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28 |
読書 |
血界戦線9
「エラ呼吸ブルース」ある日ツェッドは何者かにより呼吸装置を奪われてしまう。半魚人であるツェッドにとって、それは地上での活動を封じられることで、なんとか一緒にパーティをしたいレオは装置を取り戻そうとライブラの面々に提案する。
「BRATATAT MOM」ライブラのスナイパーKKは作戦の最中、なんとか息子の小学校の授業参観に出ようとする。そのために編み出した方法とは、リモコンを使って銃を操作しようというものだが…
ツェッドとKKを中心にした二編を収録。物語自体は結構良いし、相変わらず演出は独特で上手い。
ただ、根本的な著者の悪さがモロに出てもいる。この人、設定部分での穴を放置しっぱなしな上、それを埋め合わせるために偶然を多用する。「トライガン」の時からずっとそう。それが著者の持ち味だとも言えるけど、「なんでこうなる?」と思えてしまうところも多々。 |
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24話 |
西都からやって来た仮面ライダーローグの正体は東都から追放されたはずの氷室幻徳だった。最凶の仮面ライダーとなるため全てを捨てたという幻徳は、戦兎に地獄を見せてやると宣言して去って行く。強力なローグの対抗策を考えあぐねる戦兎だが…
敵は仮面ライダーローグ。かつてナイトローグだった氷室幻徳が変身する西都の仮面ライダー。これまでのどの仮面ライダーよりも遥かに強力で、ビルドハザードさえ敵わなかった。
西都の仮面ライダーの登場により、全ての仮面ライダーが揃った?とにかく強さがインフレするので、これまでの戦術が効かないという問題があり、次々に形態が変わることになる。ビルドの形態はここまでで既にクウガを超えている(ただしまだオーズには届かないが)。
仮面ライダーローグと対抗するため、なし崩しにグリスがビルドとクローズの仲間入り。 |
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東宝大怪獣シリーズ フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ サンダ |
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映画 |
忘れられない死のシーン |
エイリアン |
ケインの腹からエイリアンが生まれるシーン |
ウィッカーマン(1973) |
ニールが生け贄にされるシーン |
サイコ |
マリオンのシャワー室での死 |
ジョーズ |
オープニングで鮫に襲われるシーン |
ミスト |
車の中での銃声 |
バンビ |
バンビの母が猟師に撃たれるシーン |
スカーフェイス |
トニーの最期 |
レイダース 失われた聖櫃 |
聖櫃を開けた際のナチスたちの死 |
カールじいさんと空飛ぶ家 |
エリーの死の回想 |
ナイト・オブ・リビングデッド |
ベンが人間に撃ち殺される |
ダークナイト |
ジョーカーによるギャング団の粛正 |
オーメン |
ジャーナリストのケイスがガラスで首を切られるシーン |
博士の異常な愛情 |
コング大佐が核爆弾に乗って落下するシーン |
グリーン・マイル |
ジョン・コーフィーが処刑台に送られるシーン |
スクリーム |
オープニングのケイシーの死 |
ダンサー・イン・ザ・ダーク |
セルマの処刑シーン |
チャイナタウン |
イヴリンが警察に射殺されるシーン |
ゴッドファーザー |
ソニーが撃たれて殺されるシーン |
エルム街の悪夢 |
グレンがベッドに飲み込まれて殺されるシーン |
ファイナル・デスティネーション |
テリーの死 |
ワイルド・アット・ハート |
ボビーが自分の頭を吹っ飛ばすシーン |
パルプ・フィクション |
ヴィンセントがトイレで殺されるシーン |
セレニティ |
ワッシュの死 |
セブン |
箱を開けるシーン |
ハロウィン |
マイケルの最期 |
食人族 |
ジャッキーが逃げ切れずに捕らわれて殺されるシーン |
暗闇にベルが鳴る |
クローゼットに隠れた犯人が襲うシーン |
ジュラシック・パーク |
子どもを置き去りにしたドナルドがT−REXに襲われるシーン |
ポイント・ブランク |
ジョン・キューザックに殺されるベニー・ユキーデ |
13日の金曜日 |
血塗れのケヴィン・ベーコン |
ディパーテッド |
ビリーの死 |
俺たちに明日はない |
死のダンス |
デッドコースター |
オープニング |
ゾンビランド |
ビル・マーレイの死 |
スキャナーズ |
ダリルの頭部破壊 |
ナチュラル・ボーン・キラーズ |
ジャーナリストのウエイン・ゲールがミッキーとマロリーに殺される |
ヒッチャー |
ナッシュが引き裂かれて殺される |
ペット・セメタリー |
息子のゲージの事故死 |
ターミネーター2 |
T−800が溶鉱炉での死 |
マイ・ガール |
トーマスの死 |
スター・ウォーズ EP6 |
冒頭でのボバ・フェットの死 |
スノータウン |
ジョンが死体をパッケージする |
パンズ・ラビリンス |
オフェーリアが射殺される |
ロボコップ |
溶ける人間 |
Tucker & Dale Versus Evil(2010) |
タッカーとデールが偶然に誘拐犯を殺してしまう |
テルマ&ルイーズ |
テルマとルイーズのダイブ |
ディープ・ブルー |
ラッセルが演説中に鮫に食われる |
キングコング(1933) |
コングが飛行機と戦ってエンパイアステートビルから落ちる |
フルメタル・ジャケット |
パイルの自殺 |
トップガン |
ニックの墜落 |
50 Most Unforgettable Movie Deaths |
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読書 |
鉄人28号 原作完全版 17
日本に来た十字結社何を狙っているのか分からないまま、そのアジトを探る警察と正太郎。それを知った十字結社は鉄人を操る正太郎をターゲットにするが…
十字結社編の続きだが、その戦いは長引いている。なんだかいつも正太郎の家が狙われてる気がするが、あとは基本的にぶつかり合いのみ。寸胴でいかにもやられ役っぽいモンスターがなかなかの芸達者で存分に強さを見せつけているのが良い。 |
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仮面ライダーアマゾンズ SEASON2 VOL.1 |
