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2025'12

 
31
読書
黒部の太陽
木本正次 (検索) <amazon> <楽天>
 戦後の電力不足を補うため難所である黒部渓谷の奥地に第4ダムを作るために多くの建設業者が参入した。過酷でトラブル続きのこの工事に挑んだ姿をドキュメンタリータッチで描く。

 映画の方は観ていたので、概ねそう言う話になるかと思ったら、全く異なる話だった。どっちかというとプロジェクトX味。いくつものエピソードがあって、その内の一つをだいぶ肉付けしたのが映画版ということ。石原裕次郎をどこに入れるかを考えた結果ああなったのだろうな。
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ウルトラマンオメガ

総集編  頻発する怪獣出現に、仕事のキャンセルが続き、この先のことを考えてしまうアカジナリアキ。

 三回目の総集編。後半の戦いを辿っていくが、そこでソラトの正体について等、色々重要な部分を考察する内容になってる。
 一方、一般人が怪獣被害で仕事ができなくなるなど、怪獣を災害として捉えてみると、かなりきついものを感じさせられる。
 最後に、アカジナリアキは大声でウルトラマンに声援を送っていた。
VOL.2
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ドラマ&映画【推しの子】
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小津安二郎に憑かれた男」の映画案内: 田中眞澄・映画コラム傑作選(2025) <A> <楽>
田中 眞澄
29
映画
プレデター:バッドランド(2025)
 宇宙を股に掛けるハンター一族のヤウージャ族の若き戦士デクは家族の中では貧弱とされて一族の恥とされ、族長でもある父から存在を抹消されようとしていた。自分の力を示す必要から、デクは最も危険な惑星とされるゲンナへ向かう。そこは存在するだけで命の危険がある恐ろしい惑星で、その中でも最強の捕食者カリスクを狩ることを宣言した。だが聞きしに勝る恐ろしさで、惑星に降り立った途端に命の危機を迎えたデクは、そこで破壊され上半身だけとなったアンドロイドのティア(ファニング)を発見する。 この星のことを教える代わりに仲間の元に連れて行って欲しいというティアの願いを渋々聞くデクだったが…

 一作目の『プレデター』(1987)が世に出てからもう40年近くが経過した。その間にも数多くの作品が作られてきて、SFの一大ジャンルになっているが、概ねシリーズは人間側が主人公となり、似たような作品になってしまっていた
 そんな中で発表された本作は結構驚きの設定だった。
 それはシンプルにプレデターが主人公と言うだけのことだった。主人公的な立場に合った作品はこれまでにも数作品あったが、基本的にメインの主人公は人間側にある。プレデターはそのサポート、若しくはライバルのような存在として活躍するのが普通だったが、本作の場合、単独の主人公として存在しているのが特徴となる。ヒューマノイド型のティアの方がサポートに回り、これまでと逆転してるのが特徴で、これまでにはない物語展開となった。
 ストーリーそのものは結構単純なものとなったが、異形の存在が格好良く見えるだけで充分な出来だろう。ちゃんとデクはヒーローに見える。
 デクはプレデターの中では最弱クラスとはいえ、人間から見たら超人だし、数々の文明の利器を使いつつ、それに囚われない自由な発想で武器を開発していく。科学と創意工夫の組み合わせで危機を乗り越えていく爽快感がある。
 それにバディがヒューマノイドというのも、観ている側の共感を得やすい。エル・ファニングが人間側の倫理をきちんと語っているために常識的な部分もしっかり持つので、観てる側も安心できる。
 そしてもう一つ重要なのが、これまでの歴史だろう。プレデターがどんな武器を使い、どんなバトルスタイルを持つのか、あらかじめそれが分かっているためにどのタイミングでどの武器を使うのかというのがなんとなく想像できるため、次はこう来るか?その武器落としてどうするんだよ、とかのツッコミを心で呟きながら観させてもらった。むしろ本物の武器よりもSF武器の方が知識あったりする自分自身の知識の偏りも感じさせられるものだが。

 ただ、設定的にはやや文句も出てくる。
 プレデターの生活習慣をもう少し丁寧に描いてくれて、狩りに行かねばならない説得力をもう少し増やして欲しかったこと。そしてプレデターの使う武器はどのような経路で手に入っているのかを突っ込んで描写してほしかったところ等など、結構出てくる。プレデターの生態は謎が多いので、そこを少しでも深く掘って欲しかったな。
 特に武器は他の異星人によって作られたのではないかと常々思っているが(あの指では繊細な兵器開発が不可能に思えるから)、今回の話ではその辺は全く分からなかった。続編があれば、その辺を見てみたいところだ。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

43話  グーデバーンとブーケを助けてノーワンワールドを脱出したゴジュウジャー。しかしブライダンではテガジューンを取り込んだクオンが王として他の幹部を支配していた。そしてクオンは地上侵攻の際、最初に行うことは吠との兄弟喧嘩だと宣言する。

 敵はリングハンター・ガリュード。クオンがテガジューンを取り込んだことによって、左目が紫に光っている。更にMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークファイアキャンドル
 吠とクオンの兄弟による最後の決戦。クオンはかつて吠を助けるためにノーワンワールドに行き、そこで吠を守り続けたが、その結果何もかも失ってしまったことを告白し、だからこそ吠が許せないと言う。吠に対する怒りが消えない限りは前を向くことができない。
 しかし、そこで命を奪うとかではなく、吠は自分と同じ所まで落ちなければならないと言ってる辺り激しい歪みを感じてしまう。最後は相打ちのようになって倒れたが、そこで「俺はお前になりたかった」と告白していた。最後は吠をかばって倒れたが、その後テガソードから黒いウルフデカリバー50に変形させられて生き残る。なんかベリアロクみたいな生き残り方だ。
 クオンの僕として巨大戦を戦うテガジューンに対し、グーデバーンは手編みのマフラーをプレゼントしたら、いきなり和解してしまった。
 テガジューンを失った後も戦い続ける理由を問われたMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークの答えは「私たちはブライダン」だった。敵の存在意義というのをちゃんと言い当てている。ただ、そこから更に一歩進み、いつか和解すると禽次郎が宣言していた。
 結局三者三様の決闘が行われ、それぞれで和解して終わる。こんな終わり方で良かったの?と思ったら、これで終わることはなさそうだ。
<スイートケークはテガジューンを取り込んだクオンのことを「ガッチャンコしたの?」と驚いている。既に二年前の番組だが、仮面ライダーネタだな。
 クオンが剣に変身したのは良いが、独占欲丸出しで吠に迫ってくるのは結構怖いぞ。>
VOL.2
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海辺へ行く道
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しゃばけ
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wiki
27
読書
アオイホノオ30
島本和彦 (検索) <amazon> <楽天>
 「炎の転校生」の連載も好評のうちに続けているホノオのもとに、年末進行のスケジュールと、謝恩会のお誘いが来る。蒼々たる漫画家の集う謝恩会に出席し、すっかり舞い上がってしまったホノオは…

