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2024'12

 
31
映画
ベイビーブローカー(2022)
 古びたクリーニング店を営むサンヒョン(ソン・ガンホ)は店の借金を返すために養護施設のアルバイトであるドンス(カン・ドンウォン)と組んで“赤ちゃんポスト”に置かれているこどもをこっそり連れ出しては里親候補に売りつけるという違法商売に手をつけていた。そんなある日。こどもがポストに置かれているというドンスの連絡を受け、赤ん坊を取り上げたところ、その赤ん坊の母親を名乗る女性ソヨン(イ・ジウン)が現れ、やはりこどもを引き取ると言ってくる。ちゃんとした養父母を見つけるためと言い訳した2人に、ソヨンは自分も同行すると言い出す。

 『万引き家族』で国際的評価が一気に上がった是枝監督は2019年にフランスで『真実』を作ったが、それに続いてこの年、今度は韓国で一流どころを起用して作り上げた。
 物語は赤ん坊の誘拐というものだが、これが韓国の中で話題になっているのかどうかは私には分からない。だた、ひたすら家族をテーマにし続ける是枝監督らしさをよく表した作品なのは確か。血縁関係という意味では、まだ意思を持たない肯んぜない赤ん坊を使っているのは新しい試みだし、ロードムービーにそれを絡めるのも面白い手法だ。
 ソン・ガンホが車に乗ってるだけで『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』(2017)を思い出すので、それだけでもぐっとくるところがある。
 ただ、内容的にはあまり起伏がないのと、基本的に車の中での会話のみで成立する話なので、結構退屈なところも多く、映画として純粋に楽しめなかったのがネック。会話劇で言うなら、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(2021)という傑作の後だけに厳しく見てしまう。
 もう少し膨らみを持たせられる作品だけにちょっと勿体なかったかも。

ウイングマン

10話  ポドリムス人による三次元侵略が始まった。ポドリムス王リメルによって呼び出された健太は両親の後押しもあって、仲間一人一人との別れを経て一人のヒーローとして立ち向かう。

 最終回の最終決戦。前半はゆっくりと健太の別れを描いていて、なかなかしんみりするシーンになっている特に美紅との会話は一話からずっと続いた関係についても振り返っていたので、話の都合上良い感じに働いている。
 そしてリメルとの戦いはアオイの父ドクターラークを人質に取られるなど、いかにも悪のやりくちを使ってピンチに陥るが、キータクラーの参戦でリメルを傷つけることに成功するが、リメルが巨大化してしまった。
 ウイングマンの力ではどうしようもないリメルに対し、ウイングマンを応援するみんなの心が結集し、ウイングマンが巨大化した。
 みんなの願いが一つに結集するというのは原作通りだし、特撮にはよくあるパターンだが、今は配信という形で素人でもそれが可能な時代になってるのが上手くはまってる。
 そしてリメルには勝利するものの、リメルの最後の一撃でアオイが死んでしまう。そんなアオイを助けるため、ドリムノート全ページに「アオイさんを助けて」と書き、書き終えた瞬間に気絶してしまう。その後大部分の記憶を失ってしまうのだが、最後の最後にアオイに似た女性と出会って終わる。
 別れの際、健太がアクション演劇部に渡したのは、ダイデンジンの超合金、バイオロボの超合金、宇宙刑事シャリバンのアクションフィギュア、そして美紅には本来のウイングマンスーツのマスク。だが美紅は必ず帰れと言ってそれを受け取らなかった。
  一応すっきり終わっているが、ラストに含みも持たせていた。さて続編はあるのかな?
<健太は桃子にダイデンジンの超合金を手渡しているのだが、実はこのシーンは「海賊戦隊ゴーカイジャー」44話でほとんど同じシーンがあったりする。
 リメルに人質に取られたドクターラークは健太とアオイに対して「私のことは気にするな」と言っている。様式美だな。>
サユリ
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ラーメン赤猫
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wiki
29
読書
俺物語!!12
河原和音 (検索) <amazon> <楽天>
アルコ (検索) <amazon> <楽天>
 猛男の親友砂川に妙に馴れ馴れしく近寄ってくる田中という転校生がいた。悪い奴ではなさそうだが、行動が変なのをいぶかしんだ猛男は無理矢理二人の間に入って話を聞くことにしたが、調子の良いことだけ言って本心を語ろうとしない。

 前巻ラストの話の続きで、妙な転校生の話が前半。転校ばかりで人間関係を上手く築けないが、コミュニケーション能力はあるために調子が良いだけという、実際普通にいそうな人間が猛男の濃い人間性に巻き込まれるというパターン。後半は大和が家の都合でスペインに引っ越すことになっての混乱。これはラストまで引っ張る話になるのだろう。
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爆上戦隊ブンブンジャー

42話  地球でのクリスマスはサンタが全てを仕切っていると知ったスピンドーはサンタクロースを連れてくるようサンシータに命じる。直々の命令に喜んだサンシーターはゴミバコグルマーを作りだし、サンタを連れてくるよう命じるが、なかなか帰ってこず、仕方なくイターシャにサンタクロースの格好をさせてスピンドーの前に連れて行く。

 敵はゴミバコグルマー。ゴミ箱型の苦魔獣。サンタクロースを連れてくるように命じられたが、サンタの格好をした人を取り込んでゴミのような姿にして、更にギャーソリンを奪う。
 クリスマス時期に合わせサンタクロースの話。この時期だから仕方ないか。今回は何と酷い目に遭わせられたイターシャがブンブンジャーを応援していた。クリスマスは敵も味方も仲良くなると言うことか?
 今回イターシャが自分の不運な運命をミュージカル風に歌い上げるシーンがある。流石水樹奈々。見事ななりきりぶり。
 ブンブンに言わせると、クリスマスに世界中のこどもにプレゼントを配るサンタクロースは究極の届け屋なのだとか。最後は本物のサンタさんが現れてブンブンジャーと一緒にプレゼントを配っていた。
<クリスマスのお祝いに七面鳥の他に鮭まで置いてある。ネタとして定着した感があるな。最後にデコトラーデがサンタさんから贈られたプレゼントも鮭。
 自分で作った苦魔獣を自分で処分してしまうイターシャ。色々ツッコミどころはあるものの、一応責任を取った形。>
VOL.9
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DEADMAN 消された男
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木下惠介監督映画「なつかしき笛や太鼓」の舞台裏: 小島の満天に星は輝く(2024) <A> <楽>
玉井 正明
玉井 康之
27
映画
最後の乗客(2023)
 東北の地方都市。駅のロータリーで客待ちしていたタクシー運転手の遠藤(冨家ノリマサ)は、ドライバー仲間から大学生ぐらいの幽霊が出るという噂を聞かされるのだが、その後タクシーを流していたところ、彼が言った通り一人の若い女性(長尾純子)をタクシーに乗せる。更にその後道に迷って佇んでいた母子を乗せ、計4人で海辺へと向かうのだが…

