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28 |
映画 |
ザ・クリエイター 創造者(2023) |
人類が作り出したAIが人類に対して反乱を起こした。特殊部隊に属するジョシュア(ワシントン)は、そのAIの開発者“ザ・クリエイター”を探るべく、潜入捜査を行っていたが、偽装のための結婚がやがて本当に妻のヤン(ジェンマ・チャン)を愛するようになっていき、二人の間に子どもも出来た。任務と愛の間に挟まれつつ人型のAI達とも友人関係を保っていたが、ジョシュアの報告前に人類側の攻撃が始まり、その中でヤンも死亡してしまう。それから数年が経過し、ジョシュアはAI関係の作戦にかかわらないようにしていたのだが、死んだはずのマヤが現れたと報告され、それを確かめるために新たな部隊に組み込まれる。AIの真相よりもマヤを探すために部隊に配属されたジョシュアだが、彼がそこで見たものは、幼い子どもの姿をしたAIアルフィーだった。
『GODZILLA ゴジラ』、『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』と、日本でも人気の高いギャレス・エドワーズ監督の最新作は予想通りのSF作品だった。ハリウッド作品にしては低予算でも充分な演出作品だと聞いていたので、それなりに楽しみにしていた。
その出来は、前評判通り。大変見応えがあって、物語上内容も盛りだくさん。歯ごたえ充分な作品に仕上がっていた。大作感のあるSF作品と言って良い。
ただ、その大作感が本作の足を引っ張った感はある。
そもそも一本の映画にするにしてはストーリーが長すぎる。場所の転換もいくつもあるし、主人公のジョシュアがやってることも大変多いのだが、メリハリが少ない。場所が変わっても人が変わらないので、同じ事の繰り返しになってる。長すぎて間延びしてる感が強い。
概ねこの短所を考えると、元々本作はテレビシリーズとして企画されたのではないかと思うほど。実際本作の内容をしっかり作れば五時間を越えてもおかしくない。それだけの内容を二時間半程度に収めてるので、無理矢理押し込めた感もある。
概ね、スターウォーズの要素を抜いた『ローグ・ワン』と言ったところだろうか。これがエドワーズ監督の特徴なのかな?
物語的に言えば、適切なアクションシーンと奥深いストーリー展開はあるものの、設定的には深みに達することはなかった。本作の作りであれば、AI人間のアイデンティティを深める形に持っていくべきだった思うのだが、表面をなぞっただけになってしまったし、AIと人類の違いは何かという方向にも持って行けなかった。結局深い設定の表層をなぞるアクション映画になっていた。重い内容を扱っていながら話が軽すぎる。
AI人間が普通の人間と敢えて形を変えた理由も不明。完全に人間と同じにしなかった理由が分からないのでモヤモヤする。
こう言っては何だが、エドワーズ監督は深く考察する作風は似合わないという事を再認識するためだけの作品と言った感じ。
悪いわけではないが、踏み込むべき所を踏み込めなかったというか。『ブレードランナー 2049』(2017)の領域を越えて欲しいという願いは叶わなかった。 |
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19話 |
倒したはずのイルーゴが複数出現した。防衛隊が地下を調査すると、なんとイルーゴは超巨大怪獣の触手であったことが分かった。一方、父の手がかりを求めるエミは三年前の爆発事件の真実を知る。
敵は宇宙汚染超獣ブルードゲバルガ。かつて地球に来たゲバルガと同じ姿をした怪獣だが、数倍の大きさを持つ。数体のイルーゴを触手のように操った。
物語の根幹にまつわる話で、三年前に起こった事実を深掘りする。それは地球と宇宙の彼方を結ぶワームホールを作り出す研究だったのだが、事故を起こして科学者の何人かがワームホールに飲み込まれたのだという。エミの父もその一人で、まさにこの日、科学者達を救おうとして突入した特殊部隊の中にヒルマゲントがおり、そこでブレーザーと一体化した日だった。
何度か地球に飛来していた怪獣も、どうやらその事件に関わってくるらしい。そこで謎に近づいたエミは、幽霊のような姿となった父から、これからなすべき事のヒントを告げられる。
今回の戦いで唐突に新しい怪獣が出現して、それがブレーザーと合体してパワーアップしてる。唐突すぎるが、これまでの経緯から考えると、元々ブレーザーはこの形態だったのが、分離していたようでもある。
これまでの独断専行が咎められ、スカードの存続の危機のはずだったのだが、突然現れたドバシユウによって、活動はこれまで通りと言われてしまう。何か重要なことを隠そうとしているようでもある。
<ブルードゲバルガが地下から触手を伸ばすシーンは、ほとんど「機動武闘伝Gガンダム」のデビルガンダムだった。> |
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26 |
読書 |
ぜんしゅの跫
比嘉姉妹をモチーフとした短編集。真琴が少しだけ出る「鏡」、オリジナルの「わたしの町のレイコさん」、野崎の知り合いの編集者が語る怪異「鬼のうみたりければ」、死んだ美晴が昔のクラスメイトを助ける「赤い学生服の女子」、真琴と琴子が活躍する「ぜんしゅの跫」を収録する。
主に比嘉姉妹の活躍を描く短編集で、死んだ次女の美晴が彼岸で現実世界に関わっているという事が分かった。死んだから退場するわけでないというのが面白い。 |
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37話 |
