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31 |
映画 |
ランガスタラム(2018) |
1980年代の地方の村ランガスタラム。そこでエンジニアをしているチッティ(ラーム・チャラン)は、難聴であまり耳が聞こえない上に気難しい性格をしていたが、何故か周囲から好かれる男で、お互いに好き合っていながら喧嘩ばかりしているラーマラクシュミ(サマンタ・プラブー)も加え、それなりに楽しく過ごしていた。そんなチッティの兄で大学出のエリートのクマール(アーディ・ピニシェッティ)が村に帰ってきたことで、村は少しずつ変わっていく。ランガスタラムは30年の間村長を務めるファニンドラによって完全な搾取構造が取られていることを見抜いたクマールは、ついに村長選挙に自らも出馬すると宣言するのだった。村長側の嫌がらせはエスカレートし、命の危険さえあったが、チッティはそんな兄を守りつつ選挙を応援していた。有力な政治家でクマールの恩師であるダクシナ・ムルシーの後援もあり、村長選挙はクマール有利だと思われていたのだが…
『RRR』(2022)のラーマ役であるラーム・チャランがそれ以前に出演してインド国内では大ヒットし、ラーム・チャラン自身が最も気に入った作品だという本作が、日本上陸。
『RRR』の方はラージャマウリ監督作品だと知っていたし、噂を聞いて是非観ようと思っていたものだが、本作はたまたま時間と他の映画の兼ね合いが上手く噛み合ったから観た作品だった。
三時間近い作品で、一体何を描いた作品なのかと言われると、大変難しい。内容はとても豊か。まるで日本の男はつらいよを思わせる人情家族ドラマありラブコメ展開あり活劇ありの娯楽超大作でもあり、聴覚障害者の立場を描いたものと、無知な村民を牛耳る支配者を選挙で破るための啓蒙活動を描いたものがあり、低位カーストと上位カーストの結婚の難しさを描いたインド特有の社会問題を直視した部分あり、更に大変時間を掛けた「ハムレット」を思わせる復讐譚あり。そして勿論ダンスあり。
これだけのものを一本の映画に収めてしまうのだから内容が濃すぎる。普通どれか一本に焦点を当てるべきを、全方位に全力投球で三時間それが続くのだから、流石に疲れる。何事にも全力投球で、削るよりも増やす方向に行くというのがインド映画の醍醐味なのかもしれない。その意味では最もインド映画らしさいものを観させてもらった気分ではある。
色んな要素を詰め込んだお陰でストーリーにいくつも矛盾が生じてもいるが、それも味と考えて良かろう。
しかしこれが80年代を描いたというのは、日本に住んでいると信じられない部分もある。日本の50年代くらいの描写かと思ったくらいで、日本から30年遅れてるのかという思いがあった。文盲の人も多いようで、田舎の現実って凄いもんだと思う。今はだいぶ変わっているだろうけど、カルチャーショックを受けたような気分。
それとやはりこの時代インドにはカーストが残っていることがよく分かった。ランガスタラムという村そのものがおそらく低位カーストに当たり、だから村が他から孤立していたし、文明が遅れていたのもそのせいなのかと思えてくる。それも話のキーワードになっているので、それも主題の一つなのだろう。それにこれがまさにインド映画ならではの重要な要素となっている。この部分あって、本作は社会派作品として成立もしている。 |
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7話 |
医療大使との会合のためにインディア星域に向かうエンタープライズ号に補給船ラントリー号から救難信号が入った。救援に向かったところ、乗組員は全員老衰で死亡していた。ラントリー号が直前にいたというダーウィン遺伝子研究センターに向かったところ、そこでも同じ事態が進行中だった。
2期から登場したポラスキーの実力を示す話。これまでの彼女は結構尊大な話し方で、実力を見せることも少なかったが、本作でようやくその実力がはっきりした。研究になると目の色が変わるし、危険にも自ら飛び込む。ただ言い方が悪いので、みんなから敬遠されがち。特にピカードは苦手意識があるようだ。今回はピカードとポラスキーの言い合いのシーンがやたら多かった。
感染した惑星ガガーリン4号星では子ども達だけは助けてほしいとポラスキーに頼むのだが、実は遺伝子操作を受けたその子どもこそが感染源だったというオチ。このままだとポラスキーも死んでしまうところだったが、転送を利用して過去の自分自身のDNAを用いて今のDNAに置き換えることで病気のない状態に出来た。
病原菌で船がパニックになる話は「スタートレック宇宙大作戦」7話にもあったが、割と宇宙船を舞台にする作品では定番の物語かもしれない。
<転送装置を使った遺伝子治療が描かれたが、これは過去の自分自身のDNAに今のDNAを書き換えるというもの。これは実質的に不老不死を可能にする技術なのでは?> |
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THE LEGEND & BUTTERFLY |
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あなたの人生に魔法をかける、ディズニー映画 100の名言(2023) |
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30 |
読書 |
転生したらスライムだった件9
テンペストの建国祭が華々しく始まった。三日のプログラムに多くの国々から重鎮達が集まり、金に糸目をつけず大々的に行われる事になったが、式典の最中に支払いについてのトラブルが起こる。更にリムルの後にこの世界にやってきた異世界人マサユキも絡み、思いもかけぬ展開になっていく。
前巻からの続きで大々的なお祭りの話が一巻分続く。概ね大成功なので読んでいて楽しいものになった。これまでにいくつもの伏線があったが、この巻ではほとんどがスルーされている。単なる幸運だけで勇者になってしまったという異世界人マサユキもこれから関わってくるようだ。 |
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49話 |
ツムリは英寿を銃で撃ち抜き命を奪った。そして英寿のいない世界を滅ぼしに掛かったリガドは仮面ライダー達の時を巻き戻して変身能力を奪ってしまう。しかし願いがある限り人は強くなれると彼らが強く願った時…
敵は仮面ライダーリガドΩ。
最終回。英寿が死んで最後の戦いとなるのだが、死んだはずの英寿は生きていた。というか、既に英寿は肉体が不要な存在になっていたというオチ。先に創世の神になりかけたとき、すでにその運命を受け入れており、いつかは肉体を捨ててこの世界を見守る存在になることは規定だったらしい。
他のライダーにも見せ場はちゃんとあるが、時を操るリガドΩの前には全く無力で、結局ギーツIXだけが対抗できる存在だった。それぞれパワーアップしてるのに見せ場がちょっと足りない感はある。
時を操る能力と創世の能力とのぶつかり合い。もはや話は物理ではなく観念の話となる。ただ創世の力の前にはいかなる力も無力というオチだったが。
新しくなった世界は理性を持ったジャマトと人々が暮らす世界になっていた。世界そのものはあんまり変わってなかった。オーディエンスも少し関わってるようで、ジーンやキューンも訪れていた。
<スエルの滅んだ肉体を用いて肉体を再生した英寿。これで英寿は任意に肉体を再生できるようになったことが分かる。これは続編ビデオおよび次回作の映画の伏線。
最後に「誰もが幸せになる世界」を作り出した英寿。ただ創世の神の能力はこの世の幸せの総量を変えることは出来ないので、どこかにひずみが出来てるはず。> |
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ランボー/怒りの脱出 Rambo First Blood Part II 1/6 John Rambo |
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28 |
映画 |
不思議の国のアリス(1910) |
ピクニック中、うとうとしていたアリスの前に現れたのはウサギだった。その兎を追っていったアリスは、ウサギの入った穴に入り込んでしまう。そこは思いも寄らない世界だった。
ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」二度目の映画化。監督は『大列車強盗』のポーターで、未だ特撮技術がなく着ぐるみで演出した『不思議の国のアリス』(1903)とは異なり、大分演出がこなれた感があり、ある程度の特撮も用いて見所は多い。
ただ、やはり尺の短さがあってか展開があっけなさすぎで、あっという間に終わってしまうのが難点か。もう少しゆっくり浸っていたい作品だった。 |
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7話 |