 この話ではついに高橋留美子が登場するが、そこで失態を起こしてしまったというのがネタ。自身を痛々しく描くのがそろそろ限界になって来て、無理矢理ネタを引っ張り出してる感がある。
 あと、「炎の転校生」の書き直しがあったりもするが、タッチが全く違ってる。小ネタで「仮面ライダーZX」があったが、昔は村枝賢一と一緒にサンデーに描いてたこともあったかな?
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仮面ライダーゼッツ

15話  ゼロからの指令のノクスの排除を無視しノクスを逃がした莫。ゼロはノクスを殺さない限り使命は終わらないと告げ、再びノクスの前に放り出されてしまう。一方のノクスは自らの過去と向かい合っていた。

 敵はシャドウナイトメア。あらゆる姿に擬態できる影のような本体を持つナイトメア。ノクスの夢の中でずっとノクスを苦しめていた。
 現実に戻るためにはノクスを殺さねばならないが、自分の美学としてそれはできないと悩む莫の姿がある。一方ではかつてCODEから見捨てられたエージェントだったノクスが自らの過去と向かい合いつつ、自分人の使命について深く考察している。実はノクスこと小鷹賢政はずっと長い間ナイトメアに囚われ、そこで戦い続けていた。
 ゼロに対してCODEとは何かと問う莫だが、その答えは、正義のために汚れ仕事をする組織だという。これをはっきり言ったのは仮面ライダーでは「仮面ライダー剣」以来ではなかろうか?だがそれを聞かされて尚、自分の美学を貫こうとする莫。
 莫を諭すゼロだが、莫の思いはしっかり受け止めているようで、励ます言葉もかけている。実はノクスは新米エージェントがこのままでは死んでしまうと思い、命を助けるために邪魔をしてきたことも分かった。現時点で誰が敵で誰が味方なのかますます分からなくなってきた。
 実はノクスの夢自体をナイトメアが支配しており、その影に常に怯えていたことが分かった。そのナイトメアはゼッツの強化したプラズマブースターによって現実化させられてから倒された。
 それによって賢政は現実に戻ってくることができたが、追ってきた富士見鉄也には自分を探すなと釘を刺して姿を消した。その後、「レディ」と呼ぶ女性の元を訪れているが、彼女の言葉も謎めいて、これもよく分からない。
VOL.1
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大島渚 Blu-ray BOX
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『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ
25
映画
オオカミの家
 美しい山に囲まれたチリ南部に助け合って生きているドイツ人集落があった。動物が大好きな少女マリアは、食用にされることを知ったブタを逃すのだが、大人達によって激しく怒られてしまう。罰から逃げたマリアは森の奥に一軒家を発見し、そこに逃げ込むのだが、そこには二匹の子豚がいた。その子豚の面倒を看るようになり、一人と二匹はそれなりに楽しい生活を始めた。だがやがて森の奥から不気味な声が聞こえはじめ、徐々にそれは近づいてくるように聞こえてくる。その声を聞いたブタは少しずつおかしな行動を取るようになっていく。

 チリ在住の二人の映像作家による不思議な映画。世界的に見ても映像作家としてはかなり異端的で、比するとすれば、ヤン・シュヴァンクマイエルくらいだろう。少なくともこんなのを作って成功するのは極めて少ない。このようなシュールなアニメーション作家が生き残れる映画界はまだまだ捨てたもんじゃない。

 しかしヤン・シュヴァンクマイエルと似ているとはいえ、大きく違うのは、根本的な作り方。本作で使われているのはミニチュアではなく、本当に人間と同じ大きさで作られている。そのため、自然な形で同一画面に人とオブジェクトが置かれていても違和感がないし、怖さが増す。それこそシュヴァンクマイエルの『オテサーネク 妄想の子供』からの引用っぽさがあるものの、それを越えようと頑張っているのが分かる。

 そして本作で重要なのは、チリという国で作られたという事。この作品はピノチェト軍事政権下に実在したコミューン“コロニア・ディグニダ”がモチーフであり、そのコミューンそのものの暗喩とも、あるいはそこから逃げ出した人間の向かった先とも言われているが、SFに皮肉を込めるのは作家としての矜持が感じられる。
 そう考えると、スペイン内戦を暗喩として用いたパンズ・ラビリンス(2006)永遠のこどもたち(2007)とも比して考える事が出来るし、これを機にチリのことを調べてみたくもなった。
 暗喩ばかりで分かりにくい作品ではあるものの、実に味がある作品でもある。

ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪(2nd)

8話  エレギオンの戦いはオーク族の勝利に終わる。オークとエルフの力削ぎ、更に人間を堕落させる9つの指輪を手にしたサウロンは、その力を用いて中つ国の支配に乗り出す。

 エレギオンの戦いが終わり、オーク王アダルは三つの力の指輪の一つを手に入れた。そこでエルフと共闘してサウロンと戦う事をガラドリエルに提案するが、あらかじめサウロンが潜ませていたものによってオークは既にサウロンの支配下に入ってしまっており、裏切りでアダルは殺されてしまう。
 そしてガラドリエルと相対したサウロンは9つの指輪を手に入れるが、ガラドリエルに託された三つの力の指輪の一つネンヤは守り切り逃亡に成功する。
 指輪の魔力に捕らわれたドワーフ王ドゥリン三世はエレギオンの戦いから引き返し、ひたすら坑道を掘り続ける。そこでミスリルの大鉱脈を発見するのだが、そこに現れたのはバルログだった。
 そしてついに全てを思い出したよそびとは、試練に打ち勝ち小さな友人ノーリとストゥア族を救ったことで新たな称号を得る。その名は「グランド・エルフ」であり、そこから新たに「ガンダルフ」を自分の名前とする。よそびとがガンダルフそのものだったというのが本作のオチとなった。
 そして復活したサウロンとの戦いの幕が開けたところで終了。
<死んだと思っていたアロンディルは何故か生きていた。治療が間に合ったのかな?>
大統領暗殺裁判 16日間の真実(2024)
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グググのぐっとくる題名 なぜこのタイトルに惹かれるのか(2025) <A> <楽>
ブルボン小林
22
読書
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン11 フィフス・スクワッド・ジャム 上
時雨沢恵一 (検索) <amazon> <楽天>
 某作家主催の5回目のSJが開催されることになった。今回もLPFMとして出場することになったが、今回のルールは複雑で、他チームとの共闘なしではクリアできない内容になっていた。しかもレンを殺したプレイヤーには多額の賞金が与えられるという特別ルールがあった。

