|
31 |
読書 |
巨娘5
池袋での鳥吉四号店を繁盛させてるジョーが焼き鳥屋を経営しつつ、様々な問題を力尽くで解決する無双作品。
本巻が最終巻となるそうだが、全くいつもと変わらない終わり方だった。面白いのは面白いけど、やってることは基本的に焼き鳥屋の話ばかりでちょっと単調かな?伊豆旅行の話もあったけど、これもちょっと中途半端。しばらく充電期間をおいてまたとんでもなく面白い続きを期待したい。 |
|
|
|
|
|
|
A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー |
<A> |
<楽> |
|
|
|
無敵鋼人ダイターン3 Blu-ray BOX |
<A> |
<楽> |
|
|
|
|
|
28 |
読書 |
ビッグ・ドライバー
探偵小説家としてそこそこ名の売れているテスは隣の州の図書館からの依頼で講演を行った。その帰り道で事故に遭い、それを待ち構えていた大男にレイプされてしまう。命の危機から生還したテスはショックでしばし何もできないままだったが…
中編集“Full, Dark, No, Star.”からの一本。スーパーナチュラルが一切ないが、ものすごい迫力の作品で、読んでるだけで痛い。更に言えば暗い快感を同時に与えてくれる。かなり面白い。 |
|
|
|
|
|
49話 |
2068年の世界でツクヨミが仮面ライダーツクヨミとして覚醒したが、ツクヨミは他のライダーの時を止め、スウォルツへの服従を誓った。
敵はスウォルツ。
門矢士の作戦というのはツクヨミを仮面ライダーにすると言う事。実はスウォルツとツクヨミの世界の崩壊はこの世界に仮面ライダーがいなかったからで、ツクヨミが仮面ライダーになったことで世界は救われたはずなのだが、全ての次元が一つに収束していくのは止められてない。本来ツクヨミが新しい世界を作り、そこにこの次元の人たちを全て集めることで全ては解決される予定だったが、物理的に全員を新しい世界に連れて行くことは出来ない。そのためにツクヨミは逆に自分とスウォルツの存在を消し、ジオウに二つの世界を治めてもらうことで全ての時空を救おうとした。
一方アナザーディケイドとの戦いで最後の覚醒の時を迎え、ついにオーマジオウとなった。スウォルツはその力も手に入れようとするのだが、それはあまりに強大すぎ、結局は自滅していく。
ソウゴを守るためにゲイツが、次元を破壊する事でツクヨミが消滅。たった一人ソウゴだけが残された。その悲しみに耐えかね、ソウゴは王となることを拒否。新しい世界を創造してスウォルツを除いた全ての仲間を蘇らせた。
これは恐らくいくつもある選択の一つ。全てが破壊された後で王として君臨することを選んだのがオーマジオウだったが、ここでのソウゴは王となることを一度諦め、全てを創造し直すことを選ぶ。これからソウゴは再びオウマジオウとなる道を選ぶのか、それとも全く違う道を選ぶのかは不明とのこと。
<アナザーディケイドが呼び出したのはそれぞれの仮面ライダー作品の最後の敵となったライダーたち。それらを全部一撃で倒すというのはやりすぎ?
ソウゴは新しい世界を創造するのだが、それは一度傷ついたこの世界を全て破壊する事。つまり星一つどころか宇宙を一度消し去ってしまった。これまでの仮面ライダーどころか全てのキャラで最も大量殺人を行ったキャラになってしまった。> |
|
|
|
|
25 |
映画 |
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲(2019) |
月に建国された第三帝国と地球との戦争は程なくして全面核戦争へと発展し、地上は完全な死の世界になってしまった。僅かに生き残った人類は第三帝国が滅びた後の月基地で細々と暮らしてきたが、既に食料も技術も底を尽きかけ、人類滅亡までほんの僅かとなってしまった。そんな時、唯一の技術者であるオビ(ロッシ)は、月で死んだはずのウォルフガング・コーツフライシュ総統(キア)が生き残っている事実を目にする。ウォルフガングは実は地球の地下には空洞があり、そこに人類を救うエネルギーが残されていることを告げる。最後の望みを掛け、オビは仲間達と共に地球へと向かうのだが…
七年前にほぼ単館で上映されたアイアン・スカイ。月からナチスが攻めてくると言う、それだけで分かる人には分かるトンデモネタを見事なコメディに仕上げていた。
ただ、良質なコメディとは聞いていたものの、劇場での視聴はできずにビデオでの拝見となったが、その無茶苦茶ぶりに大いに楽しませていただいた。とにかく笑いとトンデモ設定具合が絶妙。
それから七年。その続編が出ると言うことで、今度は劇場に観に行くことができたが、これはもう大失敗作。方向性を間違えたとしか思えない。
とんでもっぷりは前作譲りだが、とりあえず歴史上の有名人出しておけば良いだろうという投げやりっぷりで必然性がなく、ビジュアル的には映える恐竜に乗ったヒトラーもただ出しただけ。
全般的に言ってB級にすらなってない作品なんだが、逆によく一作目をあんなに面白く仕上げられたもんだと、変な意味で感心したりもした。
強いて本作の良いところを言えば、今や聖人扱いされてるスティーブ・ジョブスを“聖人”としてこき下ろしているところと、極端に少なくなった人類にとっては、人種や性癖などを全部ひっくるめて守らねばならないというリベラリズムに溢れてたことくらいか? |
|
|
|
2話 |
死者の書を奪って逃走したルビーは運転中に赤ん坊を産み落とした。一方、アッシュは初めて知った娘の存在に戸惑うばかり。そんな中、再び悪霊が次々と襲ってくる。
基本的には突然出てきた娘に戸惑うアッシュの姿を描く話だが、娘に話しているのが母親とのグッチャングッチャンのメイクラブの出来事だった。最低の親父の姿だ。
アッシュは精子バンクにいろいろ預けているらしいが、それで自分の他に何人かいないか調べてた。そこにやってきた悪霊と戦う事になるが、グラビア雑誌から手が出てきてアッシュの首を絞めるとか、なんか懐かしい描写が。バックに流れる音楽がテイク・オン・ミーというのが懐かしいというか、妙な気分にさせてくれる。
死霊と戦う一族の男ダルトンと付き合うことになったケリーと、未だ悪霊が身体に棲んでるパブロと、二人それぞれが新しい戦いが始まっている。
2ndでは子どもを産んで弱体化したルビーだが、今回はどうだろうか?内臓引きずりながら歩いてたから、一応不死のままっぽいし、2ndのスポーンとは異なり、普通の赤ん坊っぽい。
<ルビーが生み出した赤ん坊が人を襲うシーンはまんま『悪魔の赤ちゃん』だった。