雨が降る前触れとされる『逆さ虹』が日本各地で発生していた。これが怪獣と関連があるのではないかと睨んだゲントは恩師である怪獣学者の峯万象に意見を聞きに行く。そこで伝説の神のような存在ニジカガチについて聞くのだが、その時怪獣の出現の連絡を受ける。
敵は天弓怪獣ニジカガチ。天災が怪獣化したような存在で、かつては虹蛇神という名の神として崇められていた。極端に固い体皮を持ち、ほとんどあらゆる攻撃をはじき返す。
伝説の怪獣と戦うというパターンはこれまでにも数多く作られてきた。多くの場合人間が気候を変えようとした結果守護神が現れるとか、科学の行きすぎを継承するとかのパターンが多く、これもパターンかと思ったら、現代の異常気象を念頭に描かれたもので、自然現象そのものに対するウルトラマンという構図となっている。
ある意味地球の意思そのものとの戦いとなり、大変大きな話になっている。前編の本作ではまだ敵対しているのかどうかは不明。
伝承を良く知るのが村人とかではなく、怪獣学者というのが違いだが、これはかつての天本英世の当て書きっぽい。 |
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26 |
読書 |
銀河鉄道999 18
999は銀河鉄道の始発駅ディスティニーに到着した。ここは全ての列車の始発駅にして、機関車以外誰も場所を知らないところだった。そこで鉄郎が見たものは…
本巻が最終巻となるはずなのだが、話は途中で終わっている。どうやらエターナル編は最後まで描かれる事はなかったようだな。あと二話くらいあれば終わるだろうに勿体ない。それに著者の死でもう描かれる事はなくなった。 |
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26話 |
ジェラミーの制止を振り切り、自らチキュウの核へと突っ込んでいったデズナラク8世。チキュウ滅亡までにはあとほんの僅かな時間しか残っておらず、キングオージャーを強化して向かうこととなった。そのためにシュゴッド全部にパイロットを選出することとなるのだが、そんな時にジェラミーの部下であるゲロウジームが反乱を起こす。
敵はデズナラク8世。
前半のクライマックス。キングオージャーは全20のシュゴッドが合体することで最強形態と馴れることが分かり、全てに五つの王国から集められた選ばれた人たちを乗せることになった。大半は生身で変身しているわけではないが、歴代全戦隊の中で最も多くの数の合体となった。
先にジェラミーの配下となったゲロウジームが突然反乱を起こしたと思ったら、自らの命を賭けてジェラミーに覚悟を迫るためだった。これによってジェラミーはこれまでのようなトリックスターのような立場を捨て、狭間の王として人間とバグナラクの間で国を作ることとなった。
<エクストリームキングオージャー時点で既にゴテゴテして動きにくかったのに、ゴッドキングオージャーになったら、もはや身動きだけでも苦労してる感じ。
キングオージャーの決めポーズは剣を腰だめに、画面の中央に切っ先を向ける勇者パース(別名大張ポーズ)だった。> |
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東宝時代劇映画桜花爛漫;1945-1971(2023) |
<A> |
<楽> |
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24 |
映画 |
君たちはどう生きるか(2023) |
第二次大戦中の1944年。東京に住む牧眞人の母ヒサコが入院した病院が空襲で焼け、眞人は父のショウと共に母方の実家へと身を寄せることになった。その屋敷は何か不思議な空気があり、屋敷の近くには封印された不思議な建物があった。更に屋敷に出没するアオサギが眞人に語りかけるような気がしてきた。そんなある日、新しいお母さんであり、母ヒサコの妹ナツコが失踪してしまう。事情を知ってるような気がしてアオサギを追ううちに眞人は封印された屋敷に足を踏み入れることになるが…
宮崎駿監督は『風立ちぬ』ではっきり引退宣言をして、もう長編映画を作らないと言っていた。実際長編映画の話は全く無く、ジブリのテーマパーク用に力の入らない短編アニメを何作か作っていたが、昨年辺りからなんか突然長編映画を作ってるというニュースが入って、あれあれと思ってる間にいきなり劇場公開に至った。しかも本作はほとんど全く宣伝活動をせず、たった一枚のポスターだけしか出てないという徹底ぶり。
これはとんでもないことをやったもんだ。確かに前に鈴木敏夫の本で宮崎監督、一度全く宣伝せずにアニメを作りたいと言っていたと書かれていたが、まさか本当にやってしまうとは。これ、ひょっとして本当のタブーに脚を踏み込んだのかもしれん。もしこれで大ヒットするなら、ネームバリューある作家だったら宣伝が無駄になる。そうなると製作会社の宣伝部の立つ瀬がない。しかも実際にヒットしてるとあっては…これからのアニメ業界を真面目に心配してる。
アニメのこれからの枠組みはともかく、本作はおそらく宮崎監督の最後の長編作品となるだろう。
だからこそ内容はいかほどかというのが問題となる。
一応一通り観た感想で言うならば、筋は通ったわかりやすい作品ではある。しかし何が言いたいのか、何を描こうとしているのか、宮崎駿の顔が見えにくい。
宮崎駿って言えば、どの作品を観てもあの顔が脳裏に浮かぶほど、自分自身を前面に出したものを作っている。特に『紅の豚』以降、全ての作品の主人公は宮崎駿自身である。露悪趣味があるんじゃないかと思えるくらいだが、だからこそ一本作るだけで体力を使い果たすんだろうと分かる。
本作においても、主人公の眞人は間違いなく宮崎駿自身である事は分かる。
宮崎駿の出身は東京都。そしてその父は軍需工場の社長で戦闘機の部品作りをしており、大戦中はかなり儲けたというが、それはまさに眞人の父親そのものである。そう考えるなら眞人は少年時代の宮崎駿そのものとなる(後年リベラリストとして戦争反対を声高に叫んだのは、これが原因の一つであろう)。そしてその当時の駿少年が学んで考えていたこと。そして行っていたことを眞人少年に投影していたことは想像に難くない。旧友に馬鹿にされて喧嘩し、その後わざと石で自分を傷つけたエピソードなんて、ストーリー上不必要なのに敢えて入れたのは、それがまさに駿少年が行った、もしくは考えていたからなのだろう。「君たちはどう生きるか」の本と出会ったのもこの時代なのかも知れないし、「この時に読んでいたかった」という願いが込められているのかも知れない。不安定な感情を持て余し気味の眞人少年の行動は全て駿少年の投影だったと思われる。ここから逃げたい、広い世界に行きたいという妄想もあっただろうし、眞人が冒険に誘われるのは駿少年の願望でもあったはずだ。
前半までの鬱屈した少年期の苛立ちはとても共感の持てるものだった。しかしそれでは物語にならないので、中盤から本当の冒険の旅へと出かけることとなる。
ただ序盤は少年時代の宮崎駿が投影されていて興味深かったのだが、いざ旅に出ると途端に精彩を失う。
何というか、冒険そのものにメリハリが少ない。結局眞人は義母を探しに行くという使命はあるものの、むしろ巻き込まれてしまった形なので、この世界から脱出して現実世界に戻ることに主眼が置かれ、目の前にある危機から逃げているうちにほとんど行き当たりばったりに元の世界に戻る。いつの間にか子ども時代の母と会ったり、なし崩しに義母を助けたりしてるが、特段特別面白いところがあるわけでなく、伏線があるようなないようなぼんやりした内容で終始してしまった。前半に見られた眞人本人が感じていた現実世界のやるせなさや煩いを持ち込むこともないので、素直な冒険になっていて引っかかりが感じられない。
単純に考えるならば、少年時代に患った塞ぎの虫は、怒濤の現実に忘れ去られ、いつの間にか少年時代にあれだけ嫌だったことを受け入れるようになったということになるだろうか。嫌っていた両親をようやく受け入れられるようになったということだろうか。老境に入ってやっとモラトリアムから脱したとか?遅すぎる和解の物語だった。
この考え方は薄いかも知れないけど、私の現時点での感想はこの程度。 |
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48話 |
ギーツによってゲームマスターのツムリが倒された。しかしこの世界の終幕をもたらすべく、真なるツムリによって一般人が次々に黒い仮面ライダーに強制的に変身させられ、無理矢理殺し合いを始めさせられてしまう。たった一人になるまで戦わねばならない過酷なゲーム“終幕のデザイアグランプリ”が開始された。
敵は仮面ライダーリガドΩ。前回登場したリガドの色違いだが、マスクが展開して一つ目のようなデザインになった。時を操る事が出来る。
本当の最後のデザイアグランプリが開始される。今回は一般人が強制的に仮面ライダーになるというもので、最後の一人になるまで殺し合うことになる。敗北および戦いの放棄は死となる。
それを防ぐためにこれまでの仮面ライダー達が戦いを止めさせるために戦うのだが、止めさせたら強制退場という悪循環。それに対して、運営を裏切ったゲームマスターと大智が育てたポーンジャマトが抵抗している。
今回ギーツはこれまでのいくつもの形態を使い分けて戦っていた。最終回近くでサービスかな?