イシャバーナをなんとか取り戻したキングオージャーたちは、星全体の食糧危機を救うためにトウフ王国へと潜入していた。ここは今は宇蟲五道化の一人グローディが支配しているのだが、彼はトウフの前王イロキを蘇らせて王座に据えていた。
敵はグローディ。怪人体となってキングオージャーを襲った。触れたもの全てを腐らせる能力を持つ。
今回はトウフ攻略となったが、この国を支配しているグローディは自分で支配するよりも、死んだ前王イロキを蘇らせて、治世を任せていた。
かつてイロキは善王と言われていたが、神の怒り事件の後で、国の米を全て自分のものだと宣言して国全体を飢えさせ、更に王宮に火を放って集めた米を全て焼き捨てたという悪王に突然変わってしまった。それを止めようと説得に向かった、当時側近だったカグラギがイロキを殺して王になったという過去があった。
その過去の真実に直面することになったカグラギ。実は神の怒り事件はグローディによってトウフの米に毒が混入され、その事実を隠しきるためにイロキは自ら悪者となって全ての米を焼き、自らを殺させてカグラギを王にしようとしたという。しかし当時イロキを信頼していたカグラギは殺す事が出来ず、半ば自殺によって死んでいった。
自分の命よりも国を守ろうとした王の志を受け継いだカグラギは、その事実を国民に隠し続けた。その結果、国民を守るためにどんな嘘もつくという人間になったらしい。これまで幾度となく嘘をつき続けたのは
蘇ったイロキも基本的には昔と変わらず、暴君のような行動をしつつグローディを牽制してトウフを守ろうとしてきたとのこと。王道を理解したカグラギを見守りつつ消滅していった。
そんなイロキの思いを受け、ほとんど一人でグローディを追い払ったカグラギ。
イロキ役は雛形あきこだった。グローディ役の天野浩成の奥さん。夫婦共演という豪華な話だった。
<自分が蘇らせたイロキによって何故か自分が命令される立場になってしまったグローディがイロキに向かって「俺はお前の主なんだが」と言うのだが、それに対する答えは「いいからさっさと行ってこい」だった。わざとそういう演出してるんだろうけど、家庭事情をここに持ち込まれてる気分になる。
イロキは死んだら極楽浄土に行くと言っていたが、この世界は仏教があるのか?> |
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24 |
映画 |
ベストSF |
第1位 |
2001年宇宙の旅 |
第2位 |
スター・ウォーズ EP4 |
第3位 |
ブレード・ランナー |
第4位 |
スター・ウォーズ EP5 |
第5位 |
ターミネーター |
第6位 |
ジュラシック・パーク |
第7位 |
遊星からの物体X |
第8位 |
エイリアン |
第9位 |
未来世紀ブラジル |
第10位 |
エイリアン2 |
第11位 |
E.T. |
第12位 |
マトリックス |
第13位 |
ターミネーター2 |
第14位 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー |
第15位 |
メッセージ |
第16位 |
トゥモロー・ワールド |
第17位 |
12モンキース |
第18位 |
インセプション |
第19位 |
エターナル・サンシャイン |
第20位 |
ザ・フライ |
第21位 |
スター・ウォーズEP6 |
第22位 |
ブレードランナー2049 |
第23位 |
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー |
第24位 |
ストーカー |
第25位 |
アンダー・ザ・スキン |
第26位 |
ロボコップ |
第27位 |
ウォーリー |
第28位 |
アイアン・ジャイアント |
第29位 |
アビス |
第30位 |
スター・トレック2 カーンの逆襲 |
The 30 best sci-fi movies of all time |
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読書 |
ドリフターズ7
圧倒的な黒王軍に叩き潰されてしまった人類連合。王都に向けて侵略を続ける黒王軍をなすすべなく見送るしかなかったが、そんな中でも生き残ってしまった島津豊久は、山口多聞によって回収され、そこで傷を癒やすことになった。一方源義経による残党狩りに出くわしてしまった那須与一と織田信長だが…
あっけない人類の敗北。しかしそれでは終わらなかった。戦いは絶望的でも、人類は滅びることはないという希望と、そこから巻き返しを図ろうとする面々のしぶとさでまだ戦いは続きそう。黒王側のエンズの面々も、なんかそれぞれに目的を見つけつつあるようで、終わりにはまだかかりそうな感じだ。 |
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東映任俠映画とその時代(2023) |
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山平重樹 |
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映画 |
ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023) |
冬季無限軌道杯の準決勝。大洗女子学園と継続高校の試合は、開始早々西住みほ(渕上舞)のあんこうチームが脱落してしまう。そこで司令は元生徒会チームに移るのだが、慣れない雪山での戦車戦は継続高校有利のまま展開していく。一方、もう一つの準決勝では黒森峰女学園vs聖グロリアーナ女学院戦が激闘を繰り広げていた。
