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30 |
映画 |
La maison ensorcelée(1906) |
ある嵐の夜、二人の男と一人の女が森の中にある一軒の家に立ち寄る。だがこの家は呪いの家で、彼らの眼前で次々と異変が起こっていく。
映画においては先進のフランスの作品で、英語では「ゴーストハウス」。「呪われた祭壇」という訳もある。
これは初期の特撮作品だが、実写での人間の出演は最低限。後は基本的にクレイアニメで展開していく。特撮なのかアニメーションなのか、ちょっと分かりづらい作品でもある。
幽霊が住む家ではなく、家そのものが幽霊だったというオチはなかなか人を食っていて、面白い設定の作品だった。これをちょっと発展させてやると大林宣彦監督の『HOUSE ハウス』(1977)になる。ひょっとしたら大林監督、これ観てたのかな?
本作はそれなりに有名な作品らしく、『ババドック ~暗闇の魔物~』(2014)でもシーンが引用されていた。 |
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42話 |
猿原真一の家に荷物を運んできた桃井タロウだが、何故か真一とはるかとつよしが家族になっていた。混乱するタロウを閉め出し、家族団らんを始める三人。実は三人は悪質な詐欺師を撃退するために一芝居打っていたのだ。
敵は秘密鬼。詐欺師の亀井勉が正体ばれた時点で変化したヒトツ鬼。ハート型の爆弾や緑色のブーメラン、青い弓矢、赤い鞭で攻撃してきた。そして秘密鬼ング。ゴレンジャーハリケーンのようなボールを使って攻撃する。
詐欺師撃退のためにみんなで嘘の家族を演じるドンブラザーズの面々。桃井タロウだけは嘘がつけないためにつまはじきにされていたが、そもそも全員演技下手なため、支離滅裂状態になってしまったが、幸い詐欺師を騙すことは出来たようだ。詐欺師はインチキ霊能者で、悪霊払いに来たと言っていたが、ドンブラザーズの面々を悪霊そのものと思い込むようになっていく。関わってはいけない人たちに関わってしまった可哀想な人間にも思える。結局ストレスのあまりヒトツ鬼になってしまうほどだった。
オープニングで「最大の戦いが近づいている」と言っていたが、これのどこが最大だ?
一方では、ムラサメが犬塚翼のものになったことについてソノイ達が危機感を覚えつつある。これは何かの伏線なのか、それともまっっったく何も考えてないのかは不明。後者である可能性が高い。
<詐欺師と分かっている人物がそこをうろうろしてる時点でおかしい訳だが。
真一がジロウに状況を説明する際、「うんぬんかんぬんで」と言っていた。「でんでんかんぬん?」じゃないのか?
タロウを見かけたジロウは「タロウ兄さん」と言っていた。お前は80か?> |
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JADATOYS ユニバーサル モンスターズ アクション フィギュア ドラキュラ |
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28 |
読書 |
あなたと原子爆弾
作られ始めた原子爆弾に対して一般市民である自分たちに出来る対処法を考察する。
オーウェルの時代に原子爆弾の開発が始まったという事実にちょっと不思議な感触を覚えるが、生きた時代を考えると、確かにその時代に重なっている。大変恐ろしいものとして原子爆弾を考えているのが分かるが、今の自分たちが大分麻痺してるのではないか?という思いにもさせられてしまう。 |
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2話 |
連邦政府が作り上げた最初のギャラクシー級宇宙船はかつての探査飛行船の名を冠したU.S.S.エンタープライズ号NCC-1701-Dと名付けられた。その艦長に就任したジャン・リュック・ピカードは最初の任務に出発する。新しいクルーを乗船させるため、既に探検された宇宙の端にあるデネブ4号星へと向かうが、その途中、突然エンタープライズ号の中に「Q」と名乗る男が現れた。
「スター・トレック宇宙大作戦」から80年後を舞台にした新生スター・トレックの第一回目の話となる。この話だけで一時間半もあって、映画一本分もある。基本的には会話で終始するのも本作っぽくって良し。
最初から一筋縄ではいかない物語となっている。前半は人類を遥かに超えた宇宙知性体との遭遇と彼によるいかさま裁判が展開する。宇宙の中で中世の裁判っぽいセットが作られて、無理矢理裁判を受けさせられてしまう。クルーが次々と有罪とされてしまう中、ピカードは相手の言質を取って、裁判の延期に持ち込む。
Qの監視下で目的地であるファーポイントへと向かう。そこで副官のライカーと医療班のクラッシャーと合流するのだが、そこで惑星が攻撃されているのを目撃することになる。その戦いに介入するかどうかと言うのが物語の肝となる。勝手についてきたQは宇宙船を攻撃しろとささやく。だが一方的に惑星に攻撃してきたのは一見宇宙船に見えたが、実はそれ自体が巨大生命体で、自分の同胞が捕らえられているのを取り返しに来ただけだった。惑星の住民は攻撃を受けたから宇宙船を攻撃しろと言うが、ピカードはあくまで状況をしっかり観ていたため、危機は回避された。
最初から超知性体と超巨大宇宙生物の両方が一緒に出てくる話で、話はとても大きいが、ちょっと盛りすぎたかな?ただ、Qはまだ
エンタープライズ号のクルーの紹介も兼ねているため、今回はメインキャラの個性を良く出しているし、エンタープライズ号の新ギミックである分離もちゃんと行っている。観た感じ、ピカードが交渉を行い、アクションは副長のライカーが行うよう役割分担が出来てるみたいな印象有り。ややピカードは融通の利かない頑固者っぽく、ライカーは微妙に無謀な感じ。他のクルーも個性的で、アンドロイドや「スター・トレック宇宙大作戦」では宿敵だったクリンゴン人の乗組員までいる。
