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2025'02

 
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映画
機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025)
 (前半)宇宙世紀0079。スペースコロニー群「サイド3」がジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対して独立戦争を開始した。国力に多くの差があるため、すぐに決着が付くかと思われたが、ジオン公国が開発した新兵器MS(モビルスーツ)によって戦闘力に大きな開きが生じ、戦いは長引いていた。そんな時、ジオン公国軍のシャア・アズナブル(新祐樹)は、地球連邦軍のMS開発計画を察知し、サイド7にて新型MSガンダムと、その母艦強襲揚陸艦ペガサスを鹵獲する。ガンダムを手に入れたジオンのMS開発計画は更に加速し、更にニュータイプ研究の発展によってついにジオン軍は独立戦争に勝利する。だがその時、エースパイロットのシャアは自分の乗る赤いガンダムと共に行方不明となる。
 (後半)5年後の宇宙世紀0085年。「サイド6」のイズマ・コロニーに暮らす女子高生のアマテ・ユズリハ(黒沢ともよ)は、警察に追われる少女ニャアン(石川由依)とぶつかった際に、彼女が運んでいた非合法のMS用デバイスを偶然手に入れる。彼女にそれを返すことは出来たのだが、そこから非合法のMSバトルのクランバトルへと足を踏み入れることになる。折から極秘任務で新型MSをサイド6に持ち込んでいたジオン軍のシャリア・ブル(川田紳司)は、偶然からそのMSがクランバトルに出撃している事実を目にする。

 これまで定期的にテレビシリーズが作られていた「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作が2025年に公開される。今回の作品はこれまでのようなサンライズ一社で作るのではなく、庵野秀明率いるスタジオカラーとの共同という。
 まずそれはガンダムのデザインからも分かる。これまでのガンダムとは全く異なる生物を思わせるそのデザインはまるでエヴァンゲリオンのようだった。
 ガンダムとエヴァはどっちもロボットアニメではあるものの、それをいっしょにしたものを観るのが面白いのかどうか…実はあんまり期待してなかった
 それにどうせ待てばテレビで放映するんだから、敢えて劇場で観る必要も無いだろうとも思っていたのだが…

 この作品が公開されたのは2025年の1月末だったのだが、私のSNSは公開直後にガンダムで塗りつぶされた。しかも書いている人みんな奥歯に物が挟まったような、微妙な書き方をしていて、よっぽど秘密にしたいことがあるようだ。
 それで予定を変えて観に行くことにした。
 ただ一週間も遅れてしまうと、みんな隠していたとしても漏れ聞こえることがあって、概ね展開は予想していたところはあったのだが、やはりオープニングの意外な展開には心で歓声を上げた
 なるほどこう来るか
 前半部分のシナリオは言われなくても分かる。これは庵野秀明が書いたもので、まさしくこれは庵野版「シン・機動戦士ガンダム」だ。
 「機動戦士ガンダム」の第一話はかつて庵野秀明自身が「あれ以上のものは無い完璧な仕上がり」と言っていた事があったと記憶しているが(記憶違いかも知れないが)、それを敢えて正面から挑むという姿勢が素晴らしい。
 考えてみると、『ゴジラ』であれ『ウルトラマン』であれ、庵野秀明はこういう作り方をしていた。どちらも庵野秀明自身が大ファンである作品だが、通常のクリエイターの場合、それを完璧なものであるとして、そのリスペクトで留める。しかし庵野の場合、素晴らしい演出を更に上回るものを作り出そうと考えてしまう。それがクリエイターとしての庵野秀明の特長と言って良い
 自分自身が認めた完璧な作品を、自分の味をつけて一から作り直す。庵野の一連の『シン』シリーズは全てこの立場から作られている。ガンダムをこの姿勢で作り直した結果こうなったが、敢えて本道を捨ててシャアがガンダムに乗ったら?というイフで作られたのにもおそらく理由がある。

 以降は勝手な妄想だが、何故シャアを中心にする必要があったのかというと、兵士であるアムロに対し、理想を持つ思想家であるシャアを主人公にした方が、理想的な作品に近づくと考えたからなのでは?と思えてくる。
 理想的なストーリーとは、続編を許さない、一本完結ですべてを終わらせる物語を作りたい。その思いが込められている…かも。
 「機動戦士ガンダム」はテレビアニメとしては最高峰の一本だと思うが、描き足りないものも合った。それが思想面である。
 具体的に言えば、「ガンダム」は戦記物であると共に、人の革新を描こうとしたもので、宇宙に進出した人類は精神も拡大させ、人を越える能力を手に入れる。それがニュータイプなのだが、「ガンダム」本編ではニュータイプは連邦とジオン双方における兵器扱いされてしまう。兵士であるアムロはそれでも良いのだが、シャアはそこで留まってはならないと考えている(はず)と考え、ニュータイプになることで人類はどう変化していくのかを突き詰めていきたいという強い思いがあったのかと思われる。

 庵野秀明は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で、クリエイターを集めてとんでもなく豪華な同人誌を作ったというほどのファンだが(2023年に再版されているので、私もそこで購入した)、そこでシャアが行おうとしてきたことは、地球という重力を消し去ることで人類全部を宇宙に移住させ、そこで真なる覚醒を促そうとするものだった。それとは違った形で本作にその思いを込めたのではないかと思っている。
 実際それは本編を楽しみにさせていただこう。

 一方後半の話は、前半とはがらりと変わった形で、独立戦争に勝利したジオンによる宇宙支配下のコロニーに住む一般女子高生が最新型のガンダムに乗り込むと言う話になっている。
 これも偶然コロニーに“落ちていた”ガンダムを主人公が勝手に乗ってしまうというパターンで、実はこれも「機動戦士ガンダム」の一話の作り直しのような話になっている。キャラデザインも随分変わり、新しいアニメ作品と言った感じで、これも実際の放映が楽しみな話になっている。
 後半の話こそが「GQuuuuuuX」の本編になるので、それがどうシャアの思想と関わってくるのかがとても興味深い。
 なんにせよ、大変期待度が高い作品になったのは確かで、テレビ放映が待たれる。