ラスト。スエルの呼び出しで現れたツムリが英寿に銃を突きつけており、英寿もそれを受け入れるような仕草をしていた。
<仮面ライダー同士の戦いが公園の舞台で武器を投げ合うというもの。昔のバラエティ番組のゲームっぽいな。
リガドΩの戦いはレイズバックルを用いて多数の武器を出現させて一気に攻撃させるというもの。アニメで見た光景だ。
景和は正気に戻ったら全く目立たなくなってしまった。> |
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22 |
読書 |
告白
地方都市にある公立中学校二年B組のホームルームで担任教師の森口が突然語り出したこと。それは少し前に事故死した守口の娘が実はこのクラスの男子二人によって殺されたというのだ。そこで森口が語った内容は恐るべき内容だった。
著者の作品を読むのはこれが初めて。映画『告白』(2010)の方で既に観ていたが、一切の救いのない原作の出来は凄まじく、よくこれを映画にしようと思ったもんだと思える。監督の悪意てんこ盛りだったな。 |
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6話 |
日本各地に突然オーロラが現れ、そこにあった機器をおかしくさせていた。そんな時、機械大好きなスカード隊員バンドウヤスノブの前にカナン星人ハービーを名乗る宇宙人が現れた。彼らは機械の声を聞き、機械の望みを叶えようと言う。その結果、機械の反乱が起きると予言する。
敵はカナン星人ハービーとカナン星人ロビー。地球侵略にやってきた宇宙人コンビで、地球上の機械の声を聞き、その望みを叶えることで人類に対して反抗させようとする。
スカードの一員だが、戦いよりもアースガロンの整備の方が大好きで、機械に名前をつける趣味を持つというバンドウヤスノブが中心の話。洗濯機に話しかけるとかの行動を見る限り、完全に怪しい人で、モロにメカフェチっぽい感じ。人の良さから色んな仕事を頼まれることが多く、仕事と趣味双方で相当疲れていたようで、その辺コミカル描写になってる。カナン星人によって暴走してしまったアースガロンを止めるためにブレーザーが出動するものの、結局ヤスノブを助けようとアースガロンが正気に戻って事なきを得る。
一般人に友好的な宇宙人が現れるパターンは、「ウルトラセブン」44話のペロリンガ星人と同じだが、正義感の強い防衛隊員に言っても当然拒否される。尚カナン星人は「ウルトラセブン」24話に登場する宇宙人で、その時はウインダムを暴走させてウルトラセブンと戦わせていたので、コンセプトは似ているし、宇宙船で逃げるところを光線一発で落とされるのも同じ。
味方メカの暴走ネタはシリーズで大概一回くらいやるが、ここでは結構凝ったやりかたをしていて、アースガロンの暴走のメカニズムは『機動警察パトレイバー The Movie』の零式だし、冒頭で疲れ切った隊員のぼやきやトマトネタもあるので、色々リスペクトしてることが窺える。台風ネタをやるか、夜明けネタをやったらもっと良かったな。
ヤスノブが諸肌脱いでいるが、ものすごいマッチョだった。実はボディビルダーなんじゃないの?
巨大戦でのコミカル描写は相変わらずで、アースガロンに対して殴ったら痛くて手を振ってるブレーザーの描写あり。
今回カナン星人の片方は倒されたのだが、もう一人が逃げてしまっていた。続きがありそうだな。
<テルアキ副隊長が「実家から」と言ってトマトを持ってきた。『機動警察パトレイバー The Movie』知ってると、「あのネタね」と思うんだが、今はむしろ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」ネタとして取られるのか?
