだが、その存在をクィンテットリーダーのハンターに気取られてしまった。罠にはめられて正体を暴かれてしまい、更に仲間達の大半が殺されてしまう羽目に陥る。
2巻ラストのウフコックとバロットの再会に至る、空白期間を描いたものになるが、それが丸々一巻あったわけだ。ミスというほどでは無いが、引き時を失ったウフコックのために仲間全員が陥った事態はシャレにならなかった。 |
|
|
|
|
42話 |
強力なムカイカゼワルドに手を焼くゼンカイジャー。苦戦する彼らに手を貸したのはステイシーだった。ゼンカイジャーの仲間に入れて欲しいというステイシーの言葉に喜びつつ、違和感を覚える介人。
敵はムカイカゼワルド。常に強力な向かい風を生じさせて敵の足を止めるワルドで、敵は一切攻撃が出来なくなってしまう。倒されない限り向かい風は消えない。そしてダイムカイカゼワルド。更に強力な風を作り出すため、ゼンカイオーの合体も出来なくなってしまった。更に追い風や横風も駆使する。
前回ラストでゲゲに洗脳されたステイシーがゼンカイジャーの仲間に入りたいと言ってくる。あからさまに態度が違ってみんな懐疑的だが、あんまり関係なく勝手に仲間になろうとしていた。
トジテンドでもステイシーの態度は問題視され、バラシタラがステイシーを倒しに来てしまう。作品もそろそろ終わりに近づき、バラシタラが普通に戦いに出るようになった。
今回の戦いは向かい風の中で戦わなければならなくなったゼンカイジャーが後ろ向きに戦うという変な戦い方で、名乗り口上も背中を向けて行っている。
ムカイカゼワルドの声は檜山修之だった。戦隊作品ではかつて敵幹部の声をいくつも演じていたので、この声をここで聞くのは懐かしくて良い。 |
|
|
|
|
19 |
映画 |
ズーム 見えない参加者(2020) |
新型コロナウィルスの蔓延によってロックダウンされてしまったイギリス。会うことが出来ないためにコミュニケーションツールとしてPCやスマホ向けにZoomというアプリケーションがあった。そのZoomを使って降霊会を開けないかと考えたヘイリーとZoom仲間六人の面々は霊媒師を招いて遠く離れた場所から降霊術を行ってもらうことにした。メンバーの大半は降霊術なんて眉唾物だと思い、これをジョークのネタにするつもりで参加していたのだが、そのうちそれぞれの部屋で異変が起こりはじめる。
2020年から始まった新型コロナウィルスの蔓延は世界中に大きな影響を及ぼした。中でも映画撮影は大変なことになった。なんせ対面出来ない訳だから、普通の映画は絶対作れなくなってしまい、ほとんどの映画制作は中断か延期を余儀なくされた。
そんな中でも工夫で映画を作った作品が何作かあった。Zoomというコミュニケーションツールを使って、日本では岩井俊二監督によって『8日で死んだ怪獣の12日の物語』(2020)が作られた。まるでそれに対抗するように本作が作られている。
同じZoomを使った作品だが、『8日で死んだ怪獣の12日の物語』の方は基本的に一対一で、あくまでコミュニケーションとして作られたが、本作はZoomの売りである多数の参加人数によって同時並行にドラマが進む形で、しかもホラーとして作られたのが特徴である。
一見して思ったのは、固定カメラの映像の垂れ流しで恐怖演出を煽る方法を使っていた『パラノーマル・アクティビティ』(2007)に似た作りだということ。そしてテクノロジーの進化によって、複数の固定カメラが同時に映し出されることによって、演出の幅が大きく変わったことを感じさせてくれた。言うなればこれは複数の『パラノーマル・アクティビティ』(2007)を同時並行に、しかもコミュニケーションを取りながらやってるようなものなので、大変進化してることを思わされる。
Zoomの場合は複数の人たちが同じ画面で活動出来るという事が一番の特徴となる。これは今までの映画にはあまりない構図を取る事が出来る(ただこれが初めての映画ではない。これまでにもアルドリッチの『合衆国最後の日』(1977)が四分割した画面で話が展開しており、映画以外であればテーマパークなどでこういったスプリット・スクリーン作品はそこそこあったりする)。それを手軽に出来てしまうのは大きい。全員が演技を間違っていけないというプレッシャーもあるが、それも含めて良い努力だったと思う。