 もう一つ。
 大ヒットを記録した本作だが、実際は後にテレビ本編で観られるものの先取り放映なので、もう少し待てばテレビで全編観られる。それを待ちきれないという人たちと、口コミで集まった人たちおよびリピーターで息の長いヒット作品になった。
 この作り方、実はこれからのテレビアニメのスタンダードになる可能性がある
 テレビ放映の半年若しくは三ヶ月前に一度オープニング部分の豪華版を映画上映させて、そこから本編を作っていくという作り方になる。
 これによって、劇場版で制作費が潤い、クォリティ高いものが作られるようになるだろうし、アニメもかなり儲け率が高くなる。こう言う作り方でテレビアニメが作られるようになるのかもしれない。
 全部の作品にそれが当てはめられる訳ではないが、著名なクリエイターか、人気原作があれば、その作り方は充分可能だと思われる。
 本作はアニメの作り方の突破口を開いたかも知れない。

仮面ライダーガヴ

24話  逃げたビターガヴを追うショウマだが、腹のガヴの様子がおかしく変身も上手く出来なくなってしまい敗北を喫してしまう。一方友人の連絡でグラニュートを探していた絆人は罠にあって逆に捕らわれてしまう。

 敵はスミール。タコのような姿をしたグラニュート。焼き肉屋の親父の正体。ヴァレンが倒したオタケの友人で、個人的に絆人に恨みを持っていて、絆人を罠にはめていたぶって殺そうとする。
 ショウマ、絆人、ラキア三人それぞれが自分の戦いを始めている。
 ショウマはダークショウマとの戦いを、絆人は復讐に燃えるグラニュートとの戦いを経て、それぞれパワーアップ。ラキアはデンテを殺そうとするのだが、逆に説得されてしまい、何でも屋に居候することとなる。
 絆人はアイスクリームを食べてブリザードソルベフォームに変身。絆人は酸賀からもらったゴチゾウでチョコルドフォームにそれぞれ変身。ただ、絆人の場合、パワーアップしてもそれが酸賀製ということで、なんか不穏な雰囲気が出ている。
<罠に掛かる前の絆人が見たのは蛸壺だが、ちゃんと「蛸壺」と言っている。一目でそれが分かるとは。
 絆人を捕らえたスミールは、「一晩中いたぶってやる」と言っていた。明らかな死亡フラグ。
 劇中「アイス」と呼んでいたけど、ガヴの新しいフォームはソルベってことはアイスではなくシャーベットだ。勝手な思いだったが、アイスのフォームだとパフェになると思ってた。
 ガヴの青いシャーベットは当たり付きだった。赤城乳業とのコラボあるのか?>
VOL.3
<A> <楽>
八犬伝
<A> <楽>
小津安二郎 粋と美学の名言60(2025) <A> <楽>
米谷紳之介
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読書
布団部屋
宮部みゆき (検索) <amazon> <楽天>
 造り酒屋の奉公人おさとが死んでしまった。その妹おゆうが代わりに奉公に入るのだが、彼女はこの家が何かおかしいことに気づく。その違和感に何も言えないまま働いていくのだが、ある日女中頭から一晩布団部屋で寝ろと言われる。

 江戸時代を舞台にした怪談話で、著者が最も特異とするパターンの作品。出来は申し分なし。
<A> <楽>

ボルテスVレガシー

5話  ボルテス基地のあるビッグファルコンの場所が特定された。戦闘指揮官ルイ・ジャンギャルは新たなビーストファイターバイザンガを出撃させる。その頃戦闘訓練を行っていたボルテスチームは、すぐさま戦闘フォーメーションを組むが、丁度基地に向かっていたアームストロング家の母マリアンヌは孤立していた。

 敵はバイザンガ。バッファローを思わせる容姿を持ったビーストファイター。怪力で巨大な鉄球を振り回して攻撃する。ボルテスVを鎖で拘束してとどめを刺そうとするが、マリアンヌの乗る戦闘機の特攻を受けてひるんだところをボルテスVに倒される。
 オリジナルのテレビアニメでは2話に当たる話で映画版の後半。これまでアームストロング家の精神的支柱だった母が亡くなるというショッキングな内容。強力な敵に隙を作るために戦闘機で特攻するのだが、科学者である母親が戦闘機乗りよりも上手く扱う脚本に大分問題があるし、そもそも重傷で動けないはずの母が元気に戦闘機に乗ってる時点でもはや突っ込んでくれと言ってるようなもの。感動的な話なのに笑ってしまう。
 わざわざマリアンヌを攻撃するのがゆっくりすぎて、スローモーションのようだが、マリアンヌは普通に行動している。これはアニメと実写の違いで、一瞬を10分くらいに引き延ばす長浜演出を実写にしようとして変換失敗したのかと思われる。これは本作を通しての問題点となっている。
 日本語ではここからEDソングが登場。歌っているのは堀江美都子だが、何故OPに起用しない?
<マリアンヌのボディガードが敵の攻撃を受けているので車から逃げろというのは良いのだが、車を捨てた時点でマリアンヌ一人だけ姿を見られている。特別扱いだ。
 普通に戦ってもボルテスVはバイザンガを圧倒してるので、拘束され続ける理由がない。
 もうすぐビッグファルコンのバリヤーが破られる直前にバイザンガが倒されてザルドスは逃げ帰っている。ボルテスVはともかく攻撃し続ければ基地は壊せたはずだが?>
ソニック x シャドウ TOKYO MISSION
<A> <楽>
VOL.11
<A> <楽>
23
映画
M3GAN ミーガン(2022)
 おもちゃ会社に勤める優秀な研究者のジェマ(ウィリアムズ)は、最先端の子育てロボット、コードネームM3GANの開発に携わっていた。だが上層部の無理解によって企画は凍結間近。そんな時に事故で両親を亡くした姪のケイディ(マッグロウ)を引き取ることになり、なかなか心を開かないケイディのために、最新AI搭載で人の心に寄り添うオモチャとして開発中のM3GANを与え、経過を見守ることにした。M3GANのお陰でケイディは徐々に晴れやかになっていくのだが…