毎度スパイラルバレード投げるのにバリエーションつけているが、今回は上半身だけ二回転させるという気持ち悪い予備動作で投げている。ウルトラマンの場合、投擲だけで充分破壊力あると思うんだがな。> |
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釣りキチ三平BOX 4個入りBOX |
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20 |
映画 |
ウィリーズ・ワンダーランド(2020) |
アメリカの片田舎をカスタムカーでドライブ中の男(ケイジ)は、何者かが道路に仕掛けた車止めのせいでタイヤがパンクしてしまう。数時間後にたまたまトラックで通り掛かった近くの町ヘイズビルの修理工ジェドに助けられ、車をヘイズビルまで牽引してもらう。ジェドは車の修理を請け負ってくれたが、修理には一晩かかり、千ドルが必要だという。現金を持たない男は途方に暮れるが、そこに現れたテックスという男が廃墟となったテーマパーク“ウィリーズ・ワンダーランド”を一晩掃除してくれれば修理代を出してやるという。他に方法もなく、その申し出を受けた男だが…
文芸的な作品からヒーロー作品まで幅広い演技で定評のあるニコラス・ケイジだが、2020年代になって仕事にこだわりがなくなったというか、何でも仕事を受けるようになっていき、今ではジャンル俳優としてもうすっかり有名になりつつある。これはこれで結構好きだよ。
そんなジャンル作品の中で、近年最も評価された作品が本作だろう。
実際、これはなかなか面白い。話は極めて単純で、悪霊に生け贄にされた人間がやたら強くて、逆に悪霊をたたきのめすという話。なんというか、SNSで時々出てくる短編漫画をそのまま実写映画化したような単純な話である。しかし物語を変に複雑にしなかったお陰で実にシンプルで、それが面白い話になっていた。ケイジが生け贄に選ばれる話というのはこれが初めてではなく、前に『ウィッカーマン』(2006)があったが、あれは物語にこだわりすぎていじりすぎたために全く面白くなくなっていた。全くその逆をやってみたら意外にも面白くなったという感じ。
話はほぼ一本調子。名前も分からない男がテーマパークの掃除をして、くつろぎ、悪霊が襲ってきたら返り討ちにする。それが何度も続いていく。後半は他のキャラも含めてバリエーションが出来たり、このテーマパークが何故取り憑かれたのかとかの説明とかもあるが、基本的には男の強さだけを強調する話なだけである。
無口で何やるにも淡々とこなすだけの男。悪霊退治さえ仕事の一部のようにこなすその姿は、ほとんどロボットみたいなんだが、その黙々とした姿が妙に似合ってる。悪霊と戦う以外の時間はゲームをしたり踊ったりと、頭のネジがぶっ飛んだような行為をしてるが、それも又シュールでよろしい。
かなり好みな作品で、もう少し評価点あげても良かったのだが、後半の定番の馬鹿騒ぎした若者が襲われるパターンで気が削がれたことと、ケイジ以外の演技が下手すぎるのが問題で、そこがあと一歩高評価できない理由。もうちょっとちゃんと演技できる人連れてきたら、ジャンル映画の大傑作になってたと思う。
「俺だったらこうするのに」と思わせてくれてるのに、面白いのだから、私的には大満足だ。 |
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24話 |
地上侵略にことごとく失敗したデズナラク8世は業を煮やし、自らの命を用いて地球を破壊しようとする。そのため異常な暑さに襲われたチキューだが、王様達は国民を安心させるために五王国連合でチキュー祭りをシュゴッダムで行う事にした。
敵はザリガジーム。ザリガニのBNAを持つ怪ジーム。デズナラク8世の地球破壊作戦を遂行するため、自ら地球の核まで掘り進める。
地球侵略を諦め、思いあまって地球を破壊しようとするデズナラク8世に対抗するキングオージャーの活躍となる。ただ現時点では他の王様にギラは完全に舐められており、なかなかリーダーとしての行動が出来ない状態。そんなギラに王としての心得を語る他の王たち。結局結論は自分らしく民を守るのが王だとのこと。
今回の中心となるのはジェラミーで、デズナラク8世の地球破壊工作を止めさせようとするのだが、その際2000年前に地上を襲ったのはバグナラクではなかったという事実を告げた。謂われのない罪を押しつけられて地下に封じ込められたことを未だに恨みに思っていたという。それを知らなかったジェラミーは、これまで自分が語ってきたことが間違っていたことにショックを受けていた。なんとかデズナラク8世を説得して人類とバグナラクの共存を語りかけるが、デズナラク8世は耳を貸さず、自らマグマに飛び込んでいった。
<昭和特撮を思わせるように子どもを使うことで王とは何かを語らせるのだが、これがまた全く的外れなので、ちょっと困ったもんだ。
ザリガジームはマグマまで掘り進んだが、マグマは上がってこず、熱波だけが穴から出てくる。都合良い話だ。> |
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18 |
読書 |
パタリロ!36
言葉の意味を変えてしまう正月の精がマリネラに帰ってきたことや、タマネギ72号が出会った人魚を助けたために起こった地球の危機、変装の名人ザナドゥが登場する話など。
今巻では珍しく中編的な人魚の話があって、タイムパラドックスを用いたSFネタになってた。ストーリーそのものが『モスラ3』を思わせるが、あの映画の10年前に描かれたものだった。こっそり脚本家がネタ元にしたんじゃなかろうか? |
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47話 |
沙羅が戻ったことで正気を取り戻した景和を中心に、今度は創世の神となりつつある英寿を救うべく行動を開始しようとしていた。しかしその中で自暴自棄になったケケラはタイクーンしかいない世界を願い、それが認められてしまう。自らの言う事を聞かせるためにプレミアムケケラとなって景和に襲いかかる。
敵はプレミアムケケラ。そしてジットが変身した仮面ライダーリガド。
前回ベロバの終わりが描かれたが、今回はケケラが退場することになった。
景和は正気を取り戻したものの、ケケラの願いで自分以外の仮面ライダーと、その装着者が消されてしまって、彼らを救うためにはケケラと戦わねばならなくなった。当初自分の精神が暴走することを恐れてブジンソードには変身しなかったが、ケケラの力を、ケケラに「本物の仮面ライダーにしてくれたことを感謝」しつつ勝利を収める。
ケケラ本人はどうやら景和に倒されたがっていたような言動をしていた。ケケラにとって、これはゲームであり、推しである桜井景和を強くするのが目的だった。退屈しきっていた未来人にとって、命を賭けるものがあったと言うだけで生きる証を立てたとも言える。
一方、創世の神となりつつあった英寿は、意思のない神になることを拒否し、自らの力でこの世界を救うことを宣言して復活したが、それを認めないジットが変身した仮面ライダーリガドと戦う事になった。結局リガドは倒されて消えてしまった。
<ケケラの願いが発動したら道長と祢音とウィンが消えたが、その代わりに牛のぬいぐるみと猫のぬいぐるみとカボチャが置かれていた。パンクジャックは熊だと思ってたんだが、やっぱりカボチャで良かったのか。
ケケラがたいした力も持たないタイクーンを推した理由は、単にパーソナルカラーが自分と同じ緑色だったからなんじゃなかろうか?> |
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アリスのいた映画史(2023) |
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吉田 はるみ |
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16 |
映画 |
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023) |
1944年のドイツでインディ・ジョーンズ(フォード)はナチスが略奪した秘宝「ロンギヌスの槍」を奪おうとするが、槍は偽物で、その代わりナチスの科学者フォラー(ミケルセン)が見つけたもう一つの秘宝「アンティキティラのダイヤル」を手に入れた。 終戦後、1969年。大学を退官するインディの前に旧友の娘ヘレナ(ウォーラー=ブリッジ)が現れる。彼女は父からアンティキティラのダイヤルには特別な力があることを告げられており、彼女自身の研究で、それが世界を変えるほどの大きな力である事を発見していた。時を同じくして雌伏していたフォラーも又、ダイヤルを奪還しようと狙っていた。
