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30 |
読書 |
理解
“わたし”レオンは溺死しかけたところを新薬投与によって奇跡的に回復した。それから記憶力が一気に上がって以降、様々な能力が格段に上昇していく。それによって自分が政府によって監視されていることが分かってしまい、痕跡を残さずに姿を消すが、その間にもレオンの能力は更に向上していく。世界を変えることさえ出来ることが分かってしまう。
ネット社会の中での「アルジャーノンに花束を」的作品。ネットを駆使する描写がなかなかビジュアル的にも良い感じ。オチも含め、このまま映画にしても構わないような出来(B級的だが)。 |
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12話 |
倫太郎が重傷を負ってしまい、責任を感じる賢人だが、ゴブリンメギドによるワンダーライドブックの浸食は続いていた。ゴブリンメギドを倒してもワンダーライドブックは復活せず、その世界には入れなくなってしまうという事態に戸惑いつつ、それでも戦いに赴く仮面ライダー達。
敵はゴブリンメギド。あとは幹部クラスのメギド達が多数登場。それぞれが六人のライダーと戦う。そして仮面ライダーカリバー。
一応前半のクライマックス。
メギド側の目的は世界を統合するのだという。だけどワンダーライドブックの世界って本毎にあるので多量にあるはずだが、そのどれかが世界とつながるのか、それとも何か別な世界なのか。実の話一体何が起こっているのか全く把握できない。
賢人だけはその目的を知っていたようで、どこに行けばカリバーと出会えるのかと統合されるべき世界が何であるのかを知っているようだ。それこそが15年前に飛羽真と自分、そしてルナの物語に関わるものらしい。
それより問題は、別段それで深く物語を知ろうとも思えないという、困ってしまった物語展開。熱い台詞やしんみりした台詞の数々が全部上滑りしてる。 |
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別冊映画秘宝 決定版 韓国娯楽映画究極入門! |
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28 |
映画 |
マイティ・ソー バトルロイヤル(2017) |
ミッドガルドでのウルトロンの戦いからアスガルドに帰還したソー(ヘムズワース)は、宇宙を滅ぼしかねないインフィニティ・ストーンの存在を知り、宇宙の平和のために9つの世界を飛び回りつつインフィニティ・ストーンの手がかりを探していた。巨神スルトとの戦いで疲弊したため、休養のためにアスガルドに戻ったソーは、玉座に座っているのがオーディンではなく、死んだはずの義弟のロキ(ヒドルストン)であることを知る。ロキに詰め寄ってミッドガルドに蟄居状態のオーディンを迎えに行くが、二人と出会ったオーディンはかつて凶悪すぎるために封印されていた二人の姉ヘラが目を覚ましたことを告げて消滅してしまう。オーディンの言葉通り、突如アスガルドに現れたヘラはあっという間にアスガルドを蹂躙してしまう。ソーとロキの攻撃までも全く通用しないどころかムジョルニアまで破壊されてしまい、更に宇宙の果てにはじき出されてしまうのだった。力を失い、奴隷商に連れ去られてしまったソーは、剣闘士として売られてしまう。
マイティ・ソーのシリーズの第3作に当たる本作。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)も本作で17作。MCUの時間軸的に言えばアベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015)でアスガルドに帰って行ったソーが何をしたかということが描かれていく話。その間にシビル・ウォーがあって、地球ではヒーローが二分されているが、ソーはそれには関わらず、あくまで自分一人で宇宙を救いに行っていたことが示されている。
前作となるマイティ・ソー ダーク・ワールド(2013)の強烈なオチでアスガルドはロキによって支配されてしまうのだが、それでロキが何をしたかというと、何にもしなかったというのが面白い。かつてアベンジャーズ(2012)で地球をサノスに売り渡すほどのことをしたロキだから、何かしらの目的があるのだろうと思っていたのだが、その実は単に王座でぬくぬく暮らすことくらいしか考えてなかったというのが、いかにもロキらしいポンコツぶりだった。やったことと言えば、精々兄のソーにちょっと嫌がらせをするくらい。別段アスガルドを改革させようとか、あるいは内部から崩壊させようとかいうことを一切してない。実に分かりやすい小悪人だった(立ち位置で言うならライオン・キング(1994)のスカーに近い)。そのお陰でアスガルドは少しずつ悪くなっていくが、一応形としてはまだ健在という状況から始まる。
外見は変わってないが、ロキが勝手をしてることで内実はボロボロ。あと一押しすればアスガルドが崩壊するという状況の中で話が始められたのはなかなか絶妙な始まりとも言える。その一押しをする存在であるヘラが現れ、あっけなくアスガルドが壊れてしまう理由付けが出来ていたから。
このお陰でほぼ全編にわたって展開されるはずのアスガルド崩壊があっけなく描かれてしまったし、あまりにあっけなさ過ぎてしんみりする必要が無いし、その分コメディパートに時間を取る事が出来た。
本来だったら失われたアスガルドの奪還こそ本道なのだが、結局この作品、剣闘士として戦うソーの話ばかりが出てきて、メインの話は本当にあっけなく済ましてしまう。
だからこの作品はメインの話がかなり脇に寄せられ、タイトル通りバトルロイヤルパートにえらく時間を使っているのが特徴。よくこんなぶっ飛んだもの作れたものだ。
それとラスト。この展開は予想外で、このラストシーンの直後にアベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018)が始まるため、必見。
実はこの作品、劇場をスルーしていたのだが、この展開を知って、これは劇場で観るべきだったかと後悔した。MCUで劇場で観てないのが4本あるが、これ観なかったのが一番後悔した(アニメ版ゴジラとこちらのどちら観るか?と言われたら、私には選択肢は一つしかなかった)。 |
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13話 |
海に落下して被害を防いだカリプソだが、海底でブレイマンがSOSを発し続けていた。信号が強すぎるため任務に支障が出ることから、ゴードンが4号で向かう。だが現場にはカオス・クルーが待ち受けていた。
前回ですっきり終わったはずの事件だったが、宇宙船の中にいたブレイマンのお陰で新しい任務が出来てしまった。迷惑ロボット…と思ったら、ブレイマンは重要なデータを抱えていたようで、フッドもそのデータを狙ってカオス・クルーを繰り出してきた。
インターナショナル・レスキューの方は海底の作業のためにゴードン主体回で、当初単なるロボットの回収作業だったのが、カオス・クルーとの戦いが入ってしまい、かなり厄介な任務になる。
ゴードンの4号がカオス・クルーによって海の底で擱坐してしまったため、フッドとインターナショナル・レスキューの全面対決となった。かなり悲壮感あるBGMが用いられ、相当に危険な状況なのが分かる。ゴードンの危機と言うことでペネロープも海底探査艇に乗って救助に参加してる。
ゴードンは無事救助されたが4号は海底に残されたまま。新シリーズ中4号が大破したのは2回目。ゴードンも数ヶ月は入院という大怪我を負ってしまった。
ケーヨのシャドーに追い詰められたカオス・クルーはブレイマンを廃棄。ブレインズの指令でケーヨはカオス・クルーザーを放っておきブレイマンを救出した。
ブレイマンは実はカリプソのデータの一部を持っており、そのデータをカリプソのデータと合わせたところ、トレイシー一家の父ジェフが発したSOSであることが分かった。ひょっとして生きているのか?