 意思を持ったかのような人形が人間を襲うホラー作品。このパターンのホラー作品は数多く作られている。その代表作はチャイルド・プレイという事になるだろう。特に科学的に作られたオモチャが暴走する最新作の『チャイルド・プレイ』(2019)と設定そのものは同じ。
 ただ、大きく違うことがある。それがリアルな人の感情を描くことだった。これは最近のホラー映画の特徴でもあるのだが、設定は荒唐無稽でも、出てくる人間がリアルで、特に感情の動きが物語上の型どおりではなく、実際の人間が取りそうな反応をしてくる。そのリアルさが近年のホラー作品を底上げしている。
 本作のヒットもその側面が大きいだろう。
 本作の大きな特徴として、人の心の動きに深く突っ込んでいるという点があるだろう。
 人形を使ったホラーの場合、恐ろしい人形は最初子どもに取り入り、その子の友だちとなるという過程を経ることが多い。そして人形にほだされた子どもは最初の内人形をかばう行動を取りがちだが、概ねそこには説得力は薄い。単に一緒にいると楽しいからという位の理由で怪物をかばうようになる。だが本作の場合、ケイディは目の前で両親が死ぬと言うトラウマを抱えた状態で、しかも他に誰も自分を守ってくれる人がいない中、ミーガンだけが自分を守ってくれると知ってしまった。
 ケイディにとってのミーガンは単なる友だちではなく、親代わりであり精神的支柱になっていった。それだけにケイディがミーガンをかばう姿には説得力があった。そこがしっかりしていることが本作を特徴付けている。単なるホラーを超えたものになった。
 だから一本の作品としては大変優れたものになっている。

 問題として、それが好みかどうかの問題で、私はこれを認めたくはない。ホラーはもっと安っぽいものであってほしいし、こう言う精神にくるものは観てるときつく感じてしまう。

 しかし、これでなるほど私が『エスター』(2009)『ゲット・アウト』(2017)が苦手だった理由がやっと分かった。自分のツボがまた一つ分かった。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

1話  友なし・金なし・愛想なしの三重なしの青年遠野吠は、ある日アルバイト先のコンビニで強盗を撃退したものの、態度の横柄さから馘になってしまう。そんな吠はアルバイト仲間の堤と共に巨大なロボットに遭遇した。巨大な相手に生身で立ち向かう吠だったが…

 敵はファイヤキャンドル。ブライダンの幹部で、巨大ロボに搭乗して現れる。
 新戦隊の第一話。今度の主人公はこの世界のはぐれものを自称するネガティブキャラで、今までにないキャラクターとなっている。そんな主人公がナンバーワンになるという使命を与えられて立ち上がる。
 戦隊では珍しく今回はレッド一人だけで戦っているが、その変身で四人の男女が反応している。とりあえず今は謎だらけ。どうまとまっていくのか、他の戦隊がどう関わってくるのかなど、興味は尽きない。
 オープニングで巨大ロボが全部壊されてしまう衝撃的なシーンから始まり、その中心で一体だけ助かったロボがこの作品の主役ロボになってるようだ。
 今回ゲストキャラとして、前作「爆上戦隊ブンブンジャー」の範道大也役の井内悠陽が出演しているのだが、変身したのは何故か「王様戦隊キングオージャー」のクワガタオージャー。ブンブンチェンジャーではなく顔を切り替える指輪で変身していたので、複数の戦隊レッドに変身出来るようだ。
<話は面白いが、主人公の声が固い。>
ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い(2024)
<A> <楽>
鴨乃橋ロンの禁断推理(2nd)
<A> <楽>
wiki
21
読書
推し殺す2
タカノンノ (検索) <amazon> <楽天>
 プロ漫画家で大学の先輩の石黒成実からSNSのフォロー数を超えてみせろと言われた三秋縁のために編集者としてアドバイスする小松悠。小松の考えるに、三秋はまだ漫画家として伸びる要素はあるのだが、極端な三秋の性格に振り回されていく。

 編集者を主人公にした珍しいネタの作品で、売れない漫画家あるあるネタを使いつつ、一人の人生を変えていく話で、浮き沈みの激しい性格を編集者としてどうコントロールしていくかということで、なかなか興味深い。
<A> <楽>

仮面ライダーガヴ

24話  ショウマは子どもの頃に絆斗の母と合ったことがあることを思いだした。目の前で闇菓子にされてしまったことを告げたことで絆人は再び心を閉ざし、しばらく別な道を歩むこととなる。一方倒したはずのダークショウマが再び現れる。

 敵は仮面ライダービターガヴ
 一度和解したショウマと絆人は再び別な道を歩み、それぞれ独自にグラニュートと戦う事になった。ショウマはビターガヴと戦う事になったが、何故かショウマは体調を崩してしまった。
 ビターガヴは前回倒したものの、再び現れる。本人曰わく「俺は何人もいる」そうで、誰かによって作られた存在らしい。
 一方の絆人は謎のグラニュートに命を狙われている。酸賀から新しいゴチゾウをもらっているが、そもそも酸賀が胡散臭いので、それを信用して良いのか分からない。
VOL.3
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モアナと伝説の海2
<A> <楽>
現代思想を使って映画批評!: ハリウッドとケンブリッジで学んだ、映画のすばらしさを知る方法(2025) <A> <楽>
鈴木健
19
映画
アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024)
 20代で父の会社の後継者として訓練中の青年実業家ドナルド・トランプ(スタン)は、父の不動産会社が人種差別をした事で政府に訴えられ、このままでは敗訴決定という窮地に陥っていた。そんな時、剛腕で知られる弁護士のロイ・コーン(ストロング)と出会い、彼に弁護を頼むことが出来た。お陰で窮地を脱し、そこから彼を師と仰いで勝利の定式を教えてもらい、それを応用してビジネスの世界で成功を手にしていく。