 5回目になるのだが、まだそんなもんだったか?毎回手を替え品を替え色々考えるもんだ。今回はチームメンバーがバラバラの場所から始まるというところから、更にレンを狙うキャラが多数いる中で生き残らねばならないという特別ルール。
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ウルトラマンオメガ

22話  ゲネス人アーデルにより、自分が惑星観測員であることを告げられ、その記憶を取り戻しつつあるソラト。

 敵は光波怪獣ガイリュウガ。カエン102という隕石を食して口からビームを吐く。顎の力も強く、噛みつきの攻撃も得意とする。
 前回でソラトの本来の姿は惑星観測員だと分かった。それは惑星を見て報告するだけが任務だったのだが、記憶を失い、人に助けられたことでウルトラマンオメガとして働くようになってしまった。記憶が戻った今、本来の任務に戻るべきなのかどうかを考えるソラト。ただ記憶の方が人格を持ってソラトの記憶に割り込んで戦いを拒否させている。
 そして度々現れるようになったソラト本体がついに今のソラトを乗っ取ってしまい、感情を持たない観測員になってしまった。まだ完全に肉体を支配した訳では無く、徐々に精神を侵食していく感じ。オメガに変身は出来たが、最後に怪獣と戦うのを拒否してしまい、コウセイの持つメテオカイジュウを回収してしまった。
 そして去って行ったオメガを呆然と見送るコウセイに、ソラトはどうなってしまったのかと訊ねるサユキ。彼女は全部承知していたことがわかる。
 ウルトラマンとはどのような存在なのか。一つの答えを出そうとしているかのようで、大変重厚なテーマとなっている。実は過去OV版ウルトラセブンで用いたテーマではあるが、本作ではどのような答えを出すのか大変楽しみだ。
VOL.2
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死霊館 最後の儀式
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VOL.1
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20
映画
整形水
 華やかな芸能界で人気タレントのミリのメイクを担当しているイェジは、小さい頃から外見を理由に理不尽ないじめを受けいた。ある日偶然テレビに映ってしまい、ネットで悪意ある書き込みが多数書き込まれてしまう。自分を変えたいと願うイェジは大金を払い、巷で噂になっている顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水“整形水”に手を出してしまう。そのお陰でイェジは理想の姿になることができたのだが…

 韓国産の劇場アニメ。テレビアニメの方は日本に遅れてはいるものの、韓国も良い感じの作品が結構作られていて、韓国は韓国で独自の良作を作ってくれるが、テレビよりも劇場映画の方が質の高さを感じさせてくれる。充分に時間をかけた分、日本の劇場アニメよりも質の高い作品が出たりもする。
 特に本作は日本では作られそうもないかなり攻めた作品になってる。
 日本のアニメの幅は相当に広く、中にはホラーと呼べる作品もいくつかあったが、何故かエロと結びつくことが多く、ゲテモノ扱いされることがほとんどだった。アニメーションはなんでも描写が出来るため、ホラーとは相性は悪くないはずであるが、逆になんでも描写が出来る分、いくらでもグロテスクにもできる。それを抑える法的な規制がないため、とりあえず18禁のカテゴリーに押し込めるしかなかった。どうせ18禁だからということで、エロ要素を入れてしまったのかとも思っている。
 敢えて激しい描写を抑え、見た目よりも心理的な恐怖心に訴えるような作品もなくはないが、少なくとも私が観た限り、ホラー作品としては今ひとつなものばかり。ホラーのはずが途中からアクション作品になるとか、余計な恋愛要素を入れたことでホラーからずれてしまうとかばかりで、概ね今ひとつだった。それこそ80年代のアニメブームから今に至るまでそれが続き、ある意味未開拓の分野だったとも言える。
 ここで重要なのは、全年齢版である事から、グロ描写は普通に観られるレベルのギリギリを攻めつつ、直接的な描写よりも精神的な恐怖を演出し、恐怖を感じさせる重要なファクターとして、身近な素材を用いること。そしてちゃんと社会風刺を混ぜ込むこと。
 ここまでやれたら本気ですごいと思うのだが、それを軽々と越えてくれたのが本作だった。
 本作はタイトルの整形水というのが中心になる。これは人の肉を柔らかくし、それを取り除くことでダイエットを、逆に取り付けることで通常人が持ち得ない器官を体のあちこちに形成することが可能となる。
 この設定はかなり優秀で、痩せるために自分の肉をこそぎ落としたり、逆に失った肉体を取り戻すために他人の肉を奪ったりするが、その際に肉体に引き起こされる異変描写はかなり気持ち悪い。肉体が変質し崩れていくなど、特撮でもやることはあるが、アニメでやると作り物じみてない分、とても生々しい。
 そして重要なのがこの整形水は誰しも持っている、「理想的な自分」に近づくために使う夢のアイテムと言うことでもある。その意味で普遍的なテーマとなるのだが、世界で最も進んだ美容整形の国と呼ばれる韓国で作られたからこそ、これが単なる普遍的な問題ではなく、本物の恐怖にまでなってしまうというのが面白い。
 自分が美しくなるためにはどこまで他人を犠牲にできるのか?それが他人ではなく、身近な人間だったら?そして美しさを手に入れるために人間を捨てられるか?これらが見事に合わさり、異様なホラー映画に仕上がった。この出来の良さは驚くばかり。
 できればより多くの人、特にアニメファンには観て欲しい作品だ。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

42話  もの作りノーワンを取り込んでパワーアップを果たしたテガジューンは、世界を変える力を持つグーデバーンを連れ帰り、再教育をするという。一方、未だリボンの仇を狙うブーケは陸王のゴジュウレオンと決戦を行おうとして、ノーワンワールドへの扉を開く。