<A> |
<楽> |
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25 |
読書 |
十八時の音楽浴
独裁者ミルキの支配する国では、一日一回十八時にミルキへの忠誠心を向上させる音楽を聴くことが義務づけられていた。その装置の開発者コハク博士はある日王宮からの呼び出しを受けるのだが…
ディストピアを描いたSF作品で、「メトロポリス」を更に一歩進めたような物語になってる。
非常に奔放な想像力が特徴で、ディストピアの中でも精神を守るための戦いもあれば、科学の力によって簡単に性転換ができてしまうために結婚観が崩れているとかいう描写もあって、読んでるだけで感心する事しきり。
しかもこれ書かれたのが1937年という。 |
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1話 |
死者の書をルビーに渡し、意気揚々ジャクソンビルへと向かったアッシュ一行はそこで浮かれたバカンスを送っていた。ところが突然デッダイトの群れに襲われてしまう。原因はルビーにあると知り、まずはルビーのいるエルググローブに向かう。
第二部の開始。無事ジャクソンビルで休暇を楽しむアッシュ一向に降りかかる不幸。原因は故郷にあると睨んで戻ることにしたのだが、そこで又やっかい事に巻き込まれることになる。
アッシュはこの町での本名はアシュレイと呼ぶらしいが、過去の行状が知られており、嫌われていることが分かった。映画版一作目の後で、アッシュが人を殺した事が知れ渡っていた。
演出は相変わらず冴えまくっており、最初にチェーンソーを使ったアクションシーンやら、壁に映った自分の影と戦うシーンやら、部屋の壁から血が多量に噴き出すとか、映画版知ってると笑える演出が目白押し。
今回登場するのはデッダイトだけでなく、小柄のミイラのような灰色の怪物も登場した。これはルビーと敵対行動を取ってるみたいで、ルビーが襲われているところに丁度出くわし、とりあえず休戦協定を結ぶところまで。 |
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超合金魂 恐竜戦隊ジュウレンジャー GX-78 ドラゴンシーザー |
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24 |
映画 |
デトロイト(2017) |
1967年。ミシガン州デトロイトで警察により違法酒場の摘発が行われた。それに反発を覚えた住民達が景観に石を投げたことから始まった暴動は拡大の一途を辿り、ついに街全体を巻き込む暴動となっていった。そんな中、アルジェ・モーテルに過激派が籠もっているという情報から警官隊がなだれ込む。そこに宿泊する人々が味わった恐怖の一夜が始まるのだった。
1967年に実際に起こった事件を元に描かれる群像劇。恐怖に怯える側、恐怖を与える側、そしてそれを見ている側の三様から見た“恐怖の一夜”を描く。
内外で大きな評価を受けるに至るキャスリン・ビグロー監督だが、これは他の誰にも真似できない監督独自のタッチがきちんと評価されているからだろう。
そのタッチとは、簡単に言えば“冷徹さ”と言うべき。
多かれ少なかれ作り手には主義主張というものがあって、それに沿ったものが作られることになるのだが、監督の作る作品は、その主張が非常に低い。とにかく冷徹に目の前にある事実をカメラに収め、そこにできる限り私情を挟まないようなつくり方をしている。だから創作であるにも関わらず、ドキュメンタリーのように見え、緊張が解けない。それが監督の際だった特徴である。
この点ドキュメンタリーのくせに主張入れまくってるマイケル・ムーアとは好対照をもっている。実際ミシガン州出身のムーアは『ロジャー&ミー』でデトロイトについても語っているが、こちらの方がむしろ主張が強い分、ドラマに見えてしまうと言う面白い現象が起こっている。
その冷徹さは、確かにこれまでの作品でとても有効に用いられていた。
それは決してそれが間違っているとは思わないのだが、少なくとも私個人としては、これまでの中では本作は格が落ちるように感じた。とても物足りなく思えてしまった。
それはおそらくレイシズムという、映画的文脈においては絶対悪を示す題材を取っていながら、それを映画内で断罪しようとしない作りだったからだと思える。
極めて事実に即した作りにより、見た目で分かる断罪は存在しないし、残された人々のやるせなさも冷静に描いている。
これが監督の味なのは分かるんだが、冷静さにいらつきを覚えてしまう。当たり前の作品で良いから、悪に対して「お前が悪い」と言って欲しかったというのが本音。
だから観終わった後ですっきりしないし、心の中にモヤモヤがたまる。
他の題材であればこの冷徹さを評価するのだが、殊このテーマでは、どうしても評価できない。そう思えることが私自身の限界なのかもしれない。 |
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読書 |
双亡亭壊すべし 3
ついに双亡亭への突入が開始された。だが集められた霊能力者達は次々に絵に取り込まれ、全く別人となって残された者に襲いかかってくる。一度絵に取り込まれ、トラウマに直面させられた凧葉務は自力で正気のまま戻ってくることができた。その経験を活かして他の仲間たちを救おうとするのだが…
何の役にも立たない主人公という画期的な話だったのだが、ちゃんとここで強さを見せている。双亡亭での戦いって、現時点ではメンタルの強さが一番の武器だというのが面白い。
著者のタッチで過去のトラウマを描くと、そのおどろおどろしさが見事にはまる。やっぱりこの人、怪奇ものが一番だな。 |
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22 |
読書 |
母性のディストピア
現在の日本で語るべきものはアニメを始めとするメディア作品にしかないと断言する著者が語る、日本の社会の変遷をアニメ監督の作風の変化と共に語る作品。主に三人の監督として宮崎駿、富野由悠季、押井守の作品を読み込み、更に数人のアニメ監督を題材に「母性」というキーワードと共に語り尽くしつつ、現代、特に311以降の日本社会を読み込むための指標を作ろうと試みる作品。
そもそも次の夏の同人誌のネタになるかと思って読み始めた作品なのだが、殊の外面白く、余暇の大部分を使って読み込んでしまった。
著者の作品はこれで3冊目となるが、これが一番良く理解出来たのは、最も身近な話題だからだろうか?