<海底でスーツだけで活動しているペネロープ。水圧は大丈夫なのか?> |
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26 |
読書 |
パタリロ!7
パタリロのいとこマッタリロがマリネラにやってきた。まだ赤ん坊のマッタリロがゴキブリを食べてしまうのを見たパタリロはゴキブリ退治の薬を作るのだが、それを飲んでしまったマッタリロが透明になってしまう。
今巻は一話完結の短編のみで構築されている。一本一本が内容が濃く、どれも中編くらいにはなりそうな分量がある。唐突に東京にやってきて混乱を引き起こす話とか、一日の日課を淡々と描くとか、それぞれに個性あって面白い話。シャアのコスプレするシーンもあって、丁度「ガンダム」の世代だったんだな。 |
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32話 |
小夜がイケメン医師とデートしていると聞かされたキラメイジャー。そんな時にヨドン反応が生じ、小夜のデートを邪魔されないように自分たちでなんとかしようとする。しかしその敵ナゾカケ邪面から出された謎かけに解答できなければ触れることも出来ず、誰もその問いに答えることが出来なかった。
敵はナゾカケ邪面。謎かけを出し、それに答えられた者だけに自分の攻撃を許すという邪面師。謎かけが解けない限りは無敵だが、謎かけが解かれてしまうとてんで弱い。
小夜の中心回で、アメリカ時代の同級生との交流が描かれる。オープニングでは楽しそうな作品に思えたのだが、ヨドンヘイムの大侵攻の前触れで意外に重い物語が展開している。
一方ガルザはハコブーの前に現れ、闇の力でアタマルドに案内させた。これによって地上への侵攻と共にアタマルドへの侵攻も開始された。一気にラストバトルっぽい展開になってきた。
キャラクター内に恋愛感情はないため、恋愛話をネタとしてみんなで共有し合うのが結構面白い。
本作はウルトラマンシリーズで名を馳せる田口清隆監督のスーパー戦隊初監督回。
<ヨドンヘイムの科学が進んでいることを知って、協力するという日下。これまでキラメイジャーが撃退してきたことは顧慮してないんだ。> |
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24 |
映画 |
イコライザー2(2018) |
ロシアマフィアを一網打尽にしたロバート・マッコール(ワシントン)はマサチューセッツ州に住み続けていたが、職を変えタクシー運転手として働いていた。そんな中で本人には内緒で周囲の住民達の手助けをしていたが、その中でサム・ルビンスタインという高齢者が生き別れの姉を探していると知り、昔馴染みのDIA職員のスーザン・プラマーに調査をお願いしたのだが、彼女が何者かに殺害されてしまう。更にロバートにも殺し屋が差し向けられてくる。
よくある設定の話でもスマッシュヒットが取れたことで評価されたイコライザーの続編で、監督と主演は続投で作られた。
一作目に続いて面白い…と言えればいいのだが、やはり一作目と比べると残念ながら出来は落ちる。
一作目の良さはキャラクターのみならず、特殊な演出方法にあった。はっきりそれが分かるのはロバートが殺戮モードに入った瞬間、時計の描写が発動し、その時間内で全てが終わるという演出で、数回それが行われていたことが演出のメリハリになっていた。
今回それは目に見える形では前半に一回のみで、ちょっと寂しい。あとはプロ同士の高度な駆け引きから最後の一対一の決闘まで流れるように話が展開する。
作品としてはこれで良いのだが、本作の良い部分を抑えてしまったため、なんかとても普通のアクション作品になってしまった感じ。
実は最後のところでもタイムアクションの演出は隠れて使われていたのだが、それをやってしまうとオチのネタバレになるために隠されているので、オチが分かってから理解出来るようには出来てる。
そこを評価できるかどうかで本作の判断は分かれるだろう。私はちょっとそこが微妙。もっとワシントン無双を観たかった気分で、ちょっと燃焼不良と言った感じ。監督が己の実力を過大評価してしまった感はある。 |
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11話 |
カリバーの正体が父でなかったことを知り、真実を知るためカリバーと再戦を望み、倫太郎と衝突する。そんな時、六つのワンダーワールドが同時に六体のゴブリンメギドに襲われる。ソードオブロゴスのライダーはそれぞれ一人ずつワンダーランドに向かう。
敵はゴブリンメギド。レジエルにより「いたずらゴブリンズアルターライドブック」から生み出された。人間を赤い影のようにしてしまうメギド。最初から六体作られ、六つのワンダーランドに現れる。
前回ラストで仮面ライダーカリバーの正体は賢人の父ではなかったことが分かったが、逆にそれでは何故父は裏切り者にされたのかと悩む賢人が怒りにまかせて戦ってしまう。今回は完全に賢人の中心回で、飛羽真はただ戦ってるだけ。逆に罠にはまってワンダーランドの封印を解いてしまった。
一方、ソフィアよりノーザンベースの鍵を預けられる芽衣。
<賢人を気遣う飛羽真は賢人が屋上にいることを見抜くが、なんでこの程度の付き合いで賢人の好きな場所が分かるんだろう?この台詞は早すぎるよ。そもそもなんで飛羽真は賢人の胸の内が分かるんだ?都合良すぎるんだよ。
倫太郎と賢人の喧嘩を見た芽衣は「修羅場」と言っている。狙いすぎの台詞だ。> |
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荒野のコトブキ飛行隊 完全版 Blu-ray |
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Action Toys ビッグヒーロー 仮面ライダー 旧1号 |
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23 |
読書 |
バビロンの塔
天に届く塔を建てる大プロジェクト、バビロンの塔の建築に関わることになったシュメール人のヒラルムはついに天蓋に一番乗りで触れることに成功した。ところが彼が触れた瞬間、天蓋が崩れ多量の水に押し流されてしまう。流された先でヒラルムが見たものとは?