 今年はなんか映画好きには不思議な年だ。世界的な超大作で素晴らしい作品は例年以上に多いのだが、同時に低予算作品で好作も多い。特に日本ではインディーズ作品に大きなヒットがあった。
 インディーズながら大ヒットを記録して大きく取り上げられた作品に『侍タイムスリッパー』(2023)があったが、やはりインディーズで静かに盛り上がった作品があった。それが本作。『侍タイムスリッパー』はストレートに時代劇への思いをぶつけた作品だったが、本作も又監督の強い思いによって作られた作品となっている。
 話自体はSFチックな短編で、時間的に言ってもテレビサイズの作品である。テレビムービーさえならず、オムニバス番組の一本程度に収まってもいい感じの物語だろう。役者も基本無名の人ばかり。金はかかっていない。
 しかし、そんな作品が無茶苦茶心に刺さる
 それは監督の思いが画面からあふれ出してるような気持ちにさせるから。いや、監督の思いと言う寄り、あの日、あの地震を体験した人の思いがあふれたかのような話だったら。
 宮城県出身の監督にとって、2011年の東日本大震災は大きなショックを受けていた。その時の強い衝撃こそがこの映画を作らねばならないという思いへと変えられているのは分かる。
 東日本大震災が与えた衝撃とは、単純に地震にあって肉体的経済的にダメージを受けたというのだけではなく、精神的なダメージの大きさを感じさせる。
 あの時、助けられた命があったかも知れない。あるいはどれだけ頑張っても助けられなかった命を目の前にしていたら。
 そんな体験をした、あるいはその体験を当時リアルに感じていたからこそ、それを正面から捉える映画を作りたかったのだろう。
 そしてその思いをきちんと映像化させるだけの技量があった。一見どんなに稚拙に見えたとしても、その思いを受け止めることが出来た以上、本作をけなすことは出来ない。
 そしてこれがどれだけテレビサイズであったとしても、多くの人の手が関わるテレビ放映では本作の思いは伝わらない。映画だからこそ、監督の思いを込めたものができた。
 ある意味映画の原点とは何かと考察させてくれる良い作品だった。

 あと主人公役の冨家ノリマサは『侍タイムスリッパー』のベテラン俳優役でも演じており、今年ヒットしたインディーズ2作品にどっちも出演という快挙を果たしてもいる。

仮面ライダーガヴ

16話  自分がグラニュートを信じたために絆人が連れ去られてしまい、その責任を感じるショウマだが、幸果に励まされて絆人の救出に向かう。一方、瞬間的に人の幸福度を上げる毒を使うグラニュートラーゲ9は順調にヒトプレスを作っていく。

 敵はロジョー。いかにも小者だったが、その分いやらしさを上手く使っていた。
 ショウマは前回の裏切りを経験してグラニュートと人の間に争いが止められないと悟る。一方絆人がショウマの敵討ちのために戦っている事を知らされ、人同士はわかり合えるという希望を少し持ち始める。
 冒頭で幸果が「賢者の贈り物」の話をしていたが、お互いを思いやりながら相手の意に染まぬことをやってしまうと言うまさにその通りのことを二人でやっていた。
 絆人は捕まえられたことで逆にストマック家の内情を少し掴むことが出来た。
 そして前回から妙に存在感を持って登場したラーゲ9は、捉えどころのないながら良質なヒトプレスを作ることで重宝されている。なんか目的があるように見える。
 ヴァレンはショウマにもらったゴチゾウでブシュエルフォームに変身する。
 次回予告でラーゲ9が新しい仮面ライダーに変身していた。存在感あると思ったらそういうことか。
<絆人はグラニュートの世界に行こうとしているのだが、それって無謀という。まあショウマもそれを言って結局諦めたけど。>
VOL.1
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墓泥棒と失われた女神
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VOL.9
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25
読書
家−魔象
霜島ケイ (検索) <amazon> <楽天>
 都内に格安のマンションを見つけた“私”は、仕事の忙しさにかまけ、寝に帰るだけの生活を送っていた。そんなある夜、“私”は不気味な夢を見てしまう。なんとなく気になったので、それを霊感を持つと言う友人に話したところ、すぐに家を出るように言われる。

 家の怪異の話で、一切の感情抜きに怪異に対応するだけという、かなり目新しい話だった。着眼点が良いが、短編だからできる話だった。
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ウルトラマンアーク

23話  徐々に肉体に疲労が溜まり、軽い失敗を続けるユウマ。そんな最中に又しても宇宙獣が現れる。肉体の疲労で待機を命じられたユウマだったが、そんなユウマに語りかける存在があった。

 敵はトリゲロス。宇宙からやってきた怪獣で、モノゲロス、ディゲロスに続いて三体目の宇宙獣。両手を光の剣に変えて攻撃するが、これまでのアークの戦いを熟知している。
 話は最終章。かつて星元市にあったオニキスを破壊したことでゼズーは地球侵攻を中断したが、実はユウマの中にオニキスが存在し、それを介して恒星ソニアのエネルギーを地球に流し込もうとしている。恒星ソニアは膨張を抑える方法が見つかりかけているらしいが、ゼズーはその前に恒星エネルギーを他次元に送り込む方法を強行しようとしている。
 恒星ソニアを止めるどころか、自分自身がそのゲートになってしまったユウマ。
 トリゲロスの狙いがユウマであることを知り、ユウマに何か秘密がある事も分かったが、それについては不問にして逃げることを選択するシュウの姿もなかなか格好良い。ただ「君を失いたくない」はやりすぎだが。
 そしてユウマは地球に向かう脅威と戦い続けることを宣言し、トリゲロスに向かって行く。
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さよなら ほやマン
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ひとりぼっちの異世界攻略
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wiki
24
映画
呪術廻戦 0(2021)
 幼い頃に幼なじみの祈本里香を交通事故で失った乙骨憂太(緒方恵美)は、怨霊と化した彼女に取り憑かれ、それ以降自身が危機に陥ると怨霊が目の前の全てを破壊してしまうようになってしまう。周囲への被害と里香に対する申し訳なさから自らの死を望むほど苦悩していたのだが、そんな憂太の前に現れた最強の呪術師五条悟(中村悠一)に導かれ、東京都立呪術高等専門学校に編入する。そこで“呪い”を祓うために“呪い”を学ぶことになる。同級生の禪院真希、狗巻棘、パンダと出会い、彼らと友情を育むことでようやく生きる気力がわき、里香の呪いを解くことを決意する。だがそんな憂太の呪いの力を欲した最悪の呪詛師・夏油傑(櫻井孝宏)が現れる。

 本作の公開時の2021年時点で「少年ジャンプ」の柱の一本となっていた大人気漫画の「呪術廻戦」。虎杖悠仁を主人公とした本編は既にテレビアニメ化されているが、原作では外伝として、一年前の高校で、上級生たちが活躍する「呪術廻戦0」も刊行されており、そちらの方の映画化が本作。
 アニメが受けるのは今や当たり前だが、本作も大ヒットを記録した。
 本作の主人公は本編では二年生となる上級生が一年の時で、しかも学園から遠ざかってる一人、つまりこれまで登場していなかった人物が主人公というのが面白い特徴になってる。