ただ、読んでいる内に頭の中に色々ネタが出てきており、夏の作品として三つばかり思いついてしまったのだが、どれを使おうか? |
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2話 |
ガラット・ナーゴと戦っていたルパンレンジャーだが、そこに現れた国際特別警察の三人がパトレンジャーに変身。三つどもえの戦いとなる。だがコレクション回収前にガラットを倒される訳には行かない事情があるルパンレンジャーは結果としてガラットを守ることになってしまい…
敵はガラット・ナーゴ。
タイトル通りルパンレンジャーVSパトレンジャーの戦いとなった。変身に関してはルパンレンジャーの方に一日の長があり、パトレンジャーを翻弄して終わることになった。
そしてルパンレンジャー三人の過去も少し語られる。三人それぞれが大切な人を失っており、彼らを救うためにルパンレンジャーになったのだとか。
そして初の巨大戦となるが、今回はルパンレンジャーの方でルパンカイザーが登場。ベースとなる身体の方はルパンレンジャーとパトレンジャーで共通らしい。
<VSビークル同士の戦いはCGで演出されるが、物理的にあり得ない動き方をしてる。オーバーテクノロジーのなせるわざだろうか?
前回も思ったけど、ルパンレンジャーの立ち居振る舞いがルパン三世の演出に酷似してるのが何とも萎える。
パトレンジャーと戦闘員との戦いは、アイテムで動きを止めてから一網打尽にする。警察のくせにやってることはとても卑怯に見える。> |
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S.H.フィギュアーツ 帰ってきたウルトラマン ツインテール |
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21 |
映画 |
映画に出てくる母 |
Mr.インクレディブル |
ヘレン・パー |
ターミネーター/ターミネーター2 |
サラ・コナー |
パッション |
メイ |
アメリカン・パイ |
スティフラーの母 |
ジュノー |
ジュノー |
ブギー・ナイツ |
アンバー |
ザ・ブルード/怒りのメタファー |
ノラ |
エイリアン2 |
リプリー |
エイリアン2 |
クィーン |
ベオウルフ |
グレンデルの母 |
ロイヤル・テネンバウム |
エセリン・テネンバウム |
サイコ |
ノーマンの母 |
コララインと魔法のボタン |
異世界の母 |
卒業 |
ミセス・ロビンソン |
愛と憎しみの伝説 |
ジョアン・クロフォード |
15 Awesome Movie Mums |
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読書 |
鉄人28号 原作完全版 16
鉄人のコントローラーを握ったS国のスパイはなんとかして鉄人を本国に持って帰ろうと画策する。対する正太郎は妨害電波を使い、それを阻止しようとする。
再びのS国編は割とあっさり終わってしまった。初期の話をそのまま持ってきた感じがあって、もっと早めにこの物語をやってればはまってたけど、既にロボット同士の格闘がメインとなった今では古くさく感じる。
そしてその後の十字結社編は巨大ロボットのモンスター(不乱拳博士の人造人間とは別)を繰り出しての死闘となる。とんがり頭に笑った口の意匠をもったモンスターはこれまで出てきたロボットの中では最も巨大な上、地下から攻撃するため、現時点では鉄人を勝たせる打開策がない。これからの展開が楽しみな話だ。 |
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20 |
読書 |
新本格 魔法少女りすか2
“ぼく”供犠創貴と水倉りすかのふたりでようやく掴んだりすかの父水倉神檎の手がかり。それを検証すべく無人の病院へと潜入する二人だが、そこで待っているはずの魔法使いは既に殺されており、その現場にいたのは最悪の魔法使いツナギだった。
「敵の敵は天敵!」「魔法少女は目で殺す!」「出征!」の3編を収録する。
2巻にして主人公はりすかではない他の魔法使いとの関わりの方が深くなってしまうという話。一応目的は同じのため、共闘という形にはなるが、なんとなく話はあらぬ方向に飛んでいきそうな予感がある。 |
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23話 |
ビルドVSグリスの代表戦に勝利した戦兎。だがその隙に西都が北都を制圧してしまった。自分の家と農場まで危なくなったことから、急ぎ帰国する一海。だがそこに西都の仮面ライダーが現れ…
敵はリモコンブロスとエンジンブロス。西都の兄弟が変身するスマッシュの一種。
話は目まぐるしく変化。北都が西都に制圧され、又しても新しい仮面ライダーが登場。北都の仮面ライダーである一海は帰る場所を失ってしまう。それでも無理矢理戦うグリスが中心の話となった。今回に関しては仮面ライダービルドとクローズは完全に脇役。
東都の仮面ライダーが北都に行ってしまったら今度は西都と北都の全面戦争となるが、既に北都との戦いで疲弊している東都に勝ち目がないために、戦兎も龍我も東都の中で戦うしかなかった。
北都の裏にはやはり難波重工の存在があった。現時点で難波重工と石動の関係は不明で、協力関係にあるのか敵対関係にあるのか分からない状態だが、この二者が秘密を握ってることになるのだろう。 |
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18 |
映画 |
スターリングラード(1993) |
北アフリカ戦線から帰還し、休暇を楽しんでいたヴィッツランド少尉(クレッチマン)ら工兵隊に東部戦線への出動命令が下る。ドイツ軍が攻めあぐねているスターリングラードへとたどり着いたが、そこは聞きしに勝る激戦地だった。
第二次大戦東部戦線における最大の激戦地スターリングラード(現ボルゴグラード)攻防戦を描く作品。
この戦いは結構題材にされやすい。なんせ圧倒的な力を持つドイツ機動部隊に対し、補給路も断たれた一つの都市が8ヶ月の長きにわたり防衛したというものである。結果としてこの戦いこそが独ソ戦線の決着を決めた戦いと言っても良い。戦記好きには涎を垂らさんばかりの素材だろう。
実際何作か作られている。有名なのはアノー監督の『スターリングラード』(2001)があるが、私が知ってる限りではボンダルチュク監督の『祖国のために』(1975)もやはりスターリングラードを扱ったもので、ボンダルチュクJr.が『スターリングラード 史上最大の市街戦』(未見)を作っている。特にロシアで作られるのが多いのも特徴だろう。