1981年に始まったインディ・ジョーンズシリーズは、今年でもう42年。いやはやとんでもない時間が経ったものだ。その間に三本の続編とテレビシリーズが入り、かなり息の長いシリーズになったが、本作でそれも終了。長きにわたるインディアナ・ジョーンズの活躍も見納めとなる。
私に関して言えば、一作目の『レイダース 失われた聖櫃』(1981)こそ劇場で観られなかったものの、以降の映画は全て映画館で観ているし、最後というなら観に行くのは既定路線である。面白かろうがくだらなかろうが、金出して観る価値はある。
それで素直な感想。
作品そのものはちゃんとシリーズの総決算となっていたし、これまでのシリーズばらまいていたいくつかの伏線も回収されて良かったとは思う。
ただ、作品としてどうかというと、たいした作品でない。フォーマットに則り、邪魔するものと戦ったり逃げたりといったアクションをこなしながらお宝のヒントを探し、徐々に真相に近づいていくというもので、『レイダース 失われた聖櫃』で確立した手法をまるで変えずそのまま使っている。
このパターンは他の作品でも普通に使われているため、目新しさは全然ない。金を遣っていることはよく分かるものの、キャラの魅力以外の要素がないというのが正直な感想だな。
本作でもし売りがあるとするなら、インディが歳を食っているという点であるはずだが、それを魅力に出来なかったことが問題だった。少なくとも『最後の聖戦』(1989)のショーン・コネリーはちゃんとそれが出来ていたのだから、本作でもそれは出来るはずなんだが、普通に若い頃と同じようなアクションやらせてしまった。そこが全く駄目で、動けないからこそ、知恵を使って問題を乗り越えるという描写が必要だったはずである。新しい魅力を発掘もせずただ昔と同じ事をやらせては意味がない。
あと、これは不必要なのかも知れないけど、「説得力」という言葉がまるでないのが問題かな。アンティキティラのダイヤルが完成したとして、それを発動させるには複雑な計算式と、それなりに長い時間が必要なのだが、まるでそれが完成した途端に全ての条件が揃ってるとか、設定としても相当無理がある。フォラーはアンティキティラのダイヤルが完成したら、自分の好きな時代に行けると思っていたけど、最初からそれがおかしいという考えに至らないのが最大の問題だろう。
懐かしさとこれが最終作という思い入れがあってやっと平均点かな? |
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5話 |
これまでの戦いを振り返る特別編。
巨大怪獣を撮影した素材を使ってテレビ番組を作ろうとしているテレビスタッフの話となった。一話に登場していたナレーターのキヨシマダイラレイコが登場。というか、ここで名前が明らかになった。
2話のブレーザーがゲードスを釣った後で串焼きにしたシーンなんかはツッコミの嵐。メタなネタだな。 |
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14 |
読書 |
愚物語 物語シリーズ19
「そだちフィアスコ」高校三年11月に公立高校へと転校した老倉育は、ここで心機一転友だちを作ろうとするのだが、初手から失敗してしまう。
「するがボーンヘッド」部屋の掃除をしていた神原駿河と忍野扇は、ゴミの山から処分したはずのミイラの手を発見した。しかもその手には不思議なメッセージの書かれた紙が握られていた。
「つきひアンドゥ」阿良々木家の見張り役人造人間の斧乃木余接は、ある日阿良々木月日に生きていることを見破られてしまった。思わず自分が魔法少女だと言ったところ、信じられてしまう。
阿良々木暦の卒業で一旦シリーズは終了。ここから暦以外のキャラの短編集に入る。今巻は三つの話で五人のキャラ。みんなそれぞれに愚かということでこのタイトルがつけられたらしい。 |
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6話 |
画期的なコンピューターシステムを作り上げ、データの基礎を作ったと言うアイラ・グレーブス博士は小惑星に籠もって研究を続けていた。そんなグレーブス博士からの緊急信号を受け取ったエンタープライズ号は急行するが、そこには死にかけているグレーブスと、若い女性の助手カリーン・ブリアノンの二人だけだった。実はグレーブス博士はデータを作ったスン博士の先生だと分かり、自らの祖父にあたる博士と出会うデータ。
コンピュータに全人格を転写して不老不死を得ようとする男の話。SFとしては昔からよくあるパターンの話。丁度この船にはアンドロイドであるデータが乗っていたお陰で、思考の転写先にデータを選んだというのが特徴。そして人格が転写されたデータが妙な行動を取るようになってしまった。
今回は完全にデータの中心回。人間のことを色々学習中だったが、グレーブス博士に言わせると、実は人格を転写されることで擬似的な感情も出来るそうだ。1期で名前だけ出たスン博士の名前がここにも出ている。グレーブス博士の弟子だったそうだが、どっちも人間嫌いで一人だけで研究を続けたというのが共通している。
人間嫌いを公言するグレーブス博士だが、同時に女好きという矛盾した性格を持っていたようで、こう言う性格はなかなかなくて面白い。彼の本当の狙いは助手であるカリーンと永遠に結ばれることで、そのために二人の思考をコンピュータに保存し、アンドロイドを使って愛し合う計画を立てていた。しかしカリーンにそれを拒絶されたことで怒り狂い、艦のクルーに噛みつく。説得に現れたピカードも害してしまうが、結果として実体としての存在を諦め、エンタープライズ号のコンピュータの中で休むとのこと。3話で登場したホームズとオチは同じ。
<データに対してモニターに映るイメージに対する感想を言わせるテストがあった。『ブレードランナー』でやってたのと同じかな?> |
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12 |
映画 |
怪物(2023) |
諏訪湖畔にある静かな町で、息子の湊(黒川想矢)と二人暮らしをしているシングルマザーの麦野早織(安藤サクラ)は、ある日怪我をして帰った湊がその理由を言おうとしないこと不信の念を抱く。これまでぴったり一緒だった息子が日に日に離れていくことに恐怖感を覚えた早織は、小学校で何かが起きたと推測し、担任教師の保利(永山瑛太)に疑念を抱くようになる。ツイに我慢が出来なくなり、小学校に事情を聞きに行くことにするが…
是枝監督の最新作の予告は挑戦的なものだった。画面の切り取りだけで、台詞もあまりない。ただ坂本龍一の音楽だけが印象的な、内容がほとんど分からないものだった。それでもその予告で辛うじて分かるのは、家族の物語で、イジメや学校の隠蔽体質について描くものと予告で推測された。
事前情報は遮断してなかったので、これが複数の目で同じ事件を観ることと、LGBT問題を扱っていることくらいは分かっていたが、歳食ってから精神的にきつい作品を劇場で観る気になれなくなっているが、なんせ是枝監督の作品。ひょっとしたら2023年でのベスト作品になる可能性もあると、自分を励ますようにして映画館まで出向いた。
結局それでどうかと言うと、身構えて行った割に、少々肩透かしを食った気分ではある。
チャレンジ精神は認めるものの、全般的な出来がちょっといい加減というか、説得力が低いといった感触。
本作の最大特徴は同じ事件を複数の眼で見る手法で、これは黒澤明の『羅生門』(1950)タイプで、これまでもいくつもの作品が作られているが、このタイプで重要なのは同じ事件を追うため、矛盾を避けねばならないということである。一つ目のストーリーで違和感を感じるならば、二本目以降にその違和感を払拭させる必要があるが、その際、一本目と整合性を取らねばならない。本作の場合、それがちょっといい加減ではなかっただろうか?
描写で一番の問題が教諭の保利についてだった。一本目の早織視点では保利は精神的なバランスを欠き、自分でも何をやってるのか分からないくらいに動揺していたが、その保利中心のストーリーでは、彼はちゃんと考えて行動しているので、その姿が最初の姿と重ならない。答え合わせのはずなのに逆に疑問を持たせてどうする?