 一個の物語としての出来はきちんとしている。
 人間が持つべきではない呪いの力を持ってしまった故に周囲を傷つけてばかりの少年が、その呪いの力を使いこなし、逆にそれを受け入れて自分自身を受け入れる。いわゆるビルドゥングスロマンとしてまとまってるし、その過程で反発しながら互いに実力を認め合う仲間が出来、更に強敵との戦いを経て自分自身が何者なのかという答えを見いだしていく。
 アクションアニメとして非常にそつのない作りになっていたのは確かだが、それでこれだけのヒット作になるのかというと疑問
 結局原作に対する思い入れというのが一番重要な要素なのだろう。かつて鬼滅の刃 無限列車編(2020)が大ヒットしたのと系統は同じ。つまり、原作に思い入れの無い人間にとっては、「普通に良く出来た作品」という立ち位置からは一歩も出ない。
 それに原作を流し読みした感覚では、続けて読みたいと思える作品でもなかったので、この評価はずっと変わらないだろう。

ウイングマン

9話  朝のニュースで健太がウイングマンに変身する動画が流れ、日本中が健太に注目するようになってしまう。我知らず有名人になってしまった健太だが、突然ポドリムス王リメルが現れる。

 ニュースによってヒーローが周知されてしまった結果どうなるか。色んなパターンがあるが、ここでは否定から始まり、それが出来なくなってどうするかを悩んでいるが、その最中にポドリムスから悪の親玉であるリメルがやってきてしまって有耶無耶に。
 リメルが現れたことで話は一気に最終章へ。強大な攻撃を防ぐことは出来ず、人間の犠牲者まで出てしまった。自分の責任を強く感じてしまい、一瞬戦いを忘れてしまうのだが、それを救ったのは何とキータクラーだった。
 キータクラーは一つの目的があった。それはドクターラークが発明したドリムノートは小さな願いしか叶えられなかった。願いを重ねることでドリムノートは更に成長する。ウイングマンが強くなればなるほどドリムノートも成長する。
 今回はキータクラーの人間態北倉俊一の気持ち悪さが良く出た話だった。数多くのヒーローの声を当ててきた宮野真守だからこその自己否定を兼ねた見事な演技だった。
 北倉に言わせれば、健太をヒーローとして育ててきたのは自分自身だそうで、これまで幾多の危機を与えて成長させてきたとのこと。
<桃子によれば、「高校生に背負わせるなんてメガレンジャーの最終回じゃん。まあ確かに。ところでターボレンジャーは?>
ラストマイル
<A> <楽>
されど魔窟の映画館 ――浅草最後の映写(2024) <A> <楽>
荒島 晃宏
22
読書
業物語 物語シリーズ20
西尾維新 (検索) <amazon> <楽天>
 「あせろらボナペティ」忍がかつて本名キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードという名前をつけてくれた、彼女にとっては親に当たる吸血鬼との関わりを描く。
 「かれんオウガ」師匠から滝行を命じられた阿良々木火憐は軽い気持ちで原生林生い茂る山登りを始める。軽い気持ちで始めたは良いのだが。
 「つばさスリーピング」阿良々木暦の命を救うために忍野メメを捜す旅に出た羽川翼がヨーロッパで出会った怪異。

 前作「愚物語」に続き阿良々木暦があまり登場しない短編集。忍の本名の由来が分かった。随分長い名前だが、結局名付け親の問題だった。
<A> <楽>

爆上戦隊ブンブンジャー

41話  地球のサッカー協会がスピンドーと闇取引をしていることを知ったブンブンジャーは、地球のサッカーを守るためにハシリヤンとビッグバンサッカーで勝負することとなった。

 敵はサッカーボールグルマー。スピンドーが連れてきた苦魔獣で、ビッグバンサッカーのプロプレーヤー。そしてスーパーグレートジムグルマー。ビッグバンサッカーの勝負でゴールキーパーするために誕生した。
 何故か突然サッカー勝負。前に「カメンライダー鎧武」の劇場版でやってた気がするが、本作では23話の野球勝負の続編となる。
 今回の勝負は地球のサッカーではなく宇宙共通のビッグバンサッカーに則ったルールで、完全にブンブンジャー側の不利な状況で行われた。思いもしないプレーであっけなく点数を取られ続ける上に、玄蕃と先斗の不仲もあって全く勝負になってなかった。
 二人が仲直りすることでなんとか勝負には勝てた。相手が無茶苦茶やるならこちらも意表を突く行為をするのが大也だった。その機転が一番だったか。
 巨大戦ではブンブンとビュンディが合体しない状態で巨大化してサッカー勝負をしている。なかなかシュール。
 サッカー協会の重鎮二人はどちらも「王様戦隊キングオージャー」のセバスチャン役の吉満寛人とボシマール役の福澤重文だった。明らかに狙った配役だ。あと犬を連れた主婦役がブンブンの声あててる声優の松本梨香だった。ブンブンともみくちゃになって声に混乱が起こってる。
<宇宙でもサッカーは行われるらしい。ルールは地球のものがベースらしいので、地球の文化が宇宙共通になったのかな?
 画面の端々に『少林サッカー』リスペクトが見られるが、著作権とか大丈夫なのかな?
 予告でクリスマスが出ていたが、やはりというか、鮭が登場していた。>
VOL.8
<A> <楽>
夏目アラタの結婚
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ねんどろいど HELLSING OVA アーカード
20
映画
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024)
 将軍でありながら剣闘士に落とされ、皇帝コモドゥスを殺したマキシマスと、コモドゥスの姉妹のルッキラ(ニールセン)の間に生まれたルシアス(メスカル)は、皇帝の刺客から逃れヌミディアで成長した。そこで妻をとり、戦士として名を馳せていたが、マルクス・アカシウス将軍(パスカル)率いるローマ軍が侵攻し、妻を殺されたルシアスは奴隷商人マクリヌス(ワシントン)に買われて奴隷となる。自由になりたければ剣闘士として戦えと命じられたルシアスは、妻の復讐でアカシウスとの決戦を条件に戦い続ける。