前作ラストで主人公西住みほのII号戦車が撃沈されてしまったという衝撃から、そのまま始まる試合。この試合ではみほのII号戦車はリーダーではなかったため、お陰で試合は継続するが、本来の司令塔が不在のまま試合続行となった。話の都合上、大洗学園が勝利することは間違いないだろうが、それがどうなるのかは分からず、たいへん緊張感が増した話になった。
話自体も逆転に次ぐ逆転劇で、本当にギリギリの勝利まで緊張感が続き、なかなか良い物語になっていたし、次回に続く伏線も意外な展開で面白かった。
それより本作での演出の凄さは強調すべきだろう。雪の上での戦闘と言うことで、雪の質感を描く必要があるが、CGでもちゃんと映えていて、戦車にかかる行きの質感まで感じるほど。更にスキー場での戦闘で戦車が固まりになって丘を滑り落ちる演出は、まるでレースを見てるかのよう。砲塔回して砲弾ぶっ放しながら滑り落ちていくのは観ていて凄い快感を得る事が出来た。ジェットコースターで観てる光景みたいで、このシーンは4DXで観たら相当心地よかろうとも思う。
ただ、私は三半規管が弱く、ちと酔いそうになったので、ちとやり過ぎか?と思わなくもなかったが。
決勝戦の相手も、し合い自体は結構意外性があったのも良し。
次回は二年後か?更に演出力が増していることを期待しよう。 |
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11話 |
クロトーが回収したレベルナンバー10のUFO-Xケミーを使って実験を開始するが、ケミーは逃げてしまう。一方錬金アカデミーには釘宮リヒトと針馬汐里という二人の人物が調査官としてやってきた。錬金アカデミーに冥黒三姉妹のスパイが紛れ込んでいると言われてしまう。更にマルガムまで現れ…
敵はスパイダーマルガム。逃げたUFO-Xケミーを回収しに来たマルガム。実は冥黒三姉妹から来たのではなく、錬金連合からやってきた針馬汐里が変身したものだった。
物語の節目となる話で、ここから話は大きく展開していく。具体的には錬金アカデミーだけでなくその上部組織の錬金連合という組織があり、そこから命令が下される。調査官の二人によれば、宝太郎は錬金術としてのやり方を逸脱しており、ドライバーが回収されそうになってしまう。
ケミーカードの中でも最強と呼ばれる何枚かのカードの存在が明らかにされる。前回回収したUFO-Xケミーもその一つだが、それをコントロールするのは困難で、冥黒三姉妹もそれをコントロール出来ずに逃がしてしまった。カードの種類は11あるため、最強カードもそれだけあると言うことになりそうだ。ちなみにUFO-Xケミーはオカルトケミーのレベルナンバー10。
UFO-Xケミーが逃げられたことで、冥黒三姉妹のアトロポスは違うアプローチを取ると言っていたが、自分でドライバーを作っている。どうやら新しいライダーは悪の側のライダーとなるらしい。
<ガッチャードの変身転換は見た目結構時間が掛かるのだが、敵の攻撃もゆっくりになってる。多分目にもとまらぬ早業で行っているのだろうが、そう見えないのが問題だ。> |
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20 |
読書 |
転生したらスライムだった件11
聖王国の支配者にして魔王の一人ルミナスから正式に招きを受け、テンペストの正式な表敬訪問として聖王国を訪れるリムル。訪問と両国の関係についての会議は順調に終えることが出来た。だが最後の晩に聖王国に攻め込む者がいた。
前巻であっけなくマリア・ベルが退場し、更なる黒幕としてその祖父グランベルが出てきたが、なんとそれもこの巻で使い潰してしまった。展開が早いというか、それだけ書くものがあるって事だろうか?
今回は八人の魔王のうち七人までが活躍し、更にヴェルドラを封印した勇者まで復活するという怒濤の展開になってる。非常に濃い内容の物語。 |
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18話 |
地下から現れた怪獣イルーゴは、その吐息が人体に有害なガスだった。その中、何故か司令部からイルーゴの調査を止められてしまうスカード。そんな中、ゲントはスカード独自の調査を始めるようアオベエミに命じる。
敵は汚染獣イルーゴ。地下から現れた蛇というかチンアナゴみたいな姿をした怪獣で、イルーゴガスという人体に有毒なガスを放出する。実は宇宙からやってきた怪獣らしい。複数登場し、一体はアースガロンが倒した。
ウルトラマンシリーズでは公害に比される怪獣の出現はこれまでにも何作かあったが、ここでは新型コロナウイルスとの対比があり。
今回登場したイルーゴは、これまで何度か描かれた機密文書V99に関わるものらしい。ストーリーの根幹に関わる怪獣と言うこと。V99に関してはアオベエミが独自のルートを使って調査中。その過程で14話に登場したドバシユウがちらっと顔を見せている。
<ラストシーンで、新たなイルーゴが地中から出現してカメラに食いかかる演出あり。アニメではよくやる手法だが、着ぐるみでこれをやると造形の甘さが見えてしまう事になる。> |
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メガソフビ シン・ウルトラマン ザラブ |
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18 |
映画 |
エクス=レ=バン駅への到着 |
サヴォア県にあるエクス=レ=バン駅の付近の様子を映したドキュメンタリー作品。
リュミエール兄弟の作品は一見ドキュメンタリーでも、基本的には技巧を駆使したセミドキュメンタリーというか、ストーリーの無い創作という意味合いが強いが、本作は本当に単純に撮影してるドキュメンタリーのようだ。流石に人の往来が多い駅で演技させることは無理だっただろう。