物理法則が現実とは違う世界の中での旧約聖書のバビロンの塔の物語。展開が意外で、アイディアの秀逸さに驚く。これぞSFだな。 |
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22話 |
回収されたバラバの角を解析した防衛軍は次元を超えて影響を及ぼす兵器D4を開発した。それをキングジョーストレイジカスタムに搭載することを決定した防衛軍と、それに反発するストレイジ。そのD4を狙うかのように怪獣が現れる。
敵は宇宙凶剣怪獣ケルビム。宇宙から飛来した隕石に紛れて現れた怪獣で、複数現れる。そして宇宙凶剣怪獣マザーケルビム。ケルビムを生み出す巨大な個体で、大気圏外で隕石に偽装したケルビムの卵を落とし続ける。
人間にはコントロールしきれない超兵器を巡る話。力はより強い力を呼び寄せてしまい、際限がなくなる。これはシリーズでは何度か登場したものだが、最も有名なのは「ウルトラセブン」26話だろう。あの話ではR2だったので、ネーミングもそれに合わせたのだろう。
その兵器を巡ってそれぞれが物思う。ハルキはコントロール出来ない力を持つべきではないと考えるが、ゼットは人類が怪獣への対抗手段を持つのは悪くないと言う。一方、その兵器を託されたヨウコの苦悩が本作の見所となる。
結局その兵器D4を撃つことになったのだが、そのため次元崩壊を起こしかける。今回はゼットの活躍でなんとかそれは食い止められた。
一方、カブラギシンヤから離脱したセレブロは防衛軍の中で活動中。その影響かどうかは不明だが、クリヤマ長官が急変。防衛軍の言うがままD4を撃つよう指令するし、それを反発したストレイジに解散命令を下してしまう。
<クリヤマはヨウコにD4を撃つよう指令するが、そこは都市部。撃ったら都市一つが完全に消滅する。それでも撃てというのは無理があるだろ。> |
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ピアノ・ソロ TV&映画で話題の人気曲あつめました。 |
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21 |
映画 |
白熱(1949) |
凶悪なギャング団を率いたコーディ・ジャレット(キャグニー)は、列車強盗に成功し、そのまま遠隔地の小事件の犯人として警察に自首することによって、アリバイ作りをして軽罪で収監され、その後晴れて出所した。母マー(ワイチャーリイ)と妻バーナ(メイヨ)の元に戻ったコーディはしばし犯罪家業から遠ざかるが、警察による列車強盗の捜査は着実に進められていた。一方母を溺愛するコーディにバーナは愛想を尽かし、同じギャング団の幹部に心が移っていた。
ギャングを扱った映画は多々あるが、その中で割と定番となるキャラが存在する。凶悪な犯罪者集団の中にあって、子どものような顔をして、実はとんでもなく凶悪なキャラクターである。元々実在のベビーフェイス・ネルソンという人物がいたからだが、この存在は映画映えするので、手を替え品を替えてこの手のキャラクターが登場する。なによりそのベビーフェイスっぽさを体現する人物がいたのが重要。
ジェームズ・キャグニーというキャラクターはまさにベビーフェイスそのものとも言えるキャラで、彼の存在がギャング映画の新境地を開いたと言っても良い。キャグニーはダンサーとしても演技派としても一流の役者だが、最大のはまり役がギャング役となったのは、まさしくこのギャップこそがはまり役を作っていたのだろう。
かつて民衆の敵(1931)で女性の顔に半分切りしたグレープフルーツを押しつけることで大いに湧かせたキャグニーだが、本作でも片手に持ったチキンにかぶりつき、咀嚼しながらもう片手に持った拳銃で人を撃つ描写は後のいくつもの映画でリスペクトされている。
それはキャグニー自身もよく知っていたようで、本作のコーディの造形はキャグニー自身による脚色が入っているそうだ。マザコンでヒステリックなキャラをキャグニー自身が提唱したと言われている。お陰でとてつもないはまり役になった(本人はギャング役に復帰するのはあまり乗り気で無かったという話もある)。
そしてもう一点。この作品は映画史に残したものがある。
それは物語の主人公がイカれていてもちゃんと物語が成立するというもの。
この作品が作られるまでもいくつもの犯罪映画があり、中にはかなり暴力的な主人公も存在したが、基本主人公は理性的な人間を配していた。イカれた存在は主人公以外が演じるもので、主人公はいやいや、若しくはそんなイカれたキャラを利用する立場に立つことはあったが、本人がそういうキャラを演じるのはこれまでは遠慮されていた。実際民衆の敵(1931)でのキャグニーも相当イカれていた感じはあったものの、ちゃんと理性的な振る舞いもちゃんとしていた。
しかし本作を境に、そのようなキャラを主人公が演じても良いという免罪符が付いた感じで、ここからハリウッドの表現は一気に拡大された感がある。
その意味で本作は大きく映画史に貢献した作品でもある。
改めて考えるに、本作は突出してキャグニーの魅力に溢れてるのだが、ここまでのキャラクターを作れたのは演出のお陰だ。
この作品は当時のギャング映画を基本踏襲しており、起伏の箇所が概ね予測できるようになっている。どのタイミングで危機が起こり、どこで裏切りに遭う、というタイミングは大体分かるのだが、そのどのタイミングも外連味がたっぷりあふれてる。キャグニーが登場する度に、そのマザコンっぷりサイコパスっぷりで全部演出を取られてしまう。だからキャグニーに対抗するべく多くのキャラは怒鳴り合うし、極端な個性を発揮する。収拾つかなくなりそうな物語をきちんとバランスを取って、キャグニー一人の見せ場にしないようきちんと配慮されてるのがなんとも上手いところである。
とはいえ、ラストの独壇場のキャグニーはあまりにもキャラ立ちすぎ。炎の中ですっくと立ち、「ママーっ」と叫ぶシーンは映画史に残る最高のシーンの一つだ。
決してキャグニー一人だけの作品ではない。しかしキャグニーのキャラ立ちがあまりにも凄まじい作品でもある。 |
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12話 |
宇宙探索艇カリプソが地球へ帰還しようとしていた。ところが乗組員はコールドスリープ状態で、カリプソは燃料切れで地球への衝突コースを取っていた。ジョンの通報を受け、スコットとアランとブレインズは3号で救出へと向かう。一方、留守番のアランはパーカーから連絡を受け、ペネロープ邸へと向かう。
今回の舞台は宇宙なので、3号のアランが活躍する話なのだが、地上ではなんとシャーベットが行方不明になったというので、パーカーの依頼でゴードンが無断で1号で出撃してる。相変わらずゴードンの無軌道ぶりが出ているが、意外にゴードンは高所恐怖症のきらいがあるらしく、へっぴり腰で1号に乗り込んでいた。
カリプソの救援に向かったスコットは乗組員をコールドスリープから起こすが、その際父親のジェフと間違えられていた。スコット自身もしんみりしている。なんかフラグっぽい発言にも見えなくはない。
カリプソにはブレイマンというロボットが乗っていて船を管理していたが、かつてブレインズが組み立てたロボットで、乗組員の慰問も含めて音声が使える。最後にブレインズの頼みでカリプソを海に落下させる任務を負った。