物語はともかく、「帰ってきたな」としみじみ思わせてくれる演出がとても嬉しい。
ゲストとして提督となってるレナード・マッコイが登場。ただし既に137歳のすっかり老人で、非常に気難しくなってた。
<まさに攻撃を受けている都市にいながらのんびり通信してるライカー。肝が据わってるというより、危険に対して鈍感すぎないか?データもいるのに何にもしようとしてない。> |
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銀幕に愛をこめて ぼくはゴジラの同期生(2022) |
<A> |
<楽> |
宝田明 |
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26 |
映画 |
ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー(2022) |
数ヶ月前。ワカンダ王国の若き王ティ・チャラ(ボーズマン)が病によって崩御した。妹で科学者のシュリ(ライト)は兄の病気を治すために奮闘したが、それも虚しく兄を死なせてしまい、以降無気力に陥ってしまった。ワカンダは母である女王ラモンダ(バセット)によって治められることとなったが、ワカンダにしかないヴィヴラニウムを巡り、世界各国が圧力をかけてきていた。そんな中、ある国が特殊なヴィヴラニウム探知機を用いて、海底にヴィヴラニウムの鉱脈がある事を発見する。しかしその直後、その船は何者かに襲われて沈められてしまう。そのニュースはワカンダにももたらされ、ワカンダ以外にヴィヴラニウムがあるという事実。そしてヴィヴラニウムの探知機があるということが大きな問題となった。ラモンダ女王は、探知機を作った人物を探すようシュリと護衛のナキア(ニョンゴ)に命じるが、シュリが探し当てたその人物は、まだ幼さの残る大学生の女性リリ(ソーン)だった。
『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』で鮮烈なデビューを果たし、『ブラックパンサー』でシリーズ最高興収をたたき出したチャドイック・ボーズマン。彼を主役にした二作目が待たれていた矢先、突然の訃報が駆け巡った。次世代スターとして期待度が高い俳優だっただけに本当に残念な話だった。
それで待たれていた続編だったが、ボーズマン抜きにどう作るかが注目された。
一番可能性が高いのは、代役を立ててそのままブラックパンサーを続ける事だろう。実際、MCUでも『インクレディブル・ハルク』(2008)のエドワード・ノートンが降板してマーク・ラファロになったという経緯もあるので、それを踏襲しても良かった。
しかし実際に出来たのは違っていた。ボーズマンの死を受け、そのまま劇中でもティ・チャラが死んだことにしてしまった。現実世界が作品にまで影響を及ぼすとは驚きだ。
しかしこの場合、大きな問題が生じる。他でもない前作『ブラックパンサー』で、王位継承に必要なハーブは全滅しているのだ。ハーブによって祖先達と逢わなければ王位を継承できないという設定がここで枷となる。
しかしそれを逆に用いたのが面白い。
『ブラックパンサー』時点で王位継承が可能な人物がたった一人存在した。他でもないティ・チャラの妹シュリである。天才科学者である彼女の力を持っても合成できなかったハーブを合成させることを目的の柱の一つに据えた。
そして海からやってくる強大な敵を設定し、彼らとの戦いと、その果てにあるものを描く。この海の民は実はワカンダの民と接点があり、どちらもヴィヴラニウムの力によって、通常の人間の社会よりも科学進歩(あるいは肉体的な変化)が早かったという設定となり、ヴィヴラニウムという非常に重要なアイテムをもう一つの柱に据えることが出来た。
更にもう一つ。これによって次世代のMCUヒーローがそろそろ出そろうことになった。『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)で一度完結したMCUだが、そこで活躍したヒーローを刷新することが現在行われている。これまでに『ブラック・ウィドウ』(2020)で二代目ブラック・ウィドウ、、『シャン・チー テン・リングスの伝説』(2021)でシャン・チー、『エターナルズ』(2021)でエターナルズの何人かの生き残り、、『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)でアメリカ、『ソー:ラブ&サンダー』(2022)で二代目(三代目?)ソーのラブが登場している。そして本作で二代目のブラックパンサーと、リリが登場した。このリリという女の子は結構重要なキャラで、実は原作では二代目のアイアンマンである。あとはテレビシリーズのヒーローも合わせると、前フェーズを越える数のヒーローが揃ってくれた。そのお目見えという意味もある。
更に、前作『ブラックパンサー』のヒットは、往年のブラックスプロイテーションを彷彿とさせたが、それはこの世界の中ではリベラリズムがちゃんと育っていることの証拠でもある。本作でシュリが主人公となったことで、女性主人公が普通にヒーロー作品に入り込むことになった。黒人女性が主人公ヒーローとして戦うというのはとても画期的な出来事ともなる。
そう言う意味で、本作は非常に多くの意味合いを持ったもので、作品単体としても、MCUの一本としても重要な位置づけにある作品と言える。
そうなると肝心なストーリーと敵についてなのだが、これについてはちょっと今ひとつ。敵の強さや科学力、異質さ等は丁度良い具合だが、ストーリーが些か単純すぎたところが気に掛かる。MCUの次のフェイズを目した作品だけに、敵があまりに他のヴィランと関係なさ過ぎるのも、後に続けにくい。海からではなく宇宙からだったらかなり次の期待感が高まっていたのだが、敢えて海にこだわる理由はなんだろう?お陰で空中戦がとても見劣りするものになってしまった。演出面は良いところも多いのだが、もう少し見せ場に気を遣って欲しかったかな?