カメラを車に搭載して撮影してるシーンがあったが、移動するカメラってこれが初めてなのかな? |
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36話 |
首尾良く自らの王国イシャバーナを取り戻すことが出来たヒメノは突然結婚するので婿になりたい者は立候補するように命じる。戸惑うばかりの他の王達はその真意をただすべくイシャバーナへと向かうが、そこでは婿候補としてロマーネ・ディアーボーンという男が立候補していた。
敵はカメジム。
前回ラストでンコソパが宇蟲五道化によって完全支配されてしまった。一方イシャバーナはヒメノによって国を取り戻したと思われたが、実はカメジムによって国全体が病に冒されており、元気に見えた国民は全員カメジムによるバズナラクの虫たちが変装したもので、ヒメノを含めたほとんどの国民は地下に幽閉中だった。
表に出ているヒメノはカメジムが化けたもので、他の王様達を一網打尽にするために結婚という罠を仕掛けたというのが実情。
カグラギを除いた四人の王が婿候補となり、新たな婿候補であるロマーネ・ディアーボーンという男と競うことになるが、何をやっても誰かの邪魔が入って婿捜しは全く上手くいかず、本物のヒメノが地下から解毒剤を開発してみんなを助けた。
実はロマーネ・ディアーボーンという男はヒメノの執事であるセバスチャンの本当の姿で、事情を知った上で他の王様を助けるために行動していたことが分かった。確かに実は若いのを老けメイクしていたというのは言っていたが、その設定がここで活きたか。あとナチュラルに妨害していたのはジェラミーで、トリックスターらしい存在感を見せた。
それでカメジムをイシャバーナから追い出すことに成功。やっと一矢報いられた。
<普通にリタが婿候補に入っているのが新しいな。> |
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伝説のカルト映画館 大井武蔵野館の6392日(2023) |
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太田 和彦 |
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17 |
読書 |
パタリロ!39
マリネラのダイヤモンド鉱山から一切ダイヤモンドが採れなくなってしまった。国家存亡の危機に調査に乗り出したパタリロは、それがバイキンの仕業だと突き止める。自ら縮小してバイキンに事情を聞くパタリロだが…
今巻も短編。パタリロが小さくなってバイキンと折衝する話と、人間に恋してしまったスーパーキャットの話、マライヒを付け狙う殺し屋の話、パタリロが作ったロボットの馬が悪用される話。 |
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13話 |
エンディコア恒星域へと航行中のエンタープライズ号は連邦艦隊のシャトルが漂流しているのを発見した。近づいてみたところ、それはなんとエンタープライズ号のシャトルだった。そしてその中に意識を失っているピカードを発見する。
未来からやってきたピカード本人と出会うという話。お陰で今回はピカードがずっと二人存在する。
日本語タイトルでネタバレしているように、それは6時間後の未来からやってきたというのだが、どうも錯乱しているのか、ピカードらしくない行動を取っているのが変。ピカードのようでいて違っているため、エンタープライズ号クルーも接しあぐねているよう。カウンセラーは彼がピカード本人である事を断言しているが、一方ポラスキーは生理機能の違いでそれに疑問を持っているし、そのせいで今のピカードがおかしくなっていることを心配している。
宇宙に生じたエネルギーの渦に未来のエンタープライズ号が巻き込まれ、それがピカードを狙っていたことが分かったので、ピカード一人がシャトルで逃げ、エネルギーがくるのを待っていたようではあるが、その理屈がよく分からない。
そのエネルギー渦を回避することが目的となり、未来から来たピカードを放り出すのではなく、むしろエネルギーの中心に突入したら元の宇宙に戻った。結局そのエネルギーの正体が分からないままだった。
この話は本当によく分からないままだった。明らかに外れ回だが、それを許容するのもファンという奴だ。
<ライカーは手慣れた感じで卵料理を作っているが、フライパンにべったり卵が付いていた。油が足りなかったんじゃないかな?
漂流した正体不明のシャトルをそのまま回収してる。それは相当不味いと思うぞ。> |
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しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~ |
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15 |
映画 |
ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023) |
裏社会の掟を破ったことで粛清対象となり、世界中を旅しながら身を隠し続ける伝説の殺し屋ジョン・ウィック(リーヴス)は、日本の大阪にあるコンチネンタルホテルに身を寄せた。そこにはシマヅ(真田広之)という古い仲間が支配人となっていた。シマヅはジョンを匿うのだが、そんなジョンを狙い、もう一人の凄腕殺し屋ケイン(イェン)が送り込まれるのだった。かつての親友三人が一堂に会するが、それは殺し合いの始まりとなった。一方、ニューヨークのコンチネンタルホテルの支配人ウィンストンは、裏社会の権力者となったグラモン侯爵(スカルスガルド)から、ジョン・ウィックを殺せなかった罪を問われ、支配人の座を追われてしまう。