新シリーズになってからパーカーの力量を示す話が少なくてちょっと寂しい。今回もいなくなったシャーベットを嘆くだけの役割だった。「ペネロープの恋人」とおだててアランに何でもかんでもやらそうとする狡っ辛さは良いけど。
これまでのシリーズでは出てこなかったコールドスリープが出てきた。
今回の任務はこれで終わりかと思われたが、海に落ちたカリプソからSOSが発信され続けているところで続編に続く。盛り上がるなあ。
<カリプソのコンピュータシステムは20年前のものだとか。そのシステムに関わったというブレインズって一体いくつだ?> |
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19 |
読書 |
新仮面ライダーSpirits18
人類を代表する仮面ライダーとバダンの交渉は決裂。だがZXと同じ姿をしたアマテラスとツクヨミの誘いに乗り、ZXはバダンに戻ることを選択する。一方大首領に従うバダンの生き残りは仮面ライダー達が守る東京への侵攻を開始するのだった。
一応ZXが表面上仮面ライダー軍団から身を引くというトピックはあるものの、基本的にはデルザーの幹部と仮面ライダーが戦う構図は全然変わってない。今回はZXとドクロ少佐の戦いになるが、ドクロ少佐の過去とか言われても、引き延ばしにしか見えないところが問題だな。 |
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31話 |
他のキラメイジャーが仕事中に現れた邪面獣ピンチインアウトダガメスと戦うキラメイレッドのキラメイジンとシルバーのギガントドリラー。ところが邪面獣のビームを受けてしまった二体のメカはオモチャサイズになってしまう。そんなオモチャを小学生が拾ってしまう。
敵はピンチインアウトダガメス。二つの頭を持ち、片側は対象を巨大化させ、片側は対象を縮小させる光線を出す。キラメイジンとギガントドリラーを縮小させオモチャサイズにしてしまった。
今回は充瑠と宝路二人が中心の話で、子どもとの交流が描かれる。昔から戦隊ものは子どもとの相性が良いので、その系譜にしっかり則ってる。ここに登場する少年はお母さんが忙しくて一人でお留守番をするのが寂しい少年で、あるいはシングルマザーの話かな?現代的なモティーフと言えるだろう。素直すぎるのがちょっとガキっぽくないけど。
今回はオモチャになったキラメイジンを使う話で、既製品のオモチャを使えるのが良い。こう言う使い方もありだな。
<キラメイ魔進を合体させる少年。随分手慣れてるな。初見だと結構面倒なんだよ。
ピンチインアウトダガメスが暴れ回っているのに、少年の周囲は全くの平和状態。温度差がありすぎる。> |
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18 |
映画 |
ドラえもん のび太と竜の騎士(1987) |
恐竜は今も生き残っているとのび太はジャイアントスネ夫に馬鹿にされてしまい、ドラえもんのふしぎ道具で調べてみたところ、地上に恐竜はいないと判断されてしまう。ところがその直後、スネ夫は巨大な生物が川から上がってくるのを目撃してしまう。そんな折、のび太はドラえもんの道具の「どこでもホール」で地下に巨大な空洞があることを知り、みんなを誘って探検に行こうと提案する。
前作ドラえもん のび太と鉄人兵団のヒットを受けて作られた本作もSF要素の強い作品になった。こちらは地球空洞説という、これも昔のSFを知っている人だったらにやつけること必至のネタ。
地球空洞説は某学研雑誌では本当にあるものとして書かれていたりして、70年代の子供たちにはおなじみの概念。また恐竜の並行進化も70~90年代にわたって醸成されたもので、この二つを合わせたものを本作のベースとした。それに本作の醍醐味である時間を用いたトリックを組み込んで、原作者の藤子不二雄(藤本弘)の大好物を合わせたものとなっていた。
SFマインドをくすぐるテーマの組み合わせと、きちんと物語が結末を迎えていることで、かなりバランスの良い作品になってる。
ただ、見た感じ前作ほど組み合わせがはまってはいなかった感はある。地下にいる爬虫類人類があまりに普通に人間と同じなので、それが観た当時違和感になっていてはまりこめなかった。爬虫類人類の常識があまりにも80年代の人類と似通いすぎているので、新味がなかった。物語を進めるためにはそれは仕方なかったのかもしれないけど、哺乳類人類とは生態から違っているのだから、常識も変わっていてもらいたかったというのがずっと残ってしまったのかもしれない。
だからなんかモヤモヤしたところが残ってしまう。のび太と鉄人兵団の場合は頭がオーバーフローしてしまうくらいの設定が出てきたので、その辺が全く気にならなかったのかもしれない。本作は物語をしっかりとさせたために逆に違和感として残ったのかもしれない。 |
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21話 |
イナバコジローの娘で世界的に有名な生物学者ルリが研究成果の人工生命M1号を連れて日本にやってきた。ところがトラブルでM1号が巨大化してしまう。悪意はないM1号だが、このままだと市街地に甚大な被害を与えてしまうため、ストレイジに出動命令が下る。
敵は人工生命M1号。イナバコジローの娘ルリが開発した人工生命体。ルリの留守中に電撃を浴びて巨大化した。悪意はないが、暴れると危険なのでストレイジが駆除を頼まれる。いくつかの作戦を経て無事元のサイズに戻すことが出来た。
イナバコジローが中心となる話。結婚していたことがようやく発覚した。大きな娘もいるし、母親も健在らしい。
M1号の登場は「ウルトラマンX」の時以来。「X」と本作はメインディレクターが田口清隆ということもあってか、共通の怪獣が出ることも多い。「X」に登場した時はえらく哲学的なことを言うキャラだったが、こちらでは子どもみたいな造形になってる。
トラブルで巨大化してしまったM1号を小さくするまで時間稼ぎするという話になるが、その場合、やはりというか何というか、ちゃんと作戦名も登場してる。最初が「バナナだよ!捕獲作戦」でウインダムからバナナの匂いを出して誘導しようとするが、M1号に抱きつかれてしまって身動き取れず失敗。次は「ラグビーダブルタックル!作戦」ウインダムとキングジョーストレイジカスタムの二体でタックルして押さえ込もうとする作戦だが、意外に頑丈なM1号に跳ね飛ばされて失敗。次は「負けるな!綱引き捕獲作戦」ワイヤーを使ってM1号を抑えようとするが、これもM1号の怪力で失敗。「叩いて!踊って!ドン作戦」ストレイジ整備班が総出で太鼓を叩いて気をそらす作戦。ウインダムとキングジョーストレイジカスタムまで踊り出して気をそらす。気はそれたが、興奮して暴れ回ってしまう。
<M1号を捕獲するのにデルタライズクローは悪手じゃないか?ベリアロクが何でも斬ろうとするから…と思ったら、ちゃんと捕獲していた。面白くない。
コジローがM1号に薬液を飲ませるシーン。「薬は注射より飲むのに限るぜ」…は言わなかったか。> |
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エクスプラス GARAGE TOY 大怪獣シリーズ ULTRA NEW GENERATION ウルトラマンギンガ |
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読書 |
黒雪姫の告白 アクセル・ワールド23