 2017年から4年間大統領職にあり、そして2024年の選挙で返り咲いたドナルド・トランプ大統領。全米一の実業家とも言われるが、それまで全く政治の経験はなく、ただ凄まじいほどの人気を得ているトランプの姿勢は、とにかく攻めに攻めるというもの。一切の後退はなく、ひたすら攻め続けるのが信条だが、その信条は若き日に師事した人物ロイ・コーンから学んだというところに注目し、ドナルド・トランプとロイ・コーンの関係を、最初に出会った70年代から始め、1986年のコーンの死までの期間を描いた作品となる。
 本作で出てくるロイ・コーンの信条は、ルール1「攻撃せよ」。ルール2「絶対に自らの非を認めるな」。ルール3「勝利を主張し続けろ」で、これこそまさにドナルド・トランプを象徴する攻めの姿勢そのものである。

 ただし、このままでは本当にトランプはコーンのコピーに過ぎなくなるし、トランプ自身がそれは我慢できなかった。むしろそれをステップとして、その信条を更に推し進めていく。コーンは法曹界でその姿勢を進めていたが、トランプは不動産業界で、やがてそちら方面から政治を動かす方へと。トランプの方がより大きな範囲で、力もつけていく。
 これはコーンの教えを推し進めていっただけではない。何故ならコーンは明確に勝利条件を持っていたのに対し、トランプの場合それを持たなかったから。弁護士であるコーンは弁護人の依頼を受け、それを全て完遂することで目的を果たすことが出来た。それに対し、トランプの目的は何かというと、全く見えてこない。ニューヨークに大きなビルを建てるのは目的の一つだったが、それで終わっていない。むしろ次々に大きな目標を作って、そのために努力している。つまりトランプにとっての目的は通過点に過ぎず、終わりというものがない。一方では俗っぽすぎる欲求を人々に押しつけもしている。
 それを本作ではトランプの中にある闇のようなものとして考えているように思える。時折出てくる家族の描写は本当に殺伐としている。ドナルドの父は二人の息子に対して常に成果を求めていて、その時間がドナルドにとっては苦痛でしかなかった。そしてトランプタワーを建てたとき、祝福に訪れた父に勝ち誇ったように「お前を越えた」ような事を言っていたし、ラストでは病に倒れたロイ・コーンを屋敷に呼び、暖かく迎えるのだが、実はわかりやすく馬鹿にしていた。だから父であれ、コーンであれ、トランプにとってはそれは越えるべき存在であり、彼らを打ち倒し、ひれ伏させることを目的とする。だが、トランプにとって、それは通過点に過ぎない。敵を打ち倒したら、次の敵を求めていく。
 そんな生き方しか出来ない人間として描いたのが本作の特徴となるだろう。
 そしてそんなトランプがどこまで行くのか。これがフィクションで留まる限りは面白いのだが、実在する人間という最大の問題があって。

 トランプ役を演じたスタンはMCUシリーズでのウィンターソルジャー役で知られるが、心に闇を抱える役が合うことも本作を観ると良く納得できる。

ザ・ボーイズ(4th)

3話  ヴォートを掌握したホームランダーはセブンにシスター・セージ、ファイアクラッカー、そして息子のライアンのホームボーイをメンバーに加え、CEOにシスター・セージが就任したと発表する。一方、ライアンと接触を持つ事が出来たブッチャーは、ホームランダーを倒し自らの手にライアンを取り戻すことを心に決める。

 ザ・ボーイズ側は前回からの物語が続く。父の財産を母に取られそうになってるヒューイは弁護士を雇うものの、進捗は捗々しくない。キミコは自らの過去を清算するため、敢えて光解放団に潜入する。罪悪感に駆られたフレンチーは幻覚剤に溺れていく。
 セブンではシスター・セージを中心とした再編制が始まっているが、今のところセージは完全にホームランダーのために働いているが、そのためにスターライトを悪人に仕立てて巧妙に世論を味方にして包囲網をせばめている。新メンバーとなったファイアクラッカーはかつてスターライトのアニーとミスコンで競った女性だったが、アニーに酷い言葉を掛けられて以来スターライトを敵視していた。そのためセージが利用しているようだ。
 セブンとザ・ボーイズの戦いは世論をどう味方に付けるかにかかるようになる。ザ・ボーイズ側に付いたスターライトはアイコンとなり、ホームランダー側は過激派を上手く扱いスターライトを追い落とそうとする。一方ザ・ボーイズ側はAトレインをスパイとして雇おうと考えている。
 セージはビクトリアと接触し、大統領になるための応援をする代わりにセブンに便宜を図ってもらおうとしていたが、偶然その会話をヒューイが聞いてしまう。
 着々と自らの野望であるアメリカを手中に入れるホームランダーの野望は進んでいるが、肝心なホームランダーが癇癪を起こして次々に人を殺してしまうため、自分自身で台無しにしてしまっているし、徐々に精神の均衡も崩れている。
ソウX
<A> <楽>
VOL.10
<A> <楽>
17
読書
復讐の炎を吐く女上 ミレニアム5
ダヴィド・ラーゲルクランツ (検索) <amazon> <楽天>
 特殊犯専門のフルードベリア刑務所に入れられたリスベットは、短期収監を休暇のように捉えてのんびり過ごすことにしたのだが、そこでファリア・カジという中東出身の女性が執拗な虐めに遭っているのを見て、ミカエルに彼女のことを調べてもらい、彼女が家族から何もかも奪われてここで殺されようとしていることを知ってしまう。一方、突然性格が変わってしまったという大金持ちのレオ・ランヘイメルという実業家を探るミカエルは、彼がリスベットとも何らかの関わりを持つことを突き止めてしまう。