ジョン・ウィックシリーズももう四作目。まさかここまで続くシリーズになるとは思いもしなかったし、キアヌ・リーヴスにとっても代表作の一本と言って良い作品になった。これまでの三作品は、それぞれにちゃんと方向性が異なり、一つ一つが面白い魅力に溢れていたが、四作目の本作はどうかと言うと、これまた大きな特徴を持つ作品となった。
本作の特徴。それはストーリーでも何でもない。とにかく撃ち合って格闘をして進むジョン・ウィック。これだけである。
確かに端々にストーリーらしきものはあるが、それは単にジョンが移動する根拠に過ぎない。最低限次にどこに行くかだけを告げ、そこでまた撃ち合いと格闘。場所によってはカーチェイスと、何度も車に轢かれるシーンもある。だいたいそれくらい。そもそも一般人がいる街中で普通に銃撃戦が行われ、警察も出てこない。この映画の舞台は現実世界とは少し違っているのは分かるが、ここまで無茶苦茶だとあきれを通り越して感動を覚えるほどだ。
しかし、その割り切りが本作の最大の魅力である。二時間半の時間のうち、二時間近くを銃撃戦で終始させるなんて、普通考えないし、考えたとしても退屈させないで見せられるのは不可能だと思うのだが、これだけ長い作品なのに、実際に飽きが来ないという恐ろしい作品である。大阪のコンチネンタルホテル、ベルリンのディスコ、パリの中心地、パリの無人のアパートメント、サクレ・クールの五箇所でそれぞれ銃撃戦が展開するが、それぞれの場所に特徴があって、出てくる悪人達もそれぞれ特徴あり。武器とかもちゃんと場所によって変わっているので、どれも新鮮な見応えがある。
それぞれの銃撃戦についてもまるでゲームを見てる感じなのだが、それぞれの違うゲームを見てる感じなのでメリハリがあって違いがはっきり分かる。個人的にはパリのアパートメントの銃撃戦がツボで、火柱を上げる銃で完全武装の敵を吹っ飛ばす爽快感は大画面で観ていて実に楽しい。
本来ジョン・ウィックの方も重武装が必要なのだが、完全防備のスーツだけで済んでしまうのも凄い。なんというか、この銃撃戦観てると、当初『リベリオン』(2002)っぽさを感じていたのだが、どれだけ撃たれてもとスーツだけで防ぎきっているシーンを見せられると、だんだんジョン・ウィックが装甲服を着てるような気分になり、最後は『ケルベロス 地獄の番犬』(1991)の銃撃を観てる気分になる。
銃撃しか印象にない作品なのに、その銃撃が面白すぎるという、滅茶苦茶な作品だった。尖りきった個性を見せつけられた。 |
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10話 |
新装備のゴールドメカニッカーに変身し、ジャングルマルガムを分離させることに成功した宝太郎。だが逃亡犯はもう一人おり、しかもその男姫野剣は加治木の思い人聖の兄だった。バッテリーマルガムに変身した剣と戦う事になる宝太郎。
敵はバッテリーマルガム。連続放火犯の姫野剣にライデンジケミーが憑依して誕生したマルガム。そして兄に裏切られた聖も変身してしまう。
前回に続き加治木の恋心が中心となった話。加治木の恋は紆余曲折あったが、見事に成就する。錬金術師の掟によって記憶を消されてしまっても再び出会うというオチに持って行った。
人間の心は弱い。心から兄を信じていたはずの姫野聖は裏切られたと分かった途端に兄を憎んで殺そうとまでしている。極端な人だな。
最後に加治木の願いが叶ってUFOが現れるのだが、それ自体がケミーで、これを探すのがクロトーの目的だったらしい。 |
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13 |
読書 |
錬金術師
若き天才科学者が遺産として受け継いだ屋敷で、思う存分研究を始めようとしたところ、この屋敷の持ち主である先祖が錬金術師だったことを知る。その人物以降の家系が代々短命である事に疑問を覚え、家に呪いが掛けられているのではないかと調べるのだが…
典型的なゴシックホラーで、直球勝負と言ったところ。短編ながら著者らしさもしっかり残っていて、バランスの良い作品だった。 |
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17話 |
過去に撃退した怪獣が人や建物をすり抜けるように現れる姿が目撃された。そしてその怪獣の前には巨大な剣を掲げた男が現れ、その剣で斬られた怪獣は消滅してしまう。次に怪獣が現れる場所を推測したゲントは先回りしてその現場に向かう。
敵は宇宙侍ザンギル。怪獣の残留思念を成仏させるためにやってきた宇宙人。108の魂を浄化させる使命を持っている。あまりに強いニジカガチの残留思念を消すためにゲントに協力を要請する。だから敵と言うよりはサポーターに近い。ニジカガチの怨念に逆に取り憑かれてしまい、ブレーザーを襲う。
怪獣の残留思念や怨念を消し去る宇宙人という面白い人物が登場する。宇宙人の侍というのはウルトラマンシリーズにはそこそこ出てくる。日本で作られたと言うことは、相性が良いんだろう。
ザンギルとブレーザーの共闘はゼスチャーでメッセージを伝え合ってるため、どことなくコミカルになってる。ブレーザーが野人みたいなキャラのため、落ち着いたザンギルの挙動と良い対比になってる。
ザンギルの人間態役は「仮面ライダー555」海堂直也、「ライオン丸G」シシトラ役、そして「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」グランデ役の唐橋充。画家になったと聞いていたが、普通に役者も続けていたか。
<ニジカガチに対して最初の攻撃はレインボー光輪だった。そもそもレインボー光輪はニジカガチの力を使ったものなので、通用するのではないかな?