 敵はブーケMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークファイアキャンドル
 ノーワンワールドを舞台にした話で、指輪が何者かに盗まれたこと、グーデバーンを本来のテガナグールとして再教育、クオンがテガジューンに吸収されるまで時間がないこと、そしてリボンの復讐に燃えるブーケと、多くのドラマが展開していく。
 今回はゴジュウジャーの方がアウェイだが、なんだかゴジュウジャーの方が悪役に見えなくもない。面白い展開だ。
 妹を殺された苦しみを陸王にぶつけるブーケと、それを受け止めようとする陸王がメインの話。恨みを攻撃に変えるブーケに対して全てを受け入れつつ、それでもオレのファンでいてくれと頼んだ結果、ブーケの方が折れた。一見感動的だが、単に勝手な男なだけのような?
 グーデバーンの方も真白とベアックマが強引に連れてくることでなんとかなった…なんでなんとかなるの?
 そして指輪を盗んだ犯人が明らかになったが、それはクオン。実はテガジューンに反抗する機会を窺っていた。そしてテガジューンを逆に吸収してしまった。
<テガジューンが無表情で「再教育の時間」と言ってくるのはすごい迫力。変な性癖の扉が開きそう。で。やってることは一緒に幼児番組を観ることだったが。
 陸王とブーケの決戦では応援団が出てナンバーワンバトルになっていたが、何のナンバーワンだったんだろう?>
VOL.2
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THE MONKEY/ザ・モンキー
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ウマ娘 シンデレラグレイ(1st,2nd)
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wiki
18
読書
BEASTARS10
板垣巴留 (検索) <amazon> <楽天>
 レゴシは食殺事件を起こしたヒグマのリズとの決闘が近づいていた。お互いにピリピリしながら、同じ演劇部の仕事を続ける二人は、時に一触即発状態を保っていた。決闘を前にどうしてもルイ先輩に会いたいレゴシだったが…

 見事な思春期の物語。レゴシのしてることは全部あがきであり、全く正しくない。だけど、それを検証していくことこそ成長につながっていく。動物をベースにしてここまでしっかり思春期と向き合うとは、見事な作品だ。
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仮面ライダーゼッツ

14話  メテオナイトメアをブラックホールの彼方に飛ばして倒したゼッツだが、ゼッツ本体もブラックホールに飲み込まれてしまった。このままでは夢の中で迷子になるが、そこに何故かゼロから通信が入り、ノクスを倒せと命じられる。夢野力を試されていると感じた莫は、自らの過去と向かい合おうとする。

 敵はノクスナイト
 一度死ぬような目に遭い、そこから復帰することでパワーアップを図るという、定番の話が展開する。ただし、本作の場合はフィジカルな問題ではなくメンタルな問題になるため、莫は過去の自分と出会うことで自分を乗り越えることになる。
 莫は、自分の悪夢を超えるために、黄色いカプセルであるイナズマを使う。それは悪夢を作り出す力のようだが、それに手を出すのは現時点では間違った使い方となるようだ。そもそも黄色い力はこれまで語られてなかったので、かなり特別な力のようだ。
 過去の記憶を探るうち、莫は過去にノクスこと小鷹賢政と会っていたことに気づくことになる。賢政は莫が通っていた塾の講師だったようだが、その塾というのが妙な雰囲気を持っている。この塾で何が起こった?
 一方現実世界では突然世界が夜に変わるという異常現象が起こっている。その中で美浪はゼロから莫が夢の中でエージェントとして働いていることを聞かされるが、そのミッションは敵を殺すことだと聞かされてしまい、ゼロに相当不信感を持っている様子。
 莫は悪夢を作り出す力によって、再びノクスナイトと対峙することになったが、イナズマプラズマとなったゼッツはノクスナイトを圧倒するが、殺すには至らず、自分の過去のことを聞き出そうとした。その際賢政からは自分はコードによって人生を悪夢に変えられたこと、自分の身は自分で守れというアドバイスを受け、拍子抜けしてそのまま去らせてしまった。
近畿地方のある場所について
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演出をさがして 映画の勉強会(2025) <A> <楽>
濱口竜介
三宅唱
三浦哲哉
16
映画
羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来
 人間界を巻き込む大紛争から数年。シャオヘイは師匠ムゲンとともに小さな村で訓練の日々を送っていた。そんな時、とある妖精の会館への襲撃事件が起こり、妖精と人間の世界のパワーバランスが崩れ始めてしまった。しかもその犯人はムゲンとされてしまい、妖精会館からの命令でムゲンは半幽閉状態となってしまう。ムゲンの代わりとしてことの真相究明に当たるのはかつてのムゲンの弟子ルーイエだった。半ば強引に姉弟子にくっついて手伝いを始めるシャオヘイだが、強引なルーイエの捜査方法に反感も募らせるようになっていった。

 2019年に製作され、日本でも上映された『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』は大きな衝撃と共に受け入れられた。アニメーションのクォリティの高さのみならず、古い中国的価値観と現代のテクノロジー社会の共生について正面から描いたテーマ性も見事だった。
 私としてもあの作品はかなり好きだし、日本でも放映が始まったテレビ版も結構楽しく観させてもらっている。
 その意味では結構期待値が上がっていたのだが、期待にそぐわぬ良い内容の作品を作ってくれた
 どうしても衝撃的な一作目と較べてしまうので、並行して書いてみよう。
 演出の派手さで驚かされた1作目と較べると演出はあっさり目なのだが、逆に演出がこなれているということで、それが逆に好感持てる。
 ストーリーは結構シンプル。1作目のように敵と味方が入り乱れて、その中でシャオヘイが自分の行くべき道を考えるようなところはあまり多くなく、シャオヘイは素直に言われるまま従っていれば正しい道に導かれる。
 その意味では目新しいところは減った。
 だが、その分一作目では控えめだった“共生”の話がかなり強く出てきた。
 これは一作目ではうっすらとしか出せなかったものだが、結構主題として重要なものである。
 一作目ではシャオヘイが最初に頼ったフーシーが人間との共生を拒み、妖精だけで生きていく方法を模索していたことから決して描いていなかった訳では無い。だが、ムゲンとフーシーとの戦いに揉まれて主題が後退していた感じがあった。
 今回もそれは注意深く表に出ないようにはしているのだが、一作目よりははっきりと主題が出ている。

 「羅小黒戦記」の主題ははっきりしていて、これは妖精と人間の共生が可能なのかを探るというものになっている。
 過去妖精の力の方が強く、人間にとって妖精は神のように思われていた時代があった。そのため人間の手による霊廟のようなものが作られ、そこを家にして妖精達は住んでいる。その霊廟は今も残る。
 そして現代。科学技術が発達した人類は妖精の力も借りて共生状態を作り出した。妖精の方も科学の力を楽しんでいるので今はなんとか均衡を保っている。
 未来。これは全く分からない。科学技術が発達すれば、人間は妖精の力を必要としなくなる。その中で妖精と人間の共生が続くのか、それとも分かれて別々の世界で共存していくのか、それとも争いが起こるのか。