白のレギオンの策略にはまり赤のスカーレット・レイカー以外のギルドマスター全員が無限エネミー・キル状態に陥ってしまう。現実世界に戻ったハルユキに対して、今日は一緒にいて欲しいという黒雪姫。大慌てになりながら、二人で今後の対策を練り始める。
前巻の引きでマスター全員が無限エネミー・キル状態となり、その対策を練る話。具体的には無限エネミー・キルを引き起こす神獣をどう引き離すかと、ブレインバースト空間に閉じ込められて現実世界での意識を失ってしまった黒雪姫のクラスメイト若宮恵の救出劇。ちょっと話の後半は都合良すぎたか。 |
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10話 |
仮面ライダーカリバーの狙いはセイバーの持つ火炎剣烈火であることがわかり、賢人は飛羽真を守り切ることを心に誓う。そんな時に再び現れたアヒルメギドは、仮面ライダー達の前でハクチョウメギドに進化する。
敵はハクチョウメギド。一体だけ残ったアヒルメギドが姉弟全員の力を吸収して進化した姿。
話はかなり複雑化。カリバーの正体は賢人の父かと思われたが、実は先代の仮面ライダーセイバー。更に仮面ライダーはノーザンベースだけでなく、サウザンベースと呼ばれる場所にもいることなど、風呂敷がどんどん広がっていく。
ただ、肝心なメインストーリーが今ひとつなのと、青春賛歌が観ていて辛い。もう少し対象を低くするか、逆に高くするかした方が良いんじゃないか?中途半端に青春ものにしたため、一番観てない世代を相手にしてる感じがする。
いつも陽気に紹介をしてるタッセルが妙にシリアスな表情を見せていた。この人も何か関わるんだろうか? |
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14 |
映画 |
鬼滅の刃 無限列車編(2020) |
全集中・常中を会得した竈土炭治郎(花江夏樹)ら三名の鬼殺隊メンバーに新たな指令が降った。それは短期間の内に40名以上の行方不明者が出ている“無限列車”の調査に向かっている鬼殺隊最高位の剣士“柱”のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎の手助けをせよというものだった。だが列車の中で全員が睡魔に襲われてしまう。
少年ジャンプ連載の吾峠呼世晴原作漫画のアニメ化作品で、2019年にテレビアニメとなった「鬼滅の刃」。この年のテレビアニメの最大のヒットとなったのは記憶に新しいが、テレビシリーズは原作の途中で終わっており、その続編が待たれていた。
普通ならここでテレビアニメの2期が来るはずだが、そうではなく、続きは映画でとアナウンスされた。テレビアニメがこれだけヒットしたのだから、映画でも行けると判断したのだろう。そしてその判断は正しかった。というより、予想を超えていた。
まさかここまでのヒットになるとは。
初動だけで言うなら、歴代の日本映画の興行成績をぶっちぎった最大の動員数を記録し、なんと公開時の週末動員数は世界一となったとか。とんでもない記録を作ってくれた。
理由はいくつもあるだろうけど、邪推はせず、純粋に映画の側面を考えてみよう。
本作の特徴としては、前述したとおり原作に沿ったテレビの完全続編になっていることだろう。漫画原作の映画版の場合、通常は特別な形を取って、完全にオリジナルの話になるか、さもなくばテレビの続編でも完結編として作るのがほとんど。話の途中経過を描くものはこれまでほとんど例が無い。最初から映画版で作られたものならブレイク ブレイドとか空の境界の例はあるが、テレビの続きで、しかも途中で切れる形で映画にしたのは他に例を見ない。
当たり前だが原作漫画は映画を念頭に描かれていない。長期にわたるテレビアニメの場合は調整を利かせやすいが、映画だと尺が決まっているだけにペース配分が難しくなる。本作に関しても、炭治郎の戦いと煉獄杏寿郎の戦いの物語が入っており、本来別個にすべき物語をひとまとめにしていた。
本作のヒットの原因はこのアンバランスな物語構造にある。
本作のメインとなる無限列車編では炭治郎が中心となる。これも物語としてはちゃんとしているし、しんみりした良い作品なのだが、やや地味目で、そこまでのヒットが見込めない。
だがここに煉獄杏寿郎の戦いの物語を加えることによって、地味目だった物語が一気に華やいだものとなる。
戦いの末の煉獄の死は見事なほど感情に作用する。観ていて確かに涙腺を刺激された。このシーンはきちんと感情の持っていきかたまで計算されたものだった。
これはこれまでテレビアニメを観ていた人には分かる感情の流れである。今まで炭治郎の感情に寄り添っていたからこそ、感情の振り幅は大きくなり、それだけ感動する。そういう意味ではテレビの後番組として作られたからこその作品だ。
ただ、映画単体で本作を評価するなら、あくまで“平均よりは上”という程度の評価に落ち着く作品だろう。私の評価としてはその位。
ところで大ヒットしてる本作のニュースを見ると、一つ不思議なことを思いついた。
これまでアニメ映画でヒットした作品は数多くあるが、これまでのどの作品を見ても、全てに監督の名前が思い浮かぶ。これまでに作られたヒット映画はどれも作家性というのがしっかりしていたのだ。
しかし、本作の監督外崎春雄と言われて思いつくのは相当なアニメ好き位だろう。これまで私だって知らなかったし、これでやっとその名前を知った。
原作に沿った作品では監督性を発揮できない。物語よりも原作に描かれるシーンをどのように再現するか、あるいはアニメならではの表現にするかが問われる。その意味では作家性の入る余地はない。監督よりもチーム全体でどれだけ丁寧に演出してるのかが問われることになる。
その意味で本作の評価できる点は、作家性とは異なるところで初めて大ヒットした作品と言うところになるのだろう。そして恐らくこれが最後ではない。ここから純粋な物語の展開だけでヒットする作品と言うのが多数登場してくることだろう。多分本作の続編がこれから映画で作られ続け、シリーズとしてヒットしていくことだろう。そしてこれからこう言うヒット作が作られていくことを期待しよう。 |
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11話 |
カオス・クルーの二人はフッドには無断で最新鋭ゲームに使われているホロトリックを奪いに開演前の遊園地へとやってきた。そこでクエストクリアに必要な杖を奪ったが、奪われたゲームキャラのアジスリルがインターナショナル・レスキューに連絡を入れた。
ゲームの中で戦うと言う一風変わった物語が展開する。なんと緊急コールしたのがゲームキャラで、現実なのかゲームなのか良く分からないなくなってしまう。まるで『ジュマンジ』だ。
今回はケーヨがゲームの中で活躍するが、あらかじめこのゲームを遊んでいたアランが遠隔操作で参戦している。ますます現実とゲームの境目が薄くなってる。このままシリーズドラマ作れそうな設定だ。
一応このゲームはライフ制で、ライフ三つを失っても死にはしないが、オープニング地点に無理矢理戻されてしまう。ゲームはあまり好きではないケーヨは半ば嫌々付き合っているが、徐々にノッて行くのが見所。最後は
<狙ってのことだろうが、ホロトリックの本体の姿は大昔のカセットゲームの形をしていた。形からしてATARI2600かな?SEGAMARKIIIとメガドライブをくっつけたようにも見える。
ツッコミではないが、監督の名前が「シンジ」。日系人なのかな?> |