 シリーズ第五弾。前巻ラストを受けて刑務所から話が始まるが、バングラデシュの貧しい一家と、スウェーデンの実業家という何のつながりもない二つの事件がリスベットに関わってくると言う話になっている。ただ話のつながりが今ひとつ掴めていない。
<A> <楽>

ボルテスVレガシー

4話  時が巡り現在。プリンス・ザルドス率いるボアザン帝国軍の地球侵略に対し、ボルテスVの初出撃に、ボルトマシーンの不具合が見つかっていた。その修復を行ったのは、アームストロング家三男の幼い弟リトル・ジョンだった。

 敵はドクガガ
 第1話の続きとなる話。その直前にボルテスチームに全く訓練も受けてない幼い子どもが抜擢されたという話で、リトル・ジョンがチームに入るのは運命によるものと説明され、チームが誕生した。
 そしてたっぷりと合体シークェンスを見せた後で、ボルテスVの登場。そして圧倒的なパワーでドクガガを倒すまでを描いた。
 巨大ロボット戦は描写にかなり力を入れていて、ちゃんと重厚さと軽快さの程よいバランスで展開する。操縦も全員でやってる感があって、全員で戦ってる感も良い。
 ただ、ボルテスVとドクガガとの戦いはあくまで局所戦で、メインの円盤による都市蹂躙はなにも解決していないという問題もある。
<リトル・ジョン以外の四人のメンバーは決まっていたが、充分訓練を受けていたという割りには随分いい加減だ。
 リトル・ジョンに「これまで訓練したでしょ」というエイミー。してないと突っ込もうとしたら、ちゃんとロバートがツッコミ入れていた。
 スティーヴの運転は腕だけでなく頭を動かすと同時にボルテスVも頭を動かしている。手動操縦と肉体連動式を組み合わせてるのかな?
 ボルテスVが天空剣を握るといきなり雷雲が発生する。アニメだとイメージだと分かるんだが、実写だと唐突感ある。
 ボルテスVの決めポーズは長浜演出と言うより大張演出に近かった。>
スピーク・ノー・イーブル / 異常な家族
<A> <楽>
株式会社マジルミエ
<A> <楽>
wiki
15
映画
ハロウィン・キラー!(2023)
 1987年のハロウィンの日。ブリティッシュコロンビア州ヴァーノンで3人の少女が16回刺されて殺されるという事件が起き、”スイート16キラー”と名付けられたその連続殺人犯は捕まらないまま時が経過し、以降この町ではハロウィンを祝うことがなくなった。そして35年後のハロウィンの日。その事件で生き残った両親の間に生まれたジェイミー(シプカ)は友人と共に町を抜け出してハロウィンのお祝いをしていたのだが、そこに仮面をかぶった男が現れ、手にした凶器で次々に刺していく。大慌てで逃げたジェイミーが行った先は、発明家の友人アメリアが作り出した機械の中。そこでなんと時を超えて35年前に来てしまう。そこで若き日の父母と出会ったジェイミーは、この時代の殺人を回避できないか、そして元の時代にもどる方法を探すことになる。

 最近時間を戻って後悔したことをやり直す作品が結構増えた。邦画の流行りかと思っていたが、海外でもそう言う作品があることが分かった。勿論前からそう言う作品はあって、代表作として『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)およびその続編の『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)のヒットがあって、そこでタイムスリップと謎解き、そしてアクションを加えてドラマ仕立てにする作風が確立した。アイディア次第で面白くなるため、以降アイディアの勝負で低予算作品でよく使われる手法になっていった。
 それにホラー性を加えたものが『ハッピー・デス・デイ』(2017)で、スマッシュヒットを取った。
 本作はそれにあやかろうと、タイムスリップとホラーを融合させた作品となった。
 過去に戻って自分の両親と会ったり、そこで自分が生まれるように策を練りつつ、殺人を回避するというかなり厳しいゲームを強いられる事になる。当然事情を知らないティーンエイジャー達が無軌道な行動を取るし、予測もしないトラブルが起こったり、突然殺人鬼が闖入してきたりする。
 これらをこなしながら正しい道筋に修正していく主人公の奮闘が描かれる事になる。
 意気込みは買うし、伏線を含めて謎を解いていくのも悪くないのだが、根本的な問題があった。多すぎる人をちゃんと誰が誰かを把握できるように出来なかったことと、意外に複雑な謎解きを分かるようにしてくれなかったこと
 結局脚本に丁寧さがなかったことが本作の最大の問題点。もっとちゃんとした監督が作ってれば良くなってた気はする。

爆上戦隊ブンブンジャー

48話  策略によってスピンドーからギャーソリンを分離して弱体化させることに成功したブンブンジャーは最後の戦いを開始する。スピンドーを守るグランツ・リスクの強大な力とぶつかるブンブンジャー。

 敵はグランツ・リスク。そしてワイルド・スピンドー
 最後の戦いが始まった。戦いそのものは正面からのぶつかり合いだったが、それを全世界に配信したことで、世界中の人々がブンブンジャーを応援することとなり、その力がブンブンジャーを強くした。
 サンシーターの三人は表だってブンブンジャーを応援はしなかったが、その戦いを世界に配信することで、結果として世界中の応援を集めた。最終的には勝手に応援して勝手に他の星に行ってしまった。それで良かったのだろう。
 最後の戦いで全員の口上をフルで行うのは流石に気分が上がる。
 そしてラストはブンブンジャー全員でBBG参加だったが、先斗とビュンディの二人は地球に残り、ここで戦い続けるとのこと。
 最後に恒例のハイタッチは、ブンレッドとゴジュウウルフがすれ違い、ウルフがブンレッドの背中を叩いていく。
VOL.9
<A> <楽>
シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024)
<A> <楽>
私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか(2025) <A> <楽>
ロジャー・コーマン
13
読書
アオイホノオ27
島本和彦 (検索) <amazon> <楽天>
 週刊少年サンデーで「炎の転校生」の連載が始まった。月刊誌での「風の戦士ダン」との同時連載となったため大変忙しい日々が始まった。その中で連載を継続できるかどうかの読者投票を待つホノオ。