 ここでどんな未来を取るのかが本作でのテーマになっている。
 それに危機感を覚える側もいれば、妖精の方が人間に寄り添い、この関係を続けていきたいと考えている側もある。またなるようになると考えを放棄している側もいて、それらが混乱中。
 この中ではシャオヘイの師匠であるムゲンは共生を続けていく事を願っていて、シャオヘイとルーイエはそれに従う。一方、世界最強の力を持つナタは最強だけにそう言う争いから身を引き気味。だが多くの妖精は危機感を覚えていて、人間の科学の発展を否定的に見ている。
 一方、妖精の側からすれば切実な問題も、世界の大多数を占める人間側としては些細な問題だし、ほとんどの人間にとっては妖精の存在さえも知られてない。
 今回の事件はその軋轢が生んだものとなる。
 当初事件の首謀者は不明だったが、妖精の村を襲ったことから人間側の攻撃と思われた。だが実はそれこそが妖精側からの人間に対する宣戦布告であったことが分かってくる。

 このテーマは結構重い。ここで妖精と人間の関係は現実世界における様々な問題の似姿になっているから。
 サイレントマジョリティとしての人間が気づかぬうちに、切実な問題が進行している。それはマジョリティ側では些細な問題としか思えない差別問題なのだが、それはやがて文明そのものの危機へとなだれ込んでいく。
 この問題をはっきりと描いたのは本作の最も優れた点だろう。

 ただ、この話ではシャオヘイは悩まない。真実がどうあれ、師匠のムゲンに従うだけだから。おそらくムゲンのやり方は最も消極的な現状維持なのだが、今のシャオヘイはそれに従うしかない。

 ただ、成長したシャオヘイがこれからどういう考えに至るのかが見たいところだ。できれば次回作を期待したいところだ。

ウルトラマンオメガ

22話  世界中で怪獣が出現するようになり、対怪獣用国際組織が結成されようとしていた。そんな時、謎の信号をキャッチしたソラトはコウセイを伴って現地へと向かうのだが、そこにいたのは怪獣ではなく一人の人物だった。

 敵は水棲毒獣。ドグリド。地下から迷い出てきたが、本来水のあるところにしか出ないはずが、都市部に出現した。そして甲虫怪獣。タガヌラー。ゲネス人アーデルの魂を宿して出現した。
 ソラトがコウセイと出会う前、自分が何者かも分からないときに出会った人物に会いに行く話。そこで出会ったのはアーデルと名乗った異星人で、ソラトがウルトラマンオメガであることも、その後の活躍も知っていた。
 3話で「目覚めの時」という言葉が出ていたが、それは人類と怪獣との星の覇権を巡る戦いのことだった。実は五千年前にも地球に起きており、そこにいたのが記憶を失う前のソラトだったという。
 「目覚めの時」は他の惑星でも必ず起こることで、ゲネス星もそれが原因で滅び、ゲネス人が地球に移住しようとやってきたところで、地球を監視していたオメガと戦い、結果としてゲネス人の大半は死んでしまうが、オメガの記憶も失われた。
 ゲネス人アーデルの言うことには、ソラトの役割は、地球を見守るだけだったはずだが、記憶を失った結果、怪獣と戦うようになってしまったのだという。そしてアーデルの言葉によってソラトは記憶を取り戻す。アーデルはソラトに、本来の役割である観測員に戻れと語る。
 アーデル役は螢雪次朗。昔から特撮にはお馴染み。
VOL.2
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トロン:アレス(2025)
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BRICKROID 鉄人28号 モンスター
14
読書
侍女の物語
マーガレット・アトウッド (検索) <amazon> <楽天>
 近未来。極端に出生率の減ったアメリカでは、犯罪歴のある女性を“侍女”という子を産むだけの存在にして権力者の子を産ませるシステムを作り上げた。その侍女になってしまった“わたし”は、そんな生活の中、自分を失わずに脱出の機会を窺うのだが…

 女性の人権が失われてしまうディストピアを描いた作品で、形式上はSFながら、アメリカ文学を語る上で重要な一作。
<A> <楽>

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

41話  リボンを殺されたことで怒り心頭のブーケは自分につけられた“慈愛”の名を捨て、必ず陸王を倒すと誓う。そんな時、ゴジュウジャーの前に“最後のノーワン”が現れる。

 敵はもの作りノーワン。かつてノーワンワールドを作った女性を取り込んだ最後のノーワンで原点にして頂点のノーワンと言われる。その手で何でも生み出すことができるが、取り込んだ人間が既に亡くなっていたためか、非常にネガティブ。倒されても自分自身を作ることですぐに復活できる。モティーフはミミズクと両手。そしてブーケ。妹のリボンが殺されたことで、慈愛の名を捨て、破壊のブーケとしてゴジュウレオンと戦う。
 いよいよラストが近づいてきた。ここで最後のノーワンが現れた。吠、禽次郎、真白と次々と勝負し、良い勝負をするが、ブーケが乱入したことでなし崩しに戦闘になり、その後よく分からないうちにもの作りノーワンがもの作りナンバーワンになってしまう。
 最初にゴジュウジャーとなった陸王と竜儀の二人が何故つるむことになったのかを思い出語りする。最初にゴジュウレオンとなった陸王は次にゴジュウティラノになった竜儀を見守っていて、時が来たと判断したときに竜儀の前に現れて手を差し伸べた。どれだけ拒否されても現れる陸王に竜儀の心が和らいだから仲間になったという。
 もの作りノーワンとの戦いそのものは、割とあっけなく終わったが、倒された直後に自らを生み出すことですぐさま復活し、そのまま新たな世界を作り始めた。それを自らに取り込んだことでテガジューンがパワーアップ。テガジューンは新たな世界を作ると宣言した。
 今回は竜儀のゴジュウティラノがリョウテガソードに変身。
<もの作りノーワンは倒されることがないそうだが、それだけでゴジュウジャーが絶望してしまった。絶望するのが早すぎ。>
VOL.2
<A> <楽>
劇映画 孤独のグルメ
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ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される
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wiki
12
映画
近頃なぜかチャールストン
 不良少年の小此木次郎(利重剛)は、婦女暴行未遂を働いて留置場に放り込まれた。留置場には、日本人であることを捨てた、自称「ヤマタイ国」の閣僚を名乗る6人の老人たちがいて、次郎にヤマタイ国の素晴らしさと建国の理念を語る。翌朝、次郎と老人たちは釈放されるが、「ヤマタイ国」が気になる次郎は彼らの住処を訪れるのだが…

