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30 |
読書 |
新幻魔大戦
幻魔の侵攻によって滅ぼされてしまった地球。最後に残った超能力者達は、時を超える能力を持った一人の超能力者お時に希望を託して過去へと送り込んだ。お時がやってきたのは江戸時代初頭。そこでこの世界を住みやすいものに変えたいと願う青年由井正雪と出会う。一方、タイムトラベラーの存在を知った幻魔も又刺客を送り込んでいた。
平井和正の小説「新幻魔大戦」の漫画化作。少々中途半端な終わり方をした「幻魔大戦」を受け、出来るだけ原作準拠にしようとしたのは分かるのだが、もはやこれ漫画ではなく、小説のイラストを漫画風にしたものと思った方が良いくらいに文字数が多く、読み切るのにも一苦労。更にやっぱり中途半端な終わり方をして、モヤモヤがたまる。
ところでこの作品で一番面白いのはラストの著者による後書きだろう。ルサンチマンにまみれた思いを隠すこともなく吐き出してるので、その痛々しさがかえって新鮮。 |
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9話 |
大企業・檀ファウンデーションの社長壇黎斗は突如自らを「壇黎斗王」を名乗り、自らの会社を日本から独立させると宣言する。それは大ニュースとなり、自分以外にも王様になろうとする人がいることを知ったソウゴは興味を持つ。
敵はアナザーオーズ。2010年に壇黎斗が力を得て変身した存在。オーズだけに「王」を名乗るらしい。
「仮面ライダーエグゼイド」に登場した壇黎斗が登場。相変わらずのキレッキレッの言動で楽しませてくれる。ただ、ゲンムでは無くアナザーオーズになってるのが特徴か。ヤミーを作る能力も持ってるようだ。
王になりたいと願うソウゴは壇黎斗にすっかり興味を持ってしまい、部下になってしまった。この社長…王に仕える人間は大変そうだな。壇黎斗の部下として「仮面ライダーOOO」の泉比奈が登場してる。
今回はジオウはフォーゼフォームおよびビルドフォーム、ゲイツはウィザードフォームおよびゲンムフォームに変身してる。
壇黎斗の部下となったソウゴはゲイツを説得しきれず、再び激突。最早ゲイツを相手にしないほどの強さを見せている。ゲイツ自身さっきまで戦ってたハンディはあるけど。
<とにかく目の前の敵を倒せば事は済むと考えるゲイツの性格はどんどん洗練されていく。やはり赤い通り魔と呼ばせてもらおう。
折角壇黎斗が出てきたのだから、もうちょっとぶっとんでほしいと願うのは願いすぎだろうか?> |
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ギガンティックシリーズ 帰ってきたウルトラマン |
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29 |
映画 |
賢者 |
ビルトテッドの大冒険 |
ルーファス |
レミーのおいしいレストラン |
オーガスト |
エクソシスト |
メリン神父 |
TMNT |
スプリンター |
X-MEN |
プロフェッサーX |
メリー・ポピンズ |
メリー・ポピンズ |
ハリー・ポッター |
ダンブルドア |
ブレイド |
ウィストラー |
キル・ビル VOL.2 |
パイ・メイ |
ハスラー2 |
エディ・フェルソン |
マスク・オブ・ゾロ |
ドン・ディエゴ |
エリックを探して |
エリック |
ハイランダー |
ラミレズ |
あの頃ペニー・レインと |
レスター・バングス |
ウォール街 |
ゴードン・ゲッコー |
ベスト・キッド |
ミスター・ハン |
ロッキー |
ミッキー・ゴールドミル |
アンタッチャブル |
ジム・マローン |
スター・ウォーズ 帝国の逆襲 |
ヨーダ |
マトリックス |
モーフィアス |
ファイト・クラブ |
タイラー・ダーデン |
ビッグ・リボウスキ |
ストレンジャー |
バットマン・ビギニング |
ヘンリー・デュカード |
スター・トレック |
前世のスポック |
ボギー!俺も男だ |
ハンフリー・ボガート |
いまを生きる |
ジョン・キーティング |
ロード・オブ・ザ・リング |
ガンダルフ |
スター・ウォーズ EP4 |
オビ=ワン・ケノービ |
ドッジボール |
パッチ |
ベスト・キッド |
ミヤギ |