 2000年のアカデミー賞受賞作グラディエーターは、ある意味それまで低迷していたスコット監督を再びメジャーへと押し上げ、以降監督は常に最先端で活躍できるようになった復帰作と言っても良いが、それだけに監督も思い入れがあったのだろう。続編を作る機会を待っていたかのよう。
 昨年ナポレオン作ったばかりで大作を連発するとは、まともに考えたら無茶なことをやってのけたのは賞賛に値すると思う。
 ただ、これは確かに無茶だったと思う。
 この弊害は、脚本がとにかく薄っぺらくなってしまったということ
 作品の流れ自体は悪いとは思わないけど、ストーリーを支える情報量が少なすぎて、見たまんまの物語になってしまう。例えばグラディエーターでは、目に見えるストーリーだけでなく、そこに並行して動いている物語のある事や、たった一言でものすごく深い言葉が込められてたりもした。
 この深まりは本作の存在そのものに関わってくるのだが、グラディエーターでは劇中にマキシマスはルッキラとの間の子が殺されたことを伝えられ、絶望に陥るシーンがあった。この絶望がグラディエーターの物語を大きく方向を変えていった。これは見たままではなく、その奥にもっと多くのドラマが込められていることを暗示している。こう言う小さな物語が多数存在するからこそ、奥行きがあった。その奥行きはじっくり時間を掛けて脚本を作り、その脚本に合わせた映画作りが成されていたからだった。
 ところが本作はその深みを最初から台無しにしてしまう。本作ではルシアスを殺したという報告は嘘であり、ルッキラの手によってこどもは逃がされている。これってグラディエーターそのものを大きく否定することになるのだが、それって良いの?
 更にそれだけでなく、ルシアスはまるで幸運の女神の加護があるかのようにやることなすこと全てあっさりと成功してしまう。奴隷がローマを治める存在にまで上り詰める姿は感動よりも呆れかえってしまうほど。ラノベの異世界転生ものか?
 演出は結構良いし、特にデンゼル・ワシントンが老いていながら元気に立ち回りまでやってる姿は良いのだが、作品が軽すぎるのが難点だった。
 一応及第点ではあるものの、もっと重厚な物語が観たかった。

仮面ライダーガヴ

14話  前から悪事を働いていたグラニュートである帽子の男を負う絆人。そんな時、ストマック社を辞めたいというグラニュートが現れる。その話を聞くショウマだが、そのことを知った絆人は怒り出す。

 敵はロジョー。そしてラーゲ9。クラゲ型のグラニュートで、見境なしに人を襲って多量のヒトプレスを作り出している。人間態は黒い帽子の男。
 前々回のロジョーとの話がまだ終わってなかった。絆人が一人で戦おうとしているところをショウマが現れて結果的に邪魔をしてしまうので、絆人が怒るという構図。
 犯罪をもう辞めるというグラニュートに対して同情的なショウマと、悪は許せない絆人という構図が現れている。種族が違うために価値観が異なる二人の差を描くのも本作の特徴かな。今回は簡単にショウマが騙されたということで絆人の方が正しかったという結果。
 酸賀とニエルブは共同で研究をしているが、その研究というのはグラニュートの世界とこの世界をつなぐことらしい。これまでのグラニュートは酸賀の手引きでこの世界に来ているようで、今回ラーゲ9を迎えるところを描写している。
VOL.1
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トラップ
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菜なれ花なれ
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wiki
18
読書
パタリロ!50
魔夜峰央 (検索) <amazon> <楽天>
 マリネラでの職務に嫌気が差してヒューイットをからかいにアメリカまでやってきたパタリロだが、何故かそこでヒューイットにまつわる事件に巻き込まれてしまう。

 今回は舞台がロンドンではなくアメリカなので、バンコランとマライヒのやりとりが少なく、ヒューイット絡みと、現地のタマネギの活躍というか被害をえがく。基本的にはいつも通り。
<A> <楽>

ウルトラマンアーク

22話  毎日が天気で少しうんざりしている日常。何気ない日常の中にほんの少し違和感が入り始めていた。SKIPのみんなもなんか気が抜けていたり、過去の記憶を少し失ったり。そのなかでシュウはこれが宇宙人の干渉ではないかと気づく。

 敵は楽園夢想人。元は人間の考古学者だったが、人の不安や苦しみをなくすることを考え続けた結果、人の記憶を操る事が出来るようになった人物。
 かつてウルトラマンシリーズには一話くらい戦うのよりも不条理な描写で作られた作品があったのだが、そんな一話を再び作ってみた感じの作品。カメラアングルの妙な凝り方と言い、実相寺昭雄っぽさを強調していた。描写的にはなんか押井守の『Avalon』っぽさもある。これも押井守の『ビューティフル・ドリーマー』っぽくて現実と巨像が入り交じったような描写が魅力的。描写としてはアニメの「ラーゼフォン」っぽくもある。
 今回の敵は人間としての存在を消してしまった人物で、常に石仮面をかぶっていたが、それを外したとき、顔が虚空になっており、その中心にリンゴが浮かんでいた。マグリットの絵じゃないか。
 結局話は明確なオチはなく、一旦は記憶を失ったユウマがアークのお陰で記憶を取り戻してアークに変身したら柱が砕け散って終わり、あとは元通り。こういうもやもやした感じも良い。
 楽園夢想人の声は津嘉山正種。超ベテランの声優だが、特撮参加はなんと「マグマ大使」以来だという。
<次回予告が終わり、アークがいつものように「夢を見る力を忘れないでほしい」と言っているのだが、今回に関してはすごい皮肉になってる。>
<A> <楽>
まる
<A> <楽>
ゴジラ70周年記念短編集 限定カバー版(2024) <A> <楽>
17
映画
ラ・シオタの造船所
 リュミエール兄弟の別荘のあるラ・シオタは海岸にある工業都市なので、そこでは造船所もあり、そこで働いている人を撮影した。仕事のドキュメンタリーと言うより、動く風景といった感じ。
 でもこう言う工場とかの技術を動画で移すのは後の生活のためには結構重要で、この時点での技術が後世に残っていくことだけでも価値がある。
 それに、工場が動いてるのを観ているだけでも結構飽きない。

ウイングマン

8話  突然アオイがいなくなった。健太以外の誰もアオイのことを知らないと言う事態に、健太はアオイが全員の記憶を消してしまったことを知る。もしポドリムスへと帰ってしまばドリムノートも失われることをも意味した。一方、婚約者のナァスと共にポドリムスに帰ろうとする秋穂は、まだ心残りがあった。

 アオイが帰ってしまうかもしれず、そうなれば全ての力を失ってしまうと言う健太の恐怖が描かれる話だが、健太にとっては変身出来ないことよりもアオイを失うことの方が恐ろしいことを告白する。
 アオイにとってナァスは婚約者で一番信用できる存在だったのだが、そのナァスが裏切り者であることを知ってしまう。アオイにとって辛い話でもあった。
 ただ、そのナァスがあまりにも糞なことを言っているため、わかりやすい悪役で退場しただけで終わる。健太も大怪我をしたが、アオイによって治療されたようである。
 健太とアオイの関係がなんか恋愛関係へと移行しかけているが、それどころでない事態が発生している。
<健太の特撮愛は凄いが、「ザ・カゲスター」まで範囲に入っているとはたいしたもんだ。。>
犯罪都市 PUNISHMENT
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VOL.8
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15
読書
千日手
松浦寿輝 (検索) <amazon> <楽天>
 仕事帰りに特段どこにも行くところもない榎田は偶然夜中までやっている将棋クラブを見つけ、そこで夜半過ぎまで時間つぶしをするようになった。そこには隆司という小学生の男の子が必ずおり、二人で将棋を指すのが日課になっていく。