そしてZoomのもう一つの特徴もきちんと描かれている。それはつまり、通信や機材のトラブルによって配信が止まってしまったり、変なものが写ったりするところ。ホラー作品は信じられないものが出てくるため、それが通信ミスによるものなのか本物なのかを惑わせるためにも使える。
そして何より、目の前に怪奇現象が起きているのに、自分が出来ることは声援を送るのみと言うのも面白い。友人がどんどん殺されているのを見せつけられ続けるのはこれはこれでホラーそのもの。
その意味でもZoomを使った演出はなかなかはまっていた。新感覚のホラーとして良く出来た作品と言えるだろう。 |
|
|
|
18話 |
信者の命をなんとも思ってないオルテカに怒りのまま突っ込んでいく一輝だったが、新しいボルケーノバイスタンプが暴走してしまって体が燃え上がり、大火傷を負ってしまう。そんな一輝を尻目に次々とギフテッドを作り出していくオルテカ。そんなオルテカを許せないフリオはウルフ・デッドマンとなり、オルテカに襲いかかる。
敵はウルフ・デッドマンライオット。フリオが変身したウルフ・デッドマンの怒りが頂点に達した時に変身した。これまでのデッドマンとは隔絶した強さを持つ。
一輝の思い出について少し語られる。いつからか自分に興味を持てなくなってしまって、誰かに興味を持ってもらうために人を助けるようになったとバイスに告白するが、それについてはバイスは先刻承知で、それでも自分に興味が無いことはないと宣言した。何故ならバイスは一輝自身の精神であり、バイスに興味を持つと言うことは、自分に興味を持っているという証拠だという。よく分からない理屈でもあるが、二人の絆は更に強くなった。このお陰かバイスは人前で実体化できるようにもなった。
今回の変身はリバイが暴走すること無くボルケーノレックスゲノムを使いこなし、一方のバイスがバリットレックスゲノムで炎と氷の同時攻撃を駆使して戦っていた。二人の力を合わせることでフリオから悪魔を分離させる。
一方肉体的にはボロボロだというヒロミはもう仮面ライダーに変身するなとドクターストップを受けてしまった。
<一輝から相棒と呼ばれたことに舞い上がってるバイスは、「相棒相棒」と節を付けて歌っていたが、その節は「ハイホー」だけど…ディズニーから苦情来ないだろうか?> |
|
|
|
|
17 |
読書 |
ゴリせん1
ゴリラのような風貌を持つ高校の体育教師、通称“ゴリせん”の周囲は物騒極まりなく、通常の人間なら確実に殺されるような事件が頻発し、必ずその渦中にゴリせんが存在する。何度死んでも不思議ではない事態に遭遇しながら、決して死なず怪我もしない特異体質で、ずれた言動を繰り返していく。
元々はTwitterに掲載された四コマ漫画で、いわゆる死亡フラグを引き寄せてしまう特異体質の男が主人公。ただし一切ダメージを受けないため、殺そうとした側が逃げ出したり捕らえられたりするという、実に単純な話が続く話。でもその単純さが妙に楽しくて、ついつい読んでしまう。ぱらぱらめくるにはぴったりの作品だな。 |
|
|
|
|
24話 |
カルミラはエタニティコアを汚染することで闇の邪神メガロゾーアへと進化した。あらゆるエネルギーを吸い取るメガロゾーアに手出し出来ないナースデッセイ号。そして世界を闇に染めてしまおうと進撃を開始するメガロゾーア。
敵は邪神メガロゾーア。カルミラがエタニティコアを汚染して誕生した巨大な怪獣で、闇そのものを武器に変えて攻撃する。あらゆるエネルギーを吸収するため、攻撃は基本的に無意味。
ウルトラマントリガーの最終決戦の前哨戦。既にトリガーに対する恨み以外無くなってしまったカルミラにとって、トリガーを殺せればあとはどうなってもいい。エタニティコアが暴走を起こして世界を滅ぼそうとも一切気にせずにトリガーだけを攻撃している。
登場人物が誰も彼も自分を犠牲にしようとしてる。パターンとしてはあまりに安直すぎるのが難点だ。
ケンゴの意識が火星に飛び、そこで母親からケンゴの出生の秘密が明らかにされた。実は最初から人間では無く、記憶を失った光の化身であり、ウルトラマントリガーそのものの人間体だった。
<「僕がウルトラマントリガーなんです」とはケンゴの告白に驚く仲間達…これまでの展開だったらみんな知ってないとおかしくない?> |