ラストシーンは賛否両論あるだろうが、私はあれで良かったと思う。これでシュリは子どもを作るという義務から離れるので、もっと思い切ったことが出来るはず。少なくとももう一作はシュリ主人公のブラックパンサーが観たい。 |
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16話 |
ゲームマスターであることを明かしたギロリは勝ち残った景和と祢音に、英寿のギーツを倒すことがデザ神となる条件であると言う。二人とも戦いたくはないが、自分の理想を叶えるため、そして戦わねばゲームが終わらないと言われて戦いに身を投じる。
敵は仮面ライダーグレア。ギロリではない他の人物が変身した仮面ライダーで複数体でギーツを追い詰める。その上でギロリ自身が変身したグレアが現れた。
デザイアグランプリ延長の最終戦は仮面ライダー同士のバトルロイヤルだが、正確にはギーツだけが標的で、残ったタイクーンとナーゴが挑むという話。躊躇する二人に隠れてギロリ自身がギーツを倒そうとしている。
圧倒的優位に立つギロリの手のひらの上で踊るだけ…と思ったら、意外な展開を見せる。祢音がデザイアグランプリのスポンサーである実家の鞍馬家の父親に告げ口したことで、逆に運営からギロリが粛正されてしまった。
最後に明らかになったのは、デザイアグランプリは世界を守るためではなく、リアリティショーであり、大勢の観客によって観られていたということ。これまでの設定が崩れてしまった。ちなみに今回のデザイアグランプリは勝者なしだったことから、これからも英寿、景和、祢音の三人はこれからもプレイヤーとしてゲームに参加し続けることになるらしい。
戦いの中で景和も成長しており、理想を下敷きに立派なことを言うようになった。ビルドゥングスロマンとしてもしっかり作られているのは好感度高い。
前回退場した道長は死んでいなかった。どうやらゾンビバックルの多用によって死に耐性がついてしまったらしい。意識がないままジャマーガーデンに出現して、そこの農夫によって引き取られる。
そしてラストシーンで謎の人物として鈴木福が登場してる。劇場版『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』では石ノ森章太郎やってただけに、かなり特別な役割を果たす感はある。 |
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混淆する戦前の映像文化: 幻燈・玩具映画・小型映画(2022) |
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福島可奈子 |
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25 |
読書 |
うちの会社の小さい先輩の話5
コンペのお礼も兼ねて先輩と二人で遊園地に行くことになったが、やはり行く先々で細かいトラブルばかり起こっていく。そんな中で、先輩の方の態度も大分変化していく。
主人公自身は既に先輩の方が大好きなのだが、先輩の方が自分の気持ちにこれまで気がついてなかったというオチから始まり、距離が縮まっていくという話になる。同僚によれば、二人の恋愛は小学生レベルか中学生レベルだそうで、その辺が自然と読ませる要素なのかもしれん。 |
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41話 |
脳人の面々は、サンタクロースになって子ども達にプレゼントを配ることになっており、今年はソノイ達がその当番に当たっているという。サンタが何者か分からないというソノイに喫茶どんぶらのマスターが、サンタと知り合いだという。
敵は光鬼。サンタクロースが変化したもので、要らないものや嫌がらせのプレゼントをみんなに配っている。
クリスマスらしいサンタクロースの話なのだが、肝心のサンタクロースがヒトツ鬼になってしまったので、それを更生させることが目的。子ども達に愛されなくなったことでひねくれてしまった。
相も変わらず脳人とドンブラザーズの決戦をやってるのだが、ほぼレクレーションみたいなもので、常に痛み分けで年中行事と化している。日によっては勝負どころか喫茶どんぶらで普通にくつろいでたりもする。
てっきり自分に気があると思い込んでソノニにちょっかいをだす真一が、常に撃退されてしまう。やってることは昔のラブコメみたいだぞ。
戦いの中ではイヌブラザーがムラサメを呼べるようになって普通に使いこなしているが、ムラサメは他のドンブラザーズを観ると戦おうとしてしまう。ムラサメは更にパワーアップしており、徐々にドンブラザーズを追い込み始めた。
サンタクロース役は螢雪次朗だった。久々に観たよ。
<サンタクロースの正体は脳人だというのがキーワードなのだが、肝心の脳人がサンタを知らないというところで話が破綻してる。> |
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23 |
映画 |
不思議の国のアリス |
森の近くで遊んでいたアリス(クラーク)は、タキシードを着込んだ大きな頭のウサギが走っているのを発見し、不思議に思って追いかけてみたところ、小さなドアを発見する。そのドアを通り抜けようとするのだが…
イギリス産の童話である「不思議の国のアリス」の初の映画化作品。時間にしては10分弱という短いものだが、ふんだんに着ぐるみを用いてお祭り騒ぎのような作品に仕上げている。一応特撮も用いているが、流石に技術的にはまだまだで、特撮では対応できなかった部分などはストーリーを変えることで対処している。
おそらくはあらかじめ原作を知っている人向きに作られたものだし、音声も無いため、観ながら頭で補完していかないと訳が分からなくなると言う問題があるが、それは裏返すと、映画が物語性というものを持ち始めたことの証拠でもある。
その意味では映画における記念碑的な作品だとも言えるだろう。 |
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15話 |
思わぬ英寿の離脱があったものの、デザイアグランプリは継続され、景和、祢音、道長の三人は最終戦へと臨む。一方デザイアグランプリの記憶を失った英寿は、この世界での栄華を満喫していた。
敵はラフレシアフォートレスジャマト。植物型のジャマトで、今回のデザイアグランプリのラスボス。巨大な城型のジャマトと共に現れた。そしてルークジャマトがパワーアップして現れた。
今回のデザイアグランプリの最終戦は第1話の時と同じ攻城戦。しかしギーツ抜きでは全く敵わず、最終的にギーツの復活がキーとなった。
英寿は自らが消えることをあらかじめ見越していて、復活するための方法をメモにして残していたという用意周到さ。第一回目のデザイアグランプリの望みが生きている限りデザイアグランプリに参加し続けるというもので、それに従って再挑戦が可能となった。
自分自身のために残しておいたメモにしたがって戦いの渦中に現れ、道長のバックルが託される形でギーツ復活となった。結果、たった一人でラスボスまで攻略してしまった。
バッファは全く敵わない強大な敵に単独で突っ込んで返り討ちにされてしまった。消滅しているけど、これで道長は死んでしまったのだろうか?