ブレーザーがザンギルを斬った時はチルソナイトソードを逆にして峰打ちにしていた。> |
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ウルトラセブン ポストカードブック(2023) |
<A> |
<楽> |
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11 |
映画 |
ホラーベスト |
第1位 |
シャイニング |
第2位 |
悪魔のいけにえ |
第3位 |
遊星からの物体X |
第4位 |
ヘレディタリー |
第5位 |
エクソシスト |
第6位 |
ハロウィン |
第7位 |
ジョーズ |
第8位 |
エイリアン |
第9位 |
スクリーム |
第10位 |
28日後… |
第11位 |
ゲット・アウト |
第12位 |
ウィッカーマン |
第13位 |
ウィッチ |
第14位 |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト |
第15位 |
REC |
第16位 |
狼男アメリカン |
第17位 |
イット・フォローズ |
第18位 |
ディセント |
第19位 |
サスペリア |
第20位 |
パラノーマル・アクティビティ |
第21位 |
クワイエット・プレイス |
第22位 |
キャビン |
第23位 |
ババドック |
第24位 |
死霊のはらわたII |
第25位 |
エルム街の悪夢 |
第26位 |
ショーン・オブ・ザ・デッド |
第27位 |
ドーン・オブ・ザ・デッド |
第28位 |
鳥 |
第29位 |
ソウ |
第30位 |
ズーム/見えない参加者 |
The 30 best horror movies of all time |
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読書 |
新仮面ライダーSpirits23
地上と異空間に同時に存在する大首領に対し、両面から攻撃をかけるライダーたち。大首領のテリトリーである異空間ではゼクロスとツクヨミ、アマテラスが大首領本体と対するが、自分のイメージを全て具現化する大首領にはまったく敵わない。一方ブラックサタンとデルザー軍団の守る地上の大首領になかなか近づくことが出来ないライダー達。
この巻もあんまり物語は進まなかった。大首領が過去を振り返り、遠い星から三人でこの星にやってきて、仲違いをしたことでこの星に捕らわれたということを語ったくらい。 |
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ヴァリアブルアクション Hi-SPEC 超力ロボガラット ジャンブー リニューアルVer. |
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09 |
映画 |
バーナデット ママは行方不明(2019) |
シアトルに住むフォックス家の専業主婦のバーナデット・フォックス(ブランシェット)。付き合いが悪く、買い物もネットの秘書任せ。周囲の住民達からもあまり良く思われていないが、夫のエルジー(クラダップ)と娘のビー(ネルソン)の愛情に支えられてなんとか元気に過ごしていた。そんなある日、ビーが優秀な成績を修めたので、ビーの希望を入れて一家は南極へ旅行することになった。外に出たくないバーナデットは反発するが、そんな時にトラブルが次々起き、更にかつて天才建築家と呼ばれていたバーナデットの昔の仕事関連で彼女を探す人がいることが分かり、ついにバーナデットの精神は限界を迎えてしまう。
コロナ前に作られたものの、なかなか公開されず、配信待ちかと思っていたタイトルが劇場公開された。私にとって、リンクレーターは大ファンの監督だし、ブランシェットも大好き。これは絶対観ないわけにはいかんだろうというもの。特にブランシェットは今年『TAR/ター』(2023)で圧倒的演技を見せつけてくれたので、もう一本あるなら是非という感じ。
リンクレーター監督は結構器用な監督で、どんな作品でも良作に出来る実力を持つが、一方では、結構話題作を作る割にあんまり目立てないという不遇の立場にある監督でもある。
そんなリンクレーターが今回選んだテーマは一人の女性が自分を取り戻すまでを描く事になる。本当にこぢんまりしたテーマで、出演キャラも多くない。割とあっさり目の物語に思える。
実際全体的に見ても、精神的に不安定な主婦が家族の愛情で立ち直る作品と言えばそれで終わる話で、単純な物語なのだが、途中から話が変な方向へと進んでいき、後半はあまりに話が大きくなっていき、話の整合性がおかしくなってしまってる感はある。
その大風呂敷に心地よく酔えるということで、この作品は面白い。
普通に考えたら、ちょっと精神的にトゲトゲした引きこもりがちな主婦が南極基地を作るとか、普通あり得ない。しかしそんなあり得ないものを技と放り込む違和感こそが本作の本当の面白さでもある。
そしてその違和感は、ちゃんと劇中説明される。バーナデットという名前はカトリック教会の聖人である聖ベルナデッタに対応しているのだ。これは古い映画だが、『聖処女』(1943)の主人公として描かれている女性のこと。彼女は奇跡を起こした女性として知られるのだが、彼女は生涯いくつもの奇跡を起こしている。彼女自身の力と言うよりは、彼女は幻視によって天使からのお告げを受けて奇跡を起こしたという点を独自解釈し、バーナデットは、突然霊感を受け、とんでもない設計をする女性という設定にした。バーナデットの設計者としての能力こそが奇跡に近いという事で、ベルナデッタと対応している。
そういう風に考えると、本作は単純な女性の自立の物語ではなく、奇跡の物語なのだ。そこがとても面白い。
ただ、前半の展開がゆっくりしていたのに後半になって一気に話が展開しすぎなので、話のバランスがあまり良くない。家族の物語のはずなのに最後はバーナデット一人で解決してしまったのがバランスの悪さにもなってしまった。もうちょっと長目にした方が良かったかな?