|
|
|
都市を上映せよ: ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間 |
<A> |
<楽> |
本田 晃子 |
|
|
|
|
16 |
映画 |
テスラ エジソンが恐れた天才(2020) |
1884年。全米への電気網を構築しようとしていたエジソン社に勤めていた技師ニコラ・テスラ(ホーク)は、効率的な電気は交流電気であると主張し、あくまで直流を推す雇い主のトーマス・エジソン(マクラクラン)と対立し、ついに職を辞すことになった。両者の対立は電流戦争へと発展するが、テスラはモルガン財閥からの援助を受け、ついには電流戦争に勝利する。だがそれによって失ったものがあまりにも多すぎた。
2019年と2020年には立て続けに一つの出来事を別々の視点で見る作品が作られた。その一つの出来事とは、アメリカに張り巡らされた送電線のこと。電気には直流と交流という二つの規格があり、直流は電流の流れは一方向のみで、電気としてもあまり強く作る事は出来ないし、更に送電線を通る時にすぐに消えてしまうと言う難点があった。だがこの直流にこだわったエジソン。一方交流とは電気の流れる向きが周期的に変化し、それに伴い電流電圧が変化する電気である。電力は強く出来るし、遠くまで届くが、一方ではコントロールが難しい。こちらはエジソン社の社員であったニコラ・テスラという人物によって提唱された。
実際現在使われている家庭用電流は交流なのでテスラの方に軍配が上がることになるのだが、そこがドラマになる。
それに目を付け、エジソン側からこの電流戦争を見たのが『エジソンズ・ゲーム』(2019)であり、テスラ側から見たのが本作となる。
ただ、『エジソンズ・ゲーム』が電流戦争を経済的とか交渉とかによって描いたのに対し、本作はニコラ・テスラという人物のアイデンティティを掘り下げた作品となって、歴史的側面よりも伝記作品と言った趣。
ニコラはアメリカでは一等下に見られている東欧人でありつつ傲慢な性格が災いして、渡米以降様々に差別を受けながら、それでも自らの才能を信じ続けた人物だった。これは本当に一貫していて、そのためエジソン社では社長のエジソンともぶつかり合い、後援者となったウェスティングハウスとも決裂。それらはコンプレックスと主張を折らないその性格によるものとして描いていく。それは家族にも影響して、その人生は終始不遇だった。
一緒にいて楽しくない人物をひたすら描く事に力を入れた訳だが、当然そういうキャラを延々見せられると観てる側が疲れる。イーサン・ホークが真面目にそれを演じるものだから、観てるのが辛くなってくる。
それに歴史とあまりコミットしてないため、単なる嫌な奴を描いただけの作品っぽくなってしまったのもマイナス。 |
|
|
|
41話 |
寒くなってこたつがほしいと呟く介人に合わせるように、コタツワルドが現れた。その光線に当たった人は強制的にこたつでくつろがせられてしまう。光線が当たってしまったゼンカイジャーの面々。一人暑がりのジュランだけがその呪縛から逃れるが…
敵はコタツワルド。人を強制的にこたつでくつろがせられてしまう。長時間こたつに入ると猫になってしまう。そしてダイコタツワルド。遠赤外線ビームやこたつバリヤーなどの技も駆使する。今回のみ登場のドンゼンカイオーに倒される。
他のメンバーが戦線離脱させられてしまい、ジュラン一人で敵に立ち向かわなければならないという話。放っておくとみんな猫になってしまうため、奮闘するが何をやっても無駄。結局一人で戦うことになるが、バラシタラまで現れてしまう。結局はせっちゃんのアイディアで、こたつ毎戦場に連れて行き、こたつから出ることなく戦っていた。
ちなみに今回の作戦はボッコワウスにペットを献上しようというだけの動機で行われたものらしい。
前回功からもらったギアを使ったところ、そこからナンバー46となるドンモモタロウが現れ、ジュランと協力して戦っていた。巨大化戦ではバイクが変形してゼンカイジュランと合体。ドンゼンカイオーとなった。
一方、裏切り者として捕らえられてしまったステイシーの前にゲゲが現れ、その体を乗っ取ってしまった。相変わらず不幸なキャラだ。
<ジュランに言わせると汗っかきだそうだが、機械の体で汗って出るものなのか?