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12 |
読書 |
俺物語!!4
砂川のお姉さんが帰省してくるが、それを追いかけるように織田という男が現れる。何かと調子の良いことばかり言う織田だが、猛男は気持ちよく彼を受け止める。織田の提案でみんなでMMランドに行くことになった。
砂川のお姉さんが猛男に告白?という話と、体育祭で猛男がクラスメイトに走り方を教えると言う話の中編二編と猛男と砂川の子どもの頃の話。あくまで大和一途の猛男だが、意外にもててしまい、本人が知らない間にファンが増えている。 |
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30話 |
オラディン王が参戦したものの、王がいるアタマルドと連絡が取りにくいことが分かり、他に頼りになる戦士はいないかと考え始めるキラメイジャー。そんな彼らを見守る博多南博士はなにか当てがある様子だった。
敵はマネキン邪面。人間をマネキンのように固定化してしまう邪面師。ヨドンナの力を受け、人間を完璧にマネキンに出来るようにパワーアップする。そしてトルソーヒルドン。マネキンのトルソーを頭部に付けた邪面獣。
更に新しい戦士キラメイゴールドが参戦…かと思ったら、そうじゃなかったというオチが付いた話。博多南が自分も変身すると言い出すのではないかとキラメイジャーたちが思い込んで勝手に混乱するのを眺めるのが楽しい話だった。ちなみに博多南がやってるのは、自身が戦士になるのではなく、アタマルドにいるオラディン王への通信装置を作ることが目的だった。
過去宝路がクリスタリアに行く際、高校生の頃の博多南の姿がある。よく似た人を連れてきたな。
キラメイゴールドはちゃんとスーツとヘルメット作られてる。造形頑張ってるな。
<マネキン邪面は頭部にマネキンのトルソが付いてる。すげえ動きにくそうなデザインだ。
博多南がキラメイゴールドに変わったらピコ太郎になるのでは?
キラメイジンとグレイトフルフェニックスの合体技はグレイトフルフェニックスがキラメイストーンを次々に投げつけるというもの。中にキラメイジャーがいるので、中の人は凄まじいダメージが来るようだ。ちなみに今回キラメイジンを操縦していたのはイエローだけなので、ダメージ食ったのはイエローだけ。> |
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11 |
映画 |
宇宙船 |
第1位 |
スター・ウォーズ |
ミレニアム・ファルコン |
第2位 |
エイリアン |
USSサルコ |
第3位 |
スペース1999 |
イーグル・トランスポーター |
第4位 |
2001年宇宙の旅 |
ディスカバリー号 |
第5位 |
2001年宇宙の旅 |
スペースクリッパー |
第6位 |
スター・ウォーズ EP1 |
スレイブ1 |
第7位 |
25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース |
サンダーファイター |
第8位 |
SFTVブレイクス7 |
リベレーター |
第9位 |
2001年宇宙の旅 |
月着陸船 |
第10位 |
エイリアン |
ナーシサス |
第11位 |
宇宙空母ギャラクティカ(TV) |
コロニアルシャトル |
第12位 |
スター・トレック6 |
USSエンタープライズ |
第13位 |
スター・トレック2 |
USSリアイアント |
第14位 |
エイリアン |
USCSSノストロモ |
第15位 |
ブラックホール |
USSキグナス |
第16位 |
サンダーバード(TV) |
サンダーバード3号 |
第17位 |
第9地区 |
奴隷船 |
第18位 |
2001年宇宙の旅 |
ポッド |
第19位 |
イベント・ホライゾン |
イベント・ホライゾン |
第20位 |
インターステラー |
レンジャー |
第21位 |
ギャラクティカ |
宇宙船ギャラクティカ |
第22位 |
スター・ファイター |
ガンスター |
第23位 |
宇宙船XL-5 |
ファイアボールXL-5 |
第24位 |
スター・ウォーズEP6 |
ランダ(帝国軍シャトル) |
第25位 |
スター・ウォーズEP4 |
タナヴィーIV |
The 25 most iconic sci-fi spaceships, as chosen by a Hollywood VFX designer |
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読書 |
オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上
王国史上初の女王が治める聖王国に魔皇ヤルデバオトを名乗る悪魔が現れた。配下の悪魔の群れを用いてあっという間に首都を蹂躙し、戦いに出た女王カルカも戦いの末生死不明となってしまう。ただ一人残った将軍レメディオスは他国に助けを求めに行くが、どこに行っても、悪魔と戦えるのは新興国ナザリックにいる騎士モモンしかないと言われてしまう。
初登場となる聖王国の人々を中心に据えた話。前半は王国の防衛、後半は生き残りが国を取り戻そうとする話だが、実質はアインズの部下デミウルゴスが起こしたマッチポンプで、どう転んでもナザリックの侵略が進むだけになってる。何も知らずにそれに巻き込まれてしまう人々の方がだいぶ可哀想になる物語だが、描いてる著者も相当ストレスがかかってるんじゃないだろうか? |
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09 |
映画 |
ハッピー・デス・デイ(2017) |
9月18日月曜日。怠惰な医学生のツリー(ロース)は、昨夜痛飲した後で泊まり込んだカーター・デイヴィス(ブルサード)の部屋で目を覚ます。自分は何も悪くないと周りに当たり散らし、ルームメイトのロリ用意したバースデーケーキも捨て、教授と不倫としけ込む。そんないつもの一日を過ごした。その夜、パーティー会場に向かっていたツリーがトンネルにさしかかった時、大学のマスコットであるベビーのお面をつけた人物が突然現れツリーに襲いかかる。逃げることも叶わずあえなくツリーは殺されてしまうのだが、なんと再び9月18日の朝に目覚めてしまう。なぞるように似た一日を過ごすツリーだが、夜になると又殺人鬼が現れ…
近年結構増えてきたループものの一本だが、その中でスマッシュヒットを取ったホラー作品。
ありがちな設定の話だが、ループで着実に謎を一つ一つ解いていくし、本当の犯人を分からなくする迷彩もしっかりしているので、着実な作品だとは思う。ただ概ねはだいたい似たパターンで話も展開していくし、ただこれだけだと凡百なありがち作品で終わる。単なる謎解き作品だけだとここまでヒットはしない。
ではヒットの要因が何であるのかというと、単純に言えばキャラが立ってること。ここに尽きる。劇中でちょっと言及されているのだが、この造形は恋はデジャ・ブ(1993)のもの。
つまり、腹持ちならない性格の主人公が同じ時間を繰り返してゆく内に自分自身のこれまでの人生を反省して、自らの努力で正しい人生を歩む時に解決策が見えるというもの。だから主人公は二面性を重要視する。それがうまくはまっていたことが本作のヒットの要因となる。ホラーでありながら、しっかりビルドゥングス・ロマンになってる点。
