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31 |
読書 |
転生したらスライムだった件3
オークロードの襲撃を撃退し、ようやく魔物の国テンペストの町作りに本腰を入れられるようになったリムル。オーガの生き残りの面々を中心に、ゴブリンの王国から技術者と科学者を、そしてリザードマンの国からも敗残兵を招いて国は順調に育っていった。ところがそんなところに、最古の魔王と言われるミリムが突然やってくるのだった。単に町を見に来たと言うだけだが、あまりに圧倒的な力に町の人々は恐れ、リムルにその世話役を押しつけてしまう。
基本は町造りの話だが、これははっきりと国になりつつあるため、周辺国や魔王達が反応し始めている。今のミリムでは全く太刀打ちできない実力者もこの地には数多く存在することも暗示されている。 |
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21話 |
いつものようにサルブラザーに変身して人助けをしていた猿原真一だが、その姿を見た謎の人物達に拉致されてしまう。そこに飛び込んだ男白井によって助けられるが、白井は自分が先代のサルブラザーであると言う。
敵は侍鬼。先代サルブラザーの白井が何故サルブラザーの力が抜けてしまったかを考えている内に変身してしまった。等身大のままドンオニタイジンに倒される。
猿原真一を中心にした話で、何故報酬もなしに戦えるのかという問いに答える話となっている。
先代のサルブラザーが現れるが、その力を敵と戦うのではなく自分のために使ったら力が抜けてしまったそうだ。その際に揉めた松井組との抗争に巻き込まれる。松井組とはヤクザの組織みたいだが、実はラーメン屋だった。
前にドンブラザーズはメンバーの入れ替えがある事が示されたが、実際今回先代ブラザーズのメンバーがいる。五色田介人によれば、候補だけならドンブラザーズに変身出来るのは五千人もいるそうだ。
一方、前回ラストで別人格に支配された桃谷ジロウはおかしなままで、現れたドンムラサメに向かってつっかかっていく。
はるかがソノニに誘拐されてしまった。てっきり殺されるかドンブラザーズの人質にされるかと思い込んでいたら、実ははるかのマンガを読んで心がざわついたので、はるかがオニシスターだと分からないまま誘拐して漫画を書かそうとしたらしい。
<先代サルブラザーの白井は自分の欲望のために使ったと言うが、それは女の子にもてるためとか、アイドルと握手するとか。真一も「くだらない」と言っていたが、まさしくその通り。
真一の能力は空想の力で、これがあると何もない丼でもラーメンの味がするそうで、腹まで膨れるそうだ。「魔進戦隊キラメイジャー」のイマジネーションっぽいが、どっちかというと安部公房の「魔法のチョーク」みたいだ。
白井は自分のラーメンを作るために松井組のスープを手に入れるが、手に入れなければならないのはスープ本体ではなくレシピでは?> |
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30 |
映画 |
JUNK HEAD(2017) |
未来社会。人類は機械に脳を移植することで不老不死を手に入れていた。しかし新種ウイルスの発生によって人類は存続の危機に陥ってしまう。ダンス教師のバートンは、この世界を救うべく、人工生物マリガンに生殖能力の可能性を求め、地下調査員に立候補する。だが危険すぎる地下の探索に未訓練の肉体は耐えられず、体をバラバラにされてしまう。たまたま生き残った頭部はマリガンに回収され、奴隷として新しい体を与えられた。事故に伴い記憶を失ったバートンはそのまま奴隷生活に甘んじていたが…
それ専門の学校で学ぶことも、誰に弟子入りすることも無く、たった一人でクレイアニメを作り続けているという人物堀監督が10年ほどの年月を掛けて作り上げたという作品。
2021年に劇場公開された本作はかなり話題になっていたが、残念ながら劇場で観ることは出来ず、なかなかソフト化もされてなかったが、突然配信が決まったお陰でしっかり観ることが出来るようになった。
一特撮ファンとして見る限り、本作は本当に良く出来た描写で、コマ撮りアニメとしては相当なレベルにある。素人でもここまで出来るのかということを見せつけた感じ。
技術と描写が最大の魅力であり、物語は二の次かと思ったが、充分に水準以上のものを見せてもいる。
本作で面白いのが生殖という直情的なテーマを取り扱っているのに登場キャラが誰一人生殖機能を持ってないというのが面白い。持たないからこそ、研究として、そして人類存続を賭けて探さねばならない。そこで生命の存続を探ることになるが、それが上手くいかない。地下が危険すぎて探索隊はすぐに全滅するし、生き残ったバートンも記憶を失って地下のクローン人間であるマリガンの奴隷のような扱いを受けることになってしまう。
その辺紆余曲折ありながら、徐々に真実に向かっていく。
正直これは普通に映画作ってたらこんなかったるい設定の物語は作られにくい。製作者が必ずストップかけるだろう。しかし個人で作ってる以上、それに口出しする人がおらず、実にのびのびと作品を作っていけている。それが出来ただけでも充分に成果あった作品だと言える。
話が中途半端に終わっているけど、これは続編を構想しているからだそうで、監督の構想では三部作になるらしい。しかしこのペースで作って行ったら、次回作は10年後になってしまいそうだ。その辺急がず、ゆっくり楽しみにしておこう。 |
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6話 |
ソルジャー・ボーイがアメリカに戻ってきたことを知ったセブン。ホームランダーは内密に彼を処分することを決めるが、そのソルジャー・ボーイはザ・ボーイズと手を組んでいた。ペイバックのメンバーTNTツインズがヒーロー限定の乱交パーティーであるヒーローガズムに参加することを突き止める。
ソルジャー・ボーイを巡る話で、彼の復讐を手助けするブッチャーとヒューイと共にヒーローの乱交パーティであるヒーローガズムに潜入し、ペイバックのメンバーの二人、TNTツインズを殺す。この会場にはセブンのディープとAトレインも参加しており、更にソルジャー・ボーイを止めるためにスターライトもやってくる。そこで自分をソ連に売ったのはブラック・ノワールだと告げられ、PTSDを発症してエネルギー弾を暴発させてしまう。その後、そこに現れたホームランダーとソルジャー・ボーイが戦うが、V24で能力者となったブッチャーとヒューイに押さえつけられ、命からがら逃げ出す。
ヒーローガズムのパーティーでヒューイとスターライトが出会うが、お互いの言い分が食い違ってしまい、仲違いをしてしまう。
セブン側のストーリーとしては、アメリカのヒーローであるソルジャー・ボーイが破壊活動していることを知ったホームランダーは秘密裏に彼と接触し、処分しようとする。かつてペイバックのメンバーだったブラック・ノワールは復讐を恐れて姿を消すが、それはブラック・ノワールこそがソルジャー・ボーイを売った張本人だったからだと分かった。一方、ホームランダーを追い落とすために手を組まないかとヴィクトリアから申し出を受けるスターライト。ヒーローガズムでブルー・ホークを見つけたAトレインは、ソルジャー・ボーイの騒ぎに乗じてブルー・ホークを殺害する。
ザ・ボーイズ側のストーリーは、ブッチャーとヒューイがソルジャー・ボーイを利用してホームランダーとぶつけようとするが、かつてソルジャー・ボーイに家族を殺されたMMは袂を分かち、ソルジャー・ボーイを殺そうとしてスターライトと手を組む。能力を失ってしまったキミコだが、ロシアマフィアにフレンチーが殺されそうになったことから、フレンチーを守るためにコンパウンドVを自らに注射して
<ペイバックの映画を観ていたら、アメリカ軍がムジャヒディーンと共に戦ったことがモロに出ていた。隠したい事実を敢えて作ったのは面白い。
ヒーローガズムに参加していたディープはタコと…おえ。> |
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ベルファイン 第五十八代横綱 千代の富士 緑青仕様モデル |
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28 |
読書 |
悪の秘密結社ネコ3
猫総統による悪の秘密結社は着々と人類侵略を続けていた。徐々に増えていく秘密結社の人間会員。そして秘密結社に対抗するイヌーマンの周囲にも変化が訪れていた。