猫化する介人は三毛猫だった。オスの三毛は貴重なんだよ。どうでもいいけど。
猫化したガオーンにも猫の耳が生えてくるが、最初から猫耳なので、同じような耳が重なって生えてる。
ドンモモタロウの登場シーンは『AKIRA』の金田のバイクだった。> |
|
|
|
|
14 |
読書 |
結縄
中国奥地にあるフンナンナン族の天村に一人の西洋人の青年が訪ねてきた。村人は彼を胡散臭く思いつつ受け入れてきたが、“わし”はその青年を気に入り、この村に伝わる縄で記録を作る結縄の技を見せる。その技に感動した青年は“わし”にその技を伝授して欲しいと願う。
文明の行き違いについて、なかなか皮肉めいた話。外から来た人の親切によって村が救われるが、その代わりに受け入れたくない文明を受け入れなければならない悲哀。 |
|
|
|
|
5話 |
徐々に暗黒が浸食していくトラ。女王オルモードラは調査を命じるが、そこで疫病が蔓延していることを知る。その理由がスケクシス族がクリスタルを浸食していることにあるとオーグラの言葉がゲルフリン族の皆に伝わるのだが、それに反発する女王オルモードラの娘セラドンによってスケクシス族にも伝わってしまう。
リアンは狩人に捕まってしまい、スケクシスの王宮に連れ戻される。ミラ殺害を認めるよう強要されるが、ガージンとナイアによって救われる。
ディートはハラールに着き、女王に暗黒化について訴えようとするが、その情報は女王の娘セラドンに握りつぶされてしまう。
ブレアは母親のオルモードラに真実に目を向けるよう訴えかけ、ようやく理解されるが、これもセラドンによってスケクシス族に密告されてしまう。
惑星の危機にトラからのメッセージを受け取ろうとするオーブラは惑星との通信を行った時、ゲルフリン族の記憶の共有の儀式に参加していた人々がオーブラと同じものを見せられる。それでリアン、ディート、王族の面々が一堂に会する。 |
|
|
|
|
12 |
映画 |
ガンズ・アキンボ(2019) |
ゲーム会社に勤め冴えない日々を送るプログラマーのマイルズ(ラドクリフ)はストレス解消のため、家に帰るとネットで口汚いコメントを書きまくっていた。そんなある日、殺し合いを生配信する闇サイト“スキズム”にログインしていつものように悪質な書き込みをしていたところ、激怒した運営に居場所を特定され家を襲撃されてしまう。気絶したマイルズが目を覚ますと、なんと2丁の拳銃がボルトで両手に固定されていた。恋人のノヴァを人質に取られ、“スキズム”に強制参加させられてしまう。逃げる対戦相手として最凶の殺し屋ニックスが迫る中、24時間以内に勝利するよう命じられてしまう。
生き残りを賭けて命のやりとりをする、いわゆるデス・ゲームを主題にした作品。これはストーリー明快で、低予算でも出来るためB級アクション作品として量産される傾向にあるが、それをきちんとした予算とキャストで作ったと言うのが本作。設定はありがちというよりはっきり馬鹿馬鹿しいが、ストーリーの起伏とキャラによる引っ張りでちゃんと観られる作品に仕上がっていた。
物語としては、街を巻き込んで一対一の殺し合いがずっと続くだけの話。ただ、この殺し合いには裏があって、それを探ったり、人間関係が結構複雑だったりと、起伏に富んだ物語で楽しませてくれる。
それとラドクリフがやっぱり良い役演じてる。ハリー・ポッター以来好んで汚れ役を演じるようになったダニエル・ラドクリフだが、なんと両腕に銃が固定化されて殺し合いのゲームに強制参加させられるというアクション俳優としてもちゃんとやっていけることを示してくれた。最初は単なるネット弁慶の頼りないキャラが危機に直面する度に機転を利かせられるようになっていき、最後は本物のヒーローになっていくというのも良い具合。それを演じられる実力に裏打ちされてるから、本作はしっかりと観られる作品になっている。
一見設定的には観る価値のない作品も作りようによっては結構面白くなるもんだ。 |
|
|
|
17話 |
フェニックス再編制を急ぐ長官の赤石は長官となった門田ヒロミに、逃亡したデッドマンズの幹部の捕縛を命じる。そんな中、デッドマンズの三人を救いたいと願う一輝は、狩崎が開発した新しいバイスタンプを使いこなそうとする。