 貧しくてアナーキーな集団の日常と攻防を描く、岡本喜八版『どですかでん』(1970)とでも言うべき作品。違いとしては、彼らは単に生活しているだけでなく、非常に好戦的で、自分たちを排除しようとするものに対しては敢然と立ち向かう。いや、正確に言えば、闘争するために敢えて社会を挑発する危ない大人達を描いていると言うべきか。
 こういったアナーキズムを笑いに変えるのは岡本監督が最も得意とするもので、本作はその魅力にあふれている。
 利重剛は世界に対して敵意を持つだけの青年だが、それを囲む大人達に分別が全くないので暴走しっぱなし。抑え役があまり機能してないのでまとまりもない感じがあるのだが、それで大笑いできるのだから全く問題なし。
 本作の場合は肉弾と同じで、主人公がとんでもない人たちと関わってしまったために起こってしまう顛末を描くのだが、そもそも主人公自身がそれなりに社会を逸脱している存在のため、ズレにズレが重なって、結構なカオス状態になってしまう。
 しかしどんなにカオスであっても、いやむしろカオスだからこそ笑えてしまうと言うのが本作のすごいところで、ジェットコースターに乗せられて笑ってるうちに気がついたら話が終わってしまった感がある。
 他の作品と較べても本作の出演者は濃い。老人(?)役だけでも小沢栄太郎 、田中邦衛、今福将雄、殿山泰司、堺左千夫、岸田森と、怪演で知られる人ばかり。それが力一杯弾けようとしてるので、それ見るだけでも本作を観る価値がある。

 それにこれが1981年というのも特徴で、当時それまで流行っていた社会運動を振り捨ててバブルへとまっしぐらに走る日本は、そこまででいろんなものを中途半端に放り出していた。そこまで醸成された思いなどを振り捨てた分、取り残された立場の人が結構な数出てきた。彼らは全てから見放されてしまったような立場にあり、しかも多くのメディアでも彼らを取り上げることはなくなった。時代に取り残された人たちが顧みられることのなくなる時代に入っている。
 本作の最も大きな強みというか、主張は、まさしくそう言った取り残された人をコメディという形を取って表に出したことに他ならない。方向性は黒澤明の『どですかでん』と同じで、シニカルさも変わらない。ただ、それを徹底的に濃いめに演出したことで、かなり強烈なものに仕上がっているが。
 だから本作は力押しで笑わせていながら、とてもシニカルな笑いになってしまうと言うところに深みを感じさせてくれる。これぞ庶民派の岡本監督の面目躍如。そしてこんな変な物語に仕上げてくれたことに感謝したい。

仮面ライダーゼッツ

13話  莫の持つカプセムを破壊し、これ以上に夢に関わるなと言うノクスに対し、それでもミッションは続けると宣言する莫。しかし容赦なく隕石は落ちて、宇宙センターも破壊されてしまう。このままでは世界が破壊されてしまう危機に。しかしカプセムを失った莫はもう変身出来なかった。

 敵はメテオナイトメア。前回登場しなかったが、その正体は地球に落ちてくる隕石そのものだった。現時点で特撮史上最大の怪人となる(怪獣は除く)。このナイトメアが地球に到達した時点で人類滅亡してしまう。宇宙に対する夢を諦めようとした石井星也少年が夢主。
 ノクスナイトの出現で、自分はエージェントとしてまだまだだと痛感させられた莫。更にノクスナイトによってカプセムを破壊されてしまい、一旦は絶望の淵に立たされる。
 莫の力は現実的なものではなく、夢の中で完璧な存在になりきれることだったという。メテオナイトメアの夢主の少年との語らいで、自分の力に気づいていく。莫は精神の力こそ最強と言うこと。
 仮面ライダーの醍醐味の一つはこの絶望からの復活なので、それをきちんと踏まえた本話はかなり見所たっぷり。特に新ライダーの登場が、単なる強いキャラというだけのパターンが多いので、本作はなかなか力強い脚本になってる。
 そして自分の心を信じたことで、新しい重力を使えるカプセムを手に入れる。そして今回のメテオナイトメアを倒したのは、重力操作によって隕石を押し返し、ブラックホールを作ってそこに隕石を落とした。
 だが、そんな莫に対してノクスは相変わらずで「カプセムの恐ろしさを身をもって味わえ」と言っただけで、ブラックホールに飲まれた莫を放置したが、そのまま莫は目を覚まさなかった。
 最後に現れたゼロはノクスのことをコードナンバー4と呼んでいた。
<カプセムがなくなって変身出来なくなったと思ったら、ガシャ使えばいくらでもカプセムが出ると言うオチ。>
ワン・バトル・アフター・アナザー(2025)
<A> <楽>
ハリウッド・サバイバル 20年の軌跡から未来へ。特殊造形の現場最前線(2025) <A> <楽>
吉沢 コーダイ
10
読書
令和のダラさん3
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 記憶を取り戻したダラさんは自分の過去を振り返る。一方日向と薫は相変わらずダラさんのところに入り浸りで遊びの予定に余念がなかった。それに閉口しつつも微笑ましく付き合っていく。

 一話ごとに日常パートと思い出パートに分かれ、過去の思い出が現在の出来事に少し関わっていくという話が続く。悪霊に対しての人間側の態度が極端なので、そちらがコミカル。姉弟の母親がダラさんを教委と感じているのに、姉弟が遊び相手としか思ってないのが良い対比になってる。
<A> <楽>
新規 レビュー 電撃戦隊チェンジマン全話 事典 電撃戦隊チェンジマン完了
サタンがおまえを待っている
<A> <楽>
デスクトップリアルマッコイ ドラゴンボールZ 孫悟空
08
映画
フランケンシュタイン
 1857年。北極を目指していた船の船長アンデルセン(ミケルセン)は、北極海付近で漂流していた一人の男を助けた。更に巨大な氷河の上にはもう一人の怪物のような男がおり、ヴィクターを引き渡すように叫び、船員に襲いかかってくる。助けられた男はヴィクター・フランケンシュタイン(アイザック)と名乗り、長きにわたる怪物との関わりを語り始める。それは、世界初の人造人間を作り出した天才科学者と、勝手に生み出されてしまった怪物との激しい愛憎の物語だった。