続編の常でキャラが順調に増えているが、雰囲気は相変わらずで、ゆったりした猫あるあるの話が続く。だからのんびり読むのにぴったりで癒やされてる。 |
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45話 |
ギフを封印することに成功したが、そこから繭に包まれたオルテカが現れた。すぐに拘束されるのだが、繭から発生した羽虫のような生物が人間の体に侵入し、次々に繭を作り出す。その繭から現れたギフテリアンと戦う一輝らだが、バイスとラブコフに異常が生じ始める。
敵はギフテリアン。そしてこれまで倒したデッドマン達。ギフの力で羽虫からいくらでも生み出される。
ここから最終章。これまで仲間として共に戦ってきたバイスとラブコフに異変が生じていく。特にバイスは一度ギフによって取り込まれてしまったため、時折ギフの声で話すようになってしまった。封印されたはずのギフも再登場しているが、実体はないようで、デッドマン達を操ったり、バイスを通して話したりしてる。
現時点では新しい謎がばらまかれただけでどう展開するか全く分からないまま、ただ、これからさくらが話の中心になりそうな感じ。
エブリティライブになった大二だが、任意でエビルにも変身できるようになった。ただしその場合、意識はカゲロウになってる。
<ギフの羽虫は人の耳から入って人を繭にする。この描写はそのまま「仮面ライダーストロンガー」のサタン虫だった。
変身できない身を案じて共感するヒロミと豪。ヒロミは実際にもう変身できないけど、豪の場合は単純に許されてないだけで、しかもそれを禁止した人はもういないから、いつでも変身できるはず。> |
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ジュラシック・ワールド 超接近図鑑(2022) |
<A> |
<楽> |
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27 |
映画 |
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022) |
ジオンの追跡を振り切ってオデッサに向かう途中アフリカの連邦基地へとたどり着いたホワイトベース。だが連邦も人手不足のため、作戦にかり出されてしまう。無人島であるはずのアレグランサ島にジオンの残存勢力があり、連邦のモビルスーツが何機も行方不明になっているため、その調査を命じられたのだ。アムロのガンダムとカイのガンキャノンが調査に向かうのだが、調査中突如背後からザクに襲われ、もみ合う内に崖から落下してしまう。そしてアムロが気がつくと、ザクのパイロットであるククルス・ドアンというジオン兵によって助け出されていた。更にそこにはドアンと共に共同生活を送る子ども達がおり、彼らと生活をすることになる。
1979年にテレビ放映されて以来、延々と作られ続ける巨大コンテンツに育った「機動戦士ガンダム」。いくつもの枝分かれしているが、オリジナル版の宇宙世紀版(と言って良いのかな?)作品は定期的に作られている。現に今は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(2020)の続編待ちのフェーズなのだが、こんな時にぽっとオリジナル版の話が映画化となるとニュースで観て驚かされた。
なんと「機動戦士ガンダム」本編の一エピソードで外伝的な位置づけにある「ククルス・ドアンの島」が映画になるというのだ。この作品、一連のエピソードの中では全くストーリーに関わらないものだが、逆に外伝だからこそ映画に出来るものと判断したのだろう。
もう40年も前の作品の、しかも1エピソードが映画として成立する理由は、原作者の一人である安彦良和が監督をすることこと。これが一番。それにガンダムの名前を出せば売れるという製作側の思惑と合致したからだろう。それと、かつてのオリジナル声優がまだ現役で演じていられるってのもあっただろう。特に古谷徹と古川登志夫の二人の声は本当に昔のまま。歳食っても声は変わらないので、すごく懐かしい感じだった。
それと演出が良い。ガンダムなんかはCGで動いてるはずだが、見た目2Dアニメと変わらず、ちゃんとペイントされたエンブレムや文字まできちんと動いてるので、この細かさは観てるだけで楽しい。なにより、オリジナルのガンダムが劇場アニメーションで動くのだ。これで興奮するなってのが無理だろう。少なくともモビルスーツの動きについては申し分なし。
作品として言うなら、ストーリーは最初から決まってるから素直に観られるのだが、演出は格段に良くなっているので、記憶と照らし合わせて記憶と目の前の画面を重ね合わせると、感慨が湧いてくる。特に今は「機動戦士ガンダム」は配信もされているので、これを観た後で改めてオリジナル版の「ククルス・ドアンの島」を観て、感慨も深くなった。
ただ、本作を単体の作品として評価するかというと、そこまではいかない。自分自身の評価としては「こんなもんだろう」で、よほど良いというところまではいかず。
本作とオリジナル版の違いは、ククルス・ドアンが助けた子どもが増えていること(具体的にはオリジナル版の4人から20人規模に増えている)。実はこの島はジオン軍の前線基地兼ミサイル基地であったこと。ドアンは文字通りこの島を守るために派遣された人物である事などがある。オリジナルでは脱走兵だったのが、非正規ではあるが、極秘任務という形でジオン軍に派遣されたことになる。子ども達が増えたのも、おそらく手続き上の交渉でねじ込んだのだろう。そして、ドアンはジオン軍のエースパイロットで、彼がかつて隊長だったサザンクロス隊はその事を知らされずに、自分たちを捨てた逃亡兵だと思い込んでいること。ここまでの設定は良い。
ただ、連邦の偵察任務がコア・ファイター一機ではなく、ガンダムそのものがやってきたという点に関しては、ちょっと話の都合上無理がある。
偵察任務にモビルスーツを使うのは威力偵察と呼ばれるものになるが、稼働時間が短い上に起動まで時間が掛かるモビルスーツを、何がいるのか得体の知れない島に派遣するのは戦術的に言って無謀。しかもセンサーの固まりであるはずのモビルスーツが他のモビルスーツが近寄ってくるのを感知できないとか、いろんなところで無理があって、ツッコミ体質の私としてはどうにも落ち着かなかった。
それにドアンのトラウマが消えてるのも問題となる。オリジナル版でドアンが脱走したのは子供たちの親を子ども達の目の前で撃ち殺してしまったから、その罪を償うためだったが、それが本作ではミサイルを不活性にするためという任務を帯びたため、単なる大人の男にしかならなかったことなども。本来持つ物語がだいぶ変質してしまった感。
あと、碌なメンテナンスもされてないザクが連戦連勝というのも無理としか思えなくなり。
その辺、たいしたことはないと言うならそれでも良いんだが、どうにも気になってしまって素直に楽しめなかった感。 |
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3話 |
正式にGUTS−SELECTに入隊したカナタたちは、早速新型戦闘機のガッツファルコンの飛行訓練に入る。HANE−2の操縦するガッツホークとの連携が不可欠なのだが、そこがどうしても上手くいかなかった。更に訓練中に地中から怪獣が出現してしまう。
敵は古代怪獣ゴモラ。地球の地下に眠っていた怪獣で、地上に上がってきた。そして古代合成獣スフィアゴモラ。ゴモラにスフィアが取り憑いて誕生した。
正式に隊員となった三人がまず最初にやったのは前回ラストに登場したHANE−2との連携だった。訓練の結果、ガッツファルコンの操縦者にはカナタが選ばれた。ガッツファルコンはHANE−2が並行操縦できるため、カナタがウルトラマンデッカーになってもばれないという利点がある。
スフィアによって地球が宇宙から封鎖されているため、出てくる怪獣は基本的に地中からとなるが、それにスフィアが合体することで新しい怪獣となる。このパターンでしばらく行くのだろう。怪獣が一回り大きくなっているが、よくあの大きさの着ぐるみをあれだけ動かせるもんだ。
デッカーの二つ目の形態であるストロングタイプが登場した。これもダイナと同じで紅くてマッシブなウルトラマン。
ウルトラマンデッカーのことを命名したのはカナタだが、理由は「でっかいから」だそうだ。ダイナが「ダイナミック」から来てるのと会わせているのだろうけど、いい加減さが増してる。
<自分がウルトラマンデッカーである事を黙っているようにHANE−2に命じるカナタ。しかし会話記録は消せないと思うので、基地に帰った時点でばれるよな。会話では無く念話を獲得する脚本が必要だった。