更に実際の戦記としてではなく、SF作品やアニメなどでは、これを題材にした作品は事欠かない。特に後の日本への影響がとてつもなく大きい戦いだった訳だ。そもそも「宇宙戦艦ヤマト」なんてほぼ全編このインスパイアで、そこから日本のアニメのフォーマットが作られたのだから当然とも言える。
そう言う意味で言うなら、スターリングラードを描いた作品はほとんどが既視感を感じるものだ。
ところが本作に関しては既視感が全くない。
基本的にスターリングラード攻防戦を描く場合、防衛したソ連側を主人公として描くのが普通である。ところが本作を作ったのはドイツであり、戦いに敗北したドイツ軍を主人公として描いている訳だから。 ドイツにとっては忌まわしい戦いをドイツ人が作ったことに意義がある作品である。
完全敗戦を克明に描くというそれだけで拍手したくなるような作品だが、そのため全編にわたって陰鬱なイメージが続く。
それでも前半部分のスターリングラードに突入する戦いはそれなりに盛り上がるのだが、撤退になってからの描写がもうなんというか…
先ほど「既視感がない」と言ったが、既視感があった。
それは『八甲田山』(1977)なんだが…
後半のあの寒さの描写は、ほとんどホラー映画の領域。敗走というマイナスイメージに加え、極寒と踏み入る真っ白いだけの空間。更に生き残るために仲間を切り捨てねばならない辛さ。それらが全部押し寄せるという恐ろしい作品である。多くの戦争映画は観てきたけど、これほど「寒い」と思えた作品はそうそうない。
なんでも完全主義のフィルスマイヤー監督は撮影を厳寒のラップランドで撮影したとのことで、役者の震えは本物なんだとか。
戦争映画として本作を観るならば、二点とてもリアリティのある描写がある。
一つは工兵隊を主人公にしているため、戦争で重要な道路敷設や戦闘工兵の困難な任務が主な描写となっていると言う点。攻防戦の中でもその描写が見えるが、何より撤退戦での雪の中での退路確保の整備描写が際立っている。何より本作ほど戦争映画でショベルの使い方が素晴らしい作品は無かろう。かの『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)以上だ。工兵隊の凄さと苦労がよく分かる。
そしてもう一点が、拳銃の使い方である。
拳銃を戦争に持っていく理由は、敵を撃つためではない。実は拳銃は味方に言う事を聞かせるための威圧と、自決のために携行するものなのだ。そもそも拳銃は通常の銃と比べ、あまりに命中率が悪すぎる。戦場においてその射程距離はほんの数メートルとも言われる(蛇足だが、日本映画において最も拳銃の描写が上手いのは北野武監督だろう。ほとんど1メートル以内で拳銃を使用してる)。先に敵に対して使えるのは音で威嚇する以外の使い道はほとんど無い。専ら拳銃の銃口が向けられるのは味方か自分自身となる。
本作の拳銃の使われ方はほぼそれに限られるため、とてもリアリティがあり、そのリアリティが素晴らしい。
戦いを中心としてないという根本的な問題はあるにせよ、戦争映画として、とても素晴らしい出来なので、機会あったら是非観て欲しい作品でもある。 |
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読書 |
ファイブスター物語14
ハスハの辺境ベラ国に配備されたツラック隊。度重なるバハットマを初めとする枢軸国からの攻撃に対し、ナルミ支隊長を中心に、ギリギリで持ちこたえていた。壊滅確実と言われ、風前の灯火だったこの部隊に、レディオス・ソープというGTMスライダーが現れたことから、ここでの戦いは大きく様変わりしていく…
二年ぶりの新刊となるはずなのだが「こんなに早く出るとは」と思ってる自分が我ながら飼い慣らされてるというか…
前巻から大きく設定を変えた作品だが、本巻は圧倒の戦闘シーンの連続で、キャラの配置の仕方も良く、一気に読み込んでしまった(初見で2時間以上もかかったけど)。更に情報量が半端ないため、何度か読みなおす羽目に。それが苦痛でないところがこの作品の凄いところだ。
久しぶりにソープ(天照)が一巻丸ごと出ずっぱりなのだが、狂言回しのような立ち位置で、基本的には群像劇。ナルミ支隊長と突然現れたツバンツヒという騎士が最も大きな紙面を使っているが、それ以外に晴れてビルドのマスターとなったハーレー、最強の騎士を身籠もっているミース、セイレイ・コーラス、超帝国騎士の転生体の面々、更に過去に行われたカイエン対リンスの戦いなど、読み応え充分。
ちょっと気になったのは、新展開となってからFA(ファティマ)の感情がえらく豊かになってないか?という点がある。これも設定の変化による改変だろうか? |
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15 |
映画 |
タグライン |
007 ゴールデンアイ |
"You know the name. You know the number." |
四十歳の童貞男 |
"The longer you wait, the harder it gets." |
キル・ビル |
"Here comes the Bride." |
チキン・ラン |
"Escape, or die frying." |
サタデー・ナイト・フィーバー |
"Catch it." |
AVP |
"Whoever wins… we lose." |
無ケーカクの命中男/ノックトアップ |
"What if this guy got you pregnant?" |
リストラ・マン |
"Work sucks." |
フェリスはある朝突然に |
"One man's struggle to take it easy." |
スター・ウォーズ |
"A long time ago, in a galaxy far, far away." |
トゥルーマン・ショウ |
"On the air. Unaware." |
プライベート・ライアン |
"The mission is a man" |
戦争のはじめかた |
"War is hell… but peace is fucking boring." |
アルマゲドン |
"Earth. It was fun while it lasted." |
キャプテン・スーパーマーケット |
"Trapped in time. Surrounded by evil. Low on gas." |
ジュラシック・パーク |