医院というか、何故か精子バンクにやってきたアッシュと女医の会話。「お父さんは?」「まだ死んでます」…なんだこの狂った会話は。> |
|
|
|
|
23 |
映画 |
ニンジャバットマン(2018) |
ゴッサム・シティでゴリラ・グロットが何らかの発明をし、その実検を行おうとしていることを嗅ぎつけたバットマンは相棒のロビンと共にゴリラ・グロットの研究室を急襲する。だが二人の観ている前で装置は発動してしまい、気絶してしまった。目が覚めたバットマンの前には、見慣れぬ光景が広がるのだが、それはなんと中世の日本の姿だった。更にそこで既にジョーカーをはじめとするヴィランたちが数年前から活動しており、それぞれが大名になっていたことに気づかされる。そしてヴィランたちはバットマンを亡き者にしようと用意して待っていた。
DCコミックの二大シリーズの一つ「バットマン」は漫画の枠から飛び出て様々なメディアになっている。定期的に実写映画も作られているが、ビデオリリースであればアニメーションも作られて続けている。
そんな中、完全新作のアニメが日本で作られることになった。
内容は、なんと日本の戦国時代を舞台に、バットマンを中心としたヒーローとヴィランが入り交じって戦うと言う内容。いろんな意味で偏った内容になりそうな作品だった。
それで作られた本作は、確かに相当偏ってた。時代考証が無茶苦茶なのは別に構わないとして、ぶっ飛んだセンスとキャラのとんがり具合が実に良い。特にキャラはまるで歌舞伎役者のように見得を切って戦う様が妙にはまっている。演出に関しては独特のセンスが光る話になってた。
尺が短い分、活躍出来るキャラをかなり限定してストーリー性を保持していたのは正しい。ただ、せっかくこんなに濃いキャラが多数登場するのだから、出来ればテレビシリーズにしてじっくり一人一人を描いて欲しかった。 |
|
|
読書 |
吾妻鏡 下
頼朝によって鎌倉に幕府が建てられたが、その頼朝の死によって幕府は混乱を起こす。必死に幕府の立て直しを図るのは若き実朝だった。病に倒れ、疱瘡に悩まされながらも、大好きな万葉集の研究と詩を詠むことと、幕府を支えようとしていた。
平家物語から太平記につながるまでの物語で、実朝を中心に描かれているが、その後の北条による執権政治から幕府崩壊に至るまでが一通り語られている。この辺はあまり学ぶ機会が無いので、結構新鮮な思いで読めたが、登場人物が分からないと言う根本的な問題。この辺読み直しが必要かな? |
|
|
|
|
|
|
フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN(ウルトラマン) ULTRAMAN SUIT Ver7.3(FULLY ARMED) |
|
|
|
|
22 |
読書 |
深夜の市長
昼は司法官見習いとして、そして夜は探偵小説家黄谷青二として活動している“私”浅間信太郎は小説のネタ探しに毎晩行っている深夜徘徊中に殺人事件に遭遇してしまう。危うく犯人にされそうになった“私”を救ってくれたのは“深夜の市長”を名乗る謎の老人だった。多くの人たちに慕われる“市長”と共に素人探偵としてこの殺人事件の真相を探るが…
SFのような推理小説のような不思議な雰囲気を持った作品。なんでも著者の長編デビュー作だそうだが、なるほど最初からこんな感じだったんだな。和製スチームパンクっぽい。 |
|
|
|
|
|
22話 |
マスターピンクにより紹介された狭間の住民セトーにより、生者が消え、死者が蘇る今の事態はネクロマンサーマイナソーの仕業であると告げられたリュウソウジャーは現れたネクロマンサーマイナソーと戦うが、町の人を助けようとしたコウは狭間の世界に取り込まれてしまう。そこにはこれまでリュウソウジャーが倒したマイナソーやタンクジョウがいる世界だった。
敵はネクロマンサーマイナソー。生者のエネルギーを死者に与える事が出来るマイナソーで、実は死んだはずのマスターピンクから生まれてしまった。そしてタンクジョウ。ネクロマンサーマイナソーがいる限り何度でも蘇る。
死者と生者を入れ替える敵との戦いを通し、命のあり方を示す話。二話続けてやる話ではなく、叙情的にすればするほど話が上滑りしてしまったのが残念な話だった。
新しい力となるシャインラプターとシャドーラプターと合体することで、キシリュウオーコスモラプターが現れた。
前回ラストで登場したセトーが龍井尚久そっくりだったが、セトーが尚久に憑依したからだと説明された。あっけなさすぎる。シャインラプターとシャドーラプターの説明するために現れたはずだが、マスターピンクがほとんど喋ってるし、物語の展開で全部分かるため、出てくる必要はなかった気がする。多分今回は顔見せで、これから関わってくるのだろう。
あとタンクジョウの復活を一番喜んでたクレオンだが、ワイズルーと良いコンビッぷりを見せてもいた。主人公のリュウソウジャーが今ひとつ個性ないため、こっちの方が面白い。
<ネクロマンサーマイナソーは死者であるマスターピンクから生まれたそうだが、それはつまりクレオンが死者の国に行くことが出来るということ?そんな描写はこれまで無かったが、クレオン以外にもマイナソーを作れるキャラがいるのか、それともクレオンには秘められた力があるのかは不明。何も考えてない可能性が高いけど。> |
|
|
|
|
20 |
|
|
7話 |
ネットアイドルの天王寺藍という女性から地図にも載ってない太古の伝説の眠る九頭竜村を一緒に調べて欲しいという依頼が舞い込んだ。カナは藍とプロデューサー肥後にホマレとヒロユキを護衛につけ、同行するように言うのだが…
敵は悪夢魔獣ナイトファング。九頭竜村に封印されていた魔獣。皆既日食の日に封印を解くことで復活する。
タイトルから「ウルトラセブン」11話との関連があるのかないのか微妙な話。出てくるのもワイルド星人ではなく、フック星人とババルウ星人。
伝奇物っぽく作られた怪奇もので雰囲気としては「怪奇大作戦」っぽい。ヒーローがわがままアイドルに振り回されるという話は昔井上敏樹が得意としてたし、今も戦隊ものでは時々やるがウルトラマンシリーズでは初めてかも。いろいろ詰め込もうとして全部中途半端になってしまった感はあり。更に一話に収まらず、オチは翌週に持ち越し。
九頭竜村という名前は割と伝奇ものでは定番の名前だが(クトゥルー神話との関連で)、特撮では初めてだったかも。そういえばナイトファングの造形も軟体動物っぽいな。
<心霊系のユーチューバーが登場。よく分からないけど、今はこんなことまでやってるんだろうか?