デッカーがストロングタイプに変身したことで隊長達が驚いていたが、そもそもトリガーも変身していたので、驚くには値しないと思う。> |
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25 |
映画 |
ロマコメベスト |
第1位 |
恋人たちの予感 |
第2位 |
或る夜の出来事 |
第3位 |
アニ・ホール |
第4位 |
お熱いのがお好き |
第5位 |
めぐり逢えたら |
第6位 |
フィラデルフィア物語 |
第7位 |
ヒズ・ガール・フライデー |
第8位 |
ブリジット・ジョーンズの日記 |
第9位 |
ハイ・フィデリティ |
第10位 |
フォー・ウェディング |
第11位 |
アメリ |
第12位 |
プリティ・ウーマン |
第13位 |
レディ・イヴ |
第14位 |
メリーに首ったけ |
第15位 |
すてきな片想い |
第16位 |
ウェディング・シンガー |
第17位 |
月の輝く夜に |
第18位 |
チェインジング・エイミー |
第19位 |
プリンセス・ブライド |
第20位 |
エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方 |
第21位 |
恋のからさわぎ |
第22位 |
Love, サイモン 17歳の告白 |
第23位 |
おとなの恋には嘘がある |
第24位 |
愛しのロクサーヌ |
第25位 |
ベスト・フレンズ・ウェディング |
The 25 best romantic comedies to watch this Valentine's Day |
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読書 |
シェエラザード
何らかの理由でマンションの一室に軟禁状態にあった羽原の元に生活必需品を運び、時にベッドを共にする女性がいた。寝物語に彼女は本当か嘘か分からないが、自らがストーカーであった思い出話をするようになり、それを心待ちにするようになった羽原は彼女をシェエラザードと勝手に呼ぶようになる。
何かの長編小説の一部のような不思議な話。「ねじまき鳥クロニクル」の中に似たような話があった気がしたが、調べてみたら人の名前が違った。主人公が中心なのか、彼女の話が中心なのか判断が付かない変な作品だった。 |
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23 |
映画 |
ザ・スイッチ(2020) |
事故で父を失って以来、すっかり自分自身に依存するようになった母の強い支配下にあり、更に学校でもネグられている女子高生のミリー(ニュートン)は、同じく差別を受け気味のナイラ(オコナー)とジョシュ(オシャロヴィッチ)だけを友だちに、ひっそりと生活していた。そんなある夜、母との待ち合わせ場所で待っていたミリーは刑務所を脱走してきた殺人鬼のブッチャー(ヴォーン)に襲われてしまう。短剣を突き立てられた瞬間、何故、雷鳴が鳴り響いて二人は気絶してしまう。そして翌朝、気がつくと何故か二人の体が入れ変わってしまっていた。
『ハッピー・デス・デイ』および『ハッピー・デス・デイ 2U』でホラー会に新風を吹き入れたランドン監督が新たに投入したのは、やはりなかなか新しいタイプの作品だった。新しいとは言っても、実際は入れ替わりものの作品はこれまでにも結構な数作られているし、基本的にそれに沿った作り方をしているのだが、その入れ替わりが殺人犯と地味なティーンエイジャーという異色の組み合わせにしたところが本作の大きな特徴だろう。
ティーンエイジャーの女の子の精神がごっつい男の中に入っているので、言動がとても乙女チックなおっさんが登場する訳で、それが面白い。あと、いわゆるイケてない人物に焦点を当てて、意地を見せるというのもなかなかよろしい。
ただ、面白いのは面白いのだが、私は今ひとつはまりきれなかった。『ハッピー・デス・デイ』っぽさはあるものの、そのレベルには達してないというか、なんか軽く苛つきを覚えてしまった。
理由を考えるに、キャラを弄びすぎなんじゃないか?というのが一番かも。監督の面白さの一端は反差別の立場にあって、どんな個性を持つ人も差別をしないというのが素晴らしいのだが、逆にその立場に立った上で執拗ないじり方するのがちょっと観ていてきつい。具体的には本作ではジョシュというゲイのクラスメイトが出てきて、主人公の親友なのだが、カミングアウトして、自分を誇ってるのは良いとして、誰に対しても噛みつきまくっていて、このキャラ観てると疲れる。それとそれまで全然そんなそぶりもしてないのに、殺人鬼の体になった途端に女の子っぽい仕草にこだわるのも変な意味でステロタイプの演技っぽくて、わざとらしさがうざったい。
設定も物語も悪くないのだが、キャラ観てると苛々するので、それがとてつもないマイナスになってしまった。
残念ながら私には合わない作品だったようだ。 |
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20話 |
桃谷ジロウの幼なじみが上京することとなり、ヒーローとなった自分を見せるため、ドンブラザーズのリーダーをやらせてくれと頼むジロウ。それを面白がったタロウは一旦自分がドンブラザーズを抜け、好きなようにやってみろとジロウをけしかける。すっかりその気になったジロウはドラゴンファイヤーズというチームを作ると宣言する。
敵は五星鬼。ひたすら強くなりたいという願いを持つ芦田という男が変身したヒトツ鬼。強い者と戦う事だけを目的とする。そして五星鬼ング。五星鬼が巨大化した鬼。倒されるとダイレンジャーおよびキングレンジャーのアバターギアを落とす。
リーダーである桃井タロウが突然脱退し、その後釜に桃谷ジロウが入り込むという話。目立ったもんがちというコンセプトのため、メディアにも取り上げられてみんなすっかり舞い上がってしまうのだが、その活動は全て影ながらドンモモタロウがサポートしていたからだという。それで大臣賞を受賞することになったが、何故か受賞したのは五色田介人だった。なんだかよく分からない。
戦いでは桃谷ジロウがバーサーカーモードになり、ドントラボルトという新しい変身を果たした。ドンモモタロウを排除しようとする。
一方、一年間黙っているという誓いを守ったのに夏美と会えないことで落ち込んでいる犬塚翼。この話どうなるの?
<ドラゴンファイヤーズの特訓風景を見て付き合いながら、すぐに飽きた犬塚翼は、「警官だ」と言って姿を消す。別に付き合う義務はないはずだが。
そしてそれを見た雉野つよしは「便利だな。逃亡者って」と呟いてるが、だいぶ麻痺してるよな。
ヒーローはもっと目立つべきだというジロウに同調したはるかは、それを「老後のために」と言っていた。一番若いキャラなのに。
桃谷ジロウの新しい変身はドントラボルトという。「テツワン探偵ロボタック」との関わりは?> |
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21 |
読書 |
パタリロ!23
夢で先祖のパタリロ6世となったパタリロは主人のアスタロトと共に逃亡生活を送っていたが、アスタロトとはぐれてしまう。再び合流するまで逞しく生き抜く6世。
前半は前巻の続きでアスタロトの話で、地獄の王サタンに逆らったために逃亡生活を余儀なくされて、世界各地で身を隠そうとするがどれも最後は失敗してしまうと言う「逃亡者」タイプの話。後半は目覚めたパタリロがいつもの仲間達とわいわいやってる。前に存在が知られたマライヒの妹が実際に登場してる。 |
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5話 |
ヴォート社を掌握し、反ホームランダーも潰したホームランダーはサポート役のアシュリーをCEOに据え、自ら勝手に振る舞い始める。一方、ソルジャー・ボーイを取り逃してしまったザ・ボーイズは何の成果も得られないまま帰国するが、密かにソルジャー・ボーイも帰国しており、ニューヨークで大破壊を起こす。
話としては、前回ロシアの施設から脱走した元ペイバックのソルジャー・ボーイを中心に回り始める。ソルジャー・ボーイはアメリカに舞い戻り、自分をソ連に売ったかつてのペイバックのメンバーとアメリカ政府に復讐しようとする。彼に対する行動がこの話の中心。