敵はギフテリアン。オルテカがギフスタンプを使って信者の女性を変えた新しいタイプのデッドマン。フェイズ2を超える能力に加え、量産が可能。ただしスタンプを押された時点でその人間はギフテリアンに精神を乗っ取られてしまう。
ギフの棺と元太の関係が気になるところだが今回はそれはスルーされ、新生デッドマンズの台頭が描かれる。新興宗教であるデッドマンズは一度解散したものの、信者はまだ救いを求めており、オルテカはその信者達を再び集めて強力なデッドマンを作ろうとしている。
デッドマンズの幹部の一人フリオの過去が語られる。いじめられっ子の高校生がデッドマンズに入会して能力が顕現したが、たった一人の親友に裏切られたことを今も恨みに思っており、そのため裏切りに対しては過剰に反発している。
強力となったリバイスだが、敵もパワーアップしており、更なるパワーアップが必要とされるという。そのための特訓が行われるが、仮面ライダーと言えば特訓だよな。その辺分かってる脚本だ。ただ一輝は少々思い込みが強すぎる感じ。リバイはボルケーノレックスゲノムに、バイスはバリットレックスゲノムへと変身したが、その力ではギフテリアンとなった人を助けられず、ギフテリアンごと消滅させてしまった。
そして既に肉体的に限界が来ていたヒロミはもう仮面ライダーに変身出来なくなってきた。こちらも重くなってる。 |
|
|
|
|
10 |
読書 |
うちの会社の小さい先輩の話3
篠崎拓馬の部署で温泉旅行に行くことになった。憧れの先輩片瀬詩織里と一緒で心が浮き立つ拓馬だったが、旅行はハプニング続きで…
相変わらず甘々なラブコメ物語が続いてる。ただし全員成人なので、結構きわどいギャグシーンもいくつか。そのアンバランスさも面白い。 |
|
|
|
|
23話 |
裏切ったヒュドラムを殺し、その闇を吸収したカルミラは、今度はその闇を使いダーゴンを操る。暴走したダーゴンと戦うトリガーだが、戦いの中でダーゴンは正気を取り戻した。
敵はダーゴン。カルミラにはついていけないとカルミラの元を去ろうとしたところをカルミラに捕まって闇の力でコントロールされている。
ラストに向けて、敵がだんだん減っていく。今回はダーゴンが倒れた。最後はカルミラによって狂戦士化させられるが、途中正気に戻り、宿敵であるトリガーと正々堂々戦おうとした。結局それもカルミラに利用され、最後はユナを奪われてしまう。
この作品の特徴として、人間が怪獣と対等に戦うシーンが多用されるが、今回はアキトがナースデッセイ号を操ってダーゴンと会話しながら戦っている。ただ、暗黒に染まってしまったダーゴンを助けることは出来ず、ダーゴンはヒュドラムに続いてカルミラに吸収されてしまう。
そしてユナによってエタニティコアへと到達したカルミラはコアを暗黒に染めることで自らが邪神メガロゾーアに変化した。
<ツッコミどころとは言わないが、敵側のまともなキャラが狂わせられてしまうというのは90年代のアニメの定番で、この脚本は浅すぎる。> |
|
|
|
|
ねんどろいど トランスフォーマー メガトロン |
|
|
|
|
08 |
映画 |
ラストナイト・イン・ソーホー(2021) |
ファッションデザイナーを夢見てロンドンのデザイン学校に入学したエロイーズ(マッケンジー)は、寮での生活に馴染むことができなかったので、ソーホー地区で下宿生活を始めることにした。その晩から夢の中で60年代のソーホーのこの部屋で暮らしていたサンディ(テイラー=ジョイ)という歌手志望の若い女性になっていた。サンディの身体を通して華やかな60年代のロンドンを味わい、楽しい日々を送るようになるエロイーズだったが…
実はこの作品についてほぼ全く事前情報を入れてなかった。直前になってこの作品がライト監督のものだと知ったので慌てて観に行った。
でも事前に情報入れてなかったのは大正解。最初から最後まで本当に楽しめた。
これはモロに私のツボだった。私の大好物なのは悪夢をテーマにしたもので、しかもホラーにならないものというかなりニッチなツボがある。ニッチなだけにさほど多くないのが難点で、そう言う作品を探し当てるととても嬉しくなる。