ナイトファングって、古代日本で封印されていたくせに随分モダンなネーミングだな。> |
|
|
|
|
19 |
読書 |
血界戦線 Back 2 Back 3
ひとたび起動すれば世界を確実に破壊してしまうと言う終天圧縮時計が厳重に保管されていた警察の保管庫から盗まれた。その調査にかり出されるライブラだが、そこにあらゆるものを斬る次元刀を持った次元怪盗ヴェネーノが邪魔をするように現れる。
一巻まるごと使って終天圧縮時計にまつわる話。このアイテム自体が発動すれば世界を滅ぼすという代物だが、それが42種類もあるものの一つだとか。だれがそれを盗んだのかという謎と、過去何度か登場した怪盗ヴェネーノの仮面の下にまつわる話。
相変わらずのハイテンションだが、コマ内の情報量の高さは相変わらずで、一通り読んだだけではわからず。じっくり読み返すとなるほどと思う訳だが。 |
|
|
|
|
|
48話 |
2058年の世界。スウォルツはこの世界を守るため、一度全ての次元を融合させ、全ての時空を破壊しようとする。そのため時空の融合が起こり、全ての世界が一つの世界に収束していく。このままでは全ての世界が破壊されてしまうと危機感を募らすソウゴは、オーマジオウを倒す事で全てをリセットしようとする。
敵はオーマジオウ。ジオウはグランドジオウではなくジオウトリニティで戦っていた。
ソウゴはスウォルツによって選ばれたが、それは単にライダーウォッチを全て集めるだけでなく、他の時空を引き寄せて一つの世界にまとめるためでもあった。心ならずも、これまでの全ての戦いはスウォルツを手助けするためにあった。そしてオーマジオウの力とは時空を破壊する力。スウォルツがこれまで行ってきたことはオーマジオウを作りだし、それに時空を破壊させるため。
そこでソウゴはオーマジオウを殺して全てを終わらせようとするが、それは自殺と同じ事。オーマジオウに自分を殺させることで全てを終わらせようとしたのだが、オーマジオウにそれはばれており、戦いも本気では行ってない。
盛り上がり方は結構凄いのだが、超理論が次々出てくる。話があまりに飛びすぎてついていけない。なんか「仮面ライダーディケイド」の終わり近くの話っぽい。言い換えればカオス状態。
<ソウゴが2068年に行くのはこれが三度目。過去の自分自身の行いを知っているオーマジオウは、三度目に現れたソウゴに驚いていた。それは良いんだが、今回ソウゴが現れたのはゲイツが過去に飛ぶ前の時。つまりオーマジオウにとってはこれが最初の出会いになるはず。この言葉はおかしい。
2068年のジオウがトリニティウォッチを使ったら2019年のゲイツとウォズが時空を超えて2068年にやってきた。無茶苦茶だな。
困ったことにオーマジオウの声を聞いてるとどうしても霞のジョーを思い浮かべてしまうので、この起用はなんとかならなかっただろうか?> |
|
|
|
|
MPC スペース1999 イーグル2 トランスポーター |
|
|
|
|
18 |
映画 |
ドラゴンボール超 ブロリー(2018) |
かつてフリーザ軍の手によって滅んだ惑星ベジータの生き残りは王子であるベジータと、たまたま赤ん坊の時代に地球に送り込まれていたカカロットという子どもだけだった。二人は成長し、地球で出会ってお互いに切磋琢磨して、現在は破壊神ビルスの元で修行の日々を送っていた。だが実はもう一人生き残った戦士が存在した。偶然からその事を知ったフリーザは余興でそのサイヤ人ブロリーを地球へと送り込むのだった。
アニメ版「ドラゴンボール」は原作とは違った進化をしている。一つには原作が終わっても「ドラゴンボールGT」、「ドラゴンボール超」という続編が作られ続けていることが一番の特徴だが、もう一つ大きく異なるのは、劇場版の存在がある。
旧シリーズでの劇場版は特殊な位置づけにあって、テレビ版本編と並行していつつ、本編には関わらないものになってるのだが、製作本数が増えると、映画独自の物語が始まるようになっていった。
漫画版ともTV版とも異なる映画版の展開は、特定の強い敵との戦いになっていく。
シリーズにまたがって登場した敵は二人。一人はドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強(1991)とドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(1992)に登場するクウラ。そしてドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人(1992)、ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない(1994)、ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ(1994)の三作に渡って登場するブロリー。
クウラであれブロリーであれ、原作にもTV版にも登場はしないが、それぞれが悟空らと関わりを持つ存在で、映画独自の物語の中で存在感を見せていたものだ。
特にブロリーに関しては旧シリーズではすべてをひっくるめて最強と言われるほどのキャラで、結構好きな人も多い。
そんなブロリーが復活すると言うことで、胸を熱くしていた人もいたことだろう。しかし一方で、元の漫画にもTVアニメでも登場しないブロリーをどのような形で出すのかという興味を持った人も多かったと思う。
結果として、ブロリーは極限バトル!!三大超サイヤ人とほぼ同じ経路を辿り、全くの新キャラとして登場することになった。
最初はただのサイヤ人として登場し、戦いによってパワーアップを繰り返し、ついには悟空やベジータさえも越えるというのは敵ながら天晴れとも言える。それだけの強力な敵を前にしたからこそ、悟空とベジータの合体という見せ場も作れた。
それもあって、とても派手な物語展開だったし、戦いの一つ一つがちゃんと見所あるように作られてる。特にCGをかなり上手く使いこなせているので見応え充分と言ったところだろう。
難点は二点。
一つはブロリーの戦いを重視するあまり、物語がものすごく単純になってしまったこと。一時間半もあるのに実質の物語は30分ものにも劣る。新シリーズの映画版『DRAGON BALL Z 神と神』(2013)および『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015)はTV用にリブートされて5時間くらいの物語に出来たが、これは逆に短くなるくらい。
そしてもう一点が、悟空とベジータがこれまでに強くなりすぎていたということ。テレビシリーズでは二人は既にこの次元での最強の存在破壊神ビルスに次ぐ(継ぐ?)立場にあるのだが、そんな二人を凌駕する力を持つ存在が出ること自体設定上不自然極まりない。二人が十年以上もかけて到達した境地に僅か数分で到達するブロリー。単に強敵を出すためだけにそこまでやる必要は無かった気がする。
盛り上げるためやったのだろうけど、やりすぎ。もうちょっと脚本練って欲しかったな。 |
|
|
|
1話 |
エルググローブの英雄となったアッシュは念願のディスカウント・ストアを開く。順風満帆な出だしだったが、たまたまテレビを観ていたケリーは、オークションで“掘り出し物”として死者の書が出品されているのを観てしまう。それと同時にパブロの身体にも異変が…
シリーズ第3作。一応前作で悪魔は退けたはずだが、なんと“死者の書”が再び掘り出されるという事態。2ndで死んでしまったルビーの代わりにまだ子どもを産んでない絶好調時代のルビーが現れ、死者の書を使おうとしているという状態。