景和が戦っている中、ルークジャマトがこれまで死んだプレイヤー達の言葉を言うようになったことに気づいている。離脱した仮面ライダー達の意識が何らかの形でジャマトにフィードバックされているようだが、今のところこれがどう話につながるかは分かってない。
ギーツの活躍でラスボスは倒したものの、ゲームクリア画面は出ず。ゲームマスターである事を明かしたギロリは新たなゲームを宣言している。どうやら三人のライダーによるサドンデスゲームらしいが、考えてみると、全員失格者ばかりだ。 |
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池谷仙克アートワークス(2022) |
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池谷仙克 |
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21 |
読書 |
続・終物語 化物語18
高校を卒業し、あとは大学合否の発表を待つばかりとなった“ぼく“ぼく阿良々木暦は、朝に顔を洗っている時に、突然鏡の中に引きずり込まれてしまう。現実とは色々異なるこの世界で、この世界の事情通である八九寺真宵から、暦の存在自体が世界を混乱させると知らされ、一刻も早く現実世界に戻ろうとするが…
前巻で一応の決着を見せたが、次のフェイズに移る前に、とにかく一本でっち上げたと言った感じの作品。これまでの作品の中で最もまとまりがなく、何が何だか分からないうちに終わってしまった。一応今巻で臥煙遠絵が初登場しているが、それだけのために描いたのか? |
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22話 |
GUTS-SELECTのムラホシ隊長の元にアガムスからホットラインが入った。直接会談をしたいというアガムスの言葉に、二人だけの会談を了承する。
敵は有翼怪獣チャンドラー。GUTS-SELECTを全滅させるためにアガムスが呼び寄せた怪獣。ハネジローのGUTSグリフォンに粉砕される。そして電脳魔人テラフェイザー。スフィアを取り込んでパワーアップしたが、ダイナミックタイプとなったデッカーと相打ちとなった。
アガムスの故郷バズド星の滅亡が語られる。未来の地球人の宇宙船がバズド星に不時着したことが原因でバズド星がスフィアに襲われたことを恨みに思っていたからだという。それだけだと逆恨みとも言えるが、バズドの科学者であったアガムスはスフィアと戦えると思いこんで対策をしたらそれが失敗してバズド星が滅んでしまったので、自分自身を滅ぼすために戦っているとのこと。
宿敵であるはずのスフィアの力も取り込んで地球を滅ぼそうとするアガムスの姿はかなり本末転倒になってる。
そしてラスト。変身解除したカナタの姿をソウマが目撃してしまい、破壊されたテラフェイザーから記憶を失ったアガムスが現れる。
<オープニングでバズド星の描写があるが、完全に地球のものと同じ。異星ということをすっぱり無視してる。重要なのは本編なので割り切ったな。
ムラホシ隊長を呼び出したら、そこにはGUTS-SELECTの面々が周囲を取り囲むことを予測していたアガムス。予測は当たっていたけど、TPUの組織ってGUTS-SELECTだけではないんだけど。> |
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19 |
映画 |
映画を変えた削除シーン |
第1位 |
ブレードランナー |
ガフがユニコーンの折紙を遺したシーン。 |
第2位 |
スター・ウォーズEP6 |
ヨーダとオビ=ワンがダース・ベイダーの正体を明かさない理由を語るシーン。 |
第3位 |
エイリアン2 |
リプリーの目覚めが57年後だったことを知らされるシーン |
第4位 |
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 |
フラッシュバックシーンの削除 |
第5位 |
遊星からの物体X |
ラストシーン以降で一人生き残っているシーン |
第6位 |
インディペンデンス・デイ |
マッキントッシュでハッキングするのを削除しようとした |
第7位 |
エイリアン |
エイリアンのライフサイクルを描くシーン |
第8位 |
ターミネーター |
サラがサイバーダイン社を破壊しようとするシーン |
第9位 |
アイ・アム・レジェンド |
ダークシーカーズが仲間を助けようとするシーン |
第10位 |
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
ヴォルデモートが呪いをかけるシーン |
第11位 |
スーパーマン2 |
スーパーマンが北極で捕らわれてしまうシーン |
第12位 |
ターミネーター2 |
ジョンがT-800の心があるのかと尋ねるシーン |
第13位 |
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 |
サルマンの死のシーン |
第14位 |
シャイニング(1980) |
ホテルのオーナーが悪人であることを示すシーン |
第15位 |
キル・ビル Vol.2 |
師匠を殺すビルのシーン |
第16位 |
アビス |
ディレクターカットの津波のシーン |
第17位 |
X-MEN:ファースト・ジェネレーション |
プロフェッサーXとマグニートーの和解シーン |
第18位 |
アイアン・ジャイアント |
ロボットの軍隊が登場するシーン。 |
第19位 |
マイティ・ソー |
S. H. i. E. L. D.の他にSWORDという組織があることが明かされるシーン。 |
第20位 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー |
ドクが雷実験の際警官に賄賂を渡すシーン。 |
第21位 |
レオン |
レオンがマチルダに銃の撃ち方を教えるシーン。 |
第22位 |
ウルヴァリン:SAMURAI |
ウルヴァリンが黄色と茶色の新しいコスチュームを手渡されるシーン。 |
第23位 |
ゲット・アウト |
催眠術によって喫煙習慣を除去するシーン |
第24位 |
プラダを着た悪魔 |
ミランダが夫を諫めたアンディに礼を言うシーン |
第25位 |
ヒットマンズ・レクイエム |
グリーソン演じるケンのフラッシュバックシーンがなくなったため、ケンは単なる暴力的な男になった |
第26位 |
IT(2017) |
オープニングシーンで紙のボートのシーンがもっと長かったし、物理的には起こらない動きもあった |
第27位 |
ターミネーター3 |
T-800のパワーアップを行うシーン。 |
27 best deleted scenes that completely change the movie |
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読書 |
パタリロ!28
政変によって小国を掌握した大統領がイギリスを訪れ、バンコランはその警備を任せられる。実はそこには確実に任務を遂行するという謎の人物デュモンに狙われているという情報が入ったのだ。どこから何者が襲撃するのか分からないストレスを抱え込む中、又してもやってきたパタリロがバンコランの周囲を引っかき回す。
基本は短編の連続だが、この巻ではデュモンという新しいキャラが登場する。依頼遂行率100パーセントというキャラで、依頼を受け殺し屋をやったりもするが、自身も愉快犯的な泥棒をしたりして、色々動かしやすいキャラのようだ。まだまだこのキャラは出てきそうな感じ。 |
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CCPミドルサイズシリーズ 初代ゴジラ 劇中 Ver. 完成品フィギュア |
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映画 |
すずめの戸締まり(2022) |
2023年。九州の静かな町で暮らす17歳の女子高校生岩戸鈴芽は、ある日の登校中に、廃墟を探しているという不思議な青年を見かける。その青年宗像草太のことが気になり、自分も廃墟へと向かう。そこで見つけたのは廃墟の中にぽつんと立つ一つの扉だった。その扉には微かに記憶があった鈴芽は思わずその扉に手を伸ばす。
新海誠監督の最新作。これまで『君の名は。』、『天気の子』と大ヒット作を連発したが、本作を含めてこの三作はどれも災害を扱っているため、ディザスター三部作とも言われる。
『君の名は。』は隕石落下。『天気の子』は大雨と、どちらも確かに天変地異の話だが、どちらも完全なファンタジーとして捉えられる作品である。それで全く問題ない。本作もそれに則って作っても良かったのだが、本作はそうでなかった。
本作が扱うのは地震。しかもファンタジーでは無い。本当に2020年代における、過去の地震のことである。勿論それは当時生きていた人間なら誰でも知ってる。東日本大震災をテーマにしたということ。前の二作とは異なり、本作はリアリティに溢れたものとなった。
このリアリティという部分がとても重要となる。
元々新海誠はファンタジックでSFチックな作品を作り続けていたが、それは例えば男女の普通の恋愛関係から大きな事件に関わってしまうとか、知らず大きな陰謀に関わってしまうとかいうものであり、いわゆる「セカイ系」と呼ばれる一連のSF作品の延長にあるものと見られてきた。事実『君の名は。』や『天気の子』もその文脈で語られるべき作品だった。隕石とか東京が水没する天変地異とか、そりゃ確かにあり得ない話だからそれで良い。
しかし地震はどうだろうか?