恋はデジャ・ブ(1993)と違って本作はサスペンススリラー作品だが、その形式でもちゃんと作品として成り立つ。目の付け所が良かった。
それで点数が伸び悩んだのは、既に恋はデジャ・ブ(1993)を観た後で、更にこの作品は私にとっては最高評価作品の一つなので、それを真似されたことにちょっと腹が立っていたから。オリジナルを観ていなければ本作の点数は跳ね上がり、そしてオリジナルを観たら一気に下がっただろう。 |
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9話 |
仮面ライダーセイバーが手に入れたアーサーの力に対抗するため、メギドの本拠地では新たな力を手に入れようとする。そのためワンダーライドブックを奪おうと、剣士たちを呼び出す。
敵はアヒルメギド。「見えにくいアヒルの子アルターライドブック」から生み出されたメギド。微妙に姿が違う6体が存在し、連携で攻撃してくる。
前回でアーサーの力を手に入れたセイバーに対抗しようとする仮面ライダーカリバーの方がむしろ中心になってる話。
更に新しい仮面ライダー、仮面ライダースラッシュが登場。これまで裏方でワンダーライドブックを管理していた大秦寺哲雄が変身した。これで味方側で六人目の仮面ライダーとなる。いつもは内気でおどおどした性格だが、仮面ライダーになると途端にテンションが上がるようだ。
芽衣が当たり前のようにノーザンベースにいるが、いつの間にやら本に選ばれてしまったようだ。相変わらず妙なテンションで浮きまくってる。更に女性キャラがノーザンベースにやってきている。味方が増えすぎなんじゃないか? |
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08 |
読書 |
オヤジが美少女になってた話2
父親と母親両方からVチューバーの活動の手伝いをさせられる羽目に陥った息子たかし。本人は本当に嫌々手伝ってるはずだが、技術的に経験を積んでいき、いつの間にか憧れのクラスメイトがVチューバーになりたいという相談に乗って、その指導までするようになっていく。そんな泣き笑いの日常を描く。
ニコニコのコメント付きで読むのが慣れてしまったため、単行本が今ひとつ物足りないところはあるが、その分大幅加筆で楽しめる。
主人公のリアルの知り合いの大部分がVチューバーか、その技術者ばっかりって、この世界どれだけ狭いんだ? |
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10話 |
生物学者のヘレン・シェルビーと息子ロビーはグレート・バリアリーフ再生のために自らが設計した人工珊瑚礁シュプリーム・バリア・リーフに向かっていたが、その途中で強い酸性水に遭遇してしまい、潜水艇が動かなくなってしまう。二人は脱出して珊瑚礁内のエアポケットに向かい、同時にインターナショナル・レスキューに救助を要請する。
3rdになって初めての海洋レスキューの話。当然ながらゴードンのサンダーバード4号が活躍する話となる。今回はかなり純粋なレスキューとなっている。それと何故かゴードンに絡むことが多いペネロープも登場。二人は気の合う友だちと言った感じだろうか?
ゴードンは相変わらずノリが軽いが、やる時はきちんとやるので、イギリス人ってよりはアメリカ人のメンタリティに近いのかもしれない。
この舞台となる世界ではかなりエコロジーが進んでおり、地球全体がかなりクリーンな状態に保たれているのだが、その過程で多くの自然破壊が起こっていたことが暗示されていた。グレート・バリアリーフも一度生態系が破壊されてしまい、現在再生のまっただ中。人類と地球の共生は不断の努力を必要とするのだろう。
人類が生きる限り絶対汚染は起こる。その前提に立たねばならない。 |
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石原プロモーション58年の軌跡 石原裕次郎・渡哲也全作品 |
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<楽> |
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07 |
映画 |
オスカーを取れなかった映画 |
第1位 |
ターミネーター |
第2位 |
ビッグ・リボウスキ |
第3位 |
ショーシャンクの空に |
第4位 |
ファイト・クラブ |
第5位 |
ドライブ |
第6位 |
レゴ・ムービー |
第7位 |
シザーハンズ |
第8位 |
ナイトメア・ビフォア・クリスマス |
第9位 |
レザボア・ドッグ |
第10位 |
ウルフ・オブ・ウォールストリート |
第11位 |
ヒート |
第12位 |
メメント |
第13位 |
スタンド・バイ・ミー |
第14位 |
ヒックとドラゴン |
第15位 |
サイコ |
第16位 |
シャイニング |
第17位 |
ギルバート・グレイプ |
第18位 |
SHAME -シェイム- |
第19位 |
レオン |
第20位 |
アバウト・シュミット |
第21位 |
マイ・ルーム |
第22位 |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ |
第23位 |
ミラーズ・クロッシング |
第24位 |
ミーン・ストリート |
第25位 |
素晴らしき哉、人生 |
第26位 |
裏窓 |
第27位 |
スター・ウォーズ フォースの覚醒 |
第28位 |
キング・コング(1933) |
第29位 |
理由なき反乱 |
第30位 |
オデッセイ |
30 movies you won't believe didn't win Oscars |
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読書 |
銭形平次捕物控17 富籤政談
突然平次の家にやってきたお品は、知り合いのお勢という女性が盗みに入られてしまい、平次に泥棒を捕まえて欲しいと言われたと言う。首をかしげながらお勢に会ってみたところ、盗まれたのは当たるかどうかも分からない富籤が一枚だという。
平次を狙って騙そうとする女が登場。捕まえられずに逃げられてしまったので、又出てくることになりそうだ。長期シリーズではこう言うライバルキャラが必要なんだろう。 |
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05 |
映画 |
ジョン・ウィック:パラベラム(2019) |
殺し屋達が集うコンチネンタル・ホテルで重大な規則違反を起こしてしまったジョン・ウィック(リーヴス)は、1400万ドルの賞金を賭けられ世界中の殺し屋から狙われる立場になってしまった。生き延びるためにニューヨークから脱出しようとするジョン。
ジョン・ウィックシリーズも本作で三作目。二作目となるジョン・ウィック:チャプター2の直後から話が始まる。これは殺し屋のルールを破ってしまったジョンに世界中の殺し屋が襲いかかってくると言うことで、次々に現れる殺し屋相手にたたみかけるようなアクションの連続となっていく。
一作目は復讐物語として、二作目は殺し屋としての誇りとしがらみを両天秤に掛ける物語、そして本作では逃亡者として。三作を通してシチュエーションが異なるところが面白いところだ。作り手側もいかに目先を変えようかと苦労しているのが分かる。