 幽明境を異にするというタイプの作品で、雰囲気から最初からオチが分かってしまう問題があった。いかにも掌編といったところ。
<A> <楽>

爆上戦隊ブンブンジャー

40話  ブンブンジャーに憧れる少年広瀬イツキが錠に弟子入りしてきた。大張り切りの錠はヒーロー活動として困っている町の人を助ける姿を見せるのだが、敵と格好良く戦うのが見たいというイツキは不満だった。

 敵はタイジュウケイグルマー。体重計の苦魔獣。人の恥ずかしい数字を教えてギャーソリンを得る。体重計を使った数々の技を使うが、あまりダメージは与えられなかった。
 錠が中心となって、弟子を取るという話。元々その少年はクールに戦いたいと、ブンブルーに弟子入りしたがっていたが、射士郎に押しつけられる形で錠が師匠となった。玄蕃に言わせると、こう言うのは錠が一番向いてるそうだが、実質逃げていた。
 スピンドーが地球に来たため、かなりシリアスのはずなのだが、錠が中心になるとほんわかした物語になるのは人徳という奴か。
 今回の苦魔獣は人が恥ずかしいと思ってる数字を言い当てる。絶対に当たりたくない敵ではあるが、やっぱりほんわかしてる。ちなみに未来は運転免許試験に落ちた数が6回。錠の場合は色々恥ずかしい数字が出されたが、どんな恥ずかしいことを言われてもすぐに立ち直ってる。
 錠のお父さんは金子昇。「百獣戦隊ガオレンジャー」の獅子走だ。
 一方スピンドーはISAと組んで何かをしようとしてる雰囲気。
VOL.7
<A> <楽>
夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
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しかのこのこのここしたんたん
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14
映画
ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024)
 カーネイジとの戦いで大被害を与えてしまったヴェノム=エディ・ブロック(ハーディ)は、警察とシンビオートハンターの手から逃げ回っていた。しかしこのままでは埒があかないと、ニューヨークへ行き汚名を晴らそうとする。ところがその途中、シンビオートの宿敵であるゼノファージという宇宙から来た生物に目をつけられてしまったことが分かった。そこからも逃げなければならなくなった二人は成り行きでネバダ州のエリア 51にやってきてしまうのだが、こここそが政府による極秘のシンビオート研究所だった。襲いかかるゼノファージをここで迎え撃つことになる。

 スパイダーマンの宿敵ヴィランを主人公としたシリーズも本作で一応の最終回。最後までスパイダーマンは出なかったけど。
 スーパーヒーロー疲れが出てきたか、観ていても興奮できないのが残念だが、三作も出来るとは思ってなかったので、これが作られただけでも充分満足。
 シリーズを終わらせるために必要なのはヴェノムの死しかないので、それに至る道をアクション色満載で見せることが最大の使命で、その使命をきちんと行えた。それ以上を求めても仕方がなかろう。
 あんまり語る部分が多くない作品ではあるが、劇中エディがヴェノムに向かって、「(融合した)この一年碌な事がなかった」とぼやいていたシーンがあったので、たった一年間の物語だったことが分かるが、その間にエディが無茶苦茶老けているのが気になった。本作はもう初老と言っても良いような風貌になっている。これが監督の意図したことだとすると、やっぱりヴェノムと融合すると肉体的にも負担が掛かったんだろうなという感想はある。

 『シニスター・シックス』が企画に乗らなくなった今、本作で終わりになるのかどうか。せめて主人公変えてエージェント・ヴェノムはやってほしいところだが。

仮面ライダーガヴ

13話  シータとジープの攻撃に重傷を負ったショウマは絆人によって助けられ危機を脱する。だがショウマが生きていることを知った二人は瀕死のショウマを殺すため、挑発行為で破壊行為を繰り返す。そんな二人に怒り心頭のショウマ。

 敵はシータジープ
 ガヴのパワーアップの話。基本的にはフォーマットに則ったいつも通りの話ではあるが、本作はお菓子がモティーフなので、自分でお菓子を作ったことで新しい力が生まれるというのは新しい設定だ。今回はケーキを作ったことで力に目覚めたが、これからもこう言うパターンになるのだろうか?
 今回パワーアップフォームであるケーキングフォームが誕生。純白の姿だったが、これは最強のパワーアップっぽい姿でもある。
 そしてシータを粉砕したが、最後にシータはジープを突き飛ばして自分だけが死んでいった。生き残ったジープはこれからどうなっていくやら。
 過去の自分たちを思い出し、自分たちの可哀想さを強調するシータとジープ。家族に愛されないことで歪んでしまったという事だが、この作品は結構こう言う描写が多いな。これも特徴的だ。その勝手な言い分にショウマの方がキレてる。
 ラストシーンで酸賀の元をストマック家の次男ニエルブが訪ねてきている。やはり酸賀はグラニュートか?
<ケーキングフォームはエージェントを生み出せる。眷属を産むと一気に悪人っぽくなるな。
 そのケーキングフォームのエージェントは長くは活動出来ないらしいが、何故か吐いていた。虹色の液体を吐くのはアニメ的。>
VOL.1
<A> <楽>
ヒットマン
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村上シネマ──村上春樹と映画アダプテーション(2024) <A> <楽>
藤城孝輔
12
読書
紅殻のパンドラ1
士郎正宗 (検索) <amazon> <楽天>
六道神士 (検索) <amazon> <楽天>
 世界で数少ない全身サイボーグ体の七転福音は知り合いの博士に呼ばれてリゾート島セナンクル・アイランドに船で向かっていた。そんな彼女の出自を見抜いた、偶然同じ船に居合わせたウザル・デリラという女科学者が彼女に声を掛けるのだが…

 原作士郎正宗、作画六道神士という不思議なコンビで始められた近未来SF話。ずっといつ読むかタイミングを計っていたのだが、だいぶ遅れてしまったが完結を機に読み始めることにした。一巻目となる本作は主人公が事件に巻き込まれるだけなのだが、随所に脱力系のギャグを混ぜ込んで、不思議な雰囲気を持つ作品になっていた。
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ウルトラマンアーク

21話  リンの学生時代の同級生で雑誌編集者のアオイは小説家になりたいという夢を持ちながら日々の仕事に忙殺される日々を送っていた。そんな彼女の前に謎の赤い玉が現れた。なんでも夢を叶えてくれるその玉に次々に願いを言う。