地震はあまりにも身近なものだ。現に月に一回か二回くらいは揺れを感じることがあるし、週に一度くらいはテレビで緊急速報が入る。そんな国に住んでいるのだから、当然地震は身近なものとなる。更に言うならば、この身近さというのは2011年の東日本大震災あってのものでもある。あの地震で日本は本当に大打撃を受けた。死者の数もそうだが、津波によって町が潰される様子をテレビを通して見せられたりしたし、なにより原発事故があまりに大きなダメージを与えた。
あれから10年が経過したが、10年だとまだ記憶は風化していない。未だにダメージは残っているし、未だ鮮明な記憶を持つ人も多い。
そんな中でこの作品が作られたのは大きな意味がある。
これまでファンタジーの世界に限定されていた新海作品が、はっきり現実に向かって足を踏み出した瞬間だった。
この意義は思った以上に大きい。これまでも東日本大震災について描いた作品は実写では数多くあるし、アニメでもそのオマージュを持つ作品は出ていた。それらはそれぞれの監督の強い思いを込められた作品なので、悪いことは言いたくないのだが、思いが強すぎてエンターテインメントとはずれてしまう。そもそもそんなものをエンターテインメントにするなと言われそうだが、映画として観られる作品であると言うことは結構大事なこと。
しかし新海誠という最大のヒットメーカーがこれを作った事で、東日本大震災が新しい段階に入ったことを示している。ようやく震災が映画として描かれるようになったということを示す。これに踏み切ることで非難が来るかもしれないし、大規模なネガティブキャンペーンが張られる可能性だってあるのだ。それを今なら出来ると判断した監督の目は確かなものだ。
自ら現実世界に足を踏み出しただけでない。日本が東北大震災をようやく消化し始めたことを示すことが出来たのだ。とても重要な意味を持つ。
これだけで本作が2022年の映画の中で重要な意味合いを持つことは明らかだろう。
これだけで充分…とは言えないか。作品自体についても書いておこう。この作りはかなり巧さを感じさせる。
一つ目が構造。アニメーション映画の場合、クライマックスシーンをどこに置くか、そして最も派手なシーンをどこに置くかは重要な要素である。通常どちらも同じで、後半に置くことが大部分である。それが同じ事もあれば、戦いの後での人間関係をクライマックスに置くこともある。
しかしこの作品で最も派手なシーン具体的には東京の壊滅を防ぐシーンを本作では中盤に持ってきた。派手な見せ場は作るけど、それがクライマックスではないというところが面白いが、これは監督のチャレンジだった。この定式に則ってないクライマックスの持たせ方は、本当に監督が語りたかったことがエンタメ寄りでは無かったということを示している。それで最後にもう一つ監督が伝えたかったことは、人のふれ合いについてだった。ここで描かれるのは、10年前の震災に巻き込まれて行方不明になった母親との決別であり、更にこれまで自分を育ててくれた伯母への感謝を描く。ここで巧みなのは、亡くなった母に対しては、直接ではなく思い出として、ふれ合いを演出し、叔母に関しては本音を吐露し合った上で受け入れ合っている描写からも分かる。ちゃんと一人一人個性をもって対処しているし、納得いくようにきちんと説明されている。人間描写がかなり上手くなってる。
上手くなってると言えば、封印の要石である猫のダイジンの描き方も面白い。最初に出会った時の対応が悪くて、てっきり悪人のように思わせるのだが、それが徐々に変化していくのも面白いところだった。実はダイジン自体は悪気は全くなく、すずめのことが好きなだけだった。次に地震があるところまでわざわざ先導して場所を教えてくれているし、一切危害を加えることもない。そしておそらくすずめが旅の先々で出会う人たちもダイジンによって性格の善い人が選ばれていたようである。偶然からあんな気持ちの良い人ばかり出会うはずもない。一見都合の良すぎる物語に見えるけど、実はダイジンによって誘導されている。観てる側はそれが徐々に分かっていくのだが、劇中のすずめはそれになかなか気づかない。そのずれがなんとも面白い。
全般的にとても巧く作られた作品だし、これだけしっかりしたテーマを持っているのはたいしたもので、新海誠作品の中では最高峰と言って良いだろう。
強いて言うなら、設定についてもう少し説明してもらいたかったかな?ダイジンはなんでその名前になったのか、要石になった理由、サダイジンとの関係など色々説明しないままだし、扉のメカニズムも流されてしまってる。どこかで説明あっても良かったと思うんだがな。
新海監督の最高峰ではあるが、作品自体はもう少しあったら完璧。僅かながら足りてない感じ。 |
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40話 |
はるかは姉に勧められて車の免許取得のために自動車学校に通っていた。失敗続きだったがようやく路上教習にまでこぎ着けた。
敵は未来鬼。鬼頭はるかの自動車学校の教官武藤がムラサメとはるかの戦いを見て混乱した末に変身した。そして未来鬼ング。時を戻す力を持つ。
話は鬼頭はるかと犬塚翼の二つで展開する。はるかの方は自動車教習で悪戦苦闘するコミカルな話で、あまりにも運転が下手なため、その試験官がヒトツ鬼になってしまう。
一方の翼の話では、愛を知りたいというソノニが翼に興味を持っていたが、その中で自分の割に合わない感情に戸惑う話になってる。ドンムラサメと戦って一時的に目が見えなくなった翼はソノニを夏美と勘違いしてしまい、ソノニもそれを利用して翼をフォローする。ムラサメと戦っている内に偶然ムラサメを手にしてしまったイヌブラザーだが、何故かムラサメが「お前といたい」とか言い始める。夏美とソノニとムラサメの三人に囲まれて慕われてる訳だな。
はるかの教習の最初の教官はスーツアクターの五味涼子だった。知る人ぞ知るってやつだ。
<翼をビルから蹴り落としたムラサメは何故か追い打ちするために階段をゆっくり降りてくる。なんでそんなゆっくりしてる?