ただ、ストーリーはともかくとして、本作を観る目的はスタイリッシュ・アクションの方なので、ストーリーは二の次になってしまうのがちょっと残念。
今回もますますアクションには磨きがかかり、多数の殺し屋相手にキレッキレの動きで対抗するキアヌの姿はますます格好良い。もはや現実レベルの話ではなく、実はこれがマトリックスの中の世界だとバラされたとしても不思議でないくらい。
ただ、いくら重視しないとは言っても、ストーリーはもう少しだけ練って欲しかった。結局世界が狭いために特定の人物ばかりが出てくるので、逃亡者っぽく見えない。せっかく逃亡者という身分を手に入れたのだから、しがらみを捨てて一から物語を再構築すべき作品だったと思うんだよな。 |
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9話 |
メタンハイドレート貯蔵所で爆発が起こり、バージルとゴードンが救助に向かう。そこには伝説の消防士キップ・ハリスが協力を申し出る。
一見いつもの救助の話かと思ったが、そこに伝説の消防士が絡んでくる。ゴードンにとっては幼少時からのヒーローですっかり舞い上がって声まで上ずってる。いつもは冷静なゴードンにしては珍しい話だ。いつものように軽口を叩くゴードンに対しても脅すようにたしなめてた。
通常の話だとインターナショナル・レスキューを手助けする人は邪魔者になりがちだが、今回は完全に優位で、ゴードンに指示を与えているのが珍しい。むしろキップ一人で行かせることをゴードンは誇りに感じてるくらいだった。
更にそこにカオス・クルーが絡むことで結構話は複雑化してる。
水中の探索もある事から、今回は2号と4号が出動。2号には車輪もあってそのまま走行が出来ることを初めて知った。
実はおばあちゃんもキップの大ファンで、バージルとキップの話で盛り上がってる。 |
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デジモンアドベンチャー 1999-2001 Blu-ray BOX |
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<楽> |
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HAF グリッドマンシグマ |
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03 |
映画 |
ハロウィン映画 |
第1位 |
ハロウィン |
オープニング |
第2位 |
ハロウィン |
座り込んだローリーの背後に映るマイケルの姿 |
第3位 |
ハロウィン |
ベッドの上に置かれた墓石 |
第4位 |
ハロウィン4 |
ピエロのコスチュームでマイケルを誘導するシーン |
第5位 |
ハロウィン |
ローリーが子ども達と共にいるシーン |
第6位 |
ハロウィン4 |
ハドンフィールドに帰ってきたルーミス |
第7位 |
ハロウィン4 |
ベッドルームに置かれた写真立て |
第8位 |
ハロウィン H20 |
影の中で待つマイケル |
第9位 |
ハロウィン5 |
廃シャフトに閉じ込められたレイチェル |
第10位 |
ハロウィン |
ローリーをつけ回す男 |
第11位 |
ハロウィン2 |
マイケルが登場するオープニング |
第12位 |
ハロウィン3 |
ハロウィンマスクをかぶった子どもの頭が変形する |
第13位 |
ハロウィン H20 |
20年を経て現れたマイケル |
13 creepiest Halloween movie moments |
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読書 |
パタリロ!6
事故に巻き込まれてしまったパタリロは突然タイムワープの能力に目覚めてしまう。そこで行った先は過去のマリネラで、パタリロ七世のいる時代だった。折しもマリネラは大英帝国からの侵略を受けており、七世は頭を悩ましていた。
パタリロにタイムワープの能力が発動した。この設定は後に多用されるものだが、随分早い巻で発動したもんだな。あとこれからちょくちょく出ることになる美少年占い師のザカーリも登場してる。 |
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02 |
読書 |
キノの旅21
3組プラスアルファの旅人達の物語。「有名になれる国」(キノ)「美男美女の国」(シズ)「Nの国」(キノ)「読書が許されない国」(キノ)「満員電車の走っている国」(キノ)「消えた国」(キノ)「完璧な国」(キノ)「鍵の国」(キノ)「女の国」(師匠)「毎日死ぬ国」(キノ)を収録する。
相変わらずワンアイディアの話が大半。この作品だとあまりひねりがなく、強烈なオチもほとんどない。落ち着いてしまったかな。 |
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20話 |
宇宙から飛来したベムスターに出動するストレイジのウインダムとキングジョーストレイジカスタム。だが戦っている最中に次元の裂け目が生じる。強力な新しい敵の出現に備えて待機任務に入るストレイジ。
敵は宇宙大怪獣ベムスター。二年前に地球に来たそうで、その時には帰ったが、餌を求めて地球へと飛来した。そして殺し屋超獣バラバ。滅んだヤプール人の残留思念で作られた超獣でウルトラマンエースを標的にして次元を超えてやってきた。ウインダムをエースと思い込んで攻撃する。
怪獣を超える超獣が出現し、それに合わせてウルトラマンエースが現れるという話になった。これまでのシリーズでは超獣は何度も超獣は現れていて、怪獣と変わらない扱い受けていたが、この作品ではちゃんと怪獣を超える存在として描写されているため、エースの登場にちゃんと意味を持たせてる。エースによれば、怪獣と超獣の違いは痛みを感じないところにあるという。確かに納得いく説明だ。
最初にベムスターを出しておいて、次元の裂け目を見た瞬間に逃げ出すというのも良い描写だ。そして満を持して登場するウルトラマンA。声も高峰圭二のものだった。必殺技を次々叫んでる。 エースの声は納谷悟朗のものがオリジナルだが、高峰圭二の声もそれ並みに渋くなってる。
ゼットの名付け親がエースと分かった。この宇宙から争いをなくすことを願って最後の単語「Z」を付けたそうだが、AだけにZを名乗らせたと考えるとダジャレに近い。
相変わらず特撮には新しい試みがなされていて、ゼットとバラバの戦いの足下で怪獣オタクたちが盛んに写真を撮っているのを同一画面に出すとか、なかなか楽しい描写がある。
<これまで何度も描写されていたけど、ベムスターの腹が腕を食いちぎろうとするシーンはかなりホラー風味になってる。
最初のバラバとの戦いでエネルギー切れ起こしかけてたゼットがエースが現れた途端に元気になって普通に戦ってる。
ゼットが頭部にエネルギーを溜める描写があるのだが、何故かスクワットをしながらだった。
バラバの末期の台詞は「ヤプール死すとも超獣死なず」だったが、これは「ウルトラマンA」でヤプールが言った言葉。AとZでかぶった。
言うんじゃないかと恐れてたが、ヘビクラが最後にダジャレを。「…が、バラバラ」> |
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