そんなツボに見事はまったのが本作。大好物も大好物。実に良い。
最初の設定だけで充分良いのだが、記憶と今の二人が次々に変わる演出も素晴らしい。瞬時に変わるあの演出はてっきりCGを駆使してるのかと思いきや、鏡を使ったアナログな特撮だと知り、余計愛おしさが増した。過去の亡霊が襲ってくるシーンはだいぶ怖いが、これも怖いと言うよりは存在感だろう。あの亡霊達の真実が分かるシーンなんかは『シックス・センス』(1999)を思い起こさせるが、むしろこれはそのオリジナルである『恐怖の足跡』(1961)の方が演出的には近いか?オチの付け方も似てる。
あと、多少強引なところもあるが、ストーリー展開も良い感じ。少なくとも最後の真相は意外で、まさかこの人が?というところで驚かされた。素直にその驚きは賞賛になる。
とにかく全般的に質が大変高い。元々ライト監督作品は好みに合うものが多いが、これはその中でもかなり高い好感度である。
それでも点数が最高点に達しないのは、ストーリーの強引さがちょっとひっかかったことと、キャラがはまってないように感じたこと。主人公を含めてもうちょっとはまるキャラがいたんじゃないかな?あと、これは重要だが、60年代のブリティッシュオールディーズが全く分からなかったという自分自身の問題。これが分かっていれば絶対はまっているはずなので、もどかしくて。 |
|
|
|
4話 |
逃げたリアンを捕まえるため、大勢のゲルフリン族の戦士達が彼を追っていた。その混乱の中、ディートは牢に侵入し、半ば無理矢理ハップを救い出すことに成功していた。一方、城の中に秘密の部屋を見つけたブレアはそこにあった謎を解き明かし、守護者ロアを目覚めさせた。
オーグラを含め、四者四様の冒険が展開。オーグラは聞こえなくなったトラの歌を取り戻すために旅をしているが、そこで旧友の弓使いと出会い、トラの大地に耳を澄まさねばならないとアドバイスされる。
リアンは複数の追っ手がかけられ、ゲルフリン族の王女タヴラと城の護衛官でガージンの妹ナイアに同時に見つかってしまう。そのどちらが身柄を確保しようかといがみ合うことになった。そこで全員にリアンの記憶を見せ、ようやく誤解は解けたが、今度はスケクシス族のハンターに追われることになり、父を殺された上に捕らえられてしまう。
ブレアは城の中で秘密の部屋を発見し、そこでの謎を解くことで、封印されていた石の怪物ロアを復活させた。その謎とはトラの民族は皆同じ立場にあると言う事実をことで、これまで偏見で人々を観ていたことを思い知らされる。
ディートは首尾良く友人のハップを救い出していたが、逃げている間にリアンがスケクシス族のハンターに追われている光景を目にする。
前回と同じく四人の主要キャラで関わるのはリアンとディートの二人。だが全員が少しずつ前に進んでいるようでもある。
<スケクシス族の食事の様子が描かれるが、生き物を生のまま食う描写はかなり気持ち悪い。
日本語吹き替えではナイアはガージンの姉となっているが、字幕だと妹になってる。> |
|
|
|
|
02 |
映画 |
るろうに剣心 最終章 The Beginning(2020) |
動乱の幕末。新しい日本を作ろうと青雲の志に燃える緋村剣心(佐藤健)は長州藩のリーダー桂小五郎を訪ね、そこでその腕を買われて討幕派の暗殺者として雇われる。それ以降多くの人間をその手にかけ、人斬り抜刀斎の異名を持つほどとなった。そんな中、人斬りの現場に偶然居合わせた若い女・雪代巴(有村架純)と出会う。いつしか二人は惹かれあい、剣心は彼女に癒やしを求めていくようになっていった。
『るろうに剣心 最終章 The Final』と並行して作られた緋村剣心の過去の物語。多数のキャラが出演して演出も派手だった『The Final』と較べ、だいぶ落ち着いた感じの作品になった。ただ派手さはないが、しっとりした雰囲気と人間関係に力が入っている分、見応えはこちらの方が上。レビューでも書いたが、ストーリーの薄さが気になっていた『The Final』と較べるとストーリーの良さが出ている。むしろ『The Final』なんか作らずにこっちの方に集中しても良かったくらい。