 「炎の転校生」連載。まさにこの時期に私は「少年サンデー」を買い始めた時期にあたる。当時を懐かしく思うと共に、その裏側でこんな苦労があったとは。ちなみにこの本の本編にもあったが、当時のサンデーではあだち充と高橋留美子が二強だと書かれていたが、私も高橋留美子目当てで読み始めた。連載開始直後は「なんだこりゃ?」だった「炎の転校生」も数回読んだら面白くなっていった。
<A> <楽>

仮面ライダーガヴ

23話  ショウマは絆人に正体がばれてしまい、更に絆人から幸果にまで正体を知られてしまう。そんな中、ショウマそっくりな顔をしたグラニュートが暴れていることを知ったショウマはその真相を知ろうと探し回るが、そこで絆人と出会ってしまう。

 敵は仮面ライダービターガヴ
 黒いショウマは前回時点では本人かどうか分からなかったが、今回でショウマとは別人である事が明かされた。
 一方絆人が怒りの感情のままショウマの正体がグラニュートであるとばらされた幸果だが、幸果自身はショウマのことを信じると宣言し、それを聞いた絆人も自分の過ちに気づく。ショウマは自分の事を全部話をしてあっけなく和解している。気づくのが早すぎる。これが井上敏樹脚本だったらずっと誤解したまま続くんだろうがな。だいぶ違いがある。
 ラストでビターガヴとの戦いの中で突然絆人の母親のことを思い出すショウマ。
<トラックを襲い、そこにあったかりんとうをむさぼり食うダークショウマ。パッケージを剥いてないのに食ってるぞ。食えないだろそれじゃ。>
VOL.3
<A> <楽>
天狗の台所
<A> <楽>
wiki
GRAND ACTION BIGSIZE MODEL グレンダイザー オリジナルカラーVer.
11
映画
西遊記 鉄扇公主の巻(1942)
 天竺に向かって旅を続ける三蔵法師一行は、火を吹き続ける山、火焔山に阻まれる。この山を越えるためには鉄扇公主という妖怪の持つ芭蕉扇が必要だった。そしてその鉄扇公主は、三蔵法師の弟子の一人、孫悟空の知り合いと言うこともあって、悟空が交渉に向かう。

 中国では数多くの西遊記原作作品が作られている。今も作られ続けているくらいだから中国エンタメの中心と言っても良いだろう。だがその何度となく作られてきた西遊記の中でも本作は重要な位置づけにある作品である。
 理由はこれがアニメーションとして作られたと言うこと。ただそれだけではない。実は本作が東洋で作られた初の長編アニメーションだと言うことである。
 それまでアニメーションはアメリカが本場、しかもほぼディズニーの寡占状態だった。それだけ金と労力が掛かるからだったが、ディズニーは攻め続け、既にこの時代にはカラー映画まで作り上げていた。対して他の国々のアニメーションはまだ始められたばかりで、技術的にも全く追いつけない状態。
 そんな中で中国で本作が作られたことが凄い。更にこの時代は日中戦争のまっただ中。そんな中で東洋初の作品が出来たと言う事実が大きいトピックになる。

 物語そのものはご存じの通りのものでひねりはないのだが、アニメーションで作るという前提があったため、絵のデフォルメ具合がとても良く、特によく動く。まるでディズニーだが、そこはやはり西遊記。ちゃんと東洋的な雰囲気に仕上げられていて、この作品ならではの雰囲気がとても良い具合。

 本作を観られたのは僥倖だった。良いものを見させてもらった。

ボルテスVレガシー

3話  ボアザンから逃れたフロスガーは防衛軍に迎えられ、そこでネッド・アームストロングと地球の名を名乗り、新兵器の開発に着手する。そこで彼を助けるマリアンヌと結ばれ、地球人との間の子をもうける。

 過去編で、地球に逃れてきたフロスガーによって開発された。元々ボルトマシーンという戦闘機が元で、それが五体合体させることでボルテスVと呼ぶようにした。
 だが、フロスガーは故郷に残した仲間のことが忘れられず、ボルテスVの完成を待って宇宙船を修理し、故郷のボアザンに帰ってしまった。この人にとって責任感とは?
 そこで彼が会ったのは、ザルドスの王子として育てられた我が子プリンス・ザルドスだった。プリンスは自分がフロスガーの息子であることは分かっているが、フロスガーがボアザンの裏切り者だと教えられて育った。
 そして時が流れ、地球ではフロスガーの三人の息子が成長し、彼らがボルトマシーンパイロット候補生になっている。候補生のマークは彼らと面識がなく、アームストロング家に少々コンプレックスを持っているようだ。
<アームストロングとは「アーム(腕)がストロング(強い)」からだとか。なんだそれ?
 ボアザンでは角なしのフロスガーが王宮近くに普通にやってきてるんだが、ここの警備ってザルすぎないか?>
爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー
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アクロトリップ
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09
読書
すみだ川
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 常に怒りを発散している源三は、苛つきのあまりついに生まれたばかりの我が子を手に掛けてしまった。自らの罪から逃げ回る源三は、気がつくと別な世界に迷い込んでしまい、そこでも追ってから逃げ回る。

 源頼光の故事を元に、異世界に入り込んだ男の話をホラー風味で描いた作品。短編にはぴったりの設定だが、話にまとまりがないのが難点。
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君とゆきて咲く ~新選組青春録~
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植民地台湾で映画を作った人々、芸能を楽しんだ人々(2025) <A> <楽>
07
映画
劇映画 孤独のグルメ(2025)
 輸入雑貨の貿易商・井之頭五郎(松重豊)は、かつてパリで別れた恋人小雪の娘・千秋(杏)から、祖父一郎(塩見三省)の故郷の五島列島を描いた絵を届けて欲しいという依頼を受けてパリへとやってきた。一郎は絵には大満足したが、そこで五郎に子どもの頃に飲んだスープをもう一度飲みたいので、そのレシピと食材を探してほしいと依頼する。興味を持った五郎はその依頼を受けることにし、長崎に向かう。そこからトラブルに見舞われ、行く先々でさまざまな人物や事件に遭遇していく。