他にも校長の立ち位置がどのストーリーを見ても違和感だらけなのだが、彼女がこのような精神状態になった理由が確定していないし、どこまで正気でどこまでおかしくなっているのかの境目が曖昧なため、真実が分からない。
あと、突然途中から湊の友だちの星川くんというクラスメイトが出てきて、彼がなんか黒幕っぽいことが分かるものの、どこまで事件に関与してるのかも分からない。一見いじめられっ子で、クラスの空気を読んだ湊は表面的には星川を虐めているものの、実際は親友同士というか親友以上の関係になりたがっているようで、その湊の思いを知って利用してるような部分もあるのだが、星川がどれだけ自覚的で周囲を操っているのか、その辺がはっきりしていないのがモヤモヤする。彼の存在はバヨナ監督の『怪物はささやく』(2016)のコナー少年や是枝監督の出世作である『誰も知らない』の明を彷彿とさせるのだが、本作に関しては本当に彼が何を考えてるのか分からない。
言ってしまえば、完全に理性的な人物が誰もいないために、観てるこちらが落ち着かないままずっと話が展開していく。
複数の目で見ると言うことで、それぞれのキャラの偏見で物事を見ているということにしてるのかもしれない。しかしやはりこう言う作品だからこそ、映画のオチをつける真実が必要だ。
私の読解力不足で分かってないだけなのかも知れないのだが、もうちょっとすっきりした物語に出来なかったもんだろうか?ちと分かりにくすぎる。
挑戦は認めるが、どうしても点数は高くならない。 |
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23話 |
夜明けにはダイゴーグによってシュゴッダムは滅ぼされてしまう。唯一それに対抗できるはずのコーカサスカブト城を変形させるためにはまだ何かが足りなかった。その足りないパーツを探すため、王宮を探した結果、老朽化によるものだと分かる。突貫工事で修理を行う事となるが…
敵はダイゴーグ。一撃でシュゴッダムを破壊出来るほどに巨大化したがキングコーカサスカブトと戦って敗北する。
前回突然話題に出たコーカサスカブト城が変形してキングコーカサスカブトという巨大ロボに変形した。通常この手の話だと何かパーツが一つ足りないというパターンなのだが、老朽化で動かないというのは珍しいパターンで、何か画期的なアイテムではなく国民全員の努力で城を動かすというのが面白い。
それで国民を無理矢理協力させるためにやったことは国民を脅してパーツを持ってこさせることだった。この程度で直るんだったら楽な話だ。
そして他の王たちも参戦し、無事ダイゴーグを打ち倒すことに協力した。
現れたキングコーカサスカブトは大きさにしてキングオージャーの4倍の220メートル。おそらく史上最大の戦隊ロボとなるだろう(調べてみたら、これまでの最高は「五星戦隊ダイレンジャー」の大神龍の354メートルで、220メートルのキングコーカサスカブトの1.5倍。ただしこれは“神”であり、戦隊ロボではない)。
<ヒメノが気絶してるスタッフを起こすのに使った技は「北斗の拳」に出ていたトキの技だった。星まで見えている。
問題が一つあって、最後の希望と言われたキングコーカサスカブトは確実にダイゴーグを打ち倒せるという確信が何一つないんだよな。> |
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10 |
映画 |
マーベル映画 |
第1位 |
キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー |
第2位 |
アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー |
第3位 |
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー |
第4位 |
アベンジャーズ:エンドゲーム |
第5位 |
アイアンマン |
第6位 |
マイティ・ソー バトルロイヤル |
第7位 |
キャプテン・アメリカ シビル・ウォー |
第8位 |
アベンジャーズ |
第9位 |
ブラックパンサー |
第10位 |
スパイダーマン ホーム・カミング |
第11位 |
シャン・チー |
第12位 |
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム |
第13位 |
ソー:ラブ・アンド・サンダー |
第14位 |
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーズ |
第15位 |
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム |
第16位 |
ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス |
第17位 |
アントマン |
第18位 |
キャプテン・マーベル |
第19位 |
アイアンマン3 |
第20位 |
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン |
第21位 |
ドクター・ストレンジ |
第22位 |
ブラック・ウィドウ |
第23位 |
マイティ・ソー |
第24位 |
アントマン&ワスプ |
第25位 |
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー2 |
第26位 |
エターナルズ |
第27位 |
アイアンマン2 |
第28位 |
インクレディブル・ハルク |
第29位 |
マイティ・ソー/ダーク・ワールド |
Every Marvel Cinematic Universe movie ranked, from Spider-Man Far From Home to Iron Man |
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読書 |
大市民挽歌1
作家山県も68歳となったが、相変わらず仕事とビール飲みながら美味い食事を食べて蘊蓄を語る。
著者というか、この作品を読み始めて何年だろう?随分付き合いが良い。著者もよく描いてるが、ついに電子書籍のみの発売になったようだ(だから知るまで時間掛かった)。内容は全く変わらず。老いというものに向き合おうとしてるが、話がウロウロしてるだけ。それでもまあ心地良いから良し。 |
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映像作家 宮崎駿:〈視覚的文学〉としてのアニメーション映画(2023) |
<A> |
<楽> |
米村みゆき |
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08 |
読書 |
同志少女よ、敵を撃て
第二次大戦。故郷の村をドイツ軍に焼かれた少女セラフィアはドイツ軍に復讐するためだけに狙撃兵となった。女性だけの部隊で訓練を経て、戦線に投入される。激戦地を転戦させられ、ついにはベルリンにたどり着く。そこには母を殺した狙撃兵がいた。
著者にとってデビュー作だが、一作でベストセラーとなった。内容の骨太さに対して微妙にラノベ風味を取り入れてとても読みやすいのが特徴で、バランスの取れた良作。
ソ連に舞台を取ってるのも面白い着眼点。女性狙撃兵って言ったらソ連だよな。 |
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5話 |
アンリの故郷秋田で新型レールガン“メガショット”の演習が行われる。対怪獣兵器としての可能性が高いメガショットの性能を知るためにスカードが演習に立ち会うのだが、そこでアンリの幼なじみミズホが現れ、演習を中止するよう訴える。
敵は山怪獣ドルゴ。地中深く眠っていたが、ほこらを壊されて封印が解かれて出現した。本人?は目覚めさせられたことに対して怒っているらしく、周囲に無差別に攻撃する。メガショットのある岩盤が背中にあるため、本人は意識しないが時にメガショットが暴発する。
アースガロンの操縦士という重要な立場にありながら、これまであんまり目立ってなかったアンリが話の中心となる。元は一般歩兵からの引き抜きで、本人は常に特別になりたいという思いが強かったようで、幼少時も変わり者のミズホに憧れていたと言っていた。
伝説通りの行動をしたら怪獣を封印できたというパターンは、実はウルトラマンシリーズでは定番の一つ。その辺は外さないのが流石だ。よく分かった脚本だな。パターンではその幼なじみも実は人間ではなかったというパターンも多いのだが、ここではそこまではやってなかった。
アンリの故郷は秋田県というが、こういう地域特定の田舎を語るのはかなり珍しい。ちゃんと秋田弁で喋ってるのが良い具合だ。
今回も辻本監督回だが、相変わらず色々特殊撮影の挑戦が多い。水を飲む怪獣の描写って珍しい。
ドルゴの背中にはメガショットが付いたまま。「帰ってきたウルトラマン」8話のゴーストロンっぽいが、アースガロンとの戦いのさなかで寝てしまう当たりは「ウルトラマン」34話のスカイドンっぽくもあり。
<ドルゴの背中にはレールガンが等間隔に配置されている。偶然がいきすぎてる感はある。
アースガロンがドルゴに対して行った回転射撃は映画『処刑人』からだろうが、決めすぎの感がある。
今回ブレーザーは槍を二つに割って、思いっきり海老反りになったから投擲している。面白いパフォーマンスだが、それって意味なさそうだな。