セブン側はホームランダーがヴォート社のリーダーとなるも、経営について全く知識が無いため、経営陣の言うことが全く分からず、全員を恐怖で支配しようとする。自分の好みだけで出動するかどうかを決めるため、ニューヨークの大破壊にも知らんぷりだった。その代わり臭いでメイヴがブッチャーと接触していることに気づき、メイヴを痛めつけた。
レイシストの能力者ブルー・ホークが黒人に謝るというのでそれに付き合ったAトレインだが、キレたブルー・ホークに兄を殴られ重傷を負わされてしまう。ディープは完全に卑屈にホームランダーの言うことに従う。
ザ・ボーイズ側では、前回ラストでソルジャー・ボーイの攻撃を受けたキミコが命は助かるが、能力を失ってしまう。声まで戻っている。ヒューイはV24での超人感が忘れられず、死んでも構わないとV24を欲しがるようになる。そしてブッチャーは今のヒーローを殺すためにソルジャー・ボーイと手を結ぶ。 |
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ゴジラ S.P <シンギュラポイント>(2022) |
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<楽> |
円城 塔 |
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映画 |
犬王(2021) |
室町幕府三代将軍足利義満が南北朝の統一を目指していたその時。都の猿楽の一座に異形の姿で生まれた犬王は、周囲から疎まれ、名前のように犬と同じように育てられた。一方壇ノ浦で、かつての源平合戦の物品を引き揚げをしている一家の息子友魚は、源平の合戦で海に沈んだ天叢雲剣を引き揚げてしまい、その呪いを受けて目が見えなくなってしまった。琵琶法師となって友一と改名した友魚はさすらいの果てに京へとたどり着き、不思議な縁で犬王と知り合い、友一の琵琶で犬王が舞う新しい申楽を始める。全く新しい琵琶の演奏をする友一と、そのリズムで舞うことによって徐々に人間の姿へと近づく犬王のコンビは、京で大人気を博するようになる。
2000年代になって一気に著名度が上がったアニメ監督は何人も挙げられるが、その中でトップが誰かと聞かれたら、私だったら間違いなく湯浅監督を推す。他にもたくさん監督はいるが、みんな有名になるとクオリティを追求して極端に寡作になってしまう。ところが湯浅監督だけは違って年に複数の作品を、しかもテレビと映画で矢継ぎ早に提供している。その作りの早さは並ではなく、しかも全部いい加減では無くちゃんと質も保っている。ここまでやった監督は昭和でさえいなかった。歴代アニメ監督の中で最も手が早い監督と言って良いだろう。しかも何かしら実験的手法まで取り入れるので、毎回見応えがある。
そんな事で、すごい監督なのだが、ただ私に関しては監督作品はどこかのめり込めない部分があって、なかなか劇場までは行くことが少ないのだが、今回に関してはビジュアルで観ようと心に決めた(他にも昨年から平家物語をよく目にしたので、そのつながりで観ようと思ってたが)。
それで、出来と言えばかなり驚かされた。
湯浅監督は実験的手法をアニメに取り入れるのを得意としているが、本作はその中でもかなり極めつけに実験的だ。
本作は室町時代をベースにしているが、そこでロックやラップなどを和の楽器で行ってしまっている。映画館で観るとこれがとても迫力があって見応え充分。時代を超えたミュージッククリップである。時代を超越したこう言う作りは決して嫌いじゃない。むしろこう言うのがはまると大変面白いものになったりもする。実は本作もだいぶそこまで近かった。
点数の伸び悩みは、まさにそのロックの部分にある。
演奏が長すぎたのだ。ほぼミュージッククリップで、演奏と踊りで時間を食いすぎた結果、物語そのものが中途半端になるという結果になってしまった。
特に何故犬王があのような格好をして、踊ると人間に近づいていくのかというのは、物語の中核となる設定のはずである。これを全編にわたる謎とし、それを解いていくという構図を取るべきなのだが、結局ラストのほんの僅かな時間で父親の独白で全部済ませてしまった。なんでこんなあっさりにした?折角面白い設定を活かそうとしないとは勿体ない。同じく友一に関しても、彼の本当の思いはどこにあるのかがよく分からないので、単に駄々っ子のように我が儘を言ってるようにしか見えない。ここは深く掘り下げるべき部分だった。
演出に気を取られてストーリーをないがしろにした結果、途中ではまれなくなってしまい、後半なんか乗れないまま終わってしまった。
もうちょっとその辺気を遣ってくれれば確実に評価上がった作品だけに勿体ない。 |
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44話 |
赤石に代わって人類を導くという大二を取り込もうとするギフ。その間に割って入ったバイスによって契約は不履行となるも、今度はバイスがギフによって引き込まれてしまう。それでも人類を救うためにギフと契約をするという大二に対して怒りをあらわにする一輝。
敵はギフ。覚醒した大二とアルティメットリバイとバイスによって封印された。
ギフはバイスを捕らえて自身の望みを語る。元々ギフは人間の闇を食料としていたが、文明が進むにつれ、人類は闇を深めてしまった。そのため放っておけば人類は破滅してしまうので、人類を間引いて安定した食糧供給を求めていたとのこと。しかしそれさえももう諦めて、人類を滅ぼすことを決めてしまった。つまり大二の努力は全て無駄だったと言うことになる。
そんな大二を変えたのは、最後に仮面ライダーデモンズへの変身をしたヒロミだった。ヒロミによって受け入れられた時、大二の中でカゲロウが復活して和解した。これによって仮面ライダーライブは進化し、仮面ライダーエブリティライブとなった。
これで兄弟の和解を果たしたことで、ギフを封印した訳だが、話はまだ終わってない。ギフの世界からオルテカが放り出されたようだが、そっちの話になるのか?
<狩崎真澄は寝込んでる時もマスク姿だが、それって苦しくないか?
一輝に対して「兄弟だろうが容赦しない」と言って襲いかかる大二。今まで一回も勝てたことないのによく言うよ。
人類を食料としているギフだが、その人類を滅ぼすと宣言してしまった。五十嵐家だけを残すそうだが、それで食料は足りるんだろうか?
あれだけ劇的にカゲロウを捨てておきながら、しれっと生きてましたは流石に脱力。脚本家の良心を疑うレベル。
大二にとっては人類を守るよりもカゲロウの方が大切だったらしいことが分かる。人類を救うとか大きなことを言っておきながら、その実は自分が一番可愛いという。> |
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18 |
読書 |
裏世界ピクニック4 裏世界夜行
「あの牧場の件」“私”空魚達を襲ったカルト集団の本拠地の建物をBS研究所の汀らと調査する“私”と鳥子。
「隣の部屋のパンドラ」隣の住人のことが急に気になってしまった“私”。その瞬間から怪奇現象に襲われるようになる。
「招きの湯」小桜へのお礼を兼ね、“私”と鳥子は小桜を温泉に招待する。初めての日本の温泉を前にテンションがおかしくなってしまう鳥子だが、一緒に深夜に温泉に入ると…
「裏世界夜行」裏世界に対する装備も揃ってきたので、いよいよ宿泊を伴う調査を行うことにした“私”と鳥子。だが夜になると不思議な現象が起こり始める。
前巻での命のやりとりをするような切実な話とは違って少々緩やかな話になっているが、裏世界からの干渉が空魚をピンポイントで狙うようになってきた感じ。一方鳥子が空魚に対する感情が明らかに深い好意に変わってきていて、それに対して空魚が戸惑う描写が多くなってきている。 |
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2話 |
スフィアの襲撃から一年が経過した。スフィアによって地球は光の膜で覆われ、宇宙に出ることができなくなったが、それ以外は全く変化無く過ぎていった。そんな中、TPUに入隊したアスミカナタは、厳しい訓練の中で再びデッカーに変身出来ない理由は何故かと考えていた。スリーマンセルの訓練の中でキリノイチカとリュウモンソウマと一緒のチームとなったカナタだが、考えの違いからソウマとぶつかってしまう。
敵は破壊暴竜デスドラゴ。山中に突然現れた怪獣で、白と赤の電撃を頭部から放つ。
話は一年後となる。その間訓練を続けてきたという。しっかり訓練を行っているというのは好感度が高い。そしてTPUの訓練を経てGUTS−SELECTに入隊する三人の訓練生が描かれる。三人一組というのが本作の特徴かな?