試験開始から一月で最終試験までいくはるか。あの運転技術でよくそんな短期間で路上に出られたもんだ。
獣人を殺せば獣人の森のキャラも死ぬと最初で言ってたが、最後にソノニは、刀状態のムラサメで切れば森の人間は元に戻ると言っていた。言ってることにだいぶ矛盾がある。> |
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ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日 30th ANNIVERSARY BOOK(2022) |
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14 |
読書 |
蜘蛛ですが、なにか?6
オウツ国滅亡に巻き込まれてしまい、魔王アリエルとの死闘の末に休戦状態となった“私”は魔王と、成り行きで助けることになったヴァンパイア少女ソフィアとその従者メラゾフィスを伴い、四人で魔王領を目指すこととなった。その道中魔王から、オウツ国の滅亡は定められた運命である事を告げられ、これから大いなる歴史の転換を語られることとなる。
生き延びることで精一杯という前巻から一転。急に間延びした話の展開となったが、その分今のこの世界の状況と言うものがはっきり分かってきた。人類とエルフと魔族が三つ巴で、しかもどれも力は拮抗していたのがこれまでの時代。しかしそれが崩れ始めているとのこと。
ここから物語は一本化され、前巻まであったシュンの話はなくなるが、その時代に合流するまでこちらの話が続くのだろうか? |
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1話 |
連邦政府が作り上げた最初のギャラクシー級宇宙船はかつての探査飛行船の名を冠したU.S.S.エンタープライズ号NCC-1701-Dと名付けられた。その艦長に就任したジャン・リュック・ピカードは最初の任務に出発する。新しいクルーを乗船させるため、既に探検された宇宙の端にあるデネブ4号星へと向かうが、その途中、突然エンタープライズ号の中に「Q」と名乗る男が現れた。
「スター・トレック宇宙大作戦」から80年後を舞台にした新生スター・トレックの第一回目の話となる。この話だけで一時間半もあって、映画一本分もある。基本的には会話で終始するのも本作っぽくって良し。
最初から一筋縄ではいかない物語となっている。前半は人類を遥かに超えた宇宙知性体との遭遇と彼によるいかさま裁判が展開する。宇宙の中で中世の裁判っぽいセットが作られて、無理矢理裁判を受けさせられてしまう。クルーが次々と有罪とされてしまう中、ピカードは相手の言質を取って、裁判の延期に持ち込む。
Qの監視下で目的地であるファーポイントへと向かう。そこで副官のライカーと医療班のクラッシャーと合流するのだが、そこで惑星が攻撃されているのを目撃することになる。その戦いに介入するかどうかと言うのが物語の肝となる。勝手についてきたQは宇宙船を攻撃しろとささやく。だが一方的に惑星に攻撃してきたのは一見宇宙船に見えたが、実はそれ自体が巨大生命体で、自分の同胞が捕らえられているのを取り返しに来ただけだった。惑星の住民は攻撃を受けたから宇宙船を攻撃しろと言うが、ピカードはあくまで状況をしっかり観ていたため、危機は回避された。
最初から超知性体と超巨大宇宙生物の両方が一緒に出てくる話で、話はとても大きいが、ちょっと盛りすぎたかな?ただ、Qはまだ
エンタープライズ号のクルーの紹介も兼ねているため、今回はメインキャラの個性を良く出しているし、エンタープライズ号の新ギミックである分離もちゃんと行っている。観た感じ、ピカードが交渉を行い、アクションは副長のライカーが行うよう役割分担が出来てるみたいな印象有り。ややピカードは融通の利かない頑固者っぽく、ライカーは微妙に無謀な感じ。他のクルーも個性的で、アンドロイドや「スター・トレック宇宙大作戦」では宿敵だったクリンゴン人の乗組員までいる。
物語はともかく、「帰ってきたな」としみじみ思わせてくれる演出がとても嬉しい。
ゲストとして提督となってるレナード・マッコイが登場。ただし既に137歳のすっかり老人で、非常に気難しくなってた。
<まさに攻撃を受けている都市にいながらのんびり通信してるライカー。肝が据わってるというより、危険に対して鈍感すぎないか?データもいるのに何にもしようとしてない。> |
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12 |
読書 |
亜人ちゃんは語りたい7
沖縄から亜人の留学生がやってきた。人の心を読むキジムナーの能力を持った比嘉薫は、その能力故に人から距離を取りがちだったが、ひかりたち学校の亜人たちはすっかり打ち解けてしまう。いつの間にやら亜人同士が集まって、高橋先生の妹で霊能者の陽子の元を訪れることに。
また新しい亜人が増えたが、彼女は彼女で色んな悩みがあるらしく、その相談を受ける高橋の奮闘を描く話。高橋と佐藤先生は少し距離が縮まってきているので、高橋を好きな京子が積極的アプローチをかけてみたり、亜人の定義を語ったりと、なかなか盛りだくさん。 |
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21話 |
民間開発の最先端となるS・プラズマ増殖炉からスフィア反応が検知され、調査に向かったカナタとソウマだが、そこでは会社社長のヒヤマユウジから、スフィアの死骸を使った増殖炉を開発していると聞かされる。
敵はSプラズマ融合獣スフィアジオモス。スフィアを使った発電施設S・プラズマ増殖炉が暴走し、増殖炉を取り込んで怪獣化したもの。S・プラズマ増殖炉の力を用いて未来との通路を作り出すことが出来、そこからスフィアザウルスを呼び出す。そして精強融合獣
スフィアザウルス。スフィアジオモスが増殖炉の力を使って未来から呼び出した。
人類が怪獣を利用しようとしてしっぺ返しを受けるという定番の話が展開する。話がとてもテンポ良く進むが、それはこれ自体ではなく、ウルトラマンダイナの客演こそがメインとなる。
ウルトラマンダイナはスフィアジオモスが未来から連れてきたスフィアザウルスを追って来た存在で、未来からやってきたという設定だが、ここまで全く伏線は無かったため、ちょっと話が強引すぎる感もあり。
人類がスフィアの力を利用したら暴走してしまったが、実はTPUもまた同じくスフィアの研究を続け、それを武器に使っているというのが皮肉となっている。この決着は付くのかどうか。ラストのオチが期待される。
<最後にサムズアップをしながら未来へと帰るダイナ。スフィアジオモスなしでどうやって帰れたんだろう?> |
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木下恵介とその兄弟たち(2022) |
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木下 忍 |