"An adventure 65 million years in the making." |
アイ・アム・レジェンド |
"The last man on Earth is not alone" |
フルメタル・ジャケット |
"Vietnam can kill me, but it can't make me care." |
メリーに首ったけ |
"Love is in the hair." |
アポロ13 |
"Houston, we have a problem." |
暗闇にベルが鳴る |
"Last Christmas, you gave me your heart… now I want your eyeballs" |
ザ・フライ |
"Be afraid. Be very afraid." |
ショーン・オブ・ザ・デッド |
"A romantic comedy. With Zombies." |
スーパーマン |
"You'll believe a man can fly." |
未知との遭遇 |
"We are not alone." |
ゴーストバスターズ |
"Who ya gonna call?" |
ロイヤル・テネンバウム |
"Family isn't a word. It's a sentence." |
ジョーズ2 |
"Just when you thought it was safe to go back in the water…" |
エイリアン |
"In space no one can hear you scream." |
30 Greatest Movie Taglines |
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読書 |
響け!ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機
全国大会に向けて日々練習に励む北宇治高校吹奏楽部。そんなある日、黄前久美子は職員室に怒鳴り込んでくる女性の姿を目にした。それは吹奏楽部の副部長で久美子と同じユーフォニアム奏者の田中あすかの母で、受験勉強の妨げになる吹奏楽を辞めさせようとしていたのだ。それから実際にあすかは奏楽部に姿を現さなくなってしまうのだが…
主人公黄前久美子の一年生としての一区切りとなった話。全国大会の結果がクライマックスとなる訳だが、そこに至る過程がなかなかに熱い。普通の高校生活にありがちながら、一生懸命打ち込んでいるからこそ起こる危機といった感じ。
それより1巻でえらく文体が硬いと思ってたけど、3巻になって文章がとてもこなれていて、すごく読みやすくなってる。著者の成長著しい。 |
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14 |
読書 |
KEYMAN10
ロックヴィル市を混乱の渦に巻き込んだまま行方不明だったフランクが戻ってきた。素直に警察に捕らえられ、そこで自らと、その母ネクロ、娘ミザリーに関わる物語を語り出す。
ほぼフランクの思い出語りで終始した話。
前巻ラストで暗示されていたが、何故獣人が世界に現れるようになったかは、魔術により禁断の扉を開いてしまったネクロが人の遺伝子を変えてしまったと言うこと。そしてネクロの息子として生まれたフランクは生まれながらに宿業を負う事となり、最愛の家族も失うことになったということ。これまでフランクが行ってきたのは魂を失って入れ物だけになってしまったミザリーの精神を取り戻すことだったという。
結果として数千人の命が消え、都市一つがほぼ機能停止に陥った訳だから、とんでもない親子喧嘩ではある。 |
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1話 |
闇カジノで大儲けしている異世界犯罪者集団ギャングラーのルレッタ・ゲロウの前に現れた三人組の戦隊。ギャングラーの保有するルパン・コレクションを全部取り返すと宣言した三人は圧倒的力でお宝を奪い去ってしまう。一方、その三人組を追う別な三人組の戦隊がいた。二つの戦隊ルパンレンジャーとポリスレンジャーの戦いの幕が切って落とされる。
敵はルレッタ・ゲロウ。闇カジノのオーナーで、ルパン・コレクションの「転がる賽のように」(Comme un cube qui roule)を保有し、ボロ儲けをしている。冒頭でルパンレンジャーによって倒され、コレクションも奪われてしまった。そしてガラット・ナーゴ。テロリストで私に火をつけて(Allume-moi)を保有し、火を付けまくっていた。
新しく始まった戦隊は、並び立つ二つの戦隊がぶつかり合うという異色展開。これまでの戦隊ものとは全く異なる展開を見せる。
<ルパンレンジャーのレッドである魁利は声も顔も幼すぎて現時点では「快盗」っぽくは見えないが、回が進めば変わるかな?
パトレンジャーの圭一郎が着込んでいるのはカーキー色のトレンチコートだった。ちょっと嫌味すぎない?
使われている音楽がルパンレンジャーの方はルパン三世、パトレンジャーの方は「太陽にほえろ」っぽい。これもちょっと嫌味っぽいな。観てて恥ずかしいからもうちょっとオマージュは抑えてほしい。> |
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RAH リアルアクションヒーローズ GENESIS 仮面ライダーアマゾンネオ |
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12 |
読書 |
獅子の門7 鬼神編
武林館主催の総合格闘技トーナメントが始まった。試合は波乱含みで継続不能者が続発し、リザーブ枠だった鳴海俊男と鹿久間源にも出番が回ってくる。その勝負の行方は。そして因縁の対決となる羽柴彦六と久我重明の野試合がついに始まる。
いきなりの最終巻と言った風情。続ける気があればいくらでも続けられる作品のため、ちょっとあっけないというか残念というか。もうちょっと読んでいたかった気分。
本作は要するに羽柴対久我のマッチが成立した時点でどこで終わっても良い作品なので、著者が切り上げどきと思った時点で終われて良かったのかも知れない。
それで二人の決着だが、読んだ時点では「え?これで終わり?」と思ったが、読んでほんの少し時間が経つと、この決着にとても納得がいった。
これを通して著者が描きたかったのは、「戦う」ということは武道家にとって一種の憑きもののようなもので、勝ち続けると言う事は負けた人間の宿業を背負っていくことになる。だから、満足のいく形でそれをどう断ち切るかということかと思われる。著者は元々この決着に持って行きたいがために本作を描いたのかもしれない。 |