楽天的で自信家のカナタと現実主義者で完璧主義者のソウマはことある毎にぶつかっている。確かに全く違う性格のライバルという位置づけは面白い。そんな二人を宥めるイチカは台詞が硬いので長い台詞言わせない方が良い。
戦いの中でウルトラ怪獣を呼び出すシーンが出てきた。今回はミクラスが現れる。現時点ではカードは三枚あり、「ウルトラセブン」のカプセル怪獣が対応していると思われる。
眼鏡を掛けた隊長は初めてだと思うが、眼鏡を効果的に使っているのも好感度が高い。
あと、GUTS−SELECTのパートナーロボットであるHANE−2が初登場。人語を喋るが、「ウルトラマンダイナ」に登場したハネジローのような声も聞こえる。 |
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ |
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16 |
映画 |
ドラえもん のび太と銀河超特急(1996) |
いつも通りスネ夫がミステリー列車の切符を取り出し、のび太だけ連れて行かないと言い放ったその夜。22世紀に帰っていたドラえもんが、22世紀で大人気の銀河ミステリー列車の切符を手に入れてきた。喜んだ二人はそれに乗り込むが、それは宇宙を旅する列車で、その光景にすっかり魅了されたのび太は、旅の途中で途中下車して現代に戻り、仲間達に自慢を始める。そんな話を聞かされて我慢出来なくなったみんなはのび太に頼み込んで、一緒に行くことになるのだが…
丁度当時流行っていたミステリー列車を題材に、宇宙を舞台にした壮大なスペースオペラを目指した作品。
ただ壮大な話のはずだが、街の片隅で起こったような小さな話になってしまった感じ。そもそもが銀河を走るミステリー列車の設定がそのままパクリのようなものだし、話のメインは列車よりも目的地の遊園地の方にあるので、あまりバランスも良くない。正直パワー不足を感じる作品だった。テレビサイズで作られても良かった程度の薄い脚本で、大変残念な思いを抱いたものだ。
この年、原作者の藤子・F・不二雄が亡くなったこともあって、いろんな意味で寂しい作品だった。
あと細かいネタだが、内輪受けというか、劇場版とテレビ版のキャラの違いを揶揄するような台詞が出ると気持ちが削がれる。 |
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19話 |
ヒトツ鬼の反応で出動するドンブラザーズ。ところがそのヒトツ鬼には実体が無く、全く攻撃が通用しないまま逃げられてしまった。そこにあった電話ボックスに女性が座っていることを見たはるかは、その女性に声をかけたところ、彼女は鷺山美奈子と名乗り、「友だちになって」とはるかに迫る。うっかりその言葉に頷いてしまったら、なんと美奈子の幽霊に取り憑かれてしまう。
敵は炎神鬼。幽霊の鷺山美奈子が、思い入れの強い電話ボックスを守るために鬼となった。実体が無いため攻撃が通用しない。そして炎神鬼ング。自分の意思で巨大化したが、炎神鬼同様実体が無い。ゴーオンジャーのアバターギアを落としたはず。
夏らしい(?)幽霊話が展開。敵が幽霊のため、全く攻撃が通用しないという話で、昭和の戦隊ものでは結構この手の話は多かったが、大概何かの謎を解くと実体化するので、それを倒すパターンだが、この話では本体を成仏させたら実体化した。
普通に犬塚翼が喫茶「どんぶら」にいて、美奈子の前では変身もしてるのだが、未だに正体は知らないはず。
今回のドンオニタイジンへの合体では台詞無しで、お供達はそれぞれ吠え声を上げながら合体していた。
美奈子の恋人役として登場した田所新造役は声優の井上和彦だった。特撮では「動物戦隊ジュウオウジャー」のジニス役以来か。顔出しは初。
<五色田介人がデートのために現れたのは、ひらひらが付いたド派手な真っ白い(道化のような)スーツだった。『サタデーナイトフィーバー』かよ!
炎神鬼は実体がないはずだが、攻撃は食らっている。随分都合が良いな> |
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14 |
読書 |
へうげもの5
秀吉による大茶会が終わり、脱力してしまった織部は自分が目指す数寄を見失ってしまっていた。惰性のように生きているが、歴史は動き続け、秀吉による小田原城攻略が始まる。それに従軍する織部。
話としては空白期間を設け、そこで織部のレベルがもう一段階上がるという話がメインとなるのだが、それだけでなく有無を言わさず愛弟子を殺されてしまった千利休の秀吉に対する反発とかもあり、なかなかに重い。 |
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4話 |
人気を取り戻したホームランダーは、目の上のこぶであるエドガーを排除して自らヴォート社を掌握する。一方、そんなホームランダーに危惧を覚えるスターライトは他のセブンのメンバーと語らい、反ホームランダーの同盟を結ぼうとする。
セブンの方は、まさしく陰謀論の展開ということで、本当に現実を見ている気分にさせる。セブンと対立関係にあったと思われた管理局だが、そのトップのヴィクトリアは背後でホームランダーと組んでいたことが発覚した。
ホームランダーは自らの人気と発信力を頼りにヴォート社のトップがアメリカの敵だと大衆に信じ込ませ、更に管理局のヴィクトリアと組んでエドガーを陥れて自らがトップに立つ。
一方、反ホームランダーの連合を組もうとするスターライトだが、あっけなくホームランダーにばれてしまう。そしてホームランダーは見せしめのためにセブンになったばかりのスーパーソニックを殺してしまい、従わないとヒューイも殺すと脅す。
ザ・ボーイズの方は、フレンチーの過去の借金を逆に利用してロシア入りし、そこで冷凍されていた元ペイバックのリーダーであるソルジャー・ボーイを発見する。そこで一悶着あり、キミコは再生能力を一時的に失った上で重傷を負ってしまい、V24を服用したブッチャーとヒューイは能力を発揮してかろうじて逃げることはできた。
V24のお陰でヒューイも能力を発揮したが、皮肉にもそれはAトレインと同じ高速移動能力だった。
<「メイヴは手以外でも鉄パイプを曲げる」とはホームランダーの言葉だが、あまりにアダルトすぎる。> |
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マトリックス 4-Film デジャヴュ・コレクション メタルケース&スチールブック仕様<4K ULTRA HD & ブルーレイセット> |
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13 |
映画 |
トップガン マーヴェリック(2022) |
アメリカ海軍は某国が各施設の建設を始めたことを察知し、それを阻止するために航空機による爆撃を計画する。しかしそれはあまりにも困難なミッションになってしまい、エリート・パイロット・チーム“トップガン”ですら不可能な任務と思われた。その到底不可能なミッションを成功させるための切り札となる教官として伝説のパイロットピート・ミッチェル“マーヴェリック”(クルーズ)を起用した。しかしトップ・ガンの面々は彼に対して懐疑的で、特にかつてマーヴェリックのコパイロットで、かつて同じF−14に乗って死亡したグースの息子ルースター(テラー)は、敵意をむき出しにする。
いくつも代表作を持つトム・クルーズだが、その伝説の始まりとなった作品は誰しもはっきり言う事が出来る。それが1986年に公開された『トップガン』である。当時社会現象にまでなり、トム・クルーズの名前を世界的に有名にした作品である。
私は当時この作品にはまれきれなかった。理由は単純で、主人公マーヴェリックの性格の軽さがどうにも受け入れられなかったから(ほかにいくつも理由はあるが、その辺は『トップガン』のレビューで書いた)。