これまでのキャラクターは全員健在だが、新キャラとして高校生ブランディが登場。アッシュの娘とされている。その母親が現れて娘を助けろと言ってくるのだが、自分の責任を一切取ろうとしてない最低男でもある。更に娘が悪霊に取り憑かれている可能性だけで躊躇無く殺そうとか、人としてどうか?というレベル。
せっかく妻と分かったキャンディスはあっという間に殺されてしまったが、これも本作らしさだ。
<エルクグローブにいた頃の若いアッシュが登場。今のアッシュが黒いかつらと髭を付けただけってのが本作らしい。
残酷描写は相変わらずだが、デッダイトにハープを押しつけてそのまま切り裂くとかの描写はテレビではやり過ぎの部類だろう。それを全く怖そうに描かないのも本作らしさだが。> |
|
|
|
|
16 |
読書 |
振袖源太 銭形平次捕物控1
日本橋の呉服屋福屋の子ども達が次々にさらわれてしまった。偶然そのことを知った銭形平次は残された子ども達を守るために屋敷を見張るのだが、平次が見ているその前で堂々と子どもがさらわれてしまう。面目を失った平次だが…
和風「オペラ座の怪人」っぽさのあるトリック満載の話。すっきりした終わり方ではないけど、人情話として考えれば、実に日本人好みとも言えるオチだった。 |
|
|
|
|
|
21話 |
東京湾から魚が消えたり、死んだはずの人が生き返るという不可思議な現象が起こっていた。あすなの前には死んだはずのマスターピンクが現れる。一方、カナロとモサレックスは特殊な騎士竜の波動を感じていた。
敵はタンクジョウ。6話で倒されたドルイドン幹部。火花を付けたら大爆発する火山ガスをばらまく。クレオンに対しても妙に下手に出てる。
生きている生物の命を用いて死者が生き返るという話で、前後編らしくてこの一話だけではなんとも言えない。セトーという新キャラが出てくるが、何故かういの父尚久とそっくりだった。
ガイソーグは元々宇宙からの敵に対してリュウソウ族が作り出した鎧だったが、長い時を経て意思を持つようになったのだとか。
<タンクジョウの破壊跡を見て後悔の言葉を言うコウの姿があるが、これまで散々破壊しまくっていたので、今更な台詞だ。> |
|
|
|
|
アナと世界の終わり |
<A> |
<楽> |
ちょっと話題になったゾンビミュージカル |
|
|
|
|
15 |
映画 |
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019) |
サノスとアベンジャーズの最終決戦からほどなく。自分を本物のヒーローにしてくれたアイアンマン=トニー・スタークの死から未だ立ち直ることの出来ないピーター・パーカー(ホランド)は、これまでのように町の平和を守り続けていたが、その心は喪失感にさいなまれていた。そんな折、高校の修学旅行でヨーロッパに行くこととなり、恋するMJ(ゼンデイヤ)との仲を進展させようと気負う。そんな折、世界中で次々と異変が起きていた。調査に向かったニック・フューリー(ジャクソン)は、そこで怪物と戦う男と出会う。ミステリオを名乗るその男(ギレンホール)は、別な次元から敵を追ってやってきたという。そして次に怪物が現れるのは、ヨーロッパと言うことが分かるのだが…
新世紀に入ってからの三つ目のシリーズとなった新生スパイダーマンの2作目の作品。
本シリーズは前の二つのシリーズと大きく異なるのが2点ある。
一つはアベンジャーズの世界とつながっていること。実際スパイダーマン:ホームカミングではアイアンマンが客演したし、アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018)とアベンジャーズ エンドゲーム(2019)ではスパイダーマンの方が重要なキャラとして出演してる点。本作自体もアベンジャーズ エンドゲームの直後の話で、アイアンマンとキャプテン・アメリカ不在でポスト・アイアンマンとして期待されるスパイダーマンという位置づけにあるし、トニーの秘書ハッピーが重要なキャラで登場してる。しっかりMCUの一編として位置づけられていることが分かる。更に言うなら本作は昨年のスパイダーマン:スパイダーバース(2018)とも微妙な関わりを持ってるので(劇中ミステリオがこの世界のことを「アース-616」と言っていたシーンがあったが、それは漫画版のオリジナルシリーズのスパイダーマンの世界のこと。実際のこの世界はアース19999)、大きな世界観の中の一つとして、かなり奥深い作品になった。
それにヨーロッパを股にかけて名所で戦ってるのもサービス精神たっぷりで嬉しい。一つ一つの戦いが見所満載で派手目。雰囲気的には007シリーズに近い。なにか備えが必要になるとフューリーやハッピーが次々新兵器を持ってくるので、余計それっぽい雰囲気になってる。演出部分に関しては適材適所でふんだんに金かけてるので、実に見応えのあるものになってるし、盛り上げ方も上手い。
ワールドワイドのみならずディメンションワイドな作品として楽しめる。
それと前作から気になっていたことだが、ピーターの通う高校もいろんな系統の人たちがいる。ピーター自身は原作通りのWASPだが、高校の仲間も東洋系アフリカ系プエルトリコ系と豊かで、MJも南米系の顔つきで、原作では嫌味なジョックスとして描かれていたフラッシュがインド系になっていて、コミカルな性格を前面に押し出してるのが面白いし、それぞれの個性も際立ってる。
大人の恋愛を楽しんでるメイおばさんやハッピーもちゃんと見所作ってるし、ニックも他のシリーズと較べてだいぶ丸くなってたりと、脇役を含めて一人一人の個性が丁寧に描かれてるのが好感度高い。複数の個性ある恋愛模様の描写も良い具合。ヒーロー作品でこんなに脇役が目立つ作品も珍しい。
これまでのシリーズでは最も若く、自分に自信が持てないピーターの描写も良い。エンドゲーム後のアイアンマン不在の中で、スパイダーマンとしての自分への期待に押しつぶされそうになりながら、MJに対する純情を貫こうとするために非常に不安定で、自信を持ったり失ったり、全能感に包まれた次の瞬間に落ち込むとか感情の起伏がとても大きく、その若さがとても新鮮だ。結局その感情の起伏によってミステリオにコロッと騙されてしまうのも若さの描写で見事。
敵に関してだが、今回のミステリオは原作版「スパイダーマン」知ってる人だったらみんな知ってるヴィラン。本人にスーパーパワーはないが、悪知恵と大がかりなセットでスパイダーマンを何度も騙すというキャラ。総じて言えば「小悪党」で、他のヴィランと較べると見劣りする。だが心理戦のエキスパートなので、メンタルの弱っていたスパイダーマンにはぴったりの相手だったし、トニーの遺産を上手く使って大規模なテロまでやってるので、よく物語が練れている。本当にぴったりな敵だった。
スパイダーマンは未熟なヒーロー。だが未熟だからこそ見せられる物語がある。それをよく示した作品だった。 |
|
|
|
6話 |
ウルトラマンタイガを殺すために殺し屋の宇宙人ガピヤ星人アベルが地球にやってきた。だがアベルと最初に接触したのは自ら宇宙人を名乗る不思議な男だった。偶然そこを通りかかったカナは男が宇宙人に襲われていると思い込んで…
敵は宇宙ヒットマンガピヤ星人。何者からウルトラマンタイガの暗殺を依頼されて地球にやってくる。固体名はアベル。
タイトルから分かるとおり、「ウルトラセブン」44話の「円盤が来た」の続編となる。ちゃんとペロリンガ星人も登場してる。尤も時空が違うので並行世界の話になるけど。本人は自分が宇宙人だと言っていたが、実は普通の地球人。過去ペロリンガ星人と出会っていた青年らしい。並行世界のフクシンなのかな?