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22話 |
北都と東都の戦争は仮面ライダー同士の一対一の決闘によって勝敗を決することとなった。東都代表として出場した戦兎は一海の仮面ライダーグリスと戦う。次々とフォームチェンジを繰り返し、グリスを翻弄するビルドだが…
敵は仮面ライダーグリス。
ビルドとグリスによる仮面ライダー同士の一対一の決闘が描かれていく。現時点で10のベストマッチ形態になれるビルドだが、たった一つの形態しか持たないグリスに追いつめられてしまう。前回のラストの特訓はそのいくつもの形態に慣れるためだけの特訓だったようで、これではグリスには到底かなわなかった。
これまでの作品だと、新しい携帯を出すと強さが際立つが、この作品に関しては新形態もたいして強くないというのが面白い。結局自らも消耗させるハザードトリガーという奥の手を使わずにはいられなくなる。
これを言うのは不謹慎なんだが、ビルドにとってのハザードトリガーとは依存症のようなもののようだ。使いたくはないが、使わずにはいられない。使ってしまうとどんどん消耗する…ヒーロー作品でここまでやったのは初めてだろう。
そしてそれを防ぐことが出来るのはもう一人の仮面ライダーである龍我で、命を賭けることによってやっとその暴走を止める事が出来た。バディものとして、大変重要な回にはなっている。ただし、精神医学的に言うなら、これは共依存というものになる。
そもそも仮面ライダークローズチャージの暴走を押さえるために使っていたハザードトリガーが、逆にそのクローズチャージによって暴走を止められるという皮肉な結果となってしまった。
一方物語の情勢として、全軍を東都に向かわせていた北都政府の留守を狙って西都が侵略し、あっというまに制圧してしまった。西都も又新しい仮面ライダーを投入してきたが、それら全部石動の手の内のようでもある。 |
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Fate/EXTRA Last Encore |
<A> |
<楽> |
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10 |
映画 |
スリーメン&ベビー(1987) |
ニューヨークでシャアハウスで気楽に暮らすピーター(セレック)、ジャック(ダンソン)、マイケル(グッテンバーグ)という三人の男たち。仕事も夜の生活も絶好調の三人だが、ある日マンションの前で赤ん坊が捨てられていた。そこにあるメッセージカードには三人と関係を持っていたシルヴィアの名前があった。この赤ん坊が三人のうち誰かの子であると推測した三人は、この子を育てねばならなくなるのだが…
1985年のフランス映画『赤ちゃんに乾杯!』のハリウッドリメイク。ロングランヒットを果たし、1987年全米興行成績4位。1988年全米興行成績6位。
80年代中頃にはフランス映画のハリウッドリメイクが流行ったが、その中で最も成功したのが本作となる。
そしてその監督に選ばれたのがミスター・スポックことレナード・ニモイである。
出来を言うならば、オリジナル版がきちんとアメリカナイズされている感じで、雰囲気や引用などもうまく翻訳できていると思う。
フランス映画をハリウッドでリメイクすると失敗する事が多い。オリジナルの監督を連れてくると、単にセットが豪華になっただけの同じ話になってしまうし、さりとてアメリカ人監督にリメイクさせると翻訳を失敗して眼の当てられないものになることも多い。
その理由はいくつも考えられるが、それはフランス映画の恋愛観とアメリカ映画の恋愛観が異なるからだと思える。
女好きな男という意味ではフランスとアメリカには差がある。
言うなればそれは人として人とのつながりを求めるフランスと、“男は男らしく”生きることを目的とするアメリカと言い表すことが出来るかと思う。
具体的に言うならば、フランス映画の恋愛というのは、お互いの気持ちのつながりの方が先にあって、行為は付随するもの。手をつなぐだけで性的関係を匂わすことが出来る。一方アメリカ映画、特に80年代以前だと、お互いにマウントを取り合い、組み敷くという行為が重要になる。
よって恋愛観にギャップが生じてしまう。そのギャップを何かで埋めないと文化の違いだけが見えてしまい、話が面白くなくなる。
ニモイ監督はそこで埋めるものとして、コミカル性を高めた。テンポの良い“笑い”で埋めたのが本作の面白さと言えるだろうか。
だからアメリカ人にはあまり受け入れられないようなフリーセックスを描いていながら、ちゃんとあるべき所に着地できている本作は非常にバランスに優れている。その意味でも監督の巧さは光る作品だ。
正直、『赤ちゃんに乾杯!』であれ本作であれ、観た当時はピンとこなかったんだが、それは結局日本的価値観から出られなかったからかとも思えている。映画も数観りゃ国毎の雰囲気も見えてくる。今にして、やっと本作の面白さが分かってきた。
元はオリジナル版のコリーヌ・セローが監督する予定だったそうだが、フランスとシステムが全く異なるハリウッドのスタッフに腹を立ててしまい帰国してしまったため、アメリカ人監督を探し、コリン・ヒギンズ、マーク・ライデル、アーサー・ヒラーの三人に監督依頼がなされたが、全員に断られてしまい、そこでレナード・ニモイに話が回ってきたのだとか。
ニモイは丁度一年前に『スター・トレック4 故郷への長い道』がヒットしたこともあり、コメディなら彼という機運が高まっていたからだろう。 |
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読書 |
亜人ちゃんは語りたい3
サキュバスという体質を持つためこれまで恋愛から自らを遠ざけ続けていた佐藤先生。だが高橋先生への気持ちが抑えられなくなってきていた。そんなオトナの事情も分からないまま、いつも高橋にまとわりつく高校生亜人の三少女達。相変わらず賑やかな日常を描く。
2巻時点で町と佐藤先生の二人が高橋に恋愛感情を持っている事が分かったが、それが少しだけ押し進められたようなパターン。別段二人がライバル関係というわけでもないので、緩やかな日常が流れるだけの話ではあるのだが、その何気ない日常がとても心地よく読める。
ちょっと風変わりな設定とキャラの日常風景を読むのが結構好き。 |
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仁義なき戦い Blu-ray COLLECTION |