ちなみに移動する南極基地というのは2010年代になって各国で設計されていたそうで、実は最も進んでいるのは日本だと調べて分かった。 |
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07 |
読書 |
老妓抄
長年のお勤めで一財産出来た老妓は、出入りの電気店の店員の若者が発明家だと聞き、彼のために金を出してやる。しかし生活が安定した途端、その若者は発明の気力を失ってしまう。
人の業というのは難しいものだという話だろう。金を持っていても使い道がない場合、誰かの助けになろうとするものだが、その助けが助けどころか人の迷惑になってしまうというオチ。人とは難しいものだ。 |
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これまでのブレーザーの戦いを振り返る総集編。ナビゲーターとしてロボットのような姿のパグと、怪獣のげ~どすくんともぐ~じょんちゃんという、これまでブレーザーと戦った怪獣のアニメキャラが担ってる。
①に続き、セルフツッコミも多々。 |
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無声映画入門:調査、研究、キュレーターシップ(2023) |
<A> |
<楽> |
パオロ・ケルキ・ウザイ |
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05 |
映画 |
カメラマンの復讐 |
机の上にある昆虫標本が動き出し、ドラマを展開していく。夫婦仲の悪いカブトムシの一家にアーティストのカブトムシが近寄り、それを横目で見ながら記録していくバッタ。そして周囲を飛び回りながら愛を語るトンボ。
初期の映画でのアニメーション作家であるスタレヴィッチが机の上の昆虫標本を用いてドラマを作ったというクレイアニメーション作品。
この時代にこの技術って凄い事ではあるし、映画として観るべき部分は大変多いことは認めるが、なんかちょっと生理的にきつい。なんせ主役となる昆虫たちは本物なので、いわば死体を弄んでる訳だから。気にしなければそれで良いんだが、一旦気になってしまうととてもグロテスクに思えてしまうもので。 |
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35話 |
もう一つの地球から無事脱出できたキングオージャーの面々は故郷へと向かった。だがチキュウでは既に半年が経過しており、ダグデドによって支配されてしまっていた。民は王様達を自分たちを見捨てたと教え込まれ、王たちに対して激しい反発を覚えていた。更に王不在の中でシュゴ仮面と呼ばれる人物がシュゴッダムを収めていたのだが…
敵はキンバエジーム。バグナラクの一員で、民達に豊かさを約束して地上に侵攻してきた。高速で空中移動して敵の死角から攻撃するのを得意とする。
ダグデドの狙いも実はそちらで、王たちの不在の間に民達を先導して民達に豊かな生活を与え、王を反逆者に仕立て上げた。これまでのスーパー戦隊では一切なかったパターンだが、本作では民達によって虐げられる王様という構図が結構多用される。
今回はシュゴッダムだけが豊かになり、他の国々は極貧にあえぐという構図を取るが、民はそういうことですぐに態度を変えてしまうというどうしようもない現実を突きつけている。
そして新たな支配者となったシュゴ仮面の正体は、ラクレスだった。生きてたのね。そしてそのシュゴ仮面に仕える存在としてすずめがいた。
前回の戦いでヤンマは恐竜の力を武器に込める手法を開発し、キングガブリカリバーを開発し、更にやってきたガブティラがゴッドクワガタ以外の他のシュゴッドと合体してキングキョウリュウジンとなった。
<地球からチキューに帰る際、光速移動したために周囲の時間が経過していたとヤンマは言っていたが、この理論だと同じ方法でやってきたコーカサスカブト城が前回地球に来るまでに半年かからないとおかしい。> |
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03 |
読書 |
マッチョグルメ
筋肉の化身と呼ばれるほどの美しい肢体を持つボディビルダー天王寺美貴。普段は徹底した摂生の生活をしているが、数週間に一度のチートデイには好きなものを好きなだけ食べるという楽しみを持っていた。そんな彼が食べる食事の数々を描きつつ、ボディビルダーの生活を描く。
Twitterで断片的な画像を観ることはあって、その電子書籍があることが分かったので読んでみた。大男が気持ちよさそうに食べる姿は癒やされる。なるほど食べるだけでなく、ちゃんと物語にもなってて、完結してるので続編はなさそうだ。 |
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11話 |
連邦宇宙船USSヤマトから救難信号を受け、現場に急行したエンタープライズ号。ヤマトのバーリー艦長から、ヤマトは伝説の民族アイコニア人の惑星を発見し、その調査をしていたところ、艦内の全ての機器が故障したと聞かされ、その直後ヤマトは爆発してしまう。更にこの宙域はロミュラン帝国との中立地帯だったため、ロミュラン艦まで現れる。
未知の高科学惑星とのファーストコンタクト作品で、その惑星に接触するとコンピューターウイルスによって宇宙船が破壊されてしまうと言うもの。
そしてここでは銀河連邦と敵対するロミュラン人との接触でもあり。敵の敵は味方の定式で、アイコニア人の攻撃を受けて二つの艦が協力して危機を脱するという話になる。割とこのパターンの作品は多い。ピカードが一旦危機を迎えたからには逆に突撃している。ライカーならともかくピカードがカークみたいな行為をするとは意外。考古学を趣味としてると言ってたから、好奇心かな?咄嗟になるとヤケクソのような行動を取ってたりする。