今回はイージスの所長佐々木カナを中心にした話。元警察だが、任務中に宇宙人がらみで悲しい事件を目撃した過去が描かれる。その記憶の中にはセミ人間の少女が登場してる。
ガピヤ星人を雇ったのはトレギアだったが、別段タイガを本当に殺そうとは思ってないようで、単純な嫌がらせらしい。追い詰められて力を増させようとしているようでもある。ちなみに性嗜好はノーマルらしいことが分かった(どうでも良い)。
今回も宇宙人とウルトラマンの戦いの近接での撮影あり。田口監督らしい。
今回登場した星の世界に行きたい人間は、見覚えあると思ってたら、「超人バロム1」の白鳥健太郎役高野浩幸だった。
<カナの記憶でセミ人間の少女が出てきたが、スカートをはいていた。宇宙共通なのか?
タイタスは登場時にボディビルのポージングしてる。意外にナルシストなのかな?そもそもウルトラマンに人間と同じ筋肉付いてることがおかしくないか?
ポージングしながらガピヤ星人の攻撃を受けるタイタス。その筋肉でボウガンをはじき返してるけど、ぷりっと向けた尻ではじき返してる。尻で敵の攻撃を受けてはじき返すなんて前代未聞だ。
フーマは敢えてガピヤ星人に刺されたと思わせておいて、背後に回って「残像だ」と言っている。既にこれだけでギャグになってる。ちなみに元ネタは「幽遊白書」の飛影。フーマの声が檜山修之だったら完璧だった。> |
|
|
|
|
セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》 |
<A> |
<楽> |
|
|
|
|
13 |
読書 |
僕のヒーローアカデミア1
人類の八割が何かしらの特殊能力を持つ近未来。その能力を悪用して犯罪を起こすヴィランに対し、世界の平和を守るためにその能力を使うヒーローも存在した。そんなヒーローに大きな憧れを抱きつつ、無能力者のレッテルを貼られなんの能力も持たない緑屋出久という中学生は、ある日ヴィランと遭遇し、最高に憧れるナンバーワンヒーローのオールマイトに助けられる。この出来事が出久の運命を大きく変えていく。
既にだいぶ巻数が進んでしまっているため、「今更」感があるが、やっと読み始め。内容の詰まり具合が凄く、とにかく熱い作品で、まさしくこれこそ「ヒーロー作品」と言った感じ。こう言うのを読みたかった。 |
|
|
|
|
|
47話 |
スウォルツにより、道を選べと強いられるソウゴ。だがその時、スカイウォールが現れ多数のスマッシュが出現して人々を襲う。ソウゴはツクヨミを連れて門矢士の元を訪れる。二人は士の力を借り、過去ツクヨミとスウォルツが住んでいたという2058年に向かう。
敵はアナザージオウII。アナザージオウIIウォッチを使って海東大樹が変身した。
スウォルツによって世界を取るかツクヨミを取るか、さもなくばオーマジオウの道を取るかと問われたソウゴだが、その決断の時はすぐそこ。
真実を求めツクヨミの元いた世界へと向かうソウゴと月夜見。そこでスウォルツの本当の目的が明らかになる。自分の世界を救うため、並行する仮面ライダーの世界を一つにまとめて全て滅ぼすとのこと。これって「仮面ライダーディケイド」と同じ設定のような?
2058年の世界では士が殺されたり生き返ったりアナザージオウIIが現れたりグランドジオウウォッチが消えたりと無茶苦茶になってる。スウォルツに力を奪われてしまった士もディケイドライドウォッチの力を使えば変身出来る。
一方、世界の破滅は始まっており、スカイウォールが現れたと思ったら重加速も起こる。過去の仮面ライダーの世界の敵が次々に現れ、その都度次々にライドウォッチが壊れていく。
「仮面ライダードライブ」の世界から魔進チェイサーが現れたが、チェイス本人が出てきていた。ついでにドライブの最終話もちょっと流れる。 |
|
|
|
劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> |
<A> |
<楽> |
|
|
|
RAH リアルアクションヒーローズ No.782 仮面ライダー旧1号 & サイクロン号 究極版セット |
|
|
|
|
12 |
映画 |
世界的な映画ヒーロー |
リズ |
食べて、祈って、恋をして |
インディ・ジョーンズ(シリーズ) |
インディ・ジョーンズ |
トゥーム・レイダー(シリーズ) |
ララ・クロフト |
ロード・オブ・ザ・リング(シリーズ) |
アラゴルン |
スター・ウォーズ(シリーズ) |
ルーク・スカイウォーカー |
007(シリーズ) |
ジェームズ・ボンド |
ジェイソン・ボーン(シリーズ) |
ジェイソン・ボーン |
ネバー・エンディング・ストーリー |
アトレイユ |
ダイ・ハード(シリーズ) |
ジョン・マクレーン |
フォレスト・ガンプ |
フォレスト・ガンプ |
ダイアン・フォシー |
愛は霧の彼方 |
ハムナプトラ(シリーズ) |
リック・オコネル |
T・E・ロレンス |
アラビアのロレンス |
マトリックス(シリーズ) |
ネオ |
Mr.インクレディブル |
エラスティガール |
15 Globetrotting Movie Heroes |
|
|
|
|
60話 |
アイスマンによって蒸発装置に入れられてしまったバットマンとロビン。装置は発動したが、間一髪非常口から逃れることが出来た。冷凍人間はアダムソン博士の発明で世界中を氷に閉じ込めようとする計画を阻止すべく立ち上がる二人。
第2期の最終話。冷凍人間との対決に決着が付く。
冷凍人間の目的は冷凍装置を用いて世界中を脅迫して世界の覇権を握ることだが、これによって世界中を均等にならすという計画は、冷戦を揶揄してるだけでなく、真の平等な世界を作るという目的もあった。広義の意味では完全な平和主義者で、まさに当時の世相を表してるようだ。
冷凍人間のペットのあざらしの名前はイソルダ。ハリエットおばさんは「古典的で良い名」と言っていた。この辺の細かい教養が良いね。
<アイザックソン博士はマイナス80度の世界でも生き残っていた。ほんとに人間か?> |
|
|
|
|
10 |
読書 |
キノの旅15
キノら3組の旅人が訪れた国々での活躍と、一人の少女の物語。「見つけてしまった国」(それぞれ3組)、「白い国」(キノ)、「ケダモノの国」(師匠)、「マニアの国」(キノ)、「過去のある国」(キノ)、「フォトの国」(フォト)、「ジャーナリストの国」(キノ)、「犯人のいる国」(キノ)
いつも通りの短編がメインだが、フォトという新キャラが登場。基本的に家を持って定住しているので旅人ではないが、この少女がまだ登場することになるのだろうか?