 テレビドラマとしてはスマッシュヒット作となった「孤独のグルメ」シリーズ。テレビ東京では本当に珍しい大ヒットとなり、10年以上も続くシリーズとなっただけでなく、台湾や韓国でもヒット。それまで脇役専門だった松重豊をブレイクさせたことでも知られる。
 ヒットの理由は様々だが、ひとりで摂る食事そのものをドラマに仕上げた斬新さと、ひとり飯の面白さというのを存分に演出できたことによるのだろう。
 あまりのロングヒットで松重は辞めようにも辞められなくなってしまったとも言われているが、それで映画にまでなってしまうのだから面白い。しかも松重豊本人が監督を務めるというおまけ付きで。実質監督デビュー作となった。
 ところでこの「孤独のグルメ」は原作があって、実は私はそのファンでもあった。原作者久住昌之の作品は「かっこいいスキヤキ」からずっと読んでたし、谷口ジロー作品も好きな作品が多い。その二人が組んだのだから面白くないはずはなく、今も私の本棚の中に鎮座している。
 テレビシリーズは原作とは少し違ったアプローチだが、誰にも邪魔されない食事そのものをドラマ化するという基本は抑えつつ、松重のモノローグの巧さできちんとエンターテインメントになってるという不思議な作品になっていて、ユニークなものに仕上がっていた。

 それを映画にするというのはちょっと驚きだったし、監督も主演の松重豊が行うというのも驚き。
 一体どんなものが出来るのやら。
 問題として、テレビシリーズは食べることがドラマそのものなので、人間同士のドラマというのは本当に添え物に過ぎないし、主人公井之頭五郎も、誰とも少し距離を置いた付き合い方をしていて、それが売りの一つなのだが、長丁場の映画はドラマを入れないと始まらない。そのバランスがどうなるのやらという心配もあった。

 それで出来たものとしては、思った以上にドラマ部分に力を入れているし、主人公がテレビよりもだいぶお節介焼きになっていたり、お店紹介が出来ないので、ちょっと窮屈な感じになっている。だけど、その辺あっても、作品の本質はちゃんとしているので、充分楽しめる。映画館で観ても安定感の固まりで、気分を落ち着かせるために観られる結構貴重な作品かもしれない。

 松重豊の人脈のお陰か、ゲストも豪華。ちょい役も含めて「こんな人が出るの?」という驚きもあるので、事前知識を入れないで行くのが良し。
 ゲストと言えば、一つだけ「こうすれば驚喜できた」というのが、ラストに登場するのが遠藤憲一でなくて、藤岡弘。だったらと考えてしまう。そこだけなんか不満というか、望みすぎというか…

仮面ライダーガヴ

22話  ショウマがグラニュートで、しかもストマック家の一員である事を知った絆人は、激しくショウマを糾弾する。だが、これまでの戦いを思い出した絆人は、ショウマに真意を糾そうと考えるのだが…

 敵は仮面ライダービターガヴ。ショウマと同じ顔をしたグラニュートが変身した仮面ライダーで、それをショウマと思い込んだ絆人のヴァレンと戦う。
 グラニュートを憎む絆斗はショウマの正体を知って激しく怒っが、ショウマが人間の味方なのかどうかで迷っている。
 一方ラーゲ9ことラキアはショウマがストマック家に恨みを持つ事をあっけなく受け入れている。
 何故かショウマが変質した。凶暴なダークショウマというキャラが登場しているが、ショウマ本人なのか別人なのかは現在不明。ダークショウマはショウマと同じく特別な腹のガヴも持つが、それもデザインが違うし、変身も出来るがビターガヴという仮面ライダーとなった。
 ここでもSNSは活用されており、暴れ回るダークショウマを撮影してネットに上げてる人が何人か登場。それを追跡して絆人はショウマの居所を探っている。今は探偵って言ってもそういう活動になるのか。
<ラキアはストマック社から支給された端末は使用できなくなっているが、ヴラムには普通に変身出来ている。>
VOL.3
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宇宙船サジタリウス
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TAMASHII NATIONS 超合金 がんばれロボコン ロボコン 50周年記念復活バージョン
05
読書
BEASTARS7
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 チューリントン学園の中で何者かに見張られていることを意識したレゴシは、その視線を探っていく内に、この学園の警備員ガラガラヘビのロクメと出会う。そのロクメからかつての食殺事件の犯人を見つけるよう頼まれてしまうのだが、そんなレゴシは何者かに襲われてしまう。

 話は一旦一段落し、レゴシとハルも学園生活に戻ってきたが、ここで一巻の冒頭に起こった食殺事件に戻り、その犯人捜しとなった。なんというかフェティ度満点のガラガラヘビが出てきて、著者のフェティの引き出しの多さに驚かされる。
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ボルテスVレガシー

2話  過去のボアザン帝国では王位を巡って骨肉の争いが起こっていた。そこで王位に就いたのは大臣のフロスガーだったが、角を持たないフロスガーは国を追われ、宇宙へと追放されてしまった。流れ着いた地球で、やがて宇宙に侵略するボアザン帝国に対抗するための兵器を開発する。