2話で幻の中で現れたUSSヤマト号の本物が登場するが、冒頭で爆発してしまった。ヤマト号の活躍見たかった。
今回ラフォージが大活躍。エンタープライズ号の破壊の手前で警告を発したが、その際重力以上の一人芝居が面白い。あとデータは自己修復機能も付いていて、アイコニアによって注入されたウィルスをリブートさせることで消し去っている。これを応用してエンタープライズ号とロミュラン艦を修復できた。
アイコニア人は連邦より遥かに文明が進んでいて、どんな遠くの場所でも転送が出来る。それによって宇宙の各地で子孫を作っていたらしく、連邦の民族のいくつかはアイコニアの子孫。
<やっと登場したと思ったヤマトがあっけなく破壊されてしまった。これは完結編だったか。
アイコニアの衛星破壊はあまりにあっけなさすぎる。あんなでっかい衛星がこんな一瞬で破壊されるとは思えないんだが。> |
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02 |
映画 |
きさらぎ駅(2022) |
大学で民俗学を学ぶ堤春奈(恒松祐里)は、卒業論文で現代の“神隠し”と話題の都市伝説“きさらぎ駅”を取り上げることにして、目撃者を探していた。ネットで“きさらぎ駅”に行ったことを匂わせた女性を発見した春名は早速その女性葉山純子(佐藤江梨子)にインタビューを申し込む。快く取材に応じた純子は、かつて自分自身の身に起こったことを語り始める。それはまさしく超自然的な恐ろしい出来事だったが、その興味を抑える事が出来ない春名は純子の言ったとおりに電車に乗ってみることにした。
かつて2ちゃんねるの実況板から始まり、リアルタイムで怪談を体験した風に書き込まれ、一気に広まったという“きさらぎ駅”。その後、検証などもあったり、他のアニメや小説などにも単語が登場したりと、今も尚時折目にする新しい怪談話を元に映画化した。
インターネットによって流布される新しい怪談や伝統などは、netとfolkloreを合わせた「ネットロア」と呼ばれ、かなり多くの新しい怪談話がネットでは展開している。清水崇が作ってスマッシュヒットを取った『犬鳴村』(2019)のシリーズなどもネットロアをベースにしている。そんなネットロアの中でも相当メジャーな部類に入る“きさらぎ駅”の映画となる。
そういうのは得てしていい加減に作られるものが多い。本作も最もオーソドックスな作り方ならば、きさらぎ駅で起こった事実をホラー描写で淡々と描くだけで、最後は主人公が脱出するか、それとも失敗するか程度の違いを作るという話になるだろう。その場合、ラストシーン以外は大概同じ作品になってしまう。
しかし本作は敢えて“きさらぎ駅”の特性をちゃんと捉えた。
“きさらぎ駅”の持つ特殊性の一つは、再現性ということになるだろう。元が匿名掲示板の書き込みによるものなので、誰が書いたのか分からないのが一つの特徴だが、匿名である事を上手く使い、「私もきさらぎ駅に行ってきた」という書き込みもあり得る。そのように行った人たちは、オリジナル版を補強し、同じ事が起こっていることを語るようになっていく。つまり何度誰がきさらぎ駅に行っても同じ現象が起こると言う事になる。
この再現性に目をつけたのが上手い。
映画では、実際にきさらぎ駅に行って脱出できた人物の聞き込みから始まり、どうすれば脱出できるかを知った上で、もうちょっと何か出来るのではないかという観点から再現している。結果として出来る事もあれば、出来ない事もある。主人公の反応によって少しだけ世界が変わる。その変化を描写することでひと味変わったホラー作品に仕上げることが出来た。
観たからこそ言えることだが、その発想を思い至った時点で本作は成功だったと言える。
出来れば、もうちょっと演技の上手い人連れてきていれば更に面白かっただろうけど、これくらいの演技力だからこそ怖さも引き立つという面もあって、そこはなんとも。
上手い具合に捻った作品で、低予算ホラーも馬鹿に出来ないことを改めて思わせてくれた。 |
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9話 |
高校の修学旅行を前に、行きたいところがたっぷりある宝太郎はワクワクが止まらない。宝太郎、りんね、加治木のグループは京都の異界ツアーを始める。一方強力なケミーを捕獲しようと画策している冥黒三姉妹のクロトーも京都にいた。宝太郎を見かけたクロトーは二人の凶悪犯に目をつけ、マルガムにして彼らを襲わせる。
敵はジャングルマルガム。ジャングルジャンのケミーに取り憑かれた凶悪犯の矢吹が変身したマルガム。
高校生らしく修学旅行の話。こう言う普通の生活をしてるのが新鮮。太秦を舞台にするのは懐かしい感じだ。話としては全般的に陽性。旅行に出たらたまたま凶悪犯が近くにいるとか、ツッコミどころになるようなならないような都合の良い話が展開する。
子泣き中心となるのは加治木。宝太郎の戦いにいつも巻き込まれてしまう一般人だが、そんな加治木に好きな人が出来たというお話。
仮面ライダーの変身にはケミーを携帯してないといけないので、旅先で戦いになる場合、わざわざカードを届けてもらわねばならない。今回は蓮華と錆丸が東京からバイク飛ばして京都までスチームライナーを届けに来てくれた。その不便さが逆に新鮮。
ガッチャードはカードの組み合わせによっては巨大ロボになることも可能と分かった。仮面ライダーが巨大化するのはJ以来か?(ワイルド形態はライダーとは言えないかな?)
<聖が加治木との待ち合わせ場所に指定したのは開けた川のほとりだった。珍しいところで待ち合わせるもんだな。
凶悪犯という矢吹はハサミを舐めながら登場してる。分かりやすいが、ほとんど馬鹿にしか見えない。
巨大戦ではかなりの被害が出てるようだが、寺とかの史跡は綺麗に避けていた。> |
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