BR |
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欲しい! |
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09 |
映画 |
スローモーションが印象的な映画 |
レザボア・ドッグス |
天才マックスの世界 |
マトリックス |
レイジング・ブル |
ロイヤル・テネンバウム |
ワイルドバンチ |
ロスト・ハイウェイ |
フープ・ドリームス |
2001年宇宙の旅 |
300 |
フェリスはある朝突然に |
ウォッチメン |
ゾンビランド |
シャーロック・ホームズ(2009) |
アンタッチャブル |
テルマ・アンド・ルイーズ |
ユージュアル・サスペクツ |
炎のランナー |
フェイス/オフ |
ティーン・ウルフ |
20 Coolest Slow Motion Scenes |
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48話 |
多量のプラネジュームを吸収し最終形態となったドン・アルマゲに全力で攻撃を仕掛けるキュウレンジャー。圧倒的な力にやられっぱなしのキュウレンジャーだが…
敵はドン・アルマゲ最終形態。
最終対決。最後にドン・アルマゲの生まれとその目的が明らかになった。全宇宙の絶望から生まれ、この宇宙を絶望に染めようとするというもの。
それに対し、運は自分で呼び込むものだとするラッキーの呼び声に、ドン・アルマゲに取り込まれた人々の意識が呼応してその力を減じさせ、そこから一気にたたみ込む形となる。
今回はほとんどが戦いのみで、大変見所は多い。ただ、何度も言うが、ストーリー自体は単純化されるため、意識は盛り上がっても頭は冷える。
結果としてキュウレンジャーは全員生還。ラストで2年後のみんなが描かれる。
スティンガーはオリオン号の司令となり、ラプターと小太郎がそのサポート。
スパーダはレストラン経営。
ツルギは再び宇宙連邦大統領に就任。
チャンプはロボレスチャンピオン。
ショウ・ロンポーはリベリオン総司令。
ハミィは大学生。
バランスとナーガはBN団を再結成。
ラッキーとガルは宇宙を股にかけた冒険の旅。それぞれに楽しそうなのが良かった。
恒例のラストのハイタッチは二人のレッドが出てきて三人でハイタッチしていた。
<二年後の話に登場した小太郎は全然成長してない。子どもを使う場合の危険なところだ。> |
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07 |
映画 |
キングスマン:ゴールデン・サークル(2017) |
ヴァレンタイン事件から一年。キングスマンのエース“ギャラハッド”となったエグジー(エガートン)は、ある日キングスマン候補生を脱落したチャーリーの襲撃を受ける。その背後関係を調べるキングスマンだったが、既に全ての基地とメンバーを知られてしまい、ミサイル攻撃を受けてキングスマンは壊滅してしまう。たまたまスウェーデンに行っており難を逃れたエグジーは生き残ったマーリン(ストロング)と共に、「最後の審判の日」の指令の入った金庫を開けるのだが、そこにあったのは一本の酒瓶だけだった。
『キングスマン』の一年後を描く続編。
冒頭部分はとても面白かった。ヴェテランエージェントとなったはずのエグジーが、肝心なところは相棒のロキシーの助けがないと巧く立ち回ることが出来ないとか、相変わらず脇が甘く、任務中のイギリス紳士っぽい無表情さと、素に戻った時の砕けた表情のギャップが良い。エージェントっぽさがないところで魅力たっぷり。
そのため、オープニングから20分ほどは楽しく観ることが出来た。
しかしその後、キングスマンの壊滅後は残念ながら、本当につまらない。
本作でやるべき事は、並び立つ諜報組織としてキングスマンとステーツマンが競うという方向性だったはずである。
視聴者の側からして観たかったのは、典型的なジョンブルとヤンキーが伝統的文化的な武器を駆使して、時に競い、時に共闘するというシーンが目白押しの話だった。
少なくとも予告編を見た時は、まさにそう言う作品だろうと思っていた。ところが実際にはう外連味あるシーンはトレーラーで使われたところがほとんど全て。
残されたのは、何故か生きていたハリーと共にアメリカの諜報組織に身を寄せ、こっそりとスパイ活動を続けるエグジーの姿だけだった。ストーリーにもほとんどひねりがない。
どこぞの国の大統領を非難する描写だけで満足してしまった?
少なくとも、前作が007を巧く揶揄してたんだが、今回は出来損ないのパロディにしか見えない。
これだけのキャスティングをしておいて肩すかしも良いところである。ロキシーを早々に退場させるのはやっぱり止めた方が良かったし、ハリーの復活が物語展開にほとんど意味を持たないのも痛い。
ヴォーン監督は私が最も期待する若手監督なんだから、もっとはじけたものを作って欲しかったもんだ。 |
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読書 |
ムーミン谷の十一月 ムーミン童話全集8
ムーミン達がルスをしている丁度その時、ムーミン谷を目指す何組かの者たちがいた。ミムラ、スナフキン、ホムサ、ヘムレン、スクレッタ。理由はそれぞれ異なるが、ムーミン一家と会うために谷に来たのだが、結局ムーミン達には会えずじまい。さしあたってムーミン一家が帰るまで待つことにした面々は奇妙な共同生活を始めるのだが…
ちゃんと書いていないが、前作で孤島に行ってしまったムーミン一家のいないムーミン谷を舞台にした話で、ムーミン一家が一切登場しないという不思議な話になった。
ここではそれぞれ問題を抱え、その解決のためにムーミン一家を頼ってきた面々が描かれていくのだが、気がつくと、全員自分で問題を解決してしまっている。その辺で教訓話のように捕らえることも出来るだろう。 |
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06 |
読書 |
鉄人28号 原作完全版 15
日本を襲った巨大アリの群れは某国の核実験によって引き起こされたことが分かり、本国での駆除が出来、日本に上陸したものも鉄人の活躍によって事なきを得た。しかし、その背後で再びS国が鉄人を狙い暗躍を開始していた。鉄人そっくりのロボットを作り、それをすり替えることで混乱を引き起こそうとするのだが…
結果として巨大アリの話は無理矢理話を畳んでしまった感じ。『放射能X』みたいで面白かったんだが、著者の頭の中でストーリーが広がらなかったんだろうか?