 突然過去編となり、ボルテスVがどのような経緯で作られたかが描かれる。ボルテスVを作ったのはボアザン人で、きたるべきボアザン帝国の侵略に備えてのことと分かった。
 そしてその人物こそがボルテスVn操縦者であるアームストロング家の父。流転の王子が故郷と戦うという図式になる。
<フロスガーを追い落としたザンボジルはフロスガーの兄弟だそうだが、フロスガーに角がないことを知らなかったそうだ。隔離されて育てられたのだろうか?
 地球で消耗して寝ているフロスガーをいきなり撃つ護衛。なんのための護衛なんだ?それでマリアンヌは「ここは安全よ」とか言っていたが、いきなり発砲する奴が隣にいてなにが安全なんだ。
 息子を産んですぐに亡くなったロザリア。普通に居間でくつろいでいて元気そうに見えるけどな。>
劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵
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青のミブロ
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03
映画
search #サーチ2(2023)
 父を早くに亡くし、アメリカで母と2人暮らしの女子高校生ジューン(デ・アルメイダ)。ある日、恋人とコロンビアへ旅行に行った母が、帰国予定を過ぎても戻ってこなかった。不安になったジューンは警察に相談するが埒が明かず、友人の協力を得て自らデジタル・ツールを駆使して母の捜索に乗り出す。

 2019年に公開された映画『search サーチ』は一風変わった作品として知られている。この作品は実際に生の人間(映画なので本物の生の人間は出てないとは言わない約束で)が現れず、全てPC画面上で話が展開するという作品で、発想の面白さで衝撃を与えた。
 このやり方だと制作費が相当に抑えられるという事実があって、、お陰で似たような作品が結構作られることになっていたが、概ねは箸にも棒にもかからないようなものになってしまった。改めて考えると、アイディアだけで作られたのではなく、きちんと演出まで考えて作っていたことを再確認できた。
 その上で完全続編である本作が投入された。
 基本路線は変えずに付加要素を色々入れた感じでいかにも続編って感じの作品になった。
 ただ、ドラマ性を上げるためにリアルな生活に重点が置かれたため、ストーリーが普通になってしまった感はある。出来れば画面越しをもっと突き詰めた感じで、それこそ一作目を更に突き詰めたような作品だったらもう少し評価したかな。
 完成度よりもより尖りを求めていた。

ザ・ボーイズ(4th)

2話  ザ・ボーイズの新リーダーとなったMMはブッチャーを追い出し、新生ザ・ボーイズを立ち上げる。だがメンバーはそれぞれに悩みを持ち、なかなか一致出来ないまま。一方、セブンの一員にライアンを加えるべく活動を開始するホームランダー。

 今回は動きはさほど大きくはないが、ザ・ボーイズでは一人一人が悩みを持ってそれが活動の足を引っ張るだけだった。
 ヒューイの前には突然母親が現れ、父の遺産を全て我がものにしようとして悩ます。声を取り戻そうとするキミコは努力が無駄になり、苛つきを隠せなくなっている。スターライトは殺人の濡れ衣を着せられて、無罪を勝ち取るための裁判に挑む。ブッチャーは放逐されたものの、新リーダーとなったMMの前にちょくちょく現れては苛つく言動をしている。
 一方のセブンの方も色々大変。ホームランダーは息子のライアンをセブンの一員となるようお膳立てをしているが、悪者を殺させたため、ライアンは激しいショックを受けてしまう。Aトレインは唯一の理解者の兄に拒絶され、自分が何をして良いのか分からなくなってしまい、スターライトに謝りにきたりしている。ディープはヒーローとして認められようと様々活動しているが、獣姦疑惑で誰からも相手にされなくなっている。
 セブンの作戦を指揮しているのがシスター・セージであることを突き止めたMMは、彼女がいる陰謀論者の集会に潜入するが、それは罠で、逆に襲われてしまう。それを救ったのは結局ブッチャーだった。
十一人の賊軍
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アニメーション映画『ルックバック』原画集(2025) <A> <楽>
01
読書
転生したらスライムだった件15
伏瀬 (検索) <amazon> <楽天>
 テンペストに攻め込んだ帝国軍を迎え撃つヴェルドラ。だがそこにはヴェルドラが最も苦手とする姉のヴェルグリンドによってなすすべ無く捕らえられ、更に帝国へと乗り込んだリムル達は罠にはめられて迷宮に閉じ込められてしまった。絶望的な状況の中、テンペストで戦える面々は戦いを継続する。

 前巻のラストで絶望的な戦いになったことは分かっていたが、一旦勝利のパターンへとフェイズが移るとあっけないほどに逆転してしまう。それが本作の面白さかな?
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爆上戦隊ブンブンジャー

46話  体が崩壊し始めたブンブンをなんとか地上につなぎ止めようと努力を続けるブンブンジャーの面々。そこで大也はブンブンと初めて出会ったときに一緒に落下したエネルギーの固まりのことを思い出す。だがそれは接収されISAに見張られた大也の家にあった。

 敵はクルマジュウグルマー。グランツ・リスクがヤイヤイヤルカーにイグニッションキーを刺したことで登場した苦魔獣で、これまで吸い込んだギャーソリンから、これまでの苦魔獣の力を得ている。ただし暴走が前提のため、放っておくと爆発してしまう。そのため力だけを分離するが、今度はヤルカー族の面々が大挙して集まって肉体を作って巨大化した。
 ゴーカイブルーが持ってきたメッセージはブンブンの復活のヒントで、そこから大也が持っていたエネルギーを取り戻そうとする。そこで活躍するのは先斗と錠で、警察官としての錠が本当に地球を救うために立ち上がる。
 警察官は上司の命令に従うことが求められるが、錠はそれ以上に重要なものは、悲鳴を上げる人を救う事とはっきり言っている。メンバーの中で最も成長したキャラと言えるだろう。
 今回ヤルカーが苦魔獣になったが、それは暴走の上に爆発することが前提だったため、むしろヤルカーを助けるためにブンブンジャーは活動することとなった。ヤルカーを助けられたことで恩義を感じたサンシーターは暴走状態のヤルカーエネルギーをブンブンキラーロボで押さえ込む。
 錠と先斗の陽動で玄蕃がエネルギーを手に入れたが、それをブンブンに使ってもまだ起き上がらない。
VOL.9
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対外秘
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THE合体EX 勇気爆発バーンブレイバーン DXスペルビア