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10 |
映画 |
大列車強盗(1903) |
とある駅の電信室にピストルを持った2人の強盗が押し入り、通信員に列車を止めるよう脅迫。通信員は到着してきた列車の車掌に偽の書類を渡して列車を止めさせる。そこで二人組は止めた列車に乗り込み、積んであった金を奪う。
世界初の西部劇と言われるに至った作品だが(撮影は東海岸のニュージャージー州で行われていたし、既に西部を舞台にした一幕ものの作品はあったそうだ)、正確に言えば、映画史において初めて“複数ショットからなるストーリー仕立ての西部劇”ということになる。その意味では本作が西部劇の始まりというのはあながち間違いでは無い。
作品自体は短いために話は単純ながら、強盗達が計画を立て、実際に列車強盗を行い、そこから逃亡劇と撃ち合いという流れるような経緯が見事で、最初のアクション作品でここまでのものを作ると言うのがすごい。
あと本作を特徴付けるのがラストシーンで、全ての決着が付いた後、死んだはずの強盗の全身が撮され、更に拳銃をカメラに向けて撃つというシーン。これは映画そのもののあり方を示す好例になっている。映画はフィクションである以上、死んだ人間が又起き上がってくることもあれば、画面のこちら側に向かって主張することもある。映画の自由さを示すと共に、できることの幅を見せてくれた。まさに映画的な映画だと言えよう。 |
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39話 |
喫茶どんぶらの金庫を発見したはるかは、その中にあったスイッチをつい押してしまう。そのスイッチとは、ドンブラザーズを滅ぼすためのアンドロイド兵器の起動スイッチだった。現れたドン・キラーに全く歯が立たないドンブラザーズ。
敵は邪鬼。男性に振られたたまきという女性が変身したヒトツ鬼。そして邪鬼ング。更にドン・キラー。桃井タロウをコピーして作られた対ドンブラザーズ用壊滅兵器。当然顔はタロウそっくり。
ドンブラザーズの壊滅?という話なんだが、ストーリー上で強大な敵が現れたのではなく、ちょっとした好奇心で破壊神を呼んでしまったという身も蓋もない話に成ってる。時折井上敏樹脚本ではあること。
それでもう後は死ぬしかないということで、最期のひとときを過ごそうとするドンブラザーズの面々の姿を描く。まるで最終回のような展開なのだが、たまたま桃谷ジロウの実家に対抗手段が置かれていて、そのボタンを押したら万事解決。実にあっけなく解決してしまうあたりも井上敏樹だ。
ドンブラザーズでは絶対敵わないので、ソノイたちがちょっかいをかけたところ、反撃を食ってしまったのですぐに逃げ帰ってしまった。あと久々にゼンカイザーブラックも登場したが、やっぱりドン・キラーには全く敵わず。
前回ラストで突然つよしの前にみほが帰っていたが、それはスルーされ、今回のラストで桃谷ジロウが多量の折り紙を折っていたのと、ドン・キラー・キラーの呼び出しボタンを持っていた。謎が出しっぱなしだな。
<格好良くドン・キラーの前に現れたのは良いものの、一撃を受けただけで逃げ帰るソノイ達。思わせぶりなくせに何も
今回の敵は邪鬼。そんな戦隊いたっけ?と思ってたら、トランプを使って攻撃していたことでやっと分かった。なるほど「ジャッカー」か。> |
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07 |
読書 |
ガンダムの常識 一年戦争編
画期的なアニメとなった「機動戦士ガンダム」だが、作品を観ているだけでは様々な用語や背景が見えてこない。そこで画面の奥にある設定や、この世界が現在の世界とどう違うのか、何故この世界ではモビルスーツが作れるのかなど、多岐にわたって番組を解説する一冊。
なんとなくぼんやりと知っていた「ガンダム」の知識がかなり補強された。特に本作でよく分かったのが、ミノフスキー粒子について。これが全ての始まりなんだな。 |
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13話 |
英寿の狙いがデザイアグランプリ運営を探ることだと気づいたゲームマスターのギロリは三回戦でなんとしても英寿を落とすように晴家ウィンに命じる。そんな中、景和や英寿の前に不思議な赤い帽子の少女が現れ、その女の子が現れる度にみんなのドライバーが消えてしまう。実はこれこそが三回戦の始まりの宣言だった。
敵はかくれんぼジャマト。三回戦のボスジャマトで、とりあえず逃げ回っているだけ。そしてジャマトライダー。この世界にある五つのドライバーの内の一つを使って変身したジャマト。
三回戦の開始。今回のゲームは椅子取り合戦で四つのデザイアドライバーを巡って五人のライダーが争うというもの。ボス敵であるかくれんぼジャマトを倒した時点で奪われたデザイアドライバーを取り戻しせた者が勝ち抜ける。運営とウィンは英寿を邪魔してドライバーを渡そうとしないが、一方では英寿のために特殊なバックルを与える謎の人物も現れた。
相変わらず何もかも一人でやろうとして損しながら奮戦する道長と、飄々と他者を利用して勝ち上がる英寿。どっちがヒーローっぽいかというと道長の方なのだが、この作品の正解は英寿で、そこが面白いところだな。それとひたすらお人好しの景和が混じることで多様なヒーローの姿もあるし、面白い人間関係になってる。
謎の人物が転送したバックルと、景和から借りたドライバーで英寿はギーツコマンドフォームへとチェンジした。随分メカニカルなフォームだった。 |
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スター・ウォーズ キャラクター事典 最新完全版(2022) |
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<楽> |
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05 |
映画 |
RRR(2022) |
1920年のイギリス領インド帝国。インド総督スコット・バクストンは少数民族のゴーンド族の村の王族の娘をはした金で買った。誇り高きゴーンド族のハンターであるビームは彼女を助けることを誓い、首都デリーを訪れる。一方、デリー近郊の警察署では逮捕された独立運動家の釈放を求め集まってきたデモ隊に対し、断固彼らに立ち向かう一人の警察官ラーマがいた。並のように押しかけるデモ隊をたった一人で押し返したラームに、新たな命令が下っていた。それは、得体の知れぬハンターを発見すること。ビームとラームはお互いを知らないまま、デリーの街中で共同して一人の少年の命を救い、すっかり意気投合してしまう。
今や世界に向けたインド映画の伝道者とも言えるラージャマウリ監督の最新作。ラージャマウリ監督作品は日本で観られるソフトも多く、なんだかんだ言って結構な数の作品を観てるけど、全部面白い。本作もかなり期待していたし、実際大変面白い作品だった。