The 30 Wisest Movie Mentors |
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17話 |
銀河系の慰労会の大パーティを任せられたダダは、迫る時間の中、なんとかパーティを開くため、地球のハロウィンパーティに目を付け、怪獣の姿のままハロウィンに紛れ込むのだが…
敵はダダ。そしてピグモンとブースカが登場。
ハロウィンバージョンのコメディ回。主人公もウルトラマン側ではなく怪獣側に取り、人間を誘い込んで変なおもてなしをするとか、訳の分からない話が展開する。いろんなずれた言動が展開。ほんわかしてるんだか、外してるんだかよく分からない。戦いながらボケツッコミしてるし。
サキに言わせると、地球に来たのは身内の失敗をフォローするためであり、別段侵略とかに興味は無いとか。いつものシリーズとは随分毛色が違う。ただ、はっきりしたのは、これからやってくるはずの強大な怪獣を撃退するために来ていると言う事は分かった。そしてその撃退には未成熟なウルトラマンでは無理とも言っている。
ブースカの声を当てているのは富永みーなだった。「ウルトラマンレオ」以来の出演じゃないかな?あの時はレギュラーながら悲惨な役だったから、こう言う幸せそうなキャラを演じてくれるのがなんか嬉しい。
<宇宙人による大慰労会は一年に一度行われるそうだ。ところで宇宙の暦では一年ってどれだけの期間なんだ?
サキに対して兄がウルトラマンである事をあっさり打ち明けるアサヒ。こんなんでほんとに良いのか?
ダダの光線を受けてブルの頭が燃えるのは、やっぱりゾフィからだろうな。> |
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27 |
読書 |
邦画の昭和史
戦後日本映画を牽引したのは監督だけではない。そこには綺羅星のようなスターが存在した。そこで彼ら彼女らスターの最も見所のある作品という観点から邦画を再構築し、観るべき作品を紹介する。
著者の思い入れがたっぷり詰まった映画紹介。あくまで主観が主なため、蘊蓄的なところは少ないが、そんなのは他の本に任せれば良い。なによりまず「俺の言葉を聞け!」的な映画紹介は読んでてとても楽しい。 |
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37話 |
ギャングラー怪人ヤドガー・ゴーホムが出現した。お宝を狙うために戦うルパンレンジャーと、平和を守るために出動するパトレンジャー。だがヤドガーの特殊能力によって強制的に自宅に戻されてしまう。だが一人魁利のルパンレッドだけが家に戻ることがなかった。
敵はヤドガー・ゴーホム。ヤドカリのようなギャングラー怪人で、強制的に家に帰すビームを使う。ルパンコレクションはあなたに手が届く(Atteindre pour toucher)。
強制的に家に帰らされるという変な能力を持つ怪人に対抗するため、テント生活をするという話になるのだが、パトレンジャーから圭一郎、ルパンレンジャーからは透真と初美花が同じ場所でテント生活を始めてしまう。特にルパンレンジャー側は正体を知られないようにするため変身出来ないという状態に陥ってしまう。
又しても圭一郎と魁利が接触。魁利の方に圭一郎が押しかけて無理矢理話をしようとするとか、親切の押しつけがうざいというか、これが圭一郎の個性というか。魁利の過去に暗い過去があることを察しての行動なのだが、魁利としてはそれは触れて欲しくないことだった。
<なんでテント生活をするのに全く同じ場所で鉢合わせするのかに説得力が欲しい。> |
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RAH リアルアクションヒーローズ GENESIS No.780 仮面ライダーアマゾン ネオアルファ |
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26 |
映画 |
若おかみは小学生!(2018) |
自動車事故で両親を失ってしまった関織子=おっこ(小林星蘭)は、祖母の峰子(一龍斎春水)にひきとられ、峰子が経営する温泉旅館の春の屋に住むこととなった。事故で死にかけたせいか、霊を見る力を持ってしまったおっこの前に春の屋に住んでいるという峰子の幼なじみの幽霊のウリ坊(松田颯水)がおり、ウリ坊の差し金でなんと若おかみにされてしまった。責任感の強いおっこは一旦それが決まると頑張りが始まるのだが…