 メアリ・シェリー原作の「フランケンシュタイン」は、それこそ映画初期から連綿と作られ続けている初期の頃の作品は単なるホラー作品として。いつの間にか怪物の名前がフランケンシュタインとなり、作り物の恐ろしさを前面に打ち出す作品となっていく。原作から離れ、「フランケンシュタイン」という名前だけが一人歩きしていった。
 それが変わったのがケネス・ブラナーのフランケンシュタイン(1994)で、ここでやっと原作準拠の作品が作られたのだが、それ自体あんまり受けなかった。そもそも文学臭の強い原作は、そのまま作っても受ける要素が薄いので仕方ないところもある。ホラーだと思って観に行ったら文学見せられるようなもので、受けないのは当然である。

 だからフランケンシュタインはホラーにおける人造生命体としてのアイコンで使われるしかない状況となってしまった。頓挫したがユニバーサルのダーク・ユニバースでもホラー色の強い作品として企画されていた。

 そんな作品を、デル・トロ監督が原作に忠実に作ると言う話を聞いた。
 デル・トロならやってくれるかも知れないという期待と、いくらデル・トロでも無理だという思いがない交ぜになっていたが、幸いNetflix作品と言うことで、気張らず家で観ることが出来た。

 結果として言えば、「よく作った」というところ。
 素直に賞賛できる部分は多い。
 一つには、本作はホラー性をしっかり持ちながら文学性を実現したところ。1994年版の失敗がどこにあったのかをしっかり捉え、足りない部分を足したということだろう。その分原作で端折ったところも結構あったし、設定も多少変わっているが、この長さにきちんと収めてみせたのは流石の上手さ。特にヴィクターの弟の婚約者エリザベスが異形愛を発揮するあたり、シェイプ・オブ・ウォーターを思わせて、流石デル・トロの個性が出ていることを窺わせてくれる。

 もう一つが、主人公を途中で交代させるというか、最初から二人の主人公の言葉で物語を展開させたことだろう。怪物の記憶を探るのは原作でも用いられているのだが、本作の場合は敢えてヴィクターと怪物の記憶を重複させる部分を作り、お互いの視点で同じ物語を捉える視線を持たせた。そのため善悪の基準があやふやになってしまう。監督が作ろうとした部分こそがこれだろう。

 こんな物語は予想が付かなかったために驚かされた。

 ただ、強いていうならば、私はホラーとしての『フランケンシュタイン』も好きだし、小説の「フランケンシュタイン」も好き。それを合わせる必要はないと感じてしまったので、良い出来なんだけど、二つに分裂させたままでも良かったんじゃないかと思えてしまって。

ウルトラマンオメガ

21話  ウタサユキが海外出張中に怪特隊の隊長代理として現れた男雷音寺マコトは、早速隊を仕切りだした。謎の怪獣騒ぎが起こった時も、メンバーの意見をことごとく無視し、命令に従わせようとする。

 敵はウラン怪獣ガボラ。首回りに板状の鎧を持つ怪獣で、鎧はオメガの攻撃の大部分を防ぐほどに固く、板を回転させることで空を飛ぶことが出来る。特殊な隕石を食べている。
 特に平成作品から顕著になった、組織に異分子が入る話で、仕切りやの人間が入ると下は苦労するという話。極端に嫌味な人間として描いている。実際にはそれなりに世慣れた人が多いため、下に居ると大変苦労するパターンが多い。このパターンが続くと観てる側がストレス高いが、一話くらいなら。
 今回の怪獣退治も無事終わり、一段落付いたところで、ソラトの前に現れたもう一人のソラト。幻想だろうが、妙に真面目な顔つきで「本当にそれで良いのか?」とだけ言っていた。
<雷音寺はいつも格好つけてるが、その基準はどうやら小林旭らしい。船の係留用のロープ留め(ビットというらしい)の上に足を置いているが、それは一体どこから持ってきたのかと思ったら、自分で持ってきていたらしい。
 ガボラの二つ名はウラン怪獣。そこは変わってないのね。ウランとは全く関係ないようだけど。
 ガボラが飛んでる…飛ぶの?
 ガボラが電気が好きと聞いたソラトは「他の怪獣と間違ってないか?」と言ってたが、それはネロンガのことかな?>
VOL.2
<A> <楽>
We Live in Time この時を⽣きて
<A> <楽>
桃源暗鬼
<A> <楽>
wiki
06
読書
蜘蛛ですが、なにか?13
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 “私”が魔王のために仕方なく勇者ユリウスを殺してから時が経った。魔王と共には宿敵ポティマスを殺すための準備を続けてきたが、一方でこの世界を救うために“私”はシステムへの介入を試みていた。その中で新たなる勇者の誕生を知る。その勇者は“私”の知る転生者、山田俊輔だった。

 5巻までのシュンの物語を魔王サイドから見た話で、魔王側もこの星を守るためのきちんと理由があることが分かる。ここまで引っ張ったところがすごい。
<A> <楽>

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

40話  お化け屋敷ノーワンが現れ、テガソードの里をお化け屋敷のようなビジュアルに変えてしまった。

 敵はお化け屋敷ノーワン。お化け屋敷のイメージで作られたノーワンで、意匠としては他にヤシガニがある。人を怖がらせるナンバーワンを目指していたが、リボンの入れ知恵で、人を襲うのが手っ取り早く怖がらせられることに気づく。
 メインストーリーはいつもの如く。しかし本話の神髄はオープニングにこそあった。いきなり顔と声が変わった角乃から始まり、この顔で良いかと納得してしまう。何という強引な説得だ。最後に「鬼可愛い」と、両手で鬼の角を作り、その後でユニコーンの角に変えると言うお茶目も発揮している。演じる志田こはくは「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」のオニシスターだったから、ちゃんと変顔まで披露していた。この短時間でオープニングも新調。すごい。
 ただし、今回は陸王の中心回。お化け屋敷ナンバーワンバトルが展開する。意外に怖がりのブーケと共同してバトルに挑んでいた。しかし陸王のゴジュウレオンがリボンを倒してして消滅させてしまったことで、敵だと認識する。敵同士で好きになってしまうと言うロミオとジュリエット的展開となった。新しい幹部として誕生したはずのリボンはここで退場。
 今回怖がりの吠はお化け屋敷では役立たずで終わってしまった。
 でも終始角乃がハイテンションだったため、そっちにばかり意識が行ってしまった気がする。元々影のあるキャラだったのが、急に脳天気になったために、ブレがすごすぎる。
<お化け屋敷のキャストとなった竜儀のビジュアルは「ドリフの大爆笑」のカミナリ様だった。いいのかこのビジュアル?
 陸王が吸血鬼に扮して踊る姿があるが、もうちょっとこれが早ければ某元ライダーの映画とのコラボもできたんだが。>
VOL.2
<A> <楽>
カラダ探し THE LAST NIGHT
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映画と経験〈新装版〉(2025) <A> <楽>
ミリアム・ブラトゥ・ハンセン
04
映画
ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ
 少年時代に両親から目を離すなと言われていた弟から目を離したため、弟が行方不明になってしまい、それがトラウマになってしまったマイク(ハッチャーソン)は、成人した今は妹のアビーと二人暮らしをしているだが仕事をしなければアビーを養うこともできないため、割の良いアルバイトを探していたのだが、そんな時に廃業したテーマパークの夜間警備の仕事を見つける。だが実はこの仕事、アルバイトが勤務中に失踪してしまうと言う恐ろしいものだった。妹のためと割り切って仕事に向かうマイクだが…