それとキノに名前を与えてくれた旅人のことがちらっと出てくる話があった。 |
|
|
|
|
|
20話 |
メルトから、速さばかりでなく頭を使うように言われたトワ。これまでこうしていたと反発し、聞く耳を持たないメルトだが、クレオンの体液が付いたスケッチブックを持った小学生を見かけ、不審に思って後をつけるのだが…
敵はグリモワールマイナソー。クレオンによって生太郎という青年が生み出したスケッチブックのようなマイナソー。スケッチブックに書かれたものが実体化する。そしてグリモワールマイナソーの力を使って現れた巨大ワイズルー。
トワを中心にした話。リュウソウジャー一のスピードを持つトワは誰にも付いてこられない速度で敵を翻弄するが、スピードだけでは足りない事を思い知らされる話となる。リュウソウジャーの誰よりスピードあることを誇りに思っているが、追いつめられるとあっという間にテンパってしまう。
初めてガイソーグがリュウソウジャーの前に現れた。トワに襲いかかるのだが、結局一言アドバイスしただけで去って行った。
<グリモワールマイナソーに書いたものはなんでも実体化するそうだが、ワイズルーが書いたものの大部分は檻だった。一応効率的に使われてるけど、もうちょっと使い勝手が良いものを生み出せそうなものだ。
ワイズルーが巨大化したのに兄を探している恭太郎。緊張感のない子だ。
トワはグリモワールマイナソーのスケッチブックに鍵を書き込むことでみんなを助けたが、なんで鍵穴にぴったり合う鍵が作れたのかわからないし、鍵を一つ書いただけで六つも鍵が出てるのも変。> |
|
|
|
|
08 |
映画 |
X-MEN:ダーク・フェニックス(2019) |
アポカリプスから世界を救ったことにより、エグゼビア・スクールは社会に認知され、チャールズ(マカヴォイ)の積極的な働きかけもあって、困難な災害救助のプロフェッショナルとして政府からも賞賛されるようになっていった。そんな時、スペースシャトルの事故に出動要請があり、X-MENメンバーは宇宙へと向かうのだが、救助の際ジーン(ターナー)が爆発に巻き込まれてしまう。幸い怪我もたいしたことなく、地上へと戻るのだが…
2011年の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)で一旦仕切り直しとなったシリーズも本作で4作目。『X-MEN:アポカリプス』(2016)で新しくX-MENとなったメンバーを中心とした直接の続編となり、宣伝によれば最終作となる。
X-MENシリーズはMARVEL作品の中でも中核にあたる作品である。最初から集団ヒーロー作品として作られた本作は他の単独キャラクターシリーズと異なり、重層的なキャラクター描写が特徴で、大変厚みのある物語が特徴となる。
コミックでは後に他のMARVELの単独ヒーロー達が集まってアベンジャーズとなっていくが、それに先行して始まっており、時にアベンジャーズや単独ヒーロー達と関わりを持ちながら、独自のシリーズとして現在も展開中である。
映像化に関してもアベンジャーズのシリーズよりも早く始まり、一度完結までしながら、リブートという形で現在も映画が作られている。
現在MARVEL作品は三つの製作会社で作られている。他の二つはパラマウントでアベンジャーズ。ソニー(コロムビア)でスパイダーマン。そして20世紀フォックスでX-MENとファンタスティック・フォーが展開中。それぞれ独自に作っていたのだが、パラマウントのアベンジャーズが大ヒットしたため、他のシリーズの取り込みが始まっている。
そんな中、最高のヒットとなった『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)にぶつける形で本作が作られた。対抗意識が見え見えだが、フォックスの意地というものも感じられた。
その意気や良し。
という事で、結構それなりに期待をして観に行った。
実際期待してなかったと言えば嘘になる。私としても旧三部作は思い入れがあるし、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)は見事に二つの世界をつないだ名作だと思ってる。
その上で言わせてもらうと、本作ははっきり「駄作」である。
本作の最大特徴はジーン・グレイが破壊的衝動に目覚めてしまって人類の敵になってしまうと言うものなのだが、これは旧作の最終作『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の焼き直しとなる。
そもそも同じストーリーで作るとするなら、明らかに旧作版を超える意気込みと脚本が必要になるはずなのだが、それが全然出来ていない。目標点に全く到達してないのに無理矢理作ってしまった感じ。
演出の水準除けば何もかもが今ひとつなのだが、一番の問題は、このタイミングでこの物語を作ってしまったことだったと思われる。
なによりキャラの魅力が全然出ていない。
X-MENの魅力はいくつもあるが、複数のヒーローが様々な葛藤を乗り越えて一つの目標(概ね強大な敵)に向かって行くことがある。そのために必要なのは個々のキャラの魅力となるのだが、同時にキャラが多いという事は、一人一人の描写に充分に時間かけられないと言うことでもあり、どうしても不十分になってしまう。
それを回避するために、旧シリーズではウルヴァリンを明確な主人公にして、彼と、数人だけを魅力的に見せようとした。またアベンジャーズでは一人一人の主人公の映画を作り、それが集まるという豪華版で作っていた。
この作り方が正しかったと考えるならば、その意味では本作は大きな過ちを犯してる。
何よりまずいのは、キャラクターの魅力が全然伝わらないのだ。
本作の主人公たるジーンは『X-MEN:アポカリプス』に続いての登場となるが、そこでの登場はちょい役だったし、ほとんど存在感がなかった(と言うより、あの作品ではジーンは思い切りスター・ウォーズ ジェダイの復讐(1983)ディスってたので、それだけでジーンが嫌いになった)。そもそもあれが成長したら本当にファムケ・ヤンセンになるか?顔も体格も全く違うんだけど。