ただ、それも今考えると、80年代という時代をベースに考えねばならなかった。あの当時は、一芸に秀でた身勝手キャラが暴走して失敗し、そこから立ち直るという物語がトレンドだったから、それに乗っただけの話だ。実際この構造を取った映画やアニメは本当にこの時代に多い。『トップガン』自体がそのトレンドを作ったと言う意味では、やはり偉大な作品なのだろう。
そして四半世紀が経過した。こんな長い間そのままだった作品が突然続編というのは驚かされた。そしてトム・クルーズが未だにアクション映画の最前線に出演出来ることがなによりの驚きでもある。
そして最も重要なのが、本作はちゃんと『トップガン』をリスペクトしながら新しい価値観をアップデートしているという事。本作の中には数多くのオリジナル版への敬意がある。それは勿論冒頭に出てきたエド・ハリスであったり、重要な役割として“アイスマン”ヴァル・キルマーが良い役を演じていたり、かつて死んだグースについて語るという人間に対する配慮もあるし、年齢を重ねてもまだバーではやんちゃなところを見せて見たり、戦闘機を使ってのパフォーマンスを見せてみたり。マーヴェリックが歳を取ったらこうなるだろうと言うことに溢れてる。そして何より、後半重要な役割で登場するF−14!このF−14だけでこの作品観て良かったと思えたくらいだから。
そりゃこの作品が完璧なんて言うつもりはない。むしろ穴だらけだろう。絶対誰も死なないミッション成功とか、そもそも海上からのミサイルでピンポイント爆撃が可能なのだから、そのミサイルに劣化ウラン弾を使うか、絨毯爆撃すれば航空機による爆撃はそもそも不必要だとか、第五世代戦闘機に対して数段性能が劣るF/A−18が圧倒的に強いとか、そもそもマーヴェリックの性格が戦闘機乗り向きで無いとか、色々挙げればいくらでも挙がる。
でも本作はそれを前提にした、一種のファンタジー作品として作られてるのだから、リアリティを語るのは野暮ってものだ。これでいいのだ。
その上で改めて「楽しかった」と言おう。それで充分だ。 |
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43話 |
突如現れたギフとデッドマンの群れに、逃げることしか出来ない一輝ら。その間にも大二はギフによって連れ去られてしまう。ギフによって復活させられた赤石と共に、もう後戻りは出来ないと決意を固める大二。
敵はギガデモス。赤石が変身した赤いギフデモス。ギフに命を献げるためにアララトを含めて人類を蹂躙するが、仮面ライダーオーバーデモンズによって倒された。そしてギフ。アルティメットリバイおよびバイスと戦うが、底を見せない。
これまで話を引っ張ってきた赤石が退場する。ギフに見捨てられ、やけくそとなって人類を蹂躙しようとしたが、光のオーバーデモンズによって倒された。しかしそのとどめを刺したのは大二で、赤石に代わってギフと契約を結んでしまった。
そして狩崎家の真実も明かとなる。ギフを目覚めさせた時、自らの死を覚悟した狩崎真澄は自らの体内に生じた悪魔をジョージに移したという。ジョージの性格形成がゆがんだのはそのせいだという。
全般的に話が暗くなってしまい、家族が結束してるようでバラバラになる話だった。
<前回灰になってしまった赤石はギフによって甦ったのだが、それでも不老不死だという。矛盾してるよな。> |
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11 |
読書 |
独立器官
作家の“僕”がジムで知り合った美容医師の渡海という男は独身主義者で自由を謳歌していた。時折一緒に酒を飲み、いかに上手く女性と付き合っているかを聞かされていたが、あるとき渡海から、本気で好きになった女性が出来たことを打ち明けられるのだが、その日から彼はみるみる痩せ衰えていった。
人が人を本気に好きなるという事を直球で描いたもので、ここまでストレートに書かれると、逆にすごく新鮮な思い。改めて恋愛が文学となるのは、恋愛とは、命に関わるものだからということを改めて考えさせられた。 |
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1話 |
ウルトラマントリガーの活躍から7年後。人類は宇宙への進出を開始していた。そんな時、謎の球体スフィアが火星を襲い、その後地球の侵略を開始した。地球襲撃の惨状を目の当たりにしたアスミカナタは、人々を救いたいと願う。その時、光がカナタを包む。
敵は精強融合獣スフィアザウルス。スフィアソルジャーが複数合体することで誕生した巨大な怪獣で、地球のエネルギーを吸収しようとする。
「ウルトラマントリガー」と同じ世界を舞台に、その七年後を描く話。これは「ウルトラマンティガ」と「ウルトラマンダイナ」の関係を彷彿とさせる設定となる。又明確な敵が現れ、それがスフィアというのも「ダイナ」の設定を踏襲している。
今回の主人公は純粋な地球人(?)で、人々を救いたいという願いでウルトラマンになるという、まさに王道ヒーロー。トリガーと同じで言葉を喋ることはなく、変身後もカナタの意思のまま行動出来る。
初登場となる怪獣も人型でも恐竜型でもないかなり独特なデザインで、色々と力入ってる感じ。
デッカーは「シュワッ」と叫びながら行動しているが、この声で戦うのは随分久々になる。
<空高くから攻撃するスフィアに対して実弾のマシンガンで攻撃するGUTS−SELECTの隊員達。トリガーの時より武装が弱くないか?
最初から「輝けデッカー」と叫ぶカナタ。何故そんなすらすら決め言葉が出てくるの?
一般人に対して脅すリュウモンソウマ。よくこんなのが隊員になれたもんだ。昭和でもこんなキャラいなかったぞ。> |
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竜とそばかすの姫 ベル ノンスケール |
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09 |
映画 |
Mila(2021) |
1943年。イタリアの町で家族とともに暮らす少女ミラ。しかしある日突然現れた爆撃機による攻撃で家族は散り散りになり、ミラは一人取り残されてしまう。火の迫る街の中、彷徨うミラだが…
世界各地のアニメーター達がオンラインとオフラインを駆使して連携して作ったという大変貴重なアニメーション作品。
一応舞台はイタリアっぽくなっているが、このような事実は史実では起こっていないため、地域性は敢えて排除して、世界のどこでも起こりえた、あるいは起こりえる事件として描かれている(そもそもイタリアではこのようなことは起こってないという事実はともかくとして)。実際舞台を変えればこれは今の世界で起こっている事件として描く事も出来る。
それだけ人間は同じ事をやってるという事になる。そして戦争によって被害を受けるのは確実に一般市民である。それはまさしく今テレビの中で見ている光景だ。 |
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18話 |
ドンブラザーズの面々は桃谷ジロウを仲間に入れたくないと桃井タロウに訴えるが、タロウはそれも面白いと、ジロウに俺から一本取って見せろと挑戦する。それを見たはるか達も参戦するが、誰もタロウから一本を取る事が出来なかった。そんな折、ドンブラザーズにそっくりな姿をした新たな戦士が現れる。
敵はドンムラサメ。ドンブラザーズとそっくりな姿をした紫色の戦士。正体は分からないが女性の声をしているのとアルターチェンジが可能。
桃谷ジロウが、他のメンバーのようなお供は嫌だと駄々をこねて、タロウから一本取る挑戦をすると言う話。いつの間にか他のメンバーも参加して、タロウに挑戦するという話になる。正攻法だと全く敵わないため、父親代わりの陣から弱点を聞いて勝負を賭けるが、肝心なところで一本取ることに躊躇してしまう。そして勝負の間に、ソノイとの勝負も並行して行う。戦いではなく、どれだけ人助けをして感謝されるかという勝負だけど。ヒトツ鬼は出て故尾内のだが結構盛りだくさん。
そんな時、突然現れた新キャラ。仲間になりそうな姿だが、今のところ全く分からない。
一方、夏実を探す犬飼翼は相変わらず迷ってばかり。一年後に会えるって話はどうなったのやら?
<タロウとの勝負を挑むソノイは、人助け勝負を賭けるが、公平を期して、タロウの手伝いをするという。ただしやってることはタロウの横にいるだけ。これは手伝ってるとは言わない。> |
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映像のポエジア ――刻印された時間(2022) |
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アンドレイ・タルコフスキー |
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08 |
読書 |
はじめの一歩131
鷹村の三階級目の挑戦となる、S・ミドル級チャンピオンのキース・ドラゴンとの対戦を控え、キース来日に合わせ、敵情視察を兼ねて彼の好きな麻雀勝負に鴨川ジムの八木が向かった。だがあまりに幸運すぎるというキースの運は想像を絶するものだった。
鷹村の三階級目となるチャンピオン戦だが、この巻はそれ以前のコメディチックな話。いつものパターンでチャンピオンの強さを強調するための話。極端な幸運の持ち主と言うことだけ。あと一歩がトレーナー経験から人を見る目ができつつあるというのもあるが、概ね消化試合。 |
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3話 |
超能力管理局長官のヴィクトリアが能力を使って人殺しをする光景を目撃したヒューイは、今自分のやっていることに疑問を覚え、更に自分の命まで危ないことを感じるが、それを相談したスターライトからは、今は静観するようにと言われる。そしてそのスターライトはセブンの共同リーダーとしてやるべきことに悩んでいた。そんな時、ホームランダーの誕生日を祝うパーティが全米に公開されようとしていた。
一見平静状態を保っているかのように見える世界。しかしセブンに対する風当たりは徐々に強くなっていき、メンバーそれぞれが自分で出来ることを考え始めている。
ホームランダーはなんとかスターライトとの共同リーダーに馴れようとしているが、何事も仕切ろうとするため、みんなから反発を受けつつある。誕生日の当日に自殺しようとした女の子を助けることをテレビ放映させようとしたが、丁度ストームフロントの自殺のニュースを目の当たりにしてショックを受けて自殺を放置する。
スピードに陰りが出たAトレインは黒人ヒーローとして有色人種の支持を得ようと路線変更を試みる。
ディープの書いた自伝はドラマ化されている。
ザ・ボーイズ側では、上司のヴィクトリアが能力者であることを知ったヒューイがヴィクトリアの過去を調べ、能力者専門の孤児院に行き当たる。そこでヴィクトリアも又ホームランダーと同じであることを知ってしまい、ザ・ボーイズに戻る決心をする。
ブッチャーは元ペイバックという能力者集団で死んだとされるソルジャー・ボーイを調べるが、その際取り調べ対象のガンパウダーに襲われ、V24を用いて一時的に能力者となる。その際発現した能力は鋼鉄の肉体と怪力と目からビームを放つという、ホームランダーに似た能力だった。
半分閉じこもり生活を送っていたMMはどんどん鬱屈を深めていき、ついにブッチャーの元へ戻ることを決意する。
そしてラスト。ホームランダーの生誕祭でブーイングを受けたホームランダーは激高して、自分は誰よりも優れてるから、自分を称えよと本音を叫んでしまう。 |
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MARVEL美少女 MARVEL UNIVERSE ソー(ジェーン・フォスター) 1/7スケール |
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06 |
映画 |
恐竜映画 |
ジュラシック・パーク |
ジュラシック・ワールド |
ウォーキングwithダイナソー |
リトルフットの大冒険 謎の恐竜大陸 |
キング・コング |
ファンタジア |
ダイナソー |
アーロと少年 |
恐竜100万年 |
ジュラシック・パークIII |
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読書 |
ぼくたちのアニメ史
日本のアニメーション黎明期から脚本家としてアニメに関わってきた著者が、アニメ誕生から、21世紀に至るアニメの変遷や、著者から見た監督やスタジオなどの特徴を挙げる。
それこそアニメーションの始まりとなった1963年時点から半世紀に至るアニメーションの歴史を凝縮したような作品になってるが、あくまで著者の目線からと言うのが良い。実に良い。 |
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S.H.フィギュアーツ テック・オン・アベンジャーズ ヴェノム シンビオート ウルヴァリン |
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05 |
映画 |
SNS-少女たちの10日間-(2020) |
全世界的にSNSを用いてローティーンの少女と性的関係を持とうとする男達が増加している。スウェーデンでもその被害が多くなっていたこともあり、調査を兼ねて幼く見える役者をサクラにしてSNSでのやりとりを撮影した作品。
ネット黎明期から問題となっていたことの一つに、いわゆるネットを通した売買春がある。これはパソコン通信の時代からずっと続いているのだが、若年層が簡単にネットにつながるようになると一輝に社会問題になっていった。世界的な問題なのだが、これに関してなかなか対応が難しいもので、今に至るにも明確な対策は出ていない。
それでその危険性は世界中のテレビで番組作りがされているはずである。日本でもことある毎にドキュメンタリーが作られていて、結構な数を観ている。
それを映画にする訳があるのか?というのが最初の思い。テレビでやれることを映画でやっても無意味だろうというのが私の思っていたことだった。
しかし、それは私の考えが浅はかだった。とんでもない。ちゃんと映画に出来てる。というか、映画でないとこれは出来ない。
テレビと映画の違いは、表現の幅。特に性的な会話になると、テレビやるとピー音ばかりになってしまって、ほとんど何を喋ってるのか分からなくなる。それに中立性を高めると囮捜査員の本音も出なくなる。
映画の場合は金を出して大人が観に来るので、かなりのレベルでそれは自由だ。それだけに生々しい言動が次々出てくる。
相手が子どもだと分かっているのに、いや子どもだからこそ、性的な発言を引き出そうとしたり、裸を見せるよう強要するとか、到底正気とは思えないような言動で迫る大人の男達の姿の浅ましさ。その辺を殊更強調する演出で見せてくれるので、観ていて嫌な気分になってしまう。
そして通常のドキュメンタリーと違うのは、まさにその部分で、観ている側に徹底的に嫌悪感を持たせるように作られてる。子どもを餌食にしようとしている大人の男に情け容赦なく糾弾し、そのような行為は唾棄すべきものだと強調する。そんな一方的な立場に立てるのは、これが一個の作品であり、映画だからできることだ。
一応人権問題があるので、出てくる男達は全員顔にモザイクが掛かっているが、直接会いに行こうとしたりとか、これもドキュメンタリーとしては少々行き過ぎな描写もあるが、緊張感の演出のためにはあって然りだろう。
あと面白いのが、囮捜査をやってる女性が、たまたまいきあった真面目な男と交流した時、善人過ぎるという意味で泣き出すシーンがあった。単純に本来的なSNSの使い方をしてるだけなのだが、それだけで感動出来るとは、どれだけ悪意に晒されているのかが分かろうというもの。 |
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42話 |
ベイルと話し合いの場を設けた狩崎真澄は、このままでは消滅を待つばかりのベイルに元太との決着を提案する。命を賭した真澄の提案を飲むベイル。そしてそれを見守ることを決める一輝。
敵はクリムゾンベイル。真澄によって強化されたベイルで、元太が変身した仮面ライダーデストリームと戦って敗北する。そしてギフデモス。赤石が変身したものだったが、リバイとバイスによって倒される。
一輝の父元太とベイルの決着が付く話。元太は仮面ライダーデストリームへと変身し、ベイルも強化体であるクリムゾンベイルとなっての戦いとなった。これは元太の覚悟で、これに勝利することでベイルを再び受け入れて共存することを選択する。
元太の行為は迷いの中にある大二の手本となることだったが、大二自身はまだそれを受け入れられず、家族全員に反発を覚えたままとなる。
今回の話は五十嵐家と狩崎家の家族内の戦いになってる。ベイルも元々元太=純平と契約した家族のようなもの。両家族とも戦いの末に和解する。
赤石も倒れ、これで決着かと思われたが、そこに突如ギフ本体が現れた。更に予告には赤石の姿もあった。まだ話は終わっていない。 |
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03 |
読書 |
JJM 女子柔道部物語5
次は全道大会に標的を捉え、練習に励むカムイ南。もえも又次の大会に向けて特訓を始め、黒帯試験へと挑む。
ほぼ全編練習だけの話になっているが、それだけで大変面白いのが不思議。オリジナルとなった「柔道部物語」も練習風景が面白かったので、筆の冴えは今も健在。 |
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17話 |
消えてしまった恋人夏美との約束を守り、一年間誰にも夏海のことを黙っていて、一年後の今日再び会える事になっているその日。約束された場所へと向かう犬塚翼。だがそこには自殺しようとしている若者と、ソノニがいた。自殺を止めることが出来たものの、ソノニによれば、もうすぐヒトツ鬼に変わろうとしているその男田辺に希望の光を見せられるかと問われてしまう。成り行き上その提案に乗るしかない翼。
敵は鳥人鬼。犬塚翼に一目惚れした女性が、恋心のあまりに変身してしまったヒトツ鬼。そして鳥人鬼ング。倒されるとジェットマンのアバターギアを落とした…はず。
完全犬塚翼中心の話。ずっと逃亡生活を送っていた翼は一年後に恋人の夏美と会える約束を信じ続けていたが、その当日に苦労するという話。ほぼ今回は翼一人の話で、他のメンバーは鳥人鬼を倒すためだけに登場した。ただしこの話では苦労だけして何も決着しないままだった。
翼と夏美は役者だったという事が分かった。合宿中、何者かに折り紙を口に入れられ、翼だけがそれを吐きだしたが、他のメンバーは折り紙を口に入れたまま気絶したまま。夏美だけが折り紙を飲み込んでしまい、その後変な空間に吸い込まれてしまう。その際「このことを誰にも言わなければ一年後に夏美と会える」と言われたから、ずっとそれを守り続けた。翼が警察に追いかけられるのは、その事件の犯人と見られてるからだとか。
アバターチェンジはドンドラゴクウがドラゴンレンジャーに変身している。
今回のドンオニタイジンの合体ではみんな素直に合体はしてるんだが、喋りまくっていたため、ドンモモタロウから黙れと言われていた。毎回合体の台詞が違うから面白いな。
<田辺を力づけるために翼はヒトツ鬼になりきった扮装をしていたが、その格好はまるでブラックデビルだった…知ってる人もいないか?これフジじゃなくてテレ朝だよな?