 敵は夢咲き鳥怪獣ザンドリアス。芝アオイが会いたいという夢咲き鳥が具現化した姿。最初は手乗りくらいの小さな姿だったが、ほどなく2メートルクラスの怪獣になる。そして最強合体獣キングオブモンス。この世界をぶっ壊せという芝アオイの願いを聞いた赤い玉が変化した巨大怪獣。アークだけでは抑えきれず、ギヴァスの力を借りて撃退できた。
 リンが中心の話で、一人の人間の望みが地球の危機を招いてしまうと言う、それなりに作られているパターンで、何でも夢を叶える力を持った存在に「この世界をぶっ壊せ」と命じたことから起こる悲劇。
 今の時代夢を持つと言うことがどれだけ贅沢かということを突きつけられてしまう、結構グサッとくる話になっていた。
 キングオブモンスの猛攻に耐えられなくなったアークを助けたのはなんと先に宇宙へと向かったギヴァスだった。月で一休みしていたらしい。パターンからすると他のウルトラマンの登場だが、その代わりになるようだな。
 赤い玉は生物の欲望を叶える存在なのだが、際限なく欲望を叶えることで破滅へと向かうことになる。善悪の概念はないらしいが、これまでいくつもの文明を破壊してきたため、自ら消去されることを願っている。
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悪は存在しない
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ウェーブ 戦国魔神 ゴーショーグン
10
映画
クレオパトラ(1970)
 21世紀。人類は宇宙からの侵略者パサトリネ星人と戦い続けていた。そのパサトリネ星人の内容不明の極秘作戦名を手に入れるが、そこには「クレオパトラ計画」と書かれていた。それは何を意味するのか不明なため、人の魂を過去に送る装置によって三人の男女がクレオパトラの生きている時代に精神を転生させ、そこでクレオパトラの動向を探らせるのだった。

 虫プロ製作による芸術用アニメの一本で、ある街角の物語千夜一夜物語に続く三本目に当たる。監督はこれまでその二本を監督した山本暎一で、この時点で名実共に山本監督は虫プロにおける芸術部門のトップとなっている。
 話はシェイクスピアの戯曲で有名なクレオパトラを主人公にしたものだが、それをSFチックに描いたのが特徴となる。普通に伝記として描いても別段ストーリーに影響しないので、その意味は薄いが、おそらくは当初は過去と未来を行き来するもっと膨らみのある物語だったのがスケジュールの都合などで縮小されてしまった結果なのではないかと推測する
 物語としては、クレオパトラの数奇な運命を描く話で、ローマのシーザーとアントニウスを手玉に取る悪女に仕立てられた庶民の娘の運命の顛末と言ったところ。
 ただ設定上それは不可能な話であり、史実を無理矢理ねじ曲げてしまったところに無理が生じてしまった。話としてもさほど面白いわけでなし、壮大さの表現も今ひとつ。これを芸術と言われても納得いかない。何もかもあと一歩足りないというところで、虫プロ制作作品の中でもかなり評価は低くなる。

 本作制作中は多忙により手塚治虫自身はほとんどノータッチだったらしいが、出来に納得いかなかったらしく、完成後に手塚治虫が内容を書き直したという(そのため2バージョン存在する)。
 
 設定上、本作がアニメーションに与えた影響としては、日本で最初に映倫カットを受けたアニメというところ。後の18禁アニメの先駆けでもあった

ウイングマン

7話  突然現れた謎のヒーローに救われた健太は、ドリムノートの制作者でアオイの父ドクターラークの声に導かれ、改めてドリムノートにウイングマンを書き直すことにした。内容を全て把握しているザシーバに勝つためには、更なる力を必要とされた。

 危機を越えてパワーアップというヒーローものでは定番の話になるが、他の作品と違うのは、全てドリムノートに書き込む人間のイマジネーションに負っているということで、予想を超えた力ではないということ。それが本作の大きな特徴でもある。
 ウイングマンの危機を知った美紅も又、ドクターラークにお願いし、短時間ドリームパワーが使えるようになった。その力を用いて捕らわれたアオイを助け、少しだけ時間稼ぎも行った。
 そして健太のイマジネーションはウイングマンに更なる力を与え、デルタエンドを完成させた。
 ただ、これまでディメンションパワーを使いすぎてアオイは力を失ってしまう。
 そして学園には新しい転校生がやってくる。ポドリムス人でアオイの幼なじみだという。一緒にポドリムスへ帰ろうと誘われ、アオイの心も揺れている。
<健太はアオイの父を理想的なお父さんだと言っていたが、もしディメンションパワーを使えたら、特撮に理解を持つ親に変えるとか言っていた。これはアオイを力づけようという思いやりかもしれないが。>
辰巳
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きのこいぬ
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wiki
09
読書
さあ、気ちがいになりなさい
フレドリック・ブラウン (検索) <amazon> <楽天>
 新聞記者のパインは編集長から精神病院への潜入レポートを書けと命じられ、入院するために自らがナポレオンであると主張し、妄想患者を装うことにした。ところが演技が真に入るにつれ、あるはずのないナポレオンの記憶を思い出し始める。

 かなり人を食った物語で、ナンセンスSFの見本みたいな作品だった。オチはかなり強引だが、こう言うのもありだろう。
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爆上戦隊ブンブンジャー

38話  ハシリヤンのボスであるスピンドーがついに地球にやってきた。ISAはブンブンジャーにも知らせず上層部の面々がスピンドーを迎える。そんな時、ハシリヤンの大番頭グランツ・リスクが送り込んだ苦魔獣スポンジグルマーに手を焼いていた。

 敵はスポンジグルマー。グランツ・リスクが持ってきたスポンジから生まれた苦魔獣で、両手から生じる泡でなんでも滑りをよくする。更に全身のスポンジで泡だらけになった人間を吸収することも出来、ブンレッド以外を全部吸収してしまった。
 最終章の開始。ハシリヤンのボスであるスピンドーが地球にやってきた。その力はまさしく圧倒的で、ブンブンジャーの総力を上げても全く通用しない。更にその部下であるグランツ・リスクだけでも圧倒的な力を見せ付けた。更にグランツ・リスクが持ってきたスポンジから生まれたスポンジグルマーも超強力で、これからの闘いが困難になることを予見させる。
 調はISA上層部がおかしいと探りを入れるが、そこで長官がハシリヤンとつながっていることを推測して、ブンブンジャーのために働くことを決めている。
<スポンジグルマーに吸収されたブンブンジャーはスーツだけ外れて普通の服のまま元に戻ってる。顔だけブンブンジャーなので異様な光景だ。>
VOL.7
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化け猫あんずちゃん
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映画創作と内的対話(2024) <A> <楽>
石井岳龍
07
映画
ボルテスV レガシー(2024)
 ある日突如宇宙から銀河の多くの星々を支配するボアザン帝国が地球にやってきた。司令官プリンス・ザルドス(ロペス)率いる先見軍は小型宇宙船を多数飛ばして各国の空を司会すると共に、巨大ロボットのビースト・ファイターを繰り出して都市部の破壊を始めた。圧倒的なボアザン帝国軍に地球の軍隊はほとんど敵わず、このままでは地球はあっけなく支配されるかと思われたのだが、実は秘密裏にビースト・ファイターと戦えるロボット兵器が完成していた。アームストロング三兄弟をはじめとする五人の聖栄チームはそのロボット、ボルテスVを起動させる。