 2023年にアメリカで大ヒットしたホラー映画があると言うのを聞いた。ただ、SNSで流れてくるその画面はテーマパークっぽい舞台で、あんまり可愛くない着ぐるみが不気味な笑みを浮かべているものだった。
 これだけで概ね内容は理解出来る。閉鎖型のテーマパークに閉じ込められた主人公が迫り来る殺人着ぐるみから逃げる作品だろう。
 たいして気にも留めず、観ることもなかろうと思ってたら、たまたまいつも観ている動画サイトで同じ着ぐるみっぽい姿が目にとまった。何気なく動画を観てみたら、それはオリジナルとなるゲームだった。思ったとおりの内容で、プレイしている人の喋りが面白かったので、終わりまでずっと見ていた。
 なるほどこれを映画でやるのか。
 とはいえ、この時点でもやはり観る気は起きない。
 決定的だったのは、SNSでちょっと話題になったので観ていたニコラス・ケイジ主演のウィリーズ・ワンダーランド(2020)を動画サイトで観たことからだった。
 多分これ、逆の方が良かったんだが、この二つの映画はどちらも廃棄されたテーマパークで人間よりも少し大きな着ぐるみに襲われるというもので、同じような設定で作られてる。ゲスな想像すると、ウィリーズ・ワンダーランドはゲーム版の本作を下敷きに作られたもののような気がしてる。
 しかしウィリーズ・ワンダーランドはゲームを下敷きに、完全におかしな方向に向かっていたものなので、逆に正統的なストーリー展開の本作は、ちょっと物足りないような、それより本来こう作るべきなのかと思ったり。

 ただ正統的とはいえ、ありきたりにならずに済んだのは主人公のルーツから事件の必然性へとつながるところは現代的な部分で、かなり練り込まれた脚本を感じさせるし、本作が受けた理由はここにあったのだろう。その意味では結構面白いかも。

仮面ライダーゼッツ

12話  夢の中で宇宙センター職員となっている莫の新たなミッションは迫り来る巨大隕石から地球を守ることだった。だがそんな莫とねむの前に現れたノクスは手にしたカプセムで仮面ライダーに変身する。

 敵はノクスナイト。ノクスがカプセムを用いて変身した銀色の仮面ライダーに似た敵。
 今回は隕石衝突から地球を守ると言う、まるで最終回のような話が展開してる。隕石そのものをなんとかするのではなく、それを夢に見ている夢主をなんとかすることになる。夢主かどうかは分からないが、夢の中で会った星也という小学生が何かしらのキーとなるようだ。宇宙飛行士になるのが夢と言っていたが、発言が何もかも後ろ向き。心の闇を持ってそうな子だ。
 これまで何度も莫にちょっかいをかけてきたノクスがカプセムを使って変身した。姿はゼッツとそっくりだったが、明確には仮面ライダーとは言っていない。変身のかけ声も「変身」ではなく「武装」だった。
 そこでノクスが言ったのは、莫はカプセムの本当の恐ろしさを知らないと言うこと。ノクスによれば、カプセムとは悪夢を叶える力だそうだ。
 富士見によれば、正義感が強い小鷹賢政がノクスである事はあり得ないそうだが、それが関わってくるのかな?
 現実世界で莫がバリアカプセムを使用したら、その直後に気絶してるし、最後にノクスがカプセムを破壊したところ、中から靄のかかったゼッツのような姿が現れた。ゼッツはそれを倒す事が出来ず、ノクスの変身体によって倒された。これもノクスが言ったことに関わってくるのか?
<夢の中では隕石が落ちてもその衝撃波は起きてない。夢だからね。
 バリアカプセムでトラックを止めた莫。莫自身は無事だったが、トラックの前面が完全にひしゃげている。運転手死んでないか?>
木の上の軍隊
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figma 強殖装甲ガイバー ガイバーギガンティック
02
読書
パタリロ!56
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 マリネラのタマネギ部隊の武装特化部隊の中で反乱のようなものが起こり始めていた。調査したところ、武術指導者に問題があるらしいことが分かる。そこで武者修行から帰ってきた最強のタマネギと戦わせる事にするのだが…

 いくつかの話はあって、他はいつも通りなのだが、武闘タマネギの話は色々後を引いていて、二転三転。結局ライバルを愛してしまった男の悲恋が後々尾を引く愛憎劇だった。マライヒまで巻き込む凝った内容で、改めて本作が少女漫画誌に掲載されている意味を考えてしまう。
<A> <楽>

ウルトラマンオメガ

20話  怪獣の出現を示すシグナルを受信し、怪特隊が出動し、パトロールをしていたところ、倉庫の中で小型の怪獣を発見した。コウセイは突如光を発すると消えてしまったその怪獣を追いかけるのだが、その小怪獣の光に包まれたコウセイは未来の日本に来てしまう。

 時空漂流獣クロノケロス登場。時を渡るトリケラトプスのような姿をした怪獣と言うことで、サユキが命名する。時間を越える能力を持ち、群れで移動していたが、幼生体の一体がはぐれてこの時代にやってきてしまった。一切攻撃をしてこなかった。
 怪獣の力を用いてコウセイとソラトが未来に行くのだが、その未来世界では人と怪獣の戦いの末、人類が怪獣を殲滅する世界だった。生物の共生の難しさと、これからの日本はどうなるのか?という問いかけになっている。
 特にウルトラマンが存在する場合、人類を守るウルトラマンの存在そのものが共生可能かどうか、そして人類は宇宙から見て本当に平和なのかと考えてしまう。このテーマはこれまでにもことある毎に作られていたのだが、こういう話が一話あると作品が奥深くなる。
 あくまでこれは可能性の一つだとされているが、特撮ならこんな話が作れる。それができる強みを存分に活かした形だ。
 ただ、話の都合上オメガの活躍がほとんどない話になってしまった。
VOL.2
<A> <楽>
8番出口
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片田舎のおっさん、剣聖になる
<A> <楽>
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