眠りに就いたドルゴを手で押して元の場所に戻すブレーザー。持ち上げないところがリアルなのか何なのか。
結果として、今回はブレーザーよりもドルゴの方が目立ってた気がする。> |
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海洋堂 メガソフビ ウルトラマン 「シン・ウルトラマン」 雛型Ver. |
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06 |
映画 |
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023) |
ブルックリンで二代目スパイダーマンとして活躍する高校生マイルス・モラリス。日々現れるヴィランと戦いつつ、高校生活を謳歌していた。今日もスポットというこそ泥ヴィランとやり合っていたのだが、かつて共に戦った別次元のスパイダーマンであるグウェンが現れる。何かマイルスに隠しごとがあるらしいグウェンの後をつけていったところ、別次元のアースに入ってしまった。そこでその次元のスパイダーマンを助けたところ、呆れたグウェンに各アースから選び抜かれたスパイダーマンによって構成されるスパイダー・ソサエティに連れて行かれる。そこでソサエティのリーダーであるミゲル・オハラは、愛する人と世界を同時には救えないという、スパイダーマンたちに課された哀しき宿命が待っていると告げるのだった。愛する両親を守り、世界も守ってみせると宣言するマイルスだったが、それはマルチバース全体を崩壊させかねない危機を引き起こしてしまう引き金だった。
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)からの直接の続編として作られた第2作。このシリーズはスパイダーバースト呼ばれる、スパイダーマンが存在する様々な世界を横断して、複数のスパイダーマンが一堂に会するというお祭り企画的なものになる。ただ単にたくさんのスパイダーマンを出しただけだとストーリーにならないので、主人公を特定し、更に彼の相棒となるもう一人のスパイダーマンを設定することで明確なストーリー付けを行うことでバランスを取っていた。そこで主人公として、ブラックスーツのスパイダーマン、マイルス・モラレスを、そして相棒として女性スパイダーマンであるスパイダー・グウェンを設定した。この設定は今回も健在で、この二人を中心に物語が進む。
違いとしては、一作目よりもグウェンの存在感が増したことで、ストーリーの半分はグウェンが中心に話を引っ張るし、グウェンの元いた世界であるアース65の描写もあった。
そして本作で重要な設定として、マイルスは本当にユニークなスパイダーマンだったということが明らかになった。一作目で、マイルスのいる世界には既にピーター・パーカーのスパイダーマンがいて、そのスパイダーマンが殺されてマイルスが後を継いだ。これをスパイダーマンがいなくなったら後継者が引き継ぐこともあるのだろうと思っていたが、基本的にスパイダーバースにおいて、一つのアースには一人のスパイダーマンしかいないことが明らかになった。アース1610だけに二人のスパイダーマンが存在する理由は、実は他のアースから来たミュータントスパイダーにモラレスが噛まれたからということがはっきりする。そのためマイルスは他のスパイダーマンとは違うユニークな存在であることが分かった。更にそのユニークさは、スパイダーマンの運命を変えてしまう可能性を持っており、もし運命を変えてしまった場合、全てのアースを含んだスパイダーバースを崩壊させかねないという、特異点のような存在となる。
これだけたくさんのスパイダーマンが出る作品で、唯一無二の個性を持つというのは面白い設定を作り出してくれた。
他のスパイダーマンとは違う存在と言うことで、はっきりとマイルスが主人公である理由付けが出来た。スパイダーマンばかりの世界の中、たった一人のスパイダーマンであるからこそ、本物なのだ。
スパイダーマンは全員特定の運命に定められており、それに逆らうことは許されない。それは二つあって、一つは家族か恋人の誰かが死ぬと言うことであり、もう一つがスパイダーマンに同情的な警察署長が死ぬと言う二つの死を経験しないといけないということ。この二つを回避するとスパイダーバースの次元が不安定になって、下手すれば大きな次元が壊れる。基本的にそれは不可避の運命なのだが、次元の法則に縛られないマイルスはそれを回避させる能力を持ってしまった。彼は他の次元に行ってスパイダーマンの運命を変える事も出来る。これは非常に強い能力であると共に、スパイダーバースを破壊しかねない力を持ってしまったということでもある。
スパイダーバースのリーダーであるミゲルは自身もその運命を回避できなかったこともあって、バースを安定させるためにどの次元のスパイダーマンにもその運命を受け入れるよう強いている。むしろ彼の行いは、積極的にスパイダーマンを不幸にすることが目的になってる。
その事情を知ってしまったマイルスは、その運命を受け入れたらどうなるかを悟ってしまう。それは即ち父親であり、警察署長でもある自分の父を見殺しにしなければならない。更にこのままではグウェンの父も死ぬと言う事実を前にしてしまう。
当然マイルスの決断は、世界の理をねじ曲げて父を救うというものだったが、それはスパイダー・ソサエティを敵に回すと言う事となってしまう。
この辺まで来ると、凄く燃えてくる。ここから果たして物語はどうなるのか?
…というところで、なんと前半の終了。次回は来年へ…
おい!
二時間半も使ってそこまでなんかい!
結構これは腹が立つぞ。
しかも終わり方がモロにクリフハンガーで渇望感が半端なし。本当に心騒ぐわ。 |
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22話 |
シュゴッダムに現れたダイゴーグに立ち向かう王たち。しかし三大守護神のソウルとシュゴッドソウルを食ったダイゴーグは際限なく巨大化していく。巨大化が止まったときにシュゴッダムは破壊されてしまう。シュゴッドが怖がってしまい戦えなくなってしまう。
敵はダイゴーグ。三大守護神のソウルとシュゴッドソウルを取り込み、大陸サイズにまで巨大化し、一撃でシュゴッダムを粉砕しようとした。そしてイラガジーム。コーカサスカブト城の秘密を知り、ロボット化を防ぐためにやってきた。強力な雷を操る。
前回ラストでダイゴーグが登場し、王様全員で倒せると思った矢先、ダイゴーグが急激にパワーアップしてしまう。巨大化にはシュゴッダムソウルだけあれば良いのだが、三大守護神のソウルが食われてしまったのを見た他のシュゴッドが怖がってしまって戦えなくなってしまった。
話は上がったり下がったり。ダイゴーグを前にシュゴッドが動かなくなって絶望的な状況になり、ダイゴーグに対抗する手段がなくなったと思ったら、今度は城が巨大ロボに変形するから動かそうとしたら動かず。ギラが叫んだらシュゴッドが急に動き出す。そして城は動かないまま。めまぐるしい展開だったが、ダイゴーグの脅威は去ってないというオチ。
<スズメに言わせると、「ラクレス様が寝物語に聞かせてくれた」と言っていた。なんとアダルティな…と思ったら、病気で寝ていたスズメのベッドの傍らでラクレスが一方的に自慢話を喋っていただけだった。> |
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04 |
読書 |
ようかい居酒屋のんべれケ。5
いつもと変わらないizakaya のんべれケの面々。だが変化は少しずつ起こっていた。ひのの体に起こる異変と、それに合わせるように現れる強大な妖怪。
なんか打ち切りにあってしまったのか、なし崩しに最終回になってしまったが、とにかくひののフェロモン体質には理由があって、その根本的な治療を行った結果、フェロモンは失ったが今度はひのが妖怪化してしまうという酷いオチだった。まあ楽しめたから良し。 |
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5話 |
千年以上も内戦が続くソライスV号星は、ようやく停戦に向けて交渉にはいろうとしていた。そのため調停者として、有名なラマティス人リバを指名する。彼を送り届けたエンタープライズ号だが、彼をサポートするメンバーが停戦反対者によって殺されてしまう。自信喪失し、もはや調停者として働けないというリバだが…
宇宙的な調停人という面白い人物が出てくる。テレパシーを使い、人の心を探って調停するという存在。かつてクリンゴン帝国と連邦を和解させるきっかけを作った人物だとか。その人物は見る事も聞くことも話すことも出来ないため、同じテレパシーを持つ人たちが代弁者を必要とする。面白い設定なのでここで終わるには勿体ない人物だな。
エンタープライズ号にはテレパシストのトロイがおり、リバは彼女を気に入ったようだ。彼女が死んだ調停者達の代わりとなる。他のクルーに対しても面白い接し方をしていた。特に同じく目が見えないラフォージとは通じるものを感じているよう。
外界の人とコミュニケーションを取る交渉者を失い、コミュニケーションが取れなくなったリバに対してトロイが自信を取り戻させると言う話なので、今回はトロイの中心回となる。初めてかな?手話という方法でメッセージを伝えられるようになったが、これは確かにこの時代に作られた意味がある。データによれば、人類は言語よりも手話の方を先に習得したとのこと。
劇中、ラフォージの目を治療できるかもしれないと申し出られるシーンがあった。これは後の伏線っぽい。
<エンタープライズ号には規則的な振動があるそうだ。恒星間航行が出来る船にそんなことがあるのか?