 1977年に東映アニメーションで作られたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」。これは1976年の「超電磁ロボ コン・バトラーV」に続く作品で、東映の名物アニメ監督長浜忠夫が中心人になって数年間作られた作品で、今では長浜ロマンと知られる一作である。日本では知名度において「コン・バトラーV」に劣るのだが、海外では圧倒的な人気を持つ作品である。特にフィリピンではとんでもない人気を誇ったという。資料によれば、なんと視聴率58%というとんでもない数字が出ている。
 これには理由があった。フィリピンは当時マルコス大統領による独裁政治が行われており、それに対して反抗が出来ない状態にあったのだが、その中で独裁者に対する反抗を描いた「ボルテスV」は、大衆自らの代弁者とも受け取られていった。勿論作品自体は子どものものだが、敏感な子どもだからこそ、今の国がおかしいという事をアニメを通して学ぶと言うことがおこっていく。結果として、作られた当時の意図からだいぶ離れ、勝手に話が大きくなってしまった。フィリピンではこれが民主化の願いを背負うことになった。
 創作物には時としてそういう力があり、その典型的例がこの「ボルテスV」だったのだが、それを実写でテレビシリーズ化するまでとは驚き。
 結果として日本ではなくフィリピンで実写化された作品がやってきた。
 元はテレビ版であり、その内に放映されることは分かっていたのだが、それでも映画館の大画面で観てみたいという気持ちは強くて劇場で拝見してきた。

 ざっくりした感想を言えば、映画として観るにはきついが、思い入れがあれば楽しめる。と言った感じだろう。
 本作はテレビ版の二話分を再編集して入れている。そのため前半と後半で二つの物語が展開するのだが、前半はボルテスVの活躍を中心にしており、後半はアームストロング三兄弟と母の物語になっているため、全体的な俯瞰に欠け、物語としても中途半端な印象。ストーリーも散漫で観ているとかなり飽きてくる。
 これこそテレビ再編集の弊害というものだろう。5〜6話を凝縮して入れて再編集していればだいぶ変わったと思うのだが、2話分をそのまま流してるだけだから致し方ない。

 ただ、本作で色々考えることもあった。
 本作を作っている監督は、本作を完成度高く作る事を最初から放棄しているようだった。監督の考える本作は、アニメ版の完全再現で、アニメ版と同じ演出で作り上げることが最大の命題だったようだ。
 正直、この当時のアニメの完成度は現代の目からするとだいぶ稚拙である。いや、そうではなく、まだノウハウを蓄積する前だったと言うべきか。その分演出がややゆったりしている。そのゆったりした演出をそのまま蘇らせた結果、なんだか妙に古くさい作品に仕上がってしまった。
 特に後半なのだが、オリジナル版の演出家である長浜忠夫演出の癖がそのまま出てしまっている。
 長浜演出は際だった特徴がある。それは僅か数秒の出来事を10数分かけて演出するというもの。間に回想シーンを入れたり、思いを告白させたりして、台詞を使ったり、顔のアップで止め絵を多用したりして、とにかく時間を稼いで、一瞬を長引かせるのを得意としている監督として知られていた。。
 長浜忠夫が確立したその演出はアニメだから可能なもので、実写でそれをやると、それは数秒の出来事ではなく、リアルタイムで時間が流れることになってしまう。その結果、お母さんに対してボアザン帝国はずっと攻撃を行わないし、目の前にいるはずの敵に対して飛行機は現場に着くまでに五分くらいかかる(走ってもそれくらいで着くだろう)。お陰で相当間延びした演出になってしまうのだが、逆にアニメの演出をそのまま実写に使うとこうなるのか!という新鮮な驚きも与えてくれた。その意味では逆に貴重な体験を与えてくれる作品とも思える。

仮面ライダーガヴ

12話  クリスマスを前に何でも屋はケーキ屋の手伝いにかり出される。ショウマも手伝いをしていたのだが、そこに絆人からグラニュートが現れたという連絡が入った。現場に向かったショウマだが…

 敵はロジョー。カニ型のグラニュートで、かねてから人間界で人間狩りをしていたヴェテランのハンター。ミュージシャンの格好をしていて、妙にノリが良い。
 ストマック家の厄介者になってしまったシータとジープがショウマを消すために動いている。出来損ないで大嫌いだった弟が自分たちを邪魔し続けていたのだから当然だが、ショウマにとってはトラウマ級のイジメがあったことも描写された。
 二人は豹のような姿を取り双子の連係攻撃でガヴを攻撃する。厄介な敵だったが、既にパワーアップを果たしていたガヴはある程度は対処していた。ガヴは敗北しているが最後に崖から落とされるという生存フラグをちゃんとこなしている。
 絆人が仮面ライダーヴァレンだと知ったショウマは旧知のデンテに、人間が仮面ライダーに変身出来る理由を尋ねたが、デンテはそれはグラニュートによる改造であると言っていた。酢賀の正体は何だろうか。
<ヴァレンとロジョーの戦いはまるで恋人が水遊びをしてるかのよう。狙った演出なのは分かるが、ヴァレンのスーツの痛みが心配だ。>
VOL.1
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東京カウボーイ
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ブースカ ボビングドール ピンクVer.
05
読書
ドカ食いダイスキ!もちづきさん1
まるよのかもめ (検索) <amazon> <楽天>
 ドカ食いによる多幸感にはまってしまったOLもちづきは、今日も空腹とドカ食いを繰り返している。そんなもちづきさんの日々を描くグルメ?漫画。

 SNSで有名になり、無料版は毎回楽しみに読んでいる漫画だが、単行本はやはり良い。机の片隅に置いて、ついつい読んでしまう。それにしても食べ物作ってる最中に傍らに死神のイメージが出てくるグルメ漫画とは前代未聞。
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ウルトラマンアーク

20話  ヘルナラクの襲撃を撃退してから怪獣騒ぎは鳴りを潜め、束の間の平和が星元市に訪れていた。そんな時に伴所長の娘ツグミが高校の職業体験でテレビレポーターとなり、気が気でない所長はこっそり娘を観察していたのだが、そこに怪獣が現れ…

 敵は古代怪獣ゴメス。これまでの個体とは異なり、弱点であるシトロネラアシッドが通用せず、更に重力を操って飛行も出来る。その正体は宇宙からやってきた謎の生物スペッキオが擬態していた。そして宇宙生命体スペッキオ。宇宙からやってきた不定形鉱物の生命体で、ゴメスに擬態していた。
 シリーズでは一話くらい長官の家庭の話があるもので、この話もそのフォーマットに則った話になってる。反抗期を迎え少々距離の開いてしまった父と娘の関係の変化が描かれていく。
 アークは偉大なヒーローだが、ヒーローだけで平和を作る事が出来ない。一人一人が平和の意思を持って何かをなしていくことが大切だという結論。
 今回登場したのはゴメス。この世界ではそれなりに現れる怪獣らしく、その対処方法も確立しているのだが、対策が全く通用せず、更に空まで飛べるという特殊な存在。
 ゴメスがあまりにも固すぎるため、アークの攻撃もほとんど通用しなかった。なんか今回アークの戦い方がワイルドで、まるでブレーザーみたいだ。
 今回の敵はちょっと含みがあったようで、これから先何かの伏線になってる感じがある。
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キングダム 大将軍の帰還
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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?
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wiki
03
映画
ベイビーわるきゅーれ(2021)
 杉本ちさと(石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)の二人は女子高生コンビのプロの殺し屋として活動していた。だが二人が卒業を機に組織から“表の顔”として普通の社会生活を送るよう命じられる。しかし組織に委託された人殺し以外に何もしてこなかった彼女たちにとって、社会人の生活は人殺し以上に困難なものだった。全く人に合わせることの出来ないまひろは、どんなアルバイトをしても当日に辞めざるを得なくなり、一方まひろよりは人と合わせられるちさとはメイドカフェの仕事を得る事が出来た。そんな折、ちさとの店にやってきた二人組の親子が暴れ始めたため、勢いで二人を射殺してしまう。