そして続くニセ鉄人の話で、かつてニコポンスキーを操っていたS国が再登場。今度は鉄人の偽物を作り、本物を強奪しようという話だが、ちょっと設定的に無理がある気がする。いずれにせよ、これまでいくつかの鉄人を超えるロボットは出てきていたが、相変わらず鉄人は強いと言う事を示したのだろう。 |
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21話 |
暴走した龍我のクローズチャージを止めるために戦兎は禁断のハザードボタンを発動する。なんとかクローズチャージは止めたものの、今度はビルドの方が暴走してスタッグハザードスマッシュを消し去ってしまった。初めて本当に人を殺してしまったことでショックを受け、抜け殻のようになってしまった戦兎だが…
敵は仮面ライダーグリスと三羽ガラス。スタッグハザードスマッシュが消えた。
「ミイラ取りがミイラになる」ということを地でやってしまった話となった。倒されたら死というパワーアップに自らを追い込んだ三羽ガラスのためということもあるが、仮面ライダーとなる主人公が人を殺すのは極めて珍しい。
それでイップスになってしまう訳だが、これまでの自信たっぷりのオレサマキャラはどこへやら、痛々しいほどの落ち込みぶりだった。一方ではその契機を作ってしまったことで龍我も落ち込んでしまう。結果として、主人公キャラの二人が一緒に落ち込んでしまった。
物語はそこから北都と東都の代表戦で勝負を決めるということになるが、そこで代表に選ばれたのは戦兎。戦わなければ犠牲者はどんどん増える一方と言われ、渋々戦う事になるのだが、 |
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03 |
映画 |
アマゾンプライム |
第1位 |
エクス・マキナ |
第2位 |
ボーダーライン |
第3位 |
キャロル |
第4位 |
エンド・オブ・ウォッチ |
第5位 |
人生はローリングストーン |
第6位 |
イット・フォローズ |
第7位 |
インターステラー |
第8位 |
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン |
第9位 |
ミスト |
第10位 |
トマホーク ガンマンvs食人族 |
第11位 |
アンダー・ザ・スキン 種の捕食 |
第12位 |
シンディにおまかせ |
第13位 |
グッドナイト・マミー |
第14位 |
アタック・ザ・ブロック |
第15位 |
オール・ユー・ニード・イズ・キル |
第16位 |
ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ |
第17位 |
Mr.ホームズ 名探偵最後の事件 |
第18位 |
ゼロ・グラヴィティ |
第19位 |
トレーニング・デイ |
第20位 |
Say When(2014) |
第21位 |
マン・オブ・スティール |
第22位 |
モンスター 変身する美女 |
第23位 |
パディントン |
第24位 |
マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり |
第25位 |
アメリカン・ドリーマー 理想の代償 |
The 25 best movies on Amazon Prime |
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47話 |
ツルギに取り憑いたドン・アルマゲは、99時間でチキュウのプラネジュームを全て吸収してしまうという。完全体となって宇宙を滅ぼすまでの間にドン・アルマゲを倒さねばならない。しかしそれはツルギを殺すと言うこととなってしまうため、悩むキュウレンジャー。そんな時、ラッキーは手があるとみんなに言うのだが…
敵はドン・アルマゲ。ツルギの肉体を使ったことで、鳳凰の翼を持った姿になっている。
今回の作戦とは、即ちドン・アルマゲに吸収されてしまったツルギと、プラネジュームになってドン・アルマゲのパワーになってしまったショウ・ロンポーを助け出すこと。そこでラッキーの取った作戦とは、一度全員敗北させ、ドン・アルマゲに吸収させた上で、ドン・アルマゲの内部でキュータマを発動させるという無茶なものだった。
それでちゃんと作戦は成功するものの、過程で一人一人死んでいく姿は、まるで最盛期のジャンプネタっぽい。時間にしては短いが、それぞれ感動的な演出を作ろうとしている姿勢は買おう。
次週はいよいよ最終回。全員揃ったキュウレンジャーが一丸となって突っ込んでいった。
<これは決してツッコミではないが、一度死んだ人間がほんの僅かな間で全員生還すると少々興ざめ。> |
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02 |
読書 |
旅猫リポート
誇り高い野良猫の“僕”は交通事故に遭ってしまった。病院に連れて行ってくれ、介抱までしてくれたサトルという男の家に不承不承住んでやることにしたのだが、サトルは“僕”に勝手にナナという名前を付け、しかも“僕”を人にやってしまおうとしていることが分かった。古い知り合いを訪ね、日本中を旅するサトルに嫌々ながらつきあってやる“僕”だが…
キャラが次々にザッピングしていくために読みにくいのと、難病ものと動物という泣かす気満々のコンビネーションが大変嫌味な作品。
で、著者の手の内で転がされる自分が確かにいるのも確かだったりする。どんなベタでもやっぱり動物ものは涙腺刺激される。 |
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20話 |
戦兎の前に現れた石動は「禁断のアイテム」としてハザードトリガーを手渡す。これによってビルドはパワーアップするが、使いすぎると自我を失うと言う。そんな時、ボトルを保管している考古学博物館が一海と三羽ガラスによって襲われた。
敵は仮面ライダーグリスと三羽ガラス。そしてナイトローグ。
5話前にスパークリングフォームという新装備を手にしたばかりなのに、更に強力なハザードフォームという新フォームが現れた。
そのフォームは基本的に敵を倒すのではなく、戦いの本能が暴走したクローズチャージを止めるためだけに使うことになったが、それは結局の話、ビルドとクローズは相互補完の間柄になると言う事。戦兎と龍我の友情がはっきりとしてきたと言う事でもある。一方、そんな二人の成長を見まもる石動の目的は未だに不明。
北都と東都の戦争は急展開。
まず幻徳は防衛の名目で北都への進軍を命令する。その先頭に立つのは、龍我の仮面ライダークローズだった。龍我は自分がこの戦争を引き起こしたことに責任を感じ、自分一人で決着を付けるためにその提案を呑む。
だが北都襲撃を指示した幻徳は、父の氷室泰山が復帰したために失脚。パンドラボックスを持ち去ろうとしたがビルドに防がれ、一人逃亡してしまった。 |
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