ジーンだけでない。他のサイクロップスもストームもナイトクローラーも練り込みが足りないために全く描写が追いついてない。
更にこれまで複数回に渡って登場してきたキャラを早々に退場させてしまったことも問題。未熟なキャラばかり残してしまったため、まとまりがなくなってしまった。
これを解消させるには、これに至る前にもう一本作っておけばとは思うんだよな。こんな「世界の終わりです」みたいなものじゃなくて、もっと軽くて、個々のキャラの描写を掘り下げるようなものを。
作る気になったらいくらでも作れたのだ。例えばジーンの不調。ナイトクローラーとミスティークの関係。クイックシルバーとマグニートーの関係。ストームの使命。逃げているウルヴァリンを追う話も出来たし前作の後のサイロックのことでも良い。いろんなものが作れるはずだった。これら全部を一つの物語にまとめたって良い。でもそういうオムニバスっぽい作品が一本作れていたらだいぶ印象が変わった気はする。
キャラの練り込みが足りない上にストーリーに目新しさもないので、結果として大変薄い内容だった。 |
|
|
|
5話 |
突如空から落ちてきた怪獣が暴れ回り、迎え撃つタイガだが、その怪獣セグメゲルの吐く毒に攻めあぐねてしまう。一方、葵という少女と出会って意気投合するピリカだが、葵には何か隠し事があるようで…
敵は毒炎怪獣セグメゲル。全身から毒を持つ怪獣で、セゲル星人が侵略の前に惑星に放つ怪獣。身体をバラバラにされても再生ができる。
イージスの一員でオペレーターをしてる旭川ピリカを中心にした話。初めて会った女性と意気投合してしまうが、実は彼女は…という話。その女性があっという間にキレてしまうエキセントリックキャラで、こう言うのは今まであんまりいなかった気がする。結構しんみりした話のはずだが、話が短いために話は相当駆け足になってしまった。
最初のセグメゲルの登場シーンで怪獣の直下からのカメラワークは田口監督お得意のアングル。これをやると「ああ、田口だなあ」と思う。
トライスクワッドが揃ったため、今回は三人に次々変化して戦っているが、最終的にはタイタスがセグメゲルを倒した。 |
|
|
|
|
07 |
読書 |
JJM 女子柔道部物語1
旭川にある高校に通う女子高生神楽えもは、何事も飽きっぽく、入った運動部をあっという間に退部することを繰り返していた。そんなえもが親友から頼まれ、急遽柔道部の大会に出場することになったのだが…
日本で初のオリンピクジョシ柔道でメダルを取ったという恵本裕子が、自らを振り返って書いた原作をマンガ化。この漫画を描くために引退を取り消したというだけあって、力が入っているし、とても面白い。残念なのが線がすっきりしすぎていて、10分くらいで読み切ってしまって「続きはまだか?」状態になることだけど。 |
|
|
|
|
|
46話 |
スウォルツが作りだしたアナザーワールドに取り込まれてしまったゲイツを救うべく、ソウゴらは同じくアナザーワールドから現れた白ウォズに協力を要請する。そして白ウォズの作戦通り仮面ライダーエターナルと戦う。
敵はアナザードライブ。そして仮面ライダーエターナル。
前回ラストで突然登場した白ウォズは、ウォズが救世主となったアナザーワールドから現れたようだが、それが偽物の世界であることを承知しており、本物の世界でウォズを救世主とすべくソウゴに協力する。その作戦の中で仮面ライダーウォズ対仮面ライダーウォズの同キャラ対決が展開する。
アナザーワールドではゲイツの理想とする世界も見えるが、そこでゲイツはソウゴと共にこの時代で生きていたいという願いを実現していた。ほんとにバディとなってたんだな。むしろBL展開っぽくもある。
今回はエターナルが中々格好良い。元々劇場版のエターナルは自分ではなく仲間達を救うために戦っていた。自分だけが生き返った世界は不必要として、喜んで仲間の元に帰っていった。そしてアナザーワールドから現れた白ウォズも又、ゲイツを助けたことに満足して消えた。
一方、オーラがウールを殺したのはスウォルツを倒すための作戦だったことも発覚。だがスウォルツはそれも読んでいてオーラを殺し、グランドジオウとなったソウゴの力を手に入れて自ら王となろうとする。混乱していた物語も割とすっきり収束してくれた。
今回の変身はジオウがダブルアーマー。そしてゲイツを取り返した上でジオウトリニティに変身する。
<スウォルツによれば、スウォルツを倒せばツクヨミも消えるそうだ。だけど時間軸の問題として、それは起こらないと思われる。> |
|
|
|
|
04 |
映画 |
地下室のメロディー(1963) |
かつて暗黒街で名を馳せた伝説のギャングのシャルル(ギャバン)は、生涯最後の仕事としてカンヌのカジノから10億フランを奪う作戦を立てる。そのために必要な相棒として若いチンピラのフランシス(ドロン)を選ぶ。金持ちの青年を装ってカジノのホテルに滞在するフランシスは、首尾良くカジノの裏舞台への鍵を手に入れる。ところが金を奪う当日となり、思いもしないトラブルが連発してしまう。
戦前から活躍したフランスの国民的俳優であり、数々の名作の主役を務めてきたジャン・ギャバンも御年60となろうとしている時。引退とまでは考えてないまでも、第一線からそろそろ退こうと考えていたのがこの時代。
そこでどうやら単純に引退するのではなく、これからのフランス映画界を牽引していくだろう人物にバトンタッチをするよう考えたようである。
そしてその後継者として選ばれたのがアラン・ドロンであり、そしてこれは大正解。これ以上ない完璧な世代交代が行われた。
この一事だけで本作はフランス映画界において重要な立ち位置にある作品と言えよう。
物語自体は他愛ないものだし、設定もユルユル。人物の魅力だけに頼った作品なんだけど、その魅力を十二分に発揮出来ただけで充分。 |
|
|
読書 |
魔界へのかけ橋
“私”アンブローズ・ビショップは失踪した大伯父の屋敷を相続した。別段住むつもりも無い家なので、どれだけで売れるかどうかを見るためだけにその家にやってきた。そこで大伯父が村人にひどく嫌われており、家も売れそうに無いことだけが分かった。仕方ないので何か売れるものが無いかと家を探してみるのだが…