令丈ヒロ子による児童文学シリーズの「若おかみは小学生!」シリーズのアニメ映画化作品。
2018年は原作ありなし含め、これまで以上にアニメ映画が数多く作られた。矢継ぎ早に作られるものだから、よほどの個性がないと記憶に残らない。本作も公開自体はひっそりした感じで、恐らくは2週間ほどでフェードアウトするだろうと思っていた。
ところが本作を観た多くの人たちがSNS上で大絶賛。フォロワーの人たちが本作を観て更に拡散したお陰で、静かにヒットが拡大していくという不思議なヒットの仕方をした作品になる。
かくいうわたし自身も当初は観る気が全くなかったのに、SNSで知り合いが絶賛したので興味を持って観た口。
それでわたし自身の感想は、やはり同じ。本作の良さにすっかりやられてしまった。
いくらかは難点も言える。
例えばおっこが健気すぎて、こんな小学生気いるか?とか、基本登場人物がいい人ばかりで話が出来すぎで、ひっかかるところがないとか。
でも、これらの難点こそが本作の売りでもある。
数年前からテレビアニメでは、いわゆる日常系のアニメというのが多く作られるようになった。多くのパターンでは、主人公を含めて友達とかはほとんど女の子で、会話中心の日常生活を描く事に特化した作品である。概ね物語は無きがごとし。盛り上がるような盛り上がらないような日常生活を描くため、疲れた精神を癒やすような優しい物語となっている。
本作もその延長線上に当たるとも言える。
おっこは両親の死という悲しい現実もありながら、ひたむきで努力家。ちょっと空気が読めないところもあったり、妄想癖(幽霊が見えるため)があると周囲から思われているが、ひたすらまっすぐで明るい性格をしている。彼女を慕う友達や幽霊なども含め、基本的にほんわかした雰囲気を持つ話になっている。この辺は映画を観ていながら、なんか愛玩動物を愛でている感じになってしまう。
一方、おっこは両親を失うという最も悲しい思い出を抱えているし、それを片時も忘れてないという部分が精神に突き刺さり、それがおっこの健気さをますます際立たせることになる。
この例えが正しいかどうかはともかく、「傷ついた小動物が一生懸命に生きようとしているのを見つめている」感覚と言うべきだろうか?あるいは親のような気分で健気な少女を見守るというか。終始優しい気分で観る事が出来る。
そういった感情を抱かせるアニメこそが一つの目的となるだろう。おそらくこれ以上ない理想的な作りだと言える。
それと、何気ない日常を描くからこそ、繊細な動きを大切にした演出も重要。手を抜かずに日常の細々した描写に力を入れてくれたお陰で大変素晴らしい時間を得る事が出来た。 |
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3話 |
本来ホラーに憑依されたら人間として生きられないはずの少女佳菜恵が人間に戻ってしまった。今までそんな現象は存在しなかったため、その理由を探る楓沙と神牙。だがホラー倒滅の任務は続いていたため、刀眞を連れてホラーの気配を探る。
敵はフォーンス。鏡に取り憑いたホラーで、攻撃力は無いが、その鏡を見た者に幻覚を見せて陰我を増大させ、素体ホラーを憑依させてホラー化させる。
お化け屋敷の討伐と言った風情の話で、見習い剣士の刀眞の訓練の話でもあったのだが、鏡の見せた光景で父を斬ったのが神牙だったことを思いだしてホラー化してしまう。
前回の話は終わっておらず、何故ホラーに一度取り憑かれた人間が普通に人間に戻るのかを探ることになった。これが本作の一貫したテーマとなるのか。今回もホラー化した刀眞が普通に戻っていた。神牙に何らかの理由があるらしいことだけは分かった。
再び人間に戻った刀眞は記憶を取り戻しており、父を斬ったのが兄の神牙であることを認めているが、それを受け入れていた。もっと引っ張るかと思ってたけど、随分早かったな。 |
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25 |
読書 |
Re:ゼロから始める異世界生活6
自分一人の力ではレムリアを救う事は出来ないと悟ったナツキ・スバルは、なりふり構わず他の王位候補者に助力を求める。ところが何の権限もないスバルは全員から追い出されてしまう。仕方なく絶望的な状況の中、レムと二人でロズワール邸に戻らざるを得なくなるのだが…
6巻まで来てやっと面白くなった。というか、これまでのストレスが一気に解消されたと言うべきか。
話としては、主人公が酷い目に遭うだけの話なのだが、やっと変なテンションが取れて等身大のキャラになったことが大きい。ようやく感情移入出来るキャラになったというか。 |
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8話 |
これまでおとなしくしていたアナザーウィザードの早瀬が突然人を襲うようになった理由を探ることがこの事件の鍵と見たソウゴは早瀬に襲われたマジシャンの長山から話を聞く。一方ライドウォッチを持った男を捜すゲイツは、その男を発見するが、その男は記憶を失っていた。
敵はアナザーウィザード。
ウィザード編の後編。アナザーライダーをとにかく駆除すれば良いと考える猪突猛進のゲイツに対し、ちゃんと考えて行動しているソウゴという対比がはっきり分かった回となった。ソウゴは戦いよりも説得でアナザーライダーを更正させ、その上でライダーの力を譲り受けることになる。これが王の器ってやつか。
今回分かった事実。アナザーライダーが生まれた時、オリジナルの仮面ライダーはライダーで無くなって記憶を失い、その時代の歴史は変わる。そこでアナザーライダーを倒すと、一瞬だけ自分が仮面ライダーであった記憶を取り戻すとのこと。変わってしまった歴史は元に戻らないらしい。
今回はジオウはフォーゼフォーム、ゲイツは仁藤攻介から譲り受けたウィザードフォームに変身している。
次回予告で壇黎斗が登場していた。次回はどうやらツッコミだらけになるっぽいな。 |
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Character Classics ウルトラマン Bタイプ -X-TREME- |
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22 |
映画 |
落ち込む映画 |
第1位 |
縞模様のパジャマの少年 |
第2位 |
レクイエム・フォー・ドリーム |
第3位 |
リービング・ラスベガス |
第4位 |
パッション |
第5位 |
キリング・フィールド |
第6位 |
ミリオンダラー・ベイビー |
第7位 |
SCUM/スカム |
第8位 |
ハピネス |
第9位 |
アレックス |
第10位 |
砂と霧の家 |
第11位 |
火垂るの墓 |
第12位 |
レボリューショナル・ロード |
第13位 |
ホテル・ルワンダ |
第14位 |
メランコリア |
第15位 |
エレファント・マン |
第16位 |
ケス |
第17位 |
リリア 4-ever |
第18位 |
ソフィーの選択 |
第19位 |
ヴェラ・ドレイク |
第20位 |
日蔭のふたり |
第21位 |
プレシャス |
第22位 |
アンジェラの灰 |
第23位 |
ダンサー・イン・ザ・ダーク |
第24位 |
ザ・ロード |
第25位 |
Dead Man's Shoes |
30 Most Depressing Movies |
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16話 |
父のウシオの一言でアサヒが家出してしまった。家族の中にアサヒが存在しないと言うウシオに対し、妹を救おうとするカツミとイサミだが、イサミの作ったGPS装置が突然機能しなくなってしまった。怪獣が町中の電気を吸っていることが分かるのだが…
敵はネロンガ。姿を消す事が出来る怪獣だが、電気を吸収すると姿が見えるようになる。アイゼンテック社に電力を供給するために現れた。
自分が家族の一員ではないのではないかと悩むアサヒがサキに会いに来る話。結局サキはアサヒに振り回されてしまう。サキとの会話よりも二人の兄の戦いを見ることで、アサヒは自分が兄弟の一員であることを再確認してる。
今回特撮部分が妙なこだわりで作られている。最初の戦いでのんびり電車が走っていたり、ネロンガの出現シーンで陥没に巻き込まれる車を丁寧に描いたり。こだわりというか、やってみたかったんだろうな。
<愛染マコトに寄生していた精神寄生体チェレーザが駆除される際、空調に吸い込まれてしまっていた。精神ってそう言うものなのか?> |
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20 |
読書 |
シドニアの騎士11
奇居子の大シュガフ船近くの惑星から微弱な救難信号を受け取ったシドニア。半ば谷風長道の我が儘から、その救出作戦が敢行されたが、それはかつて戦いを嫌い、シドニアを出て行った移民団の生き残り、しかも意識を持ったロボットだった。市ヶ谷テルルと呼ばれる彼女は長道を災厄をもたらすものと教育されていたため、激しく長道に反発するが…
ほぼ丸々新キャラの市ヶ谷テルルにあてられた巻だった。もう話を畳む時期に来ているはずだが、ここに新キャラ、しかも典型的なツンデレキャラを入れてしまうあたりが意外。いつの間にやらハーレム状態で長道の周りは女の子ばかりになってる感じ。
口が悪いテルルに「恥部そのもの」と呼ばれたつむぎがスカートを生成して着込むとか、細かいところに笑える部分が多い。 |
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36話 |
ギャングラー怪人ペッカー・ツェッペリンの潜伏先を突き止めたパトレンジャーはそこに踏み込むが、ペッカーの攻撃を受けてしまった咲也はうっかりミスを連発してしまうようになる。ミス連発に圭一郎に叱られ続けてしまう咲也は、広場で配られていた「怒りの感情が鎮まる」というネックレスを圭一郎にプレゼントするのだが…
敵はペッカー・ツェッペリン。側頭部にある口から放つくちばしに突き刺された人間にミスを誘発させる。人々の怒りの感情を爆弾を爆発させるエネルギーに変換するネックレスを開発した。ルパンコレクションは賢者(L’homme
sage)。
咲也を中心にした話。いつも怒ってばかりの圭一郎に怒りを抑えるネックレスを渡すというもの。いつに増して空周りする咲也と、つい怒ってしまって爆弾のエネルギーを供給してしまう圭一郎の対比が見られるまた、怪人を倒してしまうと爆弾のありかが分からなくなってしまうため、ルパンレンジャーとの戦いで怪人を助けなければならないつかさの姿もあり。いつものパトレンジャーとはやってることが異なるので軽いコミカル回になってる。
ルパンマグナムが入る事によって、パトカイザーと並んで戦えるようになったのも特徴か。 |
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19 |
映画 |
プーと大人になった僕(2018) |
100エーカーの森でくまのプー達と一緒に遊んでいたクリストファー・ロビンは、寄宿舎に入るために森から出ていった。そして森に帰ることなく成長し、イヴリン(アトウェル)と結婚し、マデリンという娘も出来ていた。ただ会社の仕事が忙しく、家族ともすれ違い気味。そんなある週末。家族とともに故郷の家に帰って過ごすはずが、仕事に追われて家族だけを送り出し、自分は会社で仕事をしていた。そして家の近くの公園で休んでいると、不意に名前を呼ばれ…
A・A・ミルンの描いた童話「くまのプーさん」および「プー横町にたった家」に登場する唯一の人間クリストファー・ロビンが成長したらどうなるか?という観点に立って作られた作品となる。
ちなみにミルンが「くまのプーさん」を描いたのは、息子のクリストファーに読み聞かせるためだったそうで、本来は家で読むためだけの短いエピソードの断片だけの作品だった。ただ、雑誌の編集をしていたミルンはそれを雑誌に載せたところ大反響を引き起こし、再編集して本にまとめたという経緯を持つ。
ただ、自身の名前が絵本の主人公になってしまったクリストファーは、後にマスコミから追われ続けてすっかりやさぐれてしまって、家族と絶縁状態が長く続いたとも言われている(『ゴーン・ガール』(2014)のエイミーはおそらくクリストファーがモデル)。
だからクリストファー・ロビンというのは実在の人物なのだが、本作はそんな本物のクリストファーを追うのではなく、あくまで絵本の中のクリストファーの後の話という位置づけとされている。
絵本の中、「めでたしめでたし」で終わった物語の後がどうなったのか。子どもは誰しもそれを考える。それも含めて童話を読むという行為となる訳だが、実際にリアルな話として人間社会に帰った主人公がどうなるのかというと、基本的には普通の人生を歩むことになるだろう。本人にとってはそれはそれで幸せなことかも知れないが、端で見ている人にとっては、そんな生活はもどかしく感じてしまう。
そんな、軽く苛つくような生活を送っていたクリストファーに、もし昔の仲間たちが会いに来たら?
そこが本作の原点となる。
実はこのパターンは既にスピルバーグがピーターパンを題材に『フック』(1991)でやっている。とても派手なスペクタクル作品だったが、流石に「くまのプーさん」ではそう言う激しいアクションはなく、落ち着いた物語として作られてはいる。
疲れたお父さんをマクレガーは上手く演じていたし、プーたち100エーカーの森の住民達も、まさにアニメそのもののたたずまい。たいした事件でもないことを大騒ぎして、気がついたらいつもの生活に戻るというエピソードも「くまのプーさん」らしくて良し。
CGで作られたプーたちも自然でぬいぐるみっぽさに溢れて、こういうのが良かったという安心感もある。
ただ、落ち着きすぎていて、予想を超える部分が全くない。期待したとおりの展開で、期待したとおりに終わる。そんな感じの物語となってしまった。
良い作品なんだけど、なんか食い応えがないというか、消化不良になってしまう感がある。 |
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読書 |
機龍警察 暗黒市場
機龍隊の一員であるユーリ・オズノフは突如警視庁との契約を解除されてしまった。警察官としての行き場を失ったユーリは昔のツテを頼り、ロシアの武器商人ゾロトフと共に兵器の密売に手を染める。その取引の中に、機密中の機密であるはずの機龍と思しき出品があることを知るのだが…
前巻のライザに続き、もう一人の機龍操縦士ユーリが主人公となったは無し。ユーリが機龍パイロットになったのかの経歴と、過去を乗り越えるまでを描いている。アクションは最後だけだが、それが無くてもちゃんと見せるのが著者の力量。 |
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18 |
新仮面ライダーSpirits15
バダンの龍をコントロールして大首領の閉じ込められた空間に現れたライダーマン結城丈二は持てる力の全てを使って大首領に挑む。そんな丈二に向かって大首領が見せたものとは…
敵に寝返ったと思われた結城丈二の本当の狙いは、大首領との一騎打ちだった。しかし実力差は如何ともしがたく、あとは死ぬのを待つしか無くなった時…という話。仮面ライダーの中では最弱のライダーマンの意地と言った感じだろうか。 |
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2話 |
ホラーの気配を感じた神牙がある高校に潜入したところ、執拗なイジメを受けた女子高生・佳菜恵を見かける。人間界には干渉しない姿勢を崩さなかった神牙だが、彼らが去った後、佳菜恵にホラーが取り憑き…
敵はカデーナ。イジメを受けていた女子高生・佳菜恵の憎悪に反応して取り憑いたホラー。鎖をゲートに現れたため、鎖を武器としている。
時代とか次元とかが違っているけど、やっぱり学生にはいじめ問題があるということで、高校を舞台に展開する討伐。女子高生の日常を描く話で、単純ながらねとっとした話になってる。
最初に因果を消した場所に再び因果が凝り固まる。何者かが意図的にこれを行っているらしい。この黒幕がラスボスになるのか?
この時代の人々、特に若者は初めて遭った人にもちゃんと挨拶している。良い時代だが、逆に表面的に良いからこそ人の感情が負にぶれてしまうと言う事なんだろうか? |
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17 |
映画 |
ベストサンダンス |
第1位 |
レザボア・ドッグス |
第2位 |
メメント |
第3位 |
クラークス |
第4位 |
ユージュアル・サスペクツ |
第5位 |
セックスと嘘とビデオテープ |
第6位 |
リトル・ミス・サンシャイン |
第7位 |
ブラッド・シンプル |
第8位 |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト |
第9位 |
月に囚われた男 |
第10位 |
ウィンターズ・ボーン |
第11位 |
エル・マリアッチ |
第12位 |
フォー・ウェディング |
第13位 |
マーサ、あるいはマーシー・メイ |
第14位 |
スーパーサイズ・ミー |
第15位 |
モハメド・アリ かけがえのない日々 |
第16位 |
ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~ |
第17位 |
アニマル・キングダム |
第18位 |
ユー・キャン・カウント・オン・ミー |
第19位 |
BRICK ブリック |
第20位 |
ナポレオン・ダイナマイト |
第21位 |
SAW |
第22位 |
恋人までの距離(ディスタンス) |
第23位 |
プライマー |
第24位 |
ONCE ダブリンの街角で |
第25位 |
ロジャー&ミー |
The 25 best Sundance Film Festival movies ever |
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15話 |
ウルトラマンR/Bを圧倒したグルジオキングはアイゼンテック社から発射されたビームで拘束された。戦いの中で発動しなかった極クリスタルをめぐり、カツミとイサミは喧嘩してしまうのだが…
敵はグルジオキング。
多分来るだろうと思ってた合体がやっぱり来た。これは最終回当たりでやってほしかったような気がするが、まだこれからそれを超える盛り上がりがあると言う事かな?とりあえず兄弟仲がしっかりしてないと合体は出来ないようなので、それを取り戻す物語が展開している。
アキがやろうとしていることは、いくつかずれている部分もあるし、大混乱を引き起こしてもいるけど、自覚的にウルトラマンの強化を促しているのは確か。ちなみにこの合体ウルトラマンの名前はウルトラマンルーブというそうだ。なんか混乱しそう。
自分は昔から湊家にいたことを兄弟に確認するアサヒの姿がある。本人にも実は自分は兄弟ではないという自覚が微かにあるのかな?何かしらアキとアサヒの関係もあるんだろうな。
<カツミがこどもの頃の絵を眺めるシーンがあるが、あんなに薄い紙なのに黄ばみがないな。> |
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大怪獣シリーズ 大映特撮編 ガメラ 1999 |
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15 |
読書 |
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話
北宇治高校吹奏楽部は新任の滝の指導の下、黄前久美子らの入学した年に全国大会に出場することが出来た。激動の一年の中、部員それぞれは様々な個人的な問題を抱えながらも吹奏楽に青春を賭ける。そんな部員のこぼれ話と、新しい体制が敷かれ、次の一年に向かって行く面々の心境について描く掌編集。
文庫一冊に14本ものミニストーリーを詰め込んだ話。この短さのために基本は他愛ないミニエピソードがほとんど。実際の高校生活でありそうな話の詰め込みと言った感じ。ただ、最後のエピソードがまるで爆弾みたいなものになっていて、ラストシーンに驚かされた。 |
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7話 |
ゲイツとツクヨミと共に大流行の早瀬という男のマジックショーを見に来たソウゴ。あまりに鮮やかなマジックに、これには仮面ライダーウィザードの力が関与しているのではないかと勘ぐるゲイツとツクヨミ。
敵はアナザーウィザード。手品師の裏方をやっていた早瀬という男が変身する。元々はつぶれかけたマジックショーの小屋を建て直したいという願いから。
今回は「仮面ライダーウィザード」の世界でアナザーウィザードが登場。
相変わらずツンデレ具合が高いゲイツと、それを軽くあしらうソウゴ。事ある毎にソウゴを殴ろうとして、その度毎にあっさりかわされている。良い具合に人間具合が出来てるというか、ソウゴの掌で踊らされてるというか。この余裕、流石後の魔王だ。
<アナザーライダーになったら容赦なく狩るというゲイツ。力を持つこと自体が危険だというのは分かるが、やってることはほとんど通り魔。そういえば仮面ライダーゲイツって真っ赤なボディだったな。> |
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13 |
映画 |
ダーティファイター(1978) |
長距離トラック運転手のファイロ(イーストウッド)は相棒のオランウータンのクライドと共にアメリカ全土を駆け回っていたが、腕っ節を活かして友人のオービル(ルイス)のプローモートでストリートファイトもしていた。そんなファイロが自宅近くの酒場で出会った歌手のリン(ブロック)に惚れてしまう。だがリンはカントリーミュージックのプロとなるために旅立つことになり…
1979年全米興行成績3位。イーストウッドの製作会社マルパソはこれまで長くユニヴァーサルの配給を受けていたが、本作からWBに移籍することとなった。
役者としてのイーストウッドは大変面白い存在だ。本人の指向はどうあれ、西部時代から連綿と続く理想的なアメリカ人を演じさせられてきた。
それはつまりジョン・ウェイン的な役割を期待されてきたと言う事。とても簡単に言えば、マッチョでホモソーシャル的にはリーダータイプ。一方女性に対しては弱くフェミニスト。洗練されない野暮な田舎者という姿が求められた。そしてイーストウッド自身もそれを受け、そんなキャラを演じていた。これは多分に自身の監督作品で作りたいものを作るために敢えてそんな役割を演じてきたのだと思われる。
そんなイーストウッドも良い年齢になり、そろそろ監督業に本腰を入れようという気分で本作は作られたのではないかと思われる。
まさにここでのファイロ役は、典型的な理想的アメリカ人で、恐らくはイーストウッド自身も自信のキャラの集大成のような気持ちで臨んだだろう。
そして事実見事なはまりっぷりを見せる。最初から最後まで、しっかりと昔の西部劇っぽさを残した好作に仕上がっていた。
ストリートファイターが主人公と言う事でアクションもふんだんにあるが、それより不器用すぎる男の純情が伝わってきて、なんともほっこりした気分にさせられるものだ。
あと、オランウータンのクライドの存在感が上手い。コメディ部分にもシリアス部分にもしっかりはまり、違和感なく画面に溶け込んでいるし、かなり芸達者ぶりを見せているので、見ていてