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31 |
映画 |
ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り(2023) |
魔法の世界フォーゴトン・レルムでかつて聖なるパラディンであったが我欲で堕落してしまい、今は盗賊をしているエドガン(パイン)は、娘を置いたまま相棒の戦士ホルガ(ロドリゲス)らと共にお宝探しに行ったところ、仲間のフォージ(グラント)の裏切りで二人揃って牢に入れられてしまった。数年後脱獄してやっとの思いで娘のところに行ったところ、フォージはある城塞都市の太守となっており、娘はフォージの養子として育てられていた事を知る。そこでようやくフォージが裏切り者で、しかも魔術師と組んでこの都市の人間全ての命を悪魔に捧げようとしていることを知ったエドガンだったが、事実を知られたフォージにより殺されそうになってしまう。なんとか都市を脱出したエドガンは魔法使いの青年サイモン(スミス)、動物に変身する能力を持つドルイドのドリック(リリス)、かつてエドガンが属した聖騎士のゼンク(ペイジ)らを仲間にし、娘を取り返し、フォージの野望を打ち砕こうとする。
1980年代に一気に世界に広まって人気が出たゲームに「ダンジョンズ&ドラゴンズ(略称D&D)」がある。これはTTRPG(テーブル・トーク・ロール・プレイング・ゲーム)というもので、ゲームボードを中心に複数の人たちが集まって、様々なストーリーミッションをこなしていくというもの。実は世界初のTTRPGで、今もまだ続いている世界最長のゲームである。
私も80年代から90年代にかけて何作かのTTRPGはプレイしているが、残念ながらD&Dは未体験。
その後パソコンゲームとしてD&Dが登場し、そちらの方で二作ほどプレイしている。そんな訳もあって、そこそこは思い入れもあった。
それだけ人気がある作品なので、当然映画化の話も初期からあったそうだが、実際に映画化されたのは2001年で、『ダンジョン&ドラゴン』(2001)として映画化された。この映画は主人公が戦士とかの格好良い職業ではなく、冴えない盗賊という観点が面白かったのだが、褒められるのはそこ以外無くて、悲しくなるほど酷い出来の作品だった。続編の話も全く無かったし、20年間音沙汰もなかったので、おそらくその失敗は尾を引いたはずだ。
実際私も本作のアナウンスを聞いた時、真っ先にその失敗作を思い浮かべたし、特にリアルなファンタジーゲームがPC上で普通にプレイできる昨今、映画にする意味もないと思っていたのだが、いざ公開されると殊の外評価が高く、観ておかねば損かな?と考え直して視聴した。
結論から言うと、劇場で観て大正解。本当に良く出来た作品だった。
本作の良いところはたくさんあるが、徹底的に無駄を省いたことが最も大きな利点だったとは思う。
ファンタジーやSF映画における無駄というのは、設定に他ならない。ファンタジーは現実世界とは異なる世界が舞台なので、現実の常識では語れない部分が多量に出てくる。この辺をどう説明するかが問題となる。一つ一つ説明していると物語のスムーズさを阻害するし、逆に説明しないと観てる方が何が何だか分からない。
それで本作はほとんど説明しないことを選んだ。これは受け止める視聴者がついてくると信じていたからだろう。
これは今の時代に作られたことが大きい。D&Dプレイヤーが持つ常識だけでなく、ファンタジーだったら、既にロード・オブ・ザ・リングが先行してあったため、ファンタジーの基本は知っている人が多い。だから最低限の説明で後は察しろという感じにした。
膨大な量の設定を事前に知っているという前提で作るというのは、視聴者を信用しすぎだし相当な冒険だが、しかしそのお陰でものすごくテンポが良くなった。説明が無いわけではないが、ほとんど一言だけで説明は済ませ、後は観て察しろという内容にしたお陰でストーリーに遅滞がなく、ジェットコースターに乗ってるように新しいストーリーに運ばれていく。それがとても心地よい。
もう一つの無駄省きは、時間の経過をあまり描写しなかったこと。この作品は狭い地域だけで成立はするものの、それでも劇中あっち行ったりこっち行ったりが多い。その際道中の苦労や会話などはできるだけ省き、舞台から舞台へと次々と展開させていった。これもまたテンポの良さにつながっている。
そのお陰でかなりの内容を詰め込むことが出来た。通常ゆっくり作れば二本分くらいの内容を詰め込みながらこの時間に収めたのは素晴らしかった。
キャラの良さもあり。通常この手の作品だと主人公が戦士とか魔術師とか、力を誇示するパターンが多いが、本作では主人公の職業は盗賊でパーティーで一番弱い。ただ頭が良いのと口のうまさ人を引きつける魅力があって、それがリーダーたらしめている。その魅力に騙されてみんなが集まって、協力している。全部あっけないが、その辺の仲間集めも見所だし、弱いなりに工夫する主人公の努力も魅力的。それに何より仲間達がとても個性豊かで魅力度満点。大変バランスの良い作品に仕上がった。
キャラで言うなら、ラスボスでありながら小悪人というフォージ役のヒュー・グラントも良かった。『パディントン2』(2017)に続き、嬉々として悪人を演じられる度量の深さは、まさにジョンブルって感じで素晴らしい。
結果として、大変高品質にまとまったゲーム原作作品。巧いバランスの作品だった。 |
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37話 |
デザイアロワイヤルの首位は沙羅のハクビと道長のバッファが同率首位で、二人による決着が付けられることとなった。これまで失われた人々を全て救うために全力で沙羅をバックアップすることを誓う景和と祢音。そして速やかに全員をデザイアグランプリから排除することを目的とする道長。その頃英寿はジーンが取り戻してくれたヴィジョンドライバーを用いて創世の女神の元へと向かっていた。
敵は仮面ライダーゲイザー。
今回のデザイアロワイヤルが終わったが、決着は付かないまま。道長としては、仮面ライダーの業は全部自分が引き受けるので、他のライダーはみんな消えて欲しいということだが、景和は全てを元に戻したいという願いを捨てられない。お互いに人を思いやってのことだが、目的が異なるために戦わざるを得ない状況。
創世の女神となった母の真実を追う英寿は、実は母ミツメがデザ神との間で子どもが出来たことで、創世の女神になったという。つまり英寿の存在そのものが創世の女神を作り上げたという事になる。そもそもミツメは人々の幸せを求めていたことを知らされた英寿は改めて母のために戦う事を心に決める。
運営のスエルは力が弱った創世の女神を廃棄しようとしているが、勿論それを許さない英寿は戦うが、その際、新たな変身能力を得、純白のギーツへと変身した。
<景和の台詞「幸せを願って何が悪い」は普通悪人が言うもの。善意の固まりの景和が言うと、とても違和感がある。
ケケラの人間体は懐から次々に棒キャンディを取り出している。なんか「特捜ロボジャンパーソン」の帯刀を思い出させる。> |
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29 |
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読書 |
JJM 女子柔道部物語7
道大会でなんと四人もの決勝進出者を出したカムイ南高校。えもも見事に決勝進出して果敢に挑むが、全国三位という強豪相手に全く歯が立たなかった。
前巻からの続きだが、すっかり強豪校になってしまっている。主人公がいきなり強くなるわけではなく、敵わない相手には本当に敵わないというところがリアル。高校生活はまだ長いので、ここから順調に強くなっていくのだろう。それはそれでとても楽しみ。何より柔道の描写が上手いので、読んでいて大変気持ちが良い |
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く VISUAL BOOK(2023) |
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鈴木 さゆり |
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28 |
読書 |
デューン 砂漠の異端者3
砂虫を操る少女シーアナと出会うため、記憶を取り戻したダンカン・アイダホはラキスへと向かった。だがその接触を防ごうとする勢力がおり、ダンカンを付け狙う。一方、別の思惑を持つベネ・ゲセリットも教母をラキスへと向かわせていた。
今まで読んだデューンシリーズの中で一番読みやすい作品だった。驚くほど頭に入ってくるのだが、一方でなんで主人公であるはずのダンカンが後退して、なんと言うこともないキャラだったはずのテグが中心になってるのかが今ひとつ理解出来ず、更に物語もかなり中途半端。このオチは続編を読むしかないのだろうか? |
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12話 |
五人の王たちの前に現れ、デズナラク8世を倒した男はジェラミー・ブラシエリと名乗り、予言の書を書いたのも自分であるという。敵か味方か分からぬ王たちは、ジェラミーを調べ始める。
敵はデズナラク8世。前回でジェラミーに倒されたように見えたが、実はそれは偽装で、また現れたがジェラミーが変身したスパイダークモノスによって倒された。
前回登場したジェラミー・ブラシエリの正体について。二千年前の人物で、キングオージャーの予言の書を書いた張本人。実は人類とバズナラクのハーフだという。本人に言わせれば、人類とバズナラクをつなぐ役割を持つとのこと。スパイダークモノスに変身したことで追加戦士である事ははっきりした。
ただ、ジェラミーの上から目線の発言に王様全員が反発してしまっているので、まだ仲間という感じではない。
<やたらもったいぶったジェラミーの喋り方は野村萬斎がモデルかな?> |
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り ゴールデン・アーカイブ ゼンク 6インチ・アクションフィギュア |
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26 |
映画 |
ルパン三世VSキャッツ・アイ(2023) |
東京で喫茶店を経営する来生瞳(戸田恵子)、泪(深見梨加)、愛(坂本千夏)の三姉妹は、昼は喫茶店で、そして夜は秘宝を狙う怪盗キャッツ・アイとなり活動していた。彼女たちが狙うのは死んだ父が求めていたものばかりだが、今回は父が描いた三枚の絵。ところがそれはルパン三世(栗田貫一)らも同時に狙っていた。東京で鉢合わせする両者はお互いのプライドを賭けて争奪戦に挑む。
1971年に第一作目のテレビシリーズが開始されてから既に50年。これだけ長い間愛されている「ルパン三世」は既に巨大コンテンツになっているが、単独だけでなく、他にもコラボレーションをしている。現在の所では名探偵コナンとのコラボ作品が二作あるが、続いてのコラボが本作となる。
今更キャッツ・アイって、時代的に相当ズレがあると思うし、魅力があるのか?とか思いつつも、サブスクとしての上映だったので、つい観てしまった。
「ルパン三世」は言うまでもないが、一応「キャッツ・アイ」に関しても漫画の方は読んでいるために人物相関図はだいたい頭に入っている。
その上で言えるのは、「全く面白くない」とだけ。キャッツ・アイが活動している時間軸にルパンが紛れ込んだという設定だとして、古くもないし新しくもない。ただ二つの物語を単にくっつけただけ。
話に意外性もないし、馬鹿素直な姉妹が悪人に騙されてルパンと敵対するだけ。東映の戦隊VSシリーズと話は全く同じだ。
本作の問題点はキャッツアイの三姉妹が全員底抜けの人好しということ。疑うことを知らないためにあっけなく騙されるため、結局ルパンがそれをフォローすることになって、「VS」と付いてるのにほとんど保護者。特に三女の愛は感情のままに動くためにほとんど幼児。これで誰にも正体を知られてない怪盗という設定は無理。
本作で唯一評価できることはこれを劇場版にして金を取らなかったこと。サブスクだったら話のネタレベルで済むので、ダメージは来ないから。仮に劇場で観てたら最低点にしてる。 |
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23話 |
エンタープライズ号の中で突然不可解なタイムループが発生する。そんな時に、かつて時間の研究のために宇宙で消息を絶ったポール・マンハイム博士から救難信号が入る。この二つの事件には関連があると睨んだピカード艦長は、救難信号の発せられた宙域にエンタープライズ号を向かわせる。
ピカード艦長が昔の恋人と再会する話で、それに時のループを関連して描いた話。メインはピカードの古い恋愛に決着を付ける話だが、宇宙全体の危機まで描く壮大な話になってる。ここで起こったタイムリープは時間を操作することが出来るというもので、これによってで新しい次元の扉を開く事が出来るらしい。しかし現時点でそれを行うと宇宙が崩壊するという。
今回はピカードの精神にストレスを与える話なので、その心の動揺をいち早くカウンセラーに指摘されてタジタジとなったり、昔のホログラムを観て感傷的になったりと、あまり描写されないものが出ている。ピカードにとっては今でも彼女が好きで、それで悩んでもいたが、彼女と会話することで、自分の感情に決着を付けることが出来た。ピカードにとっては、宇宙に出ると言うことは恋愛とは相容れないという事で、かなりストイックな思いを持っていることも分かる。
それに伴ってベバリーが妙に苛々してるのも面白い。
時間の流れが変わったときにもデータは冷静に状況把握をしており、ピカードも信用して任せている。今回はデータが大活躍で、チームワークが深まってきた感もある。
11話で登場した、過去の時代に今の自分が行くというホロデッキが再登場してるが、これは使い勝手の良いアイテムだ。
<時間の旅が主題だが、既に数10年前となる「宇宙大作戦」でもこのネタはやってる。その研究の続きなんだろうか?
宇宙が崩壊する可能性のある危険な研究を行っているマンハイムに対して全面的に連邦がバックアップすることを約束するピカード。安請け合いしすぎだろ。> |
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25 |
読書 |
パタリロ!33
幼少時からパタリロのお世話係をしてきたタマネギ1号から6号が全員羊羹になってしまうという珍事が生じた。赤ん坊の頃の自分のしでかしたことだとピンときたパタリロは過去に戻って自分自身と会うのだが…
今回も短編集で、相変わらずの安定ぶり。今回はパタリロがやり込められるパターンが多かったくらいか。 |
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36話 |
創世の女神によって復活させられたニラムとウィンによってこの次元のデザイアグランプリは閉じられようとしていた。現在のデザイアロワイヤルでは勝手に参戦したアルキメデルによってゲームも変化していく。
敵はダンクルオステウスジャマト。バッファとギーツの両面攻撃を受けても少しの間は生きていたが、幻影のジャマト達に囲まれて死亡した。
デザイアロワイヤルも進んでいるが、アルキメデルの参戦は意外な変化をもたらした。仮面ライダーに対して圧倒的な力を持つようになったバッファだが、実は仮面ライダー以外にはそれは適用されず、普通のゾンビフォームだけだと分かる。これは以降の戦いの伏線だろうか?
運営の方針に反発した英寿は道長を説得し、まずダンクルオステウスジャマトを消すためだけに共闘する。更に前にデザイアグランプリを退場した晴家ウィンが復活させられたが、運営の駒になることを嫌がっており、彼も英寿と何かを取引している。
そして景和を推しているケケラは、景和の本物の力を引き出すために姉の沙羅を殺すようにアルキメデルに頼んでいた。嫌なファンだ。
運営のニラムがこの次元を撤収すると言っており、それを聞いたジーンがぽつっと言っていたが、デザイアグランプリが撤収すると言うことは、この次元そのものが消滅することを意味するらしい。これは又大きな話だ。まだ話は大分残っているんだが…
<道長が描いた絵を見て一目でハクビシンだと分かった景和。よく分かったな。> |
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鈴木伸一 アニメと漫画と楽しい仲間(2023) |
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鈴木伸一 |
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23 |
映画 |
グリッドマン ユニバース(2023) |
響裕太(広瀬裕也)がグリッドマンと同化してこの世界に平和を取り戻してから半年。裕太と宝多六花(宮本侑芽)、内海将(斉藤壮馬)は高校2年生に進級していた。グリッドマンと共に戦った記憶を失ってない六花と将裕太は学園祭でグリッドマンを主役にした劇を計画していた。一方、その当時の記憶を完全に失っている裕太はそれよりも学園祭で六花に告白しようと思っていた。それぞれ学園生活を謳歌していた三人だが、突然再び怪獣の出現を目撃する。そして怪獣と共にグリッドマンも再び六花の家の古いパソコンに孵ってきたことを確認し、裕太は初めて自らの意思でグリッドマンと同化する。ただし戦いのことを全く覚えていない裕太のグリッドマンは危機に陥るが、それを助けたのは巨大な恐龍型のロボットだった。
2018年に突如アニメーション化された特撮番組があった。どこかで聞いたが、アニメーションスタジオのトリガーと円谷プロがタッグを組んでアニメを作ろうという企画だったそうだ。円谷と言ったら「ウルトラマン」だろうという気もするが、そちらは許可できなかったそうで、それ以外の企画からと言われ、トリガー側は「電光超人グリッドマン」のアニメ化を希望したのだとか。
それで出来た作品「SSSS.GRIDMAN」はオリジナルのグリッドマンとはまた異なる、ちょっとだけ変な作品だったが、特撮愛に溢れた面白い作品に仕上がっていた。この世界観の面白さは、一人の少女の妄想によって作られた世界の中で、少女によって作られた人間が戦うという設定で、妄想の中での戦いが興味深かった。
そしてその後、2021年に今度は違う世界を舞台にした「SSSS.DYNAZENON」が投入された。ダイナゼノンとは「電光超人グリッドマン」に出てくるサポートメカで、グリッドマンと共に戦い、時に合体するというキャラなので、タイトル見ただけで分かる人はこれが続編だと分かる。こっちの方は異世界からやってきた機械を操る人間が現実世界の少年少女達の助けを借りて敵と戦うという割とストレートなヒーローものになっていた。姿は違うが、「SSSS.GRIDMAN」から二人ほど客演していたこともあって、そちらも楽しかった。
ところでこの二作を較べ、どちらかをベースに映画を作るかと問われたら、私だったら「SSSS.DYNAZENON」の方を選ぶと思う。理由としては、「SSSS.GRIDMAN」の方は少女の妄想によって作られた閉じられた世界であり、そこから解放されたために世界観を構築し直さなければならないから面倒くさい。むしろ現実世界をベースにした「SSSS.DYNAZENON」の方で、本編で死んでしまったガウマの復活を軸に作品を構成したい。というか、そっちの方が話はすっきりしたように思える。
しかし本作ではベースは「SSSS.GRIDMAN」の方で作られた。こうなると興味は、少女によって作られた世界の歪みがどうなるのか?という点になるのだが、これが完全に裏切られた。結構どこにでもある普通の高校生活が展開されていたし、「SSSS.DYNAZENON」のキャラは基本的に出るだけで、ガウマの復活もあっさり流される。二つの番組に出たグリッドナイトと怪獣少女の見た目の変化も、別段理由があるわけでなく、任意に姿を変えただけ。色んな意味で設定がいい加減だし、この時点でこの作品に対する興味が薄れてしまった。
ストーリーに関してはストレートすぎるし、トリガー製アニメのいつもの展開でこれまた興味持てない作り。
後はどれだけ燃える展開になるかだけ。
その部分は十分に納得できたし楽しめた。グリッドマンとダイナゼノン双方が劇場版の迫力で観られただけでも良かった。燃える展開の釣瓶打ち。それで良いんだろう。
でもやっぱりストーリーに関して不満が多いので、是非もう一本「SSSS.DYNAZENON」ベースでもう一本作ってほしいもんだ。 |
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8話 |
日本政府に忠誠を尽くすダロムのやり方を否定し、怪人は闘争へと向かうべきと言う信彦の言葉に五流護六の怪人達も賛同し、新生五流護六の立ち上げを宣言する。そのため、創世王と作り出すために光太郎の持つ聖なる石を奪おうとする。現在の石の持ち主である葵はそれに激しく反発する。
これまで自らの去就を中途半端にしていた信彦がついに五流護六の頭主となり、怪人側に立って人類との戦いを決意した。信彦が五流護六を掌握する際、信彦に従うビシュムはダロムとバラオムを排除し、ビルゲニアを放逐している。
信彦の考えでは、光太郎を創世王にして自分はその力を利用して戦おうとするのだが、光太郎がそれを拒否したため、今度は葵を創世王にしようと考えている。いずれにせよこれで光太郎と信彦は完全に敵同士となった。
すったもんだがあったが、光太郎と信彦で聖なる石を一つずつ持つ事になり、この石を巡って争うことになった。光太郎の方は先の戦いで瀕死の重傷を負っており、今回のシャドームーンとの戦いで瀕死状態になった。それでクジラ怪人によって海に連れて行かれている。この展開は「仮面ライダーBLACK」のものと同じだ。 |
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21 |
読書 |
アクセル・ワールド26 烈天の征服者
仲間達を救う唯一の手段として自ら白の軍団オシラトリ・ユニヴァースに入団することとなったシルバー・クロウ=ハルユキ。そこで入団のための試験を受けることになったが、その条件とは、巨獣ビーストを単独撃破するという過酷なものだった。それでも果敢にそれに挑むハルユキだが…
前回ラストでオシラトリ・ユニヴァースに入団してどうなるかと思ったら、入り口でウロウロしてる状態で、メンバーもよく分からない。ただ実生活の方では今巻では初の黒雪姫とのキスがあったり、彼女の本名が黒羽早雪といいうことが発覚した。1巻からずっと避けていた名前がここで出たと言うことは、次巻で何らかの動きがあるのだろう。 |
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11話 |
バグナラクの侵攻を防いだ王たちは死んだとされるギラの葬式を挙げ、その最中に復活させてシュゴッダムの国民を驚かせようと考える。だが葬式当日にギラは何者かに連れ去られてしまった。
敵はナガバジーム。オナガバチのBNAを持つ怪ジーム。実はこれまでの戦いで度々現れ、キングオージャーに自らの卵を仕込んでいた。ジェラミーに協力してキングオージャーを出現させ、自らが犠牲となってキングオージャーをバラバラにした。そしてデズナラク8世。突然現れ秘宝を手に入れたジェラミーによってあっけなく倒されてしまった。
前回で一山越え、これから新展開。デズナラク8世は三大守護神を手に入れ世界をひっくり返すことを目的としていたが、そのデズナラク8世の考えを利用する人間ジェラミー・ブラシエリが現れ、勝手に秘宝を手に入れ、その力を使ってデズナラク8世を倒してしまった。蜘蛛をモティーフとしているが、蜘蛛というと、当然三大守護神の一体だが、これは追加戦士となる可能性は高い。
人類とバグナラクを手玉に取るジェラミーだが、本人曰く、「バグナラクは本当に人類の敵か?」と謎めいた言葉をギラに贈っている。本院曰く「時代遅れの語り部」で、実は本作のナレーションはジェラミーによってなされていたことが分かった。
<普通に「うんこ」発言が出てるな。> |
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コスビ マーベル・コレクション TVドラマ ムーンナイト ムーンナイト |
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20 |
映画 |
アラビアンナイト シンドバッドの冒険 |
ラサールに住む若者シンドバッドと少年アリーは、かつて老船乗りから聞いた五色に輝く宝石の島に強い憧れを抱き、自分たちでその島を発見しようと誓い合っていた。ある日港に停泊していた輸送船ボルダー号に密航して旅に出た。密航は見つかったが、シンドバットの機転で船乗り見習いとして舟に乗ることは許された二人は、やがてバーレーンにたどり着き、そこで王女のサミール姫と知り合う。
東映動画第5作となった本作。前作『安寿と厨子王丸』の評判があまり良くなかったため、コメディ調に仕上げた。新しい試みとして、日本アニメ初のライブアクション作品で、シンドバッドを千葉真一が演じたことでも知られる。
結構力が入った作品であることは分かるし、楽しませようと頑張ってるのも分かる。ただ、なんか中途半端な感じ。ストーリーが意外に複雑な上に、王族と一般人の関係に一切突っ込まないために設定が今ひとつなのと、キャラに魅力が薄い。主人公の冒険したいというモチベーションも意味不明。アラばかりが目立ってしまい、何もかもボタンを掛け違えてしまった感はある。
それでも演出だけは良いので、そこそこ見られるものにはなってる。
イスラム文化のものを出す場合、思いっきり常識を変える形で出してくれた方が良かったとは思う。なんかお上品な普通の作品としか見られない。手塚プロの『クレオパトラ』(1970)を思いっきりエキゾチックに仕上げたのは本作の反省点があったのかも知れない。。
それに私の世代にとっては、このタイトルを見ると映画ではなく同タイトルのテレビシリーズの方を思い出すし、長い物語で大変好きな作品だった。事実これで千一夜物語に興味を持って、子供用の童話も読んだし、後に発売されたちくまの全集を全部読み切った。勿論テレビシリーズは長いので色んなエピソード入れられたこともあるが、思い出としては圧倒的に映画ではなくテレビの方になってしまった。その意味でも映画版は印象が薄い。 |
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22話 |
会議のためにエンタープライズ号が離れていたカウンセラーのトロイが戻ってくる途中に乗船していたシャトルがコントロールを失って無人惑星に不時着した。救出のために急行するエンタープライズ号だが、彼らの前に現れたのは黒いタール状の生命体だった。
本シリーズ定番とも言える人類の常識を越える異星人とのファースト・コンタクトの話だが、なんとレギュラーメンバーであるターシャ・ヤーが死んでしまうと言う衝撃的な話となった。
なんでもヤー役のデニーズ・クロズビーの仕事の都合だそうだが(本人がもうやりたがらなかったとも)、折角馴れてきたところで勿体ない。
結局ヤーの死で終わってしまって、話自体が今ひとつと言った感じ。メインストーリーはカウンセラーと悪意の固まりのアルマスの会話なのだが、その生命体は単に悪意しかない存在でほとんど交渉にもならず、結局騙しと力技でアルマスを置いてけぼりにするだけだった。
ヤーの死によって、ウォーフが保安部長に昇進した。オープニングでウォーフとちょっと良い感じになっていたので、もう少し話を続けて欲しかったところ。
あとウェズリーが普通に仕官と同じ働きをしていた。もう子ども扱いは終わったのかな?
<アルマスはタール状の時は良いんだけど、人間のような姿になるととても安っぽく見える。ほとんど黒いゴミ袋をかぶった人間。
衝撃波程度で保安要員が死んでしまうのはもろすぎるので、もう少しヤーが死んだ理由を細かく説明して欲しかったところ。> |
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太陽の王子ホルスの大冒険と東映長編まんが映画の世界(2023) |
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18 |
読書 |
銀河鉄道999 17
999は終着駅エターナルに向かうが、行く先々の停車駅が次々と破壊されていく。メーテルによれば全てがダーククィーンによるものだと説明されるが、その目的は一切不明。ハーロックやエメラルダスも協力し、共にエターナルへと向かう。
かつてのアンドロメダ編とは全く異なり、なんの教訓もないまま次々星が壊れていく。しかもその目的は全く分からないので、何が何だかと言った感じ。 |
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35話 |
デザイアロワイヤルの二回戦が始まった。取材者のスエルによると、ジャマトに奪われたIDコアの回収で、最も多くコアを回収できた者には、一人を脱落させる権利を与えるという。祢音と沙羅はコンビを組んでコア探しを始めるが…
敵はダンクルオステウスジャマト。アルキメデルの精神を宿した個体で、自らがデザイアロワイヤルの勝者となるべくIDコアを集めてる。
デザイアロワイヤルはずっと戦い続けるのかと思ったら、いくつかのパートに分かれ、いくつかのゲームがあるらしい。今回はジャマトに奪われたIDコアを回収するという話。ただ邪魔はし放題なので、バッファは手当たり次第に仮面ライダーを倒そうとしている。標的に選ばれた沙羅のハクビと祢音のナーゴ。
そしてこの二人の前には今度は大智が現れ共闘を申し出ている。結局これも裏切りで、道長に二人を排除させるためだった。ただ姑息な手段が嫌われ、バッファによって大智の方が消滅させられてしまう。
沙羅は弟の景和がライダーであることを知らないため、景和はごまかしながら二人をサポートする。
話は一見単純だが、ダンクルオステウスジャマトが乱入することで一筋縄では行かない感じになってきた。
<普通に「チート」という言葉を使うようになってるな。
道長にコンビニ飯を差し入れる英寿だが、差し入れたおにぎりは牛肉入り。相手がバッファローだからの嫌味だろうが、こういう所が良い。> |
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スター・ウォーズ STAR WARS ブラックシリーズ アソーカ・タノ (パダワン) |
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14 |
映画 |
妖怪の孫(2023) |
元日本国首相で、歴代首相の中で最長在位期間となった安倍晋三が、2022年7月8日に狙撃され殺害された。その事実を受け、安倍晋三という人物が日本の政治にどのような役割を果たしてきたのか。そして今現在その影響はどうあるのか。
二年前に『パンケーキを毒見する』で当時首相だった菅義偉の過去を含め、彼が何を考え、何を目的にしているのかを深掘りした内山監督が、次に選んだのは安倍晋三だった。
そもそも『パンケーキを毒見する』だって管首相を描きつつ、その姿を通して安倍元首相を描こうとした部分があって、本来的には安倍元首相をこそ描きたかったという本音があっただろう。ただ、まさかそれが追悼の意味を持ってしまうとは、なんとも皮肉である。それまでの取材で貯めてきた安倍元首相に対する告発が、これでは相手を失ってしまった感がある。それでも逆に追悼だからこそ作る事が出来たと言う側面もあって、その辺は痛し痒しか。
安倍元首相に関しては、暗殺後に様々なことが明るみに出された。それこそ統一協会の件であったり、桜を見る会で明らかな虚偽が明らかになったり。それ以前に国会での証言の中のかなりの数が虚偽であったという事実も蒸し返され、日本という国はこういう人に舵取りをされていたのかと唖然とさせられる部分もあった。
それで本作の構造は『パンケーキを毒見する』と同じで、政治家に至るまでの青年時代はどんな人だったのかを深掘りし、彼が地元のためにどれだけ発展に尽くした一方、逆に空疎化を進めていた事実を明らかにした。菅義偉と大きく違うのは、彼は世襲議員であって、幼少時から政治とは否応なく関わりを持ち、その中で恵まれたキャリアを歩んできたという事。それらはあらかじめ分かっていたが、この映画では父親である安倍晋太郎の不在がどれだけ青年期の彼に影響を及ぼしたかという点について結構突っ込んで描いていたのが特徴か。
安倍晋太郎は岸信介の娘婿として知られるが、本人はそれはあまり好んでおらず、むしろ父親の安倍寛の息子であることを誇りに思っていたという。安倍寛は戦前から平和主義を貫いた政治家であり、国民目線で国を考える人物だったそうで、それを理想にしていた晋太郎と、全く逆の方向に向かって行ったというのが面白いところだ。
そして後半になると案の定統一協会との関わりを語ることになるが、これは正直観てるだけで辛い。これが日本の現実かと思うと哀しくなるし、しかもそれが是正されることなく今も継続中だという事実。
真面目な話。これ観てると日本がどれだけ衰退してるのかを突きつけられてしまって悲しくなるばかりだ。
タイトルの『妖怪の孫』は「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介の孫という意味だが、むしろ安倍晋三が撒いた悪意に憑依された国民のことも含めたものということも考えなければならない。自分自身にもこれは関わってくると言う問題もある。
あと、これも『パンケーキを毒見する』から引き続いてだが、中にあるアニメーションはセンスが悪い。アニメーションパートはあって良いのだが、もうちょっと上手い人に演出させるべきだっただろう。 |
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10話 |
王たちは次々にデズナラク8世によって倒され、ギラも捕らえられてしまう。五王国それぞれに置かれた巨大繭が孵ったその時にチキュウはバグナラクのものになってしまう。起死回生の奇跡を求める民達。
敵はデズナラク8世。そして巨大繭から生まれたデズダンジーム、デズボダルジーム、デズフンジーム、デズタニジーム、デズジゴクジームの五体。
まるで最終回のような展開で、チキュウ最大の危機が回避される。チキュウを守るためには奇跡を起こすしかないと言ったら本当に奇跡が起こった。戦隊ものらしい展開だが、王様は一人一人違った悩みを持ち、国のために何をなすべきかを悩んでいるのが違いか。
その奇跡を起こしたのは、ここで初めて心を一つに出来たキングオージャーの面々で、ここでようやく王様戦隊の名前が実質的なものになった。ただし手柄は全てラクレスのものとなり、ギラはお尋ね者として逃亡生活を余儀なくされる。
バグナラクはこれで再び地下に潜ることになったが、最後にデズナラク8世は高笑いしていた。
<ヤンマの側近シオカラはあんまり滑舌が良くないので、叫ばせるとちょっと…「仮面ライダーブレイド」思い出したな。
王を誰も殺さなかったし、わざわざギラを地上まで運んで王国が滅びる様を見せようとしてるデズナラク8世。なんか親切すぎるよな。理由があるのか?
キングオージャー全員での名乗りが10話になってやっとか…と思ったら50話になって初めてやった戦隊がちょっと前にあった。> |
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12 |
読書 |
デキる猫は今日も憂鬱7
諭吉に懐いているかつての捨て猫ダイちゃんがテレビで大人気となった。それと前後するように忙しくなっていく幸来の周辺。しかし肝心な幸来と諭吉はいつも通りのまったりした日常を過ごしていく。
大きな物語としてはダイちゃんが有名になったが、本人は相変わらずの諭吉大好きで、久々に会ったらべったりになってることくらい。主人公サイドはほぼ相変わらず。さて次巻くらいで少し動きが出るやら? |
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21話 |
デロス星系の太陽フレアを観測していたエンタープライズ号に貨物船からの救難信号が入る。ここは同じ星系のブレッカとオルナラという二つの惑星の緩衝地帯で、取引の途中でトラブルに巻き込まれたという。それぞれの星から来た四人は取引を巡って喧嘩を始めてしまう。
二つの惑星間のトラブルに巻き込まれてしまう話。やや文明的に劣った側の惑星が進んだ惑星に搾取されてしまうのだが、その際麻薬を売りつけられ、長く搾取構造が続いていたという。
モティーフとしてはアヘン戦争のように思えるが、中国人に対する差別と言うわけでもなかろう。
文明が進んでいる側としては、麻薬だけが交易材料のため、これが売れなくなると死活問題なので、なんとかごまかして売ろうとしていた。
そこでピカードの下した判断は、頼まれていた貨物船の修理を行わないことで二つの惑星の交易を停止してしまうというものだった。そうすることで麻薬の禁断症状は出るものの、麻薬から脱却できるというものだった。
麻薬問題について真面目に話しているシーンがあり、ウェズリーは正義漢から絶対に麻薬はいけないと言うが、ヤーは麻薬は怖くてもこれがなくては生きていけない人もいると諭すが、ウェズリーには理解出来ない。その辺の矛盾を描くのは珍しいな。
<最終的にピカード艦長は宇宙船を動けなくすることで二つの惑星の交易を出来なくさせるのだが、一応この星系は連邦に加盟しているため、他の星から船を買えば意味がなくなってしまう。
最後にピカードはベバリーに向かって、良かれと思って文明に鑑賞した結果で良かったことは無かったからという。重みのある言葉だが、それってかつてカーク船長がやってきたことの全否定では?> |
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム |
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ULTRASEVEN X 15年目の証言録(2023) |
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八木 毅 |
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11 |
映画 |
マーティ(1955) |
ブロンクスの肉屋で働く34歳になるイタリア系アメリカ人のマーティ(ボーグナイン)は、これまでの人生で女性と付き合ったことがなかった。心根は優しいものの、自分自身の体型にコンプレックスを持っていたことから女性と上手く話せず、これまでずっと独り身で通していた。母のテレサや知人は早く結婚して家庭を持つよう口うるさく言われていた。そんなある日、マーティは誘われて行ったダンスホールで友だちからはぐれて所在のない女性クララと知り合う。にた境遇の二人は二人はその夜意気投合し楽しい時間を過ごすが…
本作はこれまでなかった、本当にただの一般市民、しかも冴えない一般人を描いたということで話題になり、ついにはオスカーまで得てしまうと言う、当時新しいジャンルを開拓した作品となる。今となってはこの作り方は立派な映画のジャンルの一つだし、これと言って目新しいものでもないが、しかし本作がそれを確立したと考えるならば、この評価は当然であろう。この作品が映画の表現をぐっと広げた見事な作品であるとも言えるのだから。
本作のリアリティというのは、主人公のマーティが、とにかくただ漠然と生きているだけの男ということ。特に人より優れたところもないし、人生の目的もない、人と競争しようという気持ちも無い。そして物語自体にも劇的なところがない。一人の小市民とその母親、友人達を淡々と描写していて、普通の男女が出会い、それなりの苦労を経て結婚に至るまでを描いているだけ。映画に期待される劇的さは全くないが、しかしそのリアリズムをしっかり魅せることに成功している。
良い意味でのリアリズムとは、観てる側が出演者に共感することだが、そこで得られる共感とは、主人公の弱い部分にこそある。それこそ実生活で冴えない人物で、人とのコミュニケーションも下手で、家族からガミガミ言われる。そんな生き方のことだ。それは見ている側がいつも感じているものなのだから。そしてそんな主人公が少し意地を見せてささやかな幸せを手に入れる姿を見るのは、観ているこっち側に喜びと生きる勇気を与えてくれる。
真の意味で自分自身に置き換えることが出来るという新しさを開発できたことが本作の最も素晴らしい部分。
アーネスト・ボーグナインは見事なはまり具合を見せた。ボーグナインはほとんどの場合バイプレイヤーとして知られる人だが、どんな役でも軽々とこなしてくれる器用な役者でもある。本作の主人公マーティはそれまでにない(そしてこれからもない)ような役柄なのだが、それさえもはまり役にしてしまっている。見事なはまりっぷりだった。もっと主演作あっても良い役者なのに。
それと本作が作られた1955年というのも特徴だろう。これはまさしくビート世代の始まりの年代。ビートニクとは既存の価値観を破壊し、新たな意味を作り出そうとしている運動だが、その目新しさを求める視聴者に見事に本作の新しさは合致したのだ。
更に本作はそれを取り入れつつ、その中で家庭平和の大切さを謳った。その意味で社会学的価値が高い作品でもある。 |
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34話 |
復活したギーツは、母親を利用された怒りでツムリを攻撃し、バッファがとどめを刺す。そんな二人の前にデザイアグランプリの創始者を名乗る仮面の男スエルが現れた。彼は世界を決める権利をかけた一人だけ生き残るゲームの開始を告げる。そこで招集されたのは英寿、道長、祢音、大智。更にケケラの願いでヴィジョンドライバーで復活させられた景和が参加する。
デザイアグランプリは前回一話で終了。突然謎の男が現れ、デザイアグランプリの代わりとして今度は生き残りを賭けてデザイアロワイヤルの開始を宣言する。
デザイアロワイヤルは、出場する仮面ライダーはたった一人の勝者を賭けて互いに戦い合うというもの。ここで敗北した者は二度と仮面ライダーには変身出来なくなるが、優勝者には世界そのものを変革させる力が与えられるとのこと。
なんと英寿に続いて景和まで復活させられた。ケケラによれば、ヴィジョンドライバーを使えば可能だとか。簡単すぎないか?
しかしデザイアグランプリの記憶を持たない景和にこれ以上危険なことをさせたくないと、ケケラの助言で姉の沙羅は自ら仮面ライダーになる事を決め、仮面ライダーハクビとなるが、百戦錬磨のプレイヤーを前に全く通用しない。ケケラの狙いはわざわざ素人の沙羅をエントリーさせ、景和のやる気を引き出すというもの。随分回りくどい方法を使う。
現時点でのデザイアロワイヤル参加者は六名。参加メンバーで、デザイアグランプリ継続の賛否を問うと、英寿と道長は否定。景和と祢音は、死んだ人間を生き返らせるために賛成。沙羅と大智は不明。個人戦とはいえ、不協和音が鳴り響いてる。
ケケラの人間体が登場。役は俊藤光利…って、ダークメフィストかよ。絶対碌な事考えてない。
<景和のやる気を引き出すために姉の沙羅を命の危機に陥らせるケケラ。そこまでやる必要性はないが、多分暇だからやっただけだろう。
デザイアロワイヤルの「ロワイヤル」は「バトルロワイヤル」からだろうが、これは「バトルロワイアル」の作者高見広春の造語。今では当たり前に使われてるから目くじら立てる必要は無いだろうけど一応。> |
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BUMBLEBEE [バンブルビー] DLX Arcee [DLX アーシー] |
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08 |
読書 |
新本格 魔法少女りすか4
次々と魔法使い達を撃破し、りすかの父水倉神檎へつながる道を進む“ぼく”供犠創貴と水倉りすか、そしてツナギの三人。しかし実はそれこそが水の上を移動できないという魔法使いを世界に解き放とする神檎の狙いだった。今までの努力が全て神檎の手のひらの上で踊らされていたことに気づいてしまった“ぼく”だが…
3巻から大分時間が経って出た最終巻。その経過時間さえ作品に取り込み、なんと2020年の新型コロナウイルスまで出てくる。劇中1993年から始まり、27年という時間が経過することを見越して書いていたんだろうか?もしそうなら時間経過さえも予定だったの? |
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7話 |
創世王を滅ぼすべく、その骸の前に立つ光太郎。それは1972年に一度失敗したことのやり直しで、創世王の心臓を奪い取ったが、自身も瀕死の重傷を負ってしまう。
創世王の前に立つ光太郎。回想を観る限り、これは三度目となるようだ。最初は何も知らない子どもの時代に信彦と一緒に。二度目は1972年に五流護六の主張に違和感を覚えた時に創世王を殺して全てを精算するため。そして今回はそのやり直しで、ついに創世王を殺す事に成功した。
堂波によって、怪人とは元々人間によって作られた個体である事が明かされた。しかしなんかそれは設定そのものがおかしい。あと、1972年で創世王を殺す事を主張して、ビルゲニアによって殺された新城ゆかりは、政府のスパイだったことも語られている。
葵とスズメ怪人の俊介は五流護六の基地から逃げ出すことは出来たが、俊介は反怪人同盟に見つかってリンチを受けて殺されてしまった。そして葵は怪人を虐げる者すべてを殺すと息巻いている。
創世王は心臓を奪われて死んだはずだが、五流護六の連中はそれにあまりショックを受けてるように見えない。さてどうなるやら。
<聖なる石がないと創世王を殺せないとか言ってた気がするが、誰も彼も聖なる石なしで創世王に挑んでいるのは何故?
光太郎と信彦、葵と三人が全く別々に五流護六から逃げ出してるんだが、連携するでもなく、互いの混乱があるわけでもなく、全員独自に脱出してる。一緒にいる必要全く無いな。> |
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Animation AKIRA Layouts & Key Frames 2(2023) |
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大友 克洋 |
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エクスプラス GARAGE TOY ギガンティックシリーズ FAVORITE SCULPTORS LINE バルタン星人 |
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07 |
映画 |
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022) |
第一次世界大戦下のイタリアの小さな村で暮らすゼペット。爆弾で死んでしまった息子を悲しむあまり、木で息子そっくりの人形を作る。それを知ってゼペットを気の毒に思った木の精霊はその人形に命を宿す。その木を住まいとしていたコオロギのセバスチャン・J・クリケットを含め、ゼペットの子どもとして育てられるようになる。世間知らずで暴れ回るピノッキオに手を焼くゼペットとクリケットだが、二人の心配を尻目に遊びたがるピノッキオ。そんなピノッキオを何か利用できないかと村長がじっと見ていた。
カルロ・コルディ原作の「ピノッキオの冒険」は原作者の本国イタリアでは大変読まれている童話で、イタリアだけでも数多く映画化されている。最も有名なのはディズニーのアニメ作品『ピノキオ』(1940)だろうが、日本でもそれに準じるテレビアニメが結構作られていた時期もあった。世界的に有名な作品である。
ただ有名なだけに作り方もだいたい似通ってしまい、原作に忠実に作れば、誰が作っても個性が出てこなくなってしまう。デル・トロであろうともそこからは逃れられるはずはない。
…そうたかをくっていた。
しかし、私の考えは見事に間違えていた。まさかこんなもの作ってくれるとは。
一応大部分のキャラクターは原作に準拠している。原作からは随分話が変わってしまっていて、出てこない人物もいれば、ここだけに登場するのもいるが、物語の尺に合わせて必要なものを出している。しかし、キャラの行動がまるで異なる。特にオリジナルキャラは自由奔放に動いて物語を引っかき回すが、それを基本路線に収斂させていっている。原作への敬意もちゃんと持ちながら、自由に作っているところが大変好感度高い。
ただ、本作で一番感心出来るのは、はっきり年代を固定していることだった。
これに関しては推測して然りだったか。既にデル・トロは『デビルズ・バックボーン』と『パンズ・ラビリンス』でスペイン内戦下での物語形成をしていた。そのお陰でこの二作品はホラーであるにもかかわらずものすごい説得力を持たせることが出来た。他にもオスカーを得た『シェイプ・オブ・ウォーター』に関しても1960年代前半というシチュエーションあってこその物語だったのだから。本作もイタリアの実際の歴史をベースにするのは当然だったかも知れない。
本作の舞台となるのは第一次大戦時のイタリア。この当時のイタリアは王国だったが、19世紀に小国で争っていたこともあって、たまたまサルデーニャ王国が覇権を得ていたものの、民衆の支持は得られていない。そのため国は大変混乱している状況だった。
このような時代をピンポイントで選び、そこにピノッキオの物語を挿入したことによって、物語の説得力がとても上がっている。
戦争中なのでバタバタと人は死んでいる。本作ではゼペットにも息子がいたことになっているが、戦争で死んだということになっている。その息子の代わりとしてピノッキオが生まれたが、彼はゼペットの祈りを反映したか、不死の存在として生まれた。周りで人々が死んでいく中、何度でも蘇っていく。その辺の死生観がとても不思議なものになっている。
この物語の中心とも言えるのが、「生きるとは何か?」というテーマだが、それについては具体的に答えを用意しておらず、キーワードのみ提示されるが、それが色々突きつけられてるような気分にさせられる。
簡単に人が死ぬ世界にあって、生に執着のないピノッキオが何故生きるのか。それは木の体では見つけられないので人間の肉体が欲しいし、その答えを知りたくて世界を彷徨する。生きる事が虚しいことを前提に、それでも生き続ける意味を探すピノッキオの姿は大変深いものがある。まるで哲学のような作品だった。
それで長い旅を経て、ピノッキオが得たものとは何だろう?ゼペットもクリケットも猿もいなくなって、それでも生き続けながら、死ぬ方法を探す。結局ピノッキオはその答えを見つけた時、生きる事の意味に気づくはずである。しかしそれは視聴者には提示されない。ここが監督の個性的な部分だろう。 |
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9話 |
四人の王たちに助けられたギラだが、ギラを切り札として確保しておきたい王たちはギラに潜伏を命じる。一方王たちは自分一人の切り札としてギラを確保しようとお互いを出し抜こうとしていた。そんな四人を冷ややかに見つめるギラ。
敵は巨大サナギム。そしてデズナラク8世。王たちの前に自ら姿を現し、各個撃破していく。
前回で協力してギラを助けた王たちは互いに同盟を組むと言っておきながら、裏ではギラ争奪戦を行っていた。全員打算的な考えしてるが、自分の国が他の国より優位に立つことを第一に考えるのは国際社会の常。
ただ、そうこうしてるうちにそれぞれの国にバグナラクの攻撃が加えられたため、王自身は国で戦い、側近達がギラに接触していた。今回はバグナラクも本気で、皇帝自らが戦いに赴き、結果それぞれの王たちを各個撃破していく。
前回ラストで登場したゴッドホッパーはギラと心を通わせ、仲間として戦っていた。本人(?)によれば、ゴッドスコーピオンに懸想してるとのこと。性別とかどうなってるんだろうね?
これで三大守護神それぞれと心通わせることが出来たが、一方でデズナラク8世はそれぞれの王国に巨大繭を送り込み、一気に孵化させようとしている。その際それぞれの王国の王を倒し、戦えるのはギラとラクレスだけとなった。なんか最終回前のような盛り上がりだ。
<特撮の常とは言え、デズナラク8世は圧倒的な力を持ちながら、誰も殺してないというのは無理がある。> |
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フランソワ・トリュフォー Blu-rayセット U |
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05 |
読書 |
新仮面ライダーSpirits22
ツクヨミとアマテラスを引き連れて魔方陣の向こうの時空へと向かったゼクロス。そこにいたのは、思った通りの大首領だったが、そこでの戦いは何か違和感だらけだった。一方、地上では竜を駆るかりそめの姿を得た大首領に挑む残った仮面ライダー達だが、全員満身創痍で竜に肉薄していく。
二つの場所でそれぞれの仮面ライダー達の戦いが描かれるのだが、話はほとんど進んでないも同然。もうちょっとスピーディに展開してほしいところだ。 |
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20話 |
エンタープライズ号は消息を絶ったU.S.S.ドレイク号を捜索するためロレンズ星系へとやってきた。ドレイク号の最後のメッセージで惑星ミノスの住民が絶滅したと報告されたため、最初にミノスの調査を行うこととなったが、最初の上陸班のライカーが何者かによってカプセルに捕らえられてしまう。
機械の反乱が起こって星の住民を皆殺しにしてしまい、今や生物がくるのを待ってる星という話で、割とシリーズでは多く存在するバリエーション。学習によってどんどん強くなる機械というのは、後のボーグに通じるところがあって、あるいはこれがルーツになるのかもしれない。その兵器は50センチくらいの球体型だが、学習と伝達によってどんどん形態を変え、強力になるという。ディープラーニング兵器となるが、これってターミネーターだな。
今回は最初の上陸班だったライカーが捕らえられていまい、ピカードまで降下する羽目になるため、大変強力な敵だったことが分かる。ただベバリーと共に降下したら、いきなり撃たれてしまったので、ほとんど降りた意味がなかった上に、怪我をしたベバリーを介抱して終わっていた。最後は戦いではなく、そんなところに現れたセールスマンに対して兵器を買うと騙して攻撃を止めさせた。
見えない敵が攻撃してくるのに対してエンタープライズ号に残されたラフォージが活躍していた。他のクルーからあんまり信用されていないため、大役に焦って失敗してる姿がリアル。ただ、エンタープライズ号を機械の攻撃から守るために敢えて分離させて乗組員の大部分を星系外に避難させたり、見えない敵と戦う際、惑星の成層圏に突入し、摩擦で光ったところを狙い撃ちにした。最後はちゃんと見せ場を作っているところが流石。
最初にしていた軽口でライカーは他の船なら艦長にもなれたが、本人の希望でエンタープライズ号の副長になったという。
<ライスが偽物と悟ったライカーは咄嗟に自分の乗ってる船の名はロリポップ号だという。よりによってその名前か。
ライカーはピカードを守るために実行部隊になってるのだから、ライカーが戻れなくなったらピカードが出るってのはおかしい。
機関長はローガンだったが、前はアーガイルって言ってたはず。
惑星ミノスは高度に機械化された惑星のはずだが、密林に覆われてるのはちょっと変な感じ。カモフラージュという訳でもないようだし。> |
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03 |
映画 |
フェイブルマンズ(2022) |
優秀な機械技師の父親ミッツィ・フェイブルマン(ダノ)の仕事の都合で引っ越しが多かったフェイブルマン一家。その息子であるサミー(バーリン)は、アリゾナで中学と高校時代を過ごし、そこで映画作りの面白さに目覚めた。仲間達と共に8ミリフィルムを回し、その才能を伸ばしていくのだが、高校も終わりに近づいた時、父の仕事で今度はカリフォルニアに引っ越すことになった。アリゾナでの楽しい生活から切り離された母ミッツィ(ウィリアムズ)はすっかり塞ぎ込み、サミーもユダヤ人としてイジメに遭い、学校に行く気も失せてしまう。
映画が誕生して130年ほどになるが、その内50年近く、映画の歴史にして1/3以上を映画のトップランナーとして走り続けてきたスピルバーグ監督。大ヒット作品を作っても、決してそこで留まることなく、常に新しいジャンルの作品を作り続け、時代を従えてきた。
これまで様々なジャンルの作品を作ってきたスピルバーグだが、いくつかまだやってこなかったジャンルがあった。その一つが自分自身の半生を描くという、自伝的な作品だった。
自分自身について描く映画。これはいくつかの種類があって、本当に自分自身を振り返ったものもあるが、多くは誰か他の人物に自分自身を託する形で作る。そして一流監督となったら、一本くらいはこれを作る事で上がりというイメージもある。
それをようやくそれを作る気になったという事だろう。スピルバーグは本作でこれまでの監督人生の一区切りを付けようとしたのだと思われる。
では何を区切り付けたのか。
予告を観た時点では、当初それは監督としての自分自身について描こうとしていたのだと思っていた。実際予告はそういう作り方をしていたし、実際その側面もあるだろう。
しかし本作における映画作りのパートはそんなに多くない。映画作りよりもむしろ多感な高校時代の自分自身の心について語っている部分が多い。
そしてその心の傷の多くは、家族によって作られたことも分かる。
スピルバーグの分身であるサミー・フェイブルマンは高校時代に映画作りの楽しさを覚え、それを何よりも優先していたが、その映画作りの苦労の中で、家族との関わりが外せない。それは映画作りにはとてもお金がかかるという事実もあり、家の用事で映画作りが出来なくなることもありと言ったマイナスの部分もあるが、両親とも映画作りについては鷹揚に構えてくれて、好きな映像造りも出来た感謝もある。
しかしその中で、カメラが捉えてしまった一瞬に、母の不貞を見つけてしまったショック。これはサミーにとって大きな心の傷を残してしまった。母はそれを隠していたが、カメラが告げる真実は残酷だった。
その意味で映画作りと家族との関わりは大変複雑なものになってしまった。
ウィキペディアで調べる限り、スピルバーグの両親は幼少時代に離婚していたのだが、それを敢えて高校時代に持って行ったのは、ちゃんと理由があるはずである。
それは、幼少時の訳の分からない時に離婚されたことで、父と別れた母に対してずっとわだかまりを持ち続けていたからなのだろう。本作でサミーが母の本当の気持ちを聞かされて、それを理解出来たということが重要なのだ。
むしろ本作の最も重要な部分は、そこにある。スピルバーグ自身は長い間両親の離婚について許せなかったが、二人には別れるべき理由があったし、心情を理解できたことで、やっと両親を許すことが出来たということになる。
本作を通してスピルバーグが本当に作りたかったのは、自分自身の両親に対して抱くわだかまりが乗り越えられたという宣言に他ならない。だから映画作りの原点を描くのではなく、ありのままの家族を受け入れることができたことを語るのが本作の狙いだろう。
とても個人的なものという印象はあるものの、これはアカデミー好みではないかと思う。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)にオスカーさらわれてしまったのが残念というか。こっちの方がオスカーに相応しい気もする。ひょっとして昨年オスカー捕った『コーダ あいのうた』(2021)と同じ部分があったから?
又本作はラストにちょっとしたお遊びがあった。ハリウッドで働き始めたフェイブルマンがジョン・フォードと出会うシーンがあったが(実際スピルバーグはこの時代に出会ってるそうだ)、そのフォードを演じているのが何故かデヴィッド・リンチだった。事前に分かってなかったので、マジで映画館の中で吹き出した。たいして似てるわけでもないし、一目見りゃリンチだと分かるのに、なんでこの人?
まあ笑えたから良し。 |
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33話 |
ジャマ神となった道長によって世界は書き換えられ、生き残った祢音は記憶を失いお嬢様としての生活を取り戻していた。そんな中、デザイアグランプリの運営チラミはジャマトに奪われたヴィジョンドライバーを取り戻すための新たなデザイアグランプリを開催しようとする。
敵は仮面ライダーバッファフィーバーゾンビフォーム。ジャマ神となったバッファの形態で、現時点でほぼ無敵に近い存在。
既にゲーム自体は破綻しているのだが、ジャマトに奪われたヴィジョンドライバーを取り戻すために運営は無理矢理デザイアグランプリを開いた。勿論最終目的はバッファの撃破とヴィジョンドライバーの奪回だが、ジャマ神となったバッファはゲーム開始と同時に仮面ライダー達の前に現れて、一人一人のレイズバックルを破壊してしまったため、全くゲームにならなかった。
一応道長自身もプレイヤーになるが、今回の望みはデザイアグランプリそのものを消し去る事だと言っていた。
かつて一度仮面ライダーになったベンとジョンも再び仮面ライダーになったが、結局変身後の姿を見せることなくあっけなくバッファに倒されてしまう。
ゲームプレイヤー全員が消えてしまい、ゲームマスターのチラミはジーンとケケラに助力を仰いでヴィジョンドライバーを取り戻そうとするが、直接バッファが運営の元にやってきてヴィジョンドライバーを返す。その代わり変身したチラミとジーンを叩き潰した。
そしてバッファにより、望みが叶えられそうになった瞬間、突然復活した栄寿が現れ、仮面ライダーギーツに変身するが、バッファではなくツムリの変身した仮面ライダーベロアに銃を向けている。
何故英寿が復活したのか説明はあまり無いが、ナビゲーターのツムリに何らかの関わりがある事、そして謎の人物が新たにデザイアロワイヤルについて話していることなど。謎はいくつも抱えたままとなる。 |
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宇宙海賊キャプテンハーロックBlu-ray BOX |
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01 |
映画 |
史上最高のテレビドラマ |
第1位 |
ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア |
第2位 |
となりのサインフェルド |
第3位 |
ミステリー・ゾーン |
第4位 |
All in the Family |
第5位 |
MASH |
第6位 |
The Mary Tyler Moore Show |
第7位 |
MAD MEN マッドメン |
第8位 |
Cheers(2011) |
第9位 |
THE WIRE/ザ・ワイヤー |
第10位 |
ザ・ホワイトハウス |
第11位 |
シンプソンズ |
第12位 |
アイ・ラブ・ルーシー |
第13位 |
ブレイキング・バッド |
第14位 |
The Dick Van Dyke Show |
第15位 |
ヒル・ストリート・ブルース |
第16位 |
ブル〜ス一家は大暴走! |
第17位 |
The Daily Show with Jon Stewart |
第18位 |
シックス・フィート・アンダー |
第19位 |
Taxi(1978) |
第20位 |
The Larry Sanders Show |
第21位 |
30 ROCK/サーティー・ロック |
第22位 |
Friday Night Lights(2006) |
第23位 |
そりゃないぜ!? フレイジャー |
第24位 |
フレンズ |
第25位 |
サタデー・ナイト・ライブ |
第26位 |
X−ファイル |
第27位 |
LOST |
第28位 |
ER |
第29位 |
ビル・コスビー・ショー |
第30位 |
ラリーのミッドライフ★クライシス |
第31位 |
The Honeymooners(1955) |
第32位 |
デッドウッド 〜銃とSEXとワイルドタウン |
第33位 |
スター・トレック |
第34位 |
モダン・ファミリー |
第35位 |
ツイン・ピークス |
第36位 |
NYPD BLUE 〜ニューヨーク市警15分署 |
第37位 |
The Carol Burnett Show (1967) |
第38位 |
バトルスター・ギャラクティカ |
第39位 |
セックス・アンド・ザ・シティ |
第40位 |
ゲーム・オブ・スローンズ |
第41位 |
The Bob Newhart Show(1972) |
Your Show of Shows |
第43位 |
ダウントン・アビー |
LAW & ORDER ロー&オーダー |
ナイスサーティーズ |
第46位 |
ホミサイド/殺人捜査課 |
セント・エルスウェア |
第48位 |
HOMELAND |
第49位 |
バフィー〜恋する十字架〜 |
第50位 |
The Colbert Report(2005) |
グッド・ワイフ |
ジ・オフィス |
第53位 |
たどりつけばアラスカ |
第54位 |
ワンダー・イヤーズ |
第55位 |
L.A. LAW/7人の弁護士 |
第56位 |
セサミ・ストリート |
第57位 |
刑事コロンボ |
第58位 |
フォルティ・タワーズ |
ロックフォードの事件メモ |
第60位 |
フリークス学園 |
こちらブルームーン探偵社 |
第62位 |
ルーツ |
第63位 |
Hey!レイモンド |
サウスパーク |
第65位 |
Playhouse 90 |
第66位 |
デクスター 〜警察官は殺人鬼 |
ジ・オフィス |
第68位 |
アンジェラ15歳の日々 |
第69位 |
The Golden Girls |
第70位 |
メイベリー110番 |
第71位 |
24 |
Roseanne |
ザ・シールド 〜ルール無用の警察バッジ〜 |
第74位 |
Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス― |
TVキャスター マーフィー・ブラウン |
第76位 |
Barney Miller |
第77位 |
I, Claudius |
第78位 |
おかしなカップル |
第79位 |
ヒッチコック劇場 |
空飛ぶモンティ・パイソン |
新スター・トレック |
Upstairs, Downstairs |
第83位 |
それ行けスマート |
第84位 |
ディフェンダーズ 闘う弁護士 |
ガンスモーク |
第86位 |
JUSTIFIED 俺の正義 |
第87位 |
Sgt. Bilko |
第88位 |
バンド・オブ・ブラザーズ |
第89位 |
Rowan & Martin’s Laugh-In |
第90位 |
プリズナーNO.6 |
第91位 |
アブソリュートリー・ファビュラス |
マペット・ショー |
第93位 |
ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 |
第94位 |
ウィル&グレイス |
第95位 |
ファミリー・タイズ |
第96位 |
ロンサム・ダブ |
SOAP ソープ |
第98位 |
Late Night with David Letterman |
第99位 |
Louie |
第100位 |
OZ/オズ |
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読書 |
かがみの孤城
中学入学後に不登校になってしまった安西こころ。ある日部屋に置いてある鏡が光りだし、それに触れた途端、不思議な城の中に送り込まれてしまった。そこにはこころと同じく不登校になっている7人の子ども達が集められており、更に登場したオオカミのお面をつけた少女“オオカミサマ”から、これから九ヶ月の間にこの城に隠された部屋を探すよう命じられる。現実世界と城を行き来して、城に集められた子ども達とも少しずつ打ち解けていくが、謎は解けないまま時間は過ぎ、現実世界でも少しずつ変化が起こっていく。
映画版が面白かったので読んでみたが、映画が見事に原作をトレースしているのに気づかされることになった。原作の良さを十分に発揮していた。 |
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里見ク 小津映画原作集-彼岸花/秋日和(2023) |
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里見 ク |
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