翼にすっかり惚れ込んだ加奈子は部屋中に翼の写真を貼りまくっているが、もはやそれは病的超えてる。こんなのと恋人になったら無茶苦茶苦労するぞ。最後は田辺と恋人同士に戻ったようだが、メンヘラは治ってなさそうだ。
鳥人鬼は上空から卵形の爆弾を落とす…女性だけに、相当やばくないか?> |
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01 |
映画 |
ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス(2022) |
スパイダーマンの頼みで興味本位でマルチバースへと接続してしまったドクター・スティーブン・ストレンジ(カンパーバッチ)は、時折夢の中で他のバースの自分自身に接続するようになってしまった。そんなある日の夢の中でストレンジは謎の怪物から一人の少女を守っており、窮地に陥ったストレンジは少女から力を取り上げて怪物を倒そうとするが失敗して死んでしまった。その日、ストレンジはかつて恋仲であったクリスティーン・パーマー(マクアダムス)の結婚式に友人として出席したのだが、突如ニューヨークに一つ目の怪物が現れる。カマー・タージからやってきたウォン(ウォン)と共に戦い勝利を得るが、その怪物が追っていたのは、夢で見た少女だと分かる。助けた少女はアメリカ・チャベス(ゴメス)といい、マルチバースを移動する能力を持っていると言う。そこでストレンジはマルチバースの知識を持っているワンダ・マキシモフ(オルセン)の元を訪れる。
MCUシリーズももう26作目。それで未だ飽きが来ないのが凄いが、これは一本一本に個性があって、更に監督自身の個性も相まってバラエティに富んでいるからだろう。
それでも本作は特別な思いがある。なんせ監督がサム・ライミ。20年前に監督が作った『スパイダーマン』こそが今のアメコミヒーロー映画の始まりとなったのだ。一体その手腕をどう振るってくれるのか、実に楽しみ。
それで本作、見事にサム・ライミの作品になっていた。ただし、『スパイダーマン』時のものではない。更に遡ったデビュー時の『死霊のはらわた』のもの。正確にはこれはその三作目である『キャプテン・スーパーマーケット』のもの。見事にサム・ライミらしさに溢れた作品となっていた。なんというか、感覚的には『キャプテン・スーパーマーケット』の続編を観てる感じ。特にアッシュ好きな私としては、最高に楽しい作品となっていた。
しかしそれはこれまでのMCU作品とは一線を画すものでもある。特にディズニー傘下となった今のMARVELは、基本的に残酷描写を避けるようになった。それに対して真っ向から対立するような残酷描写を打ちだして公開するとはなかなか肝の据わった作りだ。その辺は流石サム・ライミと言ったところだろうか。ホラー性とグロテスクさを強調したこの作りはこれまでにはない新鮮な感覚だった。
主人公にドクター・ストレンジを持ってきたのはぴったり。他のヒーローだったらここまではまることは無かっただろう。なんせ身勝手で他人を愚かとしか見てないストレンジは、スケールの大きなアッシュのような性格なので、そのまんま『死霊のはらわた』拡大版と言った感じ。なまじ能力が高い分、やってることが派手だしモラルもないので、非情なことを平気で行う。特に後半の死体を使ったアクションに至っては悪趣味の局地。死体と化した肉体を使って、悪霊まで取り込んで襲いかかるストレンジの姿はヒーローより明らかにヴィラン側にしか見えない。
しかもその相手であるヴィランはMCUの中で最も薄幸な女性キャラだけに、どっちが悪者なんだかという感じ。この設定を前提にしたことから、ライミ監督の悪ノリが始まったということあろう。
この話での敵も面白いところだ。前述したが、スカーレット・ウィッチが最初に登場したのは『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で(本来の父親であるマグニートが使えないため)、ヒドラの残党によって兄のクイック・シルバーと共に肉体改造を受けたというキャラで、兄はウルトロントの戦いで死んでしまい、更に愛するヴィジョンと出会ったものの、その後の『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)ではキャプテン・アメリカ側に付いたためにお尋ね者となり、そして『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018)で愛するヴィジョンを失った。その後配信版「ワンダヴィジョン」でも、理想の家族を作ろうとしたが失敗する。作りあげた幸せも全て消え去り、ただ悲しさだけしか持たない。悲劇のヒロインみたいなキャラである。そんな彼女が、悲しみのあまりにマルチバースの特異点であるダークホールドを引き入れてしまって、本物の魔女になってしまったというもの。
尊大で基本的に誰に対しても冷笑的なストレンジと、ただただ小さな自分の幸せのためにマルチバースを探し回るスカーレット・ウィッチ。どっちも自分勝手でヒーローとヴィランが絡み合う関係が展開する。ここまで主人公を悪人に描けるのはライム監督だからこそ。
でも流石にそれを押し通すことは出来なかったらしく、物語が進むにつれ、敵と味方がはっきりと分かれていったため、ギリギリでMCU作品として成り立っていた。
まんまホラーではないが、ホラー要素満点なのも良し。ホラー的演出を緊張感として描いていたので、演出は最高だった。
小ネタも良し。マルチバースの中で、これまでMCUに登場したキャラも別次元のキャラとして登場してるのも良かった。何より今まで版権の都合で出せなかったX-MENのエグゼビアが、まんまパトリック・スチュワートの姿で出ていたのは大きい。ディズニーがFOXを吸収したことから、いよいよ本格的にX-MENもMCU参戦可能になった事を内外に示すことが出来た。このMCUフェイズ4はかなり大きな話に持って行けそうだ。絶対出ると思ってたブルース・キャンベルも、いかにもなところで登場してるし、実に楽しい。
強いて悪い部分を言うならば、演出に振り切ってたお陰でマルチバースの設定が薄っぺらく感じられたことと、物語にひねりがなさ過ぎたことくらいかな。それらを含めても充分面白い作品だけど。 |
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2話 |
超能力管理局長官のヴィクトリアが能力を使って人殺しをする光景を目撃したヒューイは、今自分のやっていることに疑問を覚え、更に自分の命まで危ないことを感じるが、それを相談したスターライトからは、今は静観するようにと言われる。そしてそのスターライトはセブンの共同リーダーとしてやるべきことに悩んでいた。そんな時、ホームランダーの誕生日を祝うパーティが全米に公開されようとしていた。
一見平静状態を保っているかのように見える世界。しかしセブンに対する風当たりは徐々に強くなっていき、メンバーそれぞれが自分で出来ることを考え始めている。
ホームランダーはなんとかスターライトとの共同リーダーに馴れようとしているが、何事も仕切ろうとするため、みんなから反発を受けつつある。誕生日の当日に自殺しようとした女の子を助けることをテレビ放映させようとしたが、丁度ストームフロントの自殺のニュースを目の当たりにしてショックを受けて自殺を放置する。
スピードに陰りが出たAトレインは黒人ヒーローとして有色人種の支持を得ようと路線変更を試みる。
ディープの書いた自伝はドラマ化されている。
ザ・ボーイズ側では、上司のヴィクトリアが能力者であることを知ったヒューイがヴィクトリアの過去を調べ、能力者専門の孤児院に行き当たる。そこでヴィクトリアも又ホームランダーと同じであることを知ってしまい、ザ・ボーイズに戻る決心をする。
ブッチャーは元ペイバックという能力者集団で死んだとされるソルジャー・ボーイを調べるが、その際取り調べ対象のガンパウダーに襲われ、V24を用いて一時的に能力者となる。その際発現した能力は鋼鉄の肉体と怪力と目からビームを放つという、ホームランダーに似た能力だった。
半分閉じこもり生活を送っていたMMはどんどん鬱屈を深めていき、ついにブッチャーの元へ戻ることを決意する。
そしてラスト。ホームランダーの生誕祭でブーイングを受けたホームランダーは激高して、自分は誰よりも優れてるから、自分を称えよと本音を叫んでしまう。 |
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満映秘史 栄華、崩壊、中国映画草創(2022) |
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石井 妙子
岸 富美子 |
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