 私は比較的ジャンル映画と呼ばれる作品が好きで、SNSでもそう言う作品を作る監督とか映画批評をやってる人をフォローしているのだが、数年前からある単語が出てくるようになってきた。その名前は『ベイビーわるきゅーれ』といった。
 そんなもので、機会があったら観てみようと思っていたが、本当に丁度良い具合に配信されてるのを知ったので観てみた。
 なるほど褒められるのは良く分かるし、非常にそれに共感出来る
 物語そのものは単純で、いわば殺し屋の日常を描くと言うだけの話。ノリとしては「ザ・ファブル」の女子高生版。昔押井守の企画で『KILLERS』(2002)というオムニバス映画があったが、それとほぼ同じで、極めてシンプル。
 しかし、本作はそれだけで終わらない。それは本作がとても感情描写が巧みだから
 本作で一番の売りは、感情のリアルさと言って良いだろう。ここに登場する殺し屋少女の二人ちさととまひろはほぼ女子高生のノリで殺人を犯していく。
 この“女子高生のノリ”というのが曲者。表面的な理解では、派手な格好をして浮ついて仲間とわいわいやって常に楽しげというものがあるのだが、むしろ文学的意味での「ノリ」は全く違う。
 この世界は生きにくい。それは表面的には上手くやっていたとしても、本質的に人は誰しも面倒くさいことは嫌い。そして面倒くささを避けると人が苦手になっていく。その度合いを描くことが文学的なノリと言うもの。
 明らかに本作はその文学ノリの上に立った作品で、アクションとの融合は結構難しいはずなのにそれがすんなり成功してるところが本作の凄いところで、監督のバランスの良さが良く出ている。凄い人だと思う。

 あと最低限きっちりしてるのがアクションシーンで、CGなしの肉弾戦と銃撃シーンが本当にリアル。そこがあってこそ本作は輝く。きちんと丁寧に作られたアクションがしっかり仕事してる。

 概ねとても丁寧で、そつが無い作り。これこそ今の時代にぴったり合った映画ということだ。

ウイングマン

6話  ギャバンショーに堪能し、ヒーロー活動と美紅からの告白を受けて現在絶好調の健太。一方、自らの力が弱まっていることを自覚したアオイは、強い危機感を持ち始めていた。

 ヒーローとしての自覚がどんどん強くなっていく健太は、少なくとも言葉は本物のヒーローになっている。ただ、本当の危機はここからだ。実際健太は今美紅の応援を受けて浮かれているのは確か。更に学園の中では特撮コンペのための映像作りに頑張ってる。
 しかし、こういう絶好調の時に落とすのが物語の定番。盛り上がってしまって脇が甘くなっているところをドリムノートを奪われてしまい、ノートに書かれていたものを全て消されてしまった。
 そしてウイングマンに変身出来なくなってしまった健太をポドリムスからの刺客が襲うが、直接攻撃ではなく、ドリムノートに書かれていることを全て消されてしまった。
 変身も出来ず、特殊能力も失ってしまった健太は、危機に陥った美紅を助けることも出来ないと絶望するのだが、その時突然現れた謎のヒーローに助けられる。
 美紅が新体操をやってることを知って、それを参考にしたいという健太。これは原作でもあったが、ここでは「大戦隊ゴーグルV」に絡めているところがさすが東映。
<本郷猛に憧れてる健太は仮面ライダー1号の変身ポーズを取ってる。それ前に藤岡真威人本人がやってる。>
劇場版『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』
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映画で味わう中世ヨーロッパ:歴史と伝説が織りなす魅惑の世界(2024) <A> <楽>
図師宣忠
01
読書
転生したらスライムだった件14
伏瀬 (検索) <amazon> <楽天>
 帝国軍全てを撃退し、多量の魂を手に入れたリムルはその魂を使って腹心の部下達を覚醒させて魔王レベルにまで力を高めさせた。一方東の帝国に身を寄せたユウキは帝国内部でクーデターを起こそうと画策していたのだが…

 前巻のあっけない戦いの後処理が終わり、部下達のパワーアップも果たした。これで強さがますますインフレ起こしていると思ったら、そんな部下達を一蹴するかのようなキャラまで登場。自軍だけでなく敵の強さもインフレ気味。それでまだ面白さを保っているところが流石。
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爆上戦隊ブンブンジャー

37話  ハシリヤンの親玉スピンドーが地球にやってくると知り、そのための準備をしていたサンシータだったが、そんな地球にヤイヤイヤルカーにそっくりのウェイウェイヤルカーが現れ、ヤルカーをスーパーエリートにスカウトすると言ってきた。突然の出世に戸惑うヤルカーだったが、そんなヤルカーを気持ちよく送り出そうとデコトラーデとイターシャはサンシーターの解散を決める。

 敵はブンブンキラーロボ。そしてアニキのアコギグルマー・ジョンイトコのエレキグルマー・ボヴィ。ウェイウェイヤルカーのエリートイグニッションで作られた苦魔獣。更にグランス・リスク。ハシリヤンの大番頭で、大変強かった。
 今回は完全にサンシータ主体の話で、ハシリヤンの中でも落ちこぼれの三人の絆を確認する話になっている。突然湧いて出た出世話に動揺するヤイヤイヤルカーと、そんなヤルカーを気持ちよく送り出してやろうとする二人の心に打たれ、やはり一緒にいたいと戻って仲間であることを確認する。
 突然今回「炎神戦隊ゴーオンジャー」からスピードルが参戦し、ビュンビュンマッハーロボと合体した。ビュンディとは旧知の仲らしい。
 今回は本当にサンシーターばかりが活躍しており、ブンブンジャーの方はほとんど台詞もない話だった。
<オープニングでヤイヤイヤルカーが言った台詞は「またつまらないものを運ばされているカー」で、戦いの中でビュンディが「なんだこのプレッシャーは」。で、ブンブンキラーロボの必殺技は「トップをねらえ」のスーパーイナズマキックのパクリ。よくやるよ。>
VOL.7
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美食家ダリのレストラン
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VOL.1
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