とにかくスカッとする内容だというのはこれまでの作品と同じだが、本作は単なる娯楽に留まらず、ちゃんとテーマを持っていたのも特徴だろう。
これまでの監督作品は、基本的に一人の極端に強い男を主人公にして、目標に向かって突き進む内容ばかりだった。その過程で愛する女性と出会って踊りながら恋を囁いて結ばれるというのもあって、大変ストレートな内容なのが特徴だった。
しかし本作は強い男が一人ではなく二人。しかも魂で結びついた二人がお互いに秘密を持っていて、そのために重要なところで仇になるという展開。ただでさえ濃いキャラが二人になると濃さ倍どころではなく、画面そのものが男臭さで溢れた感じになる。大画面で超人的な力を持つ男達が暴れまくるのを歓声を上げて観るという、ある種異様な、そして燃え上がる展開をひたすら楽しめる。
見方によっては愛情っぽさまで感じさせる男二人の友情物語を描く作品をブロマンス映画と言うが、その最上のものがここにある。
確かに濃密な作品だが、この濃さを乗り越えられるならば、最高の娯楽大作と言える。その意味では本作はお薦め度が無茶苦茶高い。
そこら辺に生えてる草を体にくっつけるだけで傷が治るとか、動かせないはずの足が戦ってる内にいつの間にか動くようになってるとか、都合の良いところに丁度良い武器があるとか、しかも弓とか、決して矢が尽きることが無いとかのご都合主義も多々あるが、それらを飲み込んで楽しむのが正しい。
ただ、本作の場合は、プラスアルファの部分で多少引っかかるところを覚えるのも確かである。本作の舞台は1920年。インドが英国統治下にあった時代である。この当時イギリス人はインド人を完全に下に見ており、激しい迫害もあったという前提がある(前年の1919年にはガンジーによるアムリットサル事件(wiki)もあって、抵抗運動も始まっていた時代である。
その抵抗運動としての映画と考えるならば、社会派的な側面もあるのだが、問題としてイギリス側を完全な悪として描いていることで、やや鼻白んでしまう。
国内でやるんだったら問題は無いのだが、外国が出てくると、プロパガンダ臭が出てしまって、それがどうにも落ち着かなくさせる。この部分をなんとか出来ていれば… |
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20話 |
ヤプール人によって異空間に閉じ込められたウルトラマンデッカーは、なんとか異空間から脱出することが出来た。それを待ち構えていたスフィアに襲われるのだが、そんなデッカーを救ったのはウルトラマントリガーだった。
敵は異次元人ヤプール人。そして警備ロボゾンボーグ兵。月のTPU基地の警備ロボットだったが、ヤプールの波動を受けて襲いかかってくる。更にスフィアジャッジメンターギャラクトロンMK2。月に眠っていたギャラクトロンにスフィアが寄生して現れた。何故これが月にあったのかは不明。
今回の舞台は月。結果としてヤプール人によって異次元に封じ込められたことで封鎖された地球から脱出することができたので、結果オーライ。そしてスフィアジャッジメンターギャラクトロンMK2。月に眠っていたギャラクトロンにスフィアが寄生して現れた。
二度目の客演となったウルトラマントリガー。今度はデッカーの方がパワーアップしていて、お互い最強形態で戦っている。同じ時間軸に存在するのは楽で良いのだが、都合良く現れすぎ。
カナタの不在をごまかすためにみんなに嘘を言い続けるハネジロー。その辺はコミカルな描写になってるが、なんでこの好機にヤプールとアガムスは何もしてこないんだ?
<月には廃棄されたキングジョーがいたが、いつのまにか人間が開発したことになってるようだ。「ウルトラマントリガー」でやってきたストレイジカスタムを元に作ったのかもしれないが、なんで見たことのないオリジナルに似せた?
ヤプールの末期の台詞は「ヤプール死すとも」だった。これで三回目の同じ台詞だが、途中で言葉が止まる。
先代のデッカーを「デッカーのおっさん」と言うカナタ。確かにおっさんではあるが、一応子孫だよ。> |
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ダロス[EMOTION 40th Anniversary Edition] [Blu-ray] |
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Blitzway × 5PRO studio VOLTRON - CARBOTIX (ダイキャスト製可動ロボット)/百獣王ゴライオン |
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01 |
読書 |
魔法中年1
現代日本とよく似た世界。ここは魔女が存在し、その魔女を狩る魔法少女との戦いはエンターテインメント化していた。だが魔女は往々にして強力で魔法少女では対処できない使い魔を残す。そんな使い魔を人知れず処分する専門家がいた。それが魔法中年という、一見冴えない中年のおじさんである。強力な力を持ち、表向き魔法少女のアシスタントとして働く田中は、いつもぼやきながら使い魔を倒し続ける。
Twitterで絵を見て面白いと思って購入。さくっと読めて楽しいコメディなので、まさに読みたいと思ってたものだった。1巻目の本巻は単に主人公が強いだけで終わってるけど、以降の含みもあるっぽい。 |
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38話 |
獣人の森から現実世界に帰還したことを包み隠さず警察に話す犬塚翼。しかしその記憶を失っており、更に獣人の自分自身がやってしまったことで又しても指名手配犯にされてしまった。そんな翼に雉野つよしがごちそうしようと言う。
敵は電子鬼。新しい味の食事を求める料理評論家が変化したヒトツ鬼。料理人達を吸収してしまう。たまたま料理勝負していた犬塚翼と高村という料理人まで吸収してしまった。
話は概ね混乱しっぱなしだが、今回は翼の料理勝負が中心。みんなは翼がイヌブラザーだと分からないのに、家に押しかけて料理を堪能してたりしていて、結構カオス状態。
前回ラストでつよしが人形をみほと言って愛でていたが、すぐにそれが翼にばれてしまう。既に精神的にやばい状況にあるのだが、普通にみんなと交流していた。つよしの精神って大丈夫だろうか?しかもラストでまた獣人のみほが家に帰ってきている。不穏さしか感じられない。
今回はドンブラザーズの面々で食事してるが、精神的にみんなすれ違っているために(翼とつよしは言うまでもないが、タロウに執着するジロウの別人格とか、脳人と仲良くなってるはるかに対して危惧を覚える真一とか)口論になってしまってレストランから追い出されてしまった。
戦いでは封印を解かれたドンムラサメがパワーアップしたため、トラドラオニタイジンもパワーアップしてトラドラオニタイジン極となった。流石にこれが最終形態か? |
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