本作の良さは歴史とちゃんとコミットしていることで、人斬り抜刀斎が何故誕生し、そして何故彼が必要だったのか。時代の要請として彼の存在がある事を丁寧に描いていたことにあるだろう。
時代の激流の中に自らを置いた剣心が、自分自身の存在意義について考え直し、抜刀斎ではなく緋村剣心として生きるに至るまでの葛藤もちゃんと描けているのも好感度高い。
少年時代の剣心は、幕末という歴史的な出来事を前に、自分に何が出来るのかを考えて自らの力を役立てたいという思いで長州の桂小五郎に会う。そこに自分の考えはなく、誰かに使ってもらうことによって存在意義を示そうとしていた。そこで与えられた役割は人斬りだったが、自分は道具であると割り切っていた剣心は与えられた任務をただこなしていた。人斬りも任務として割り切っており、感情を排して人を人として見ないように心がけていた時代である。だが実際は自分が斬ったのは人間であり、そこには感情も家族もある。それを見ないように心がけてはいたが、否応なくその光景を目の当たりにさせられる。そこで徐々に剣心の心は削られていった。
そんな時に出会ったのが雪代巴という女性だった。剣心が人斬りであることを知りつつ、彼を支えようとした巴に触れることで剣心の心は変わっていく。削られた心が癒やされ、人斬りではなく人として生きる選択肢が提示されたのだ。
ただ生真面目な剣心は、これまで人斬りとして幾多の殺人行為を行ってきたため、良心が頭をもたげてきて自己嫌悪に転換してしまう。人として生きる事は出来ないと思い知らされることで何も出来なくなってしまった。
全く動きはなかったが、その間のモラトリアムの時間こそがこの作品の最大の見所だった。巴の献身的な看病で心が少しずつほぐれていくが、ほぐれていけばいくほど自己嫌悪に陥るばかり。この時間は彼にとっては拷問のような時間である。この辺りの葛藤をしっかり描けたことが本作の良さになっている。
皮肉な話だが、巴の裏切りこそが剣心を生かす理由になっていく。そこから抜刀斎は一人の人間として償いのために生きる事を選択するのだから。
本作は派手さは少ないが、心理に踏み込んだかなり深い作品になっていて好感度は高い。
問題があるとしたら、佐藤健が成長してしまったという事だろう。一作目の『るろうに剣心』よりも前の話なのに、剣心が凄く老成してしまっていたので、それがとてもちぐはぐになってしまったという点だろう。こんなに渋めの演出させなきゃ良かったのに。 |
|
|
読書 |
蜘蛛ですが、なにか?4
エルロー大迷宮に陣取る主のクイーンタラテクトを倒すために、“私”は並列意思をクイーンタラテクトに送り込み、長期間にわたって精神攻撃を行い、自らは身を隠すために迷宮を出る。だが迷宮から出られて自由を手に入れたと思った矢先、なんとクイーンタラテクトまで地上へと出てきてしまい、更にクイーンタラテクトの生みの親であるオリジンタラテクト“魔王”まで現れてくる。
メインの“私”の物語は順調にマザーを倒すところまで来たが、今度は最強の敵にして主人公の祖母に当たる魔王が登場。一方人間側の主人公シュンはエルフと同盟を組むが、他のファンタジー作品と本作ではエルフ描写にだいぶ違いがある感じも。
あと、分かっていたとはいえ、蜘蛛の物語が15年前である事が本巻ではっきりと示された。 |
|
|
|
|
ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー |
<A> |
<楽> |
|
|
|
|
|
|
01 |
|
読書 |
サイボーグ009 6
ブラックゴーストの追跡を逃れ、日本に潜伏していたギルモア博士とサイボーグたち。だが彼らの思惑を無視するようにサイボーグによる犯罪が連続して起こる。火の粉を払うように関わって行かざるを得ないジョーをはじめとする仲間達。
今巻は00ナンバー誕生編の後半。連続した話で、人間の形をしていない0012と、おそらく最強のサイボーグである0013の登場回。どれだけ強くても人間の感情を持つ以上、サイボーグには必ず弱点があるが、同時にロボットでは強くなれないという事実もまた描かれていく。 |
|
|
|
|
|