テレパシー能力を持つリバが交渉の場に敵意を持つ人間がいることに気づかないのだろうか?> |
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寅さんの列車旅 映画『男はつらいよ』の鉄道シーンを紐解く 新装版(2023) |
<A> |
<楽> |
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02 |
映画 |
真昼の暗黒(1956) |
三原村という寒村でで老夫婦が惨殺される事件が発生。金品が奪われていたことから警察では強盗殺人事件と断定して捜査を進めていた。捜査線上に浮かんだ男小島武志を逮捕して尋問する。単独犯とは思えないため、共犯者を吐かせようとして、激しい尋問を加えたところ、小島から小島の仕事仲間の四人が共犯者であると自白される。そこで全員を逮捕したが…
弁護士作家正木ひろしの「裁判官」の映画化作品。実はこれは半実録で、山口県で起きた殺人事件“八海事件”の弁護士の発言が元になっている。裁判自体が継続していたために裁判途中の話であり、映画は裁判に影響を及ぼすため最高裁判所から製作中止の要請が来たという逸話でも知られる。
それでも敢えて作ったと言う監督の姿勢には拍手を送るし、今井監督が一目置かれる存在である事をよく示すエピソードでもある。
この作品は、リアルタイムで進んでいる裁判について描いているが、映画では事件そのものの真相についてはっきりとは否定していない。ただ明らかに事件に関係を持たない人間が被告者の証言で捕まってしまったという問題を扱い、警察のやり方に対して批判をしているところに特徴がある。
誰もが二の足を踏む、官憲に対する批判だが、この行為自体は国民の権利としてはっきり認められている。その行使としてこの映画があるとすれば、これだけでトピックである。常に忖度し、相手の機嫌を伺う姿勢とは全く逆で、この映画自身が日本が法治国家である事の証拠ともなる。その意味では大変大きな意味を持つ。
ただ、難点を言えば、全くすっきりしないという点。真相が最後まで分からない上に、現在進行形の事件と同じで最後は最高裁に委ねることになるので、「これで終わり?」となってしまう。これもリアリティを重視したために仕方ないところか。
ちなみに八海事件はこの12年後1968年に最高裁判決で犯人は単独犯で、彼が証言した犯罪仲間は全員無罪となっているので、この映画の通りに進行したということは事実である。 |
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46話 |
ツムリから創世の女神の力を吸収し、創世の神として世界を作り替えた英寿。その結果囚われの身となり動けなくなってしまう。そこに呼び出された景和に世界を託すと語る。しかし復讐心が未だ言えていない景和は…
敵は仮面ライダーベロバ。
英寿の覚醒によって世界は元に戻されたが、その英寿が運命の女神の宿命によって運営の空間から動けなくなってしまった。更に運営はこの世界を完全に破壊するため、バッドエンドゲームを開始した。
その運営に同調したベロバはかつて大智が育てていた知恵の樹に人間の欲望を過剰に与えて世界を滅ぼす手助けをしようとするが、それを阻止しようと現れた道長と戦う事になる。実質的にこれがベロバと道長の最終決戦。巨大化した仮面ライダーベロバに対して戦う仮面ライダーバッファは、最後の力を使ってベロバを消し去った。
予定を壊されて怒るケケラに殺されそうになった道長を救ったのは景和だった。これでケケラとは完全に袂を別った。ベロバと道長、ケケラと景和、そのどちらもオーディエンスの期待を推しが裏切った形になる。面白い構図だが、元の敬和に戻るのは観てる側は分かっていたので今ひとつ乗り切れないところもある。
知恵の樹を正しく使うことで、そこに捕らわれていた沙羅を救い出すことに成功したが、一方では英寿が徐々に石化していく。
<道長はベロバに300歳を超えてると煽りまくる。実際最年少キャラにたいしてこれ言わせるのってスタッフの趣味か?
ベロバはベロバプレミアムに変身していればバッファを倒す事は出来たのだが、「ライダーに対して最強」というバッファによって倒された。ちゃんと考えれば分かりそうだが。
ケケラは結局景和に振られることになるが、マジでこれダークメフィストそのものでは?> |
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DCコミックス DCレトロ コミック/Batman '66 バットガール |
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01 |
読書 |
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった10
魔法省で闇の魔法の習得を始めた“わたし”カタリナ・クラエスだが、なかなか闇の書の解読は進まず、気分転換を兼ねて魔法省の先輩サイラスに付き合って孤児院に行くことにしたが、それをみんなに知られてしまい…
少しずつ話は深まっているようでもあるg、あやってることは相変わらずの人たらし。大昔のテレビシリーズを見てるような気分になってくる。まあそれが持ち味なのは確かだが。 |
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4話 |
現れた巨大怪獣レヴィーラを撃退するためには化学企業のノヴァイオが開発した新型殺菌剤FK1だけだった。一時的に撃退することは出来たものの、何度も現れるレヴィーラの挙動に不審を覚えるヒルマゲントはエミに潜入捜査を命じる。
敵は軟体怪獣レヴィーラ。クリオネを元に製薬会社のノヴァイオが作り出した怪獣。体を液状化させてあらゆる物理攻撃をすり抜け、ダメージを受けると土に浸透して逃げる。液体窒素で凍らせて破壊した。
人間が作り出した怪獣騒ぎ。怪獣を出してそれを自社の薬品で撃退するというマッチポンプ。「ウルトラマンR/B」の愛染マコト社長がやってたが、倒すのではなくあくまで追い返すというのが特徴で、このやり方だと何度でも同じ手が使える。
そのマッチポンプを疑ったゲントに命じられ、エミが潜入捜査を行うのだが、このシナリオは完全に新しい。エミはこの手の荒事に馴れており、何事も冷静に対処していた。一見暴走したように見せたが、実はそれも含めて作戦の一環だったことが分かる。
スカードは独自の捜査能力も持つことが示された。この組織、特殊二課ではなく首都警か?自信を持って言えるけど、間違いなく「ケルベロス・サーガ」リスペクトはしてるだろう。ゲントとエミは水族館で目を合わせないで会話してるが、これも『機動警察パトレイバー2』『うる星やつら2』でやっており、明らかに押井演出のリスペクトが強い。
<曾根崎の目的は尊敬されることで、怪獣撃退を続けていくとみんなから尊敬されると言っていた。やってることばれたらそれだけで済まないのだが、それ考えなかった?
液体化するレヴィーラを倒すには凍らせる必要があって、そのために液体窒素を使ったが、あの量程度では凍らないし凍るのが早すぎる。ここはエクスキューズが必要だったのではなかったか?> |
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