著者の典型的な話のようだが、あまりに典型的すぎるのと、文体が分かりやすく作られているため、著者の劣化コピーのような話になってしまった。これもおそらくは大部分はダーレスの筆によるものなのだろう。 |
|
|
|
|
|
|
03 |
映画 |
ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019) |
無限軌道杯1回戦で思わぬ善戦を見せるBC学園との戦車道対戦に苦戦を強いられた大洗学園だが、BC学園のチームワークの弱さに目を付けた西住みほの作戦で辛くも勝利をもぎ取ることが出来た。次の対戦は、突撃ばかり繰り返すことで知られ、最弱とも呼ばれる知波単学園だったが、かつて二度大洗学園と共闘した経験から、入念な準備が進められていた。
大ヒットしたTVアニメシリーズ「ガールズ&パンツァー」が放映されたのは2012年。それから既に7年が経とうとしているのだが、未だに劇場版が作られ続けていることが、いかにこの作品が息の長い作品だと言えよう。その最終章となる劇場版の第2話目。
そもそも「最終章」を銘打ち、6話で終わらせるというので、きっと三ヶ月くらいの短いスパンで作られ、終わるまで二年もかからないだろうという当初の予定はどこへやら。第1話からほぼ丸二年経ってからやっと第2話が公開となった。いったい最終話である6話が公開されるのはいつになるのやら。という感じだ。
とはいえ、物語自体がシンプルなので、観始めてすぐに世界観に戻ってこれるのは助かる。
本作の物語としての特徴として、実力差のある、若しくは最初の作戦の読み間違いで圧倒的な不利に陥った大洗学園が主人公西住みほの機転で逆転していくという構図がほとんど。
それでその作戦というのが心理戦であることが多いのも本作の特徴のひとつで、相手の心理的ミスを誘ってピンポイントで攻撃するパターンとなる。その意味ではみほは「名将」と呼ばれるに足るものの、あれだけおとなしい女の子がかなりえげつない作戦を平気で行うミスマッチさがよろしい。
ただ、テレビ版で一度大洗女学園は優勝していることもあって、最初に心理戦を仕掛けてくるのが相手側というのがこのシリーズの特徴となるだろう。相手の心理戦にまんまと引っかかってしまいながら、しっかりリカバリーして勝利を得るという新しい構図で展開中。
これからまだ4章あって、最後まで同じパターンで行けるとは思わないけど、現時点のパターンはうまくはまってる感じ。 |
|
|
|
59話 |
ゴッタム湾を航行中のゴッタム・クイーン号が突然現れた氷山に激突してしまう。船自体は無事に帰ってくるのだが、船こに乗っていた物理学者でインスタントアイスを研究していたアイザックソンが行方不明になってしまった。この手口から、冷凍人間の仕業と見るバットマン。
冷凍人間ことミスター・フリーズ編の2回目。1回目はオットー・プレミンジャーが演じていたが、又変わってイーライ・ウォラックになってる。この人も名優だよ。
バットマンとブルースの双方で電話を取り、そこで会話をしてるシーンあり。アダム・ウェストの面目躍如。一緒にいるために次々に着替えてる。
今回ゲストキャラとして「キング」を名乗るイギリス人が登場。誰かと思って調べたら、当時のイギリスの織物会社の社長だそうだ。スポンサーなのかな?
<アダムソン博士を冷凍庫に閉じ込めた冷凍人間。なんとマイナス60度だそうだが、平気な顔をしていた。理由はアイスランド出身だからだとか。そういう問題か?> |
|
|
|
|
ULTRAMAN 1/6 ULTRAMAN SUIT [Anime Version] 1/6スケール PVC&ABS&亜鉛合金ダイキャスト&金属パーツ製 |
|
|
|
|
01 |
読書 |
双亡亭壊すべし 8
双亡邸に棲む侵略者達が緑朗に接触し、少女の姿で“真実”を語り始める。その言葉に耳を傾けていく内、何者かが緑朗の中に入り込んでいく。一方、凧葉の前に軍人姿の男が現れ、今は昭和七年であると言ってくる。
新キャラの登場で話はまた新しい展開へと向かう。新キャラが別の時代の人間と言うことでこれまでの展開とは全く異なるキャラのため、ちょっと混乱したが、今のところ風呂敷を閉じる気はないらしい。 |
|
|
|
|
|
19話 |
すっかり町のみんなに受け入れられたティラミーゴはリュウソウジャーとは別に人間関係を作っていった。そんなティラミーゴがいつも行っている小学校で子ども達が消えるという事件が起こってしまう。助けに向かうリュウソウジャーだが、次々とリュウソウジャーまで消えてしまう。
敵はアラクネーマイナソー。規則に厳しい小学校の先生飯村から生み出された蜘蛛型のマイナソーで、ルールを破った人間を異次元に作った教室に閉じ込めてしまう。
なんとティラミーゴを中心にした話で、ティラミーゴが苦手とするメルトとの関係が強化される話になる。他のリュウソウジャーはみんな異世界に閉じ込められてしまうが、パターン的には9話とたいして変わらないが、中に入ったキャラではなく、外にいるキャラの方が頑張るという話。
ティラミーゴは基本的には直情的で、アラクネーマイナソーを外に連れ出すためにどうするかと思ったら、噛み付いて引っ張っていくという物理的な手段だった。分かり易いキャラだ。メルトに対しては敵愾心を持っていたらしく、わざわざ名前を間違って呼んでるが、肝心なときにはちゃんと名前を呼んでる。
今回クレオンが一人で頑張ってる。ワイズルーもいたはずだがどこに行ったかと思ったら、ルールを破ってしまったため、アラクネーマイナソーによって閉じ込められてしまってた。なるほど。
<古代からのエコ生活を送っていたはずのリュウソウジャーがみんなグダグダな生活を送ってた。俗世間に飲まれたか?
古き良き時代の小学校を描きたいのはわかるが、今時それなりの都会で小学校に大人が平気では入れるようなところは無いぞ。
アラクネーマイナソーの「ルールルル」という声を聞いて「ここにキタキツネはいないぞ」と言ってるトワ。見た目と違って大分年上という設定だが、そもそも子ども達にこのネタわからないと思う。なんせ1981年のネタだし。
吊り天井の罠にやわらかソウルで天井を柔らかくして脱出するシーンがあるが、柔らかくしても重量は変わらないし、潰された時点で窒息して死ぬと思う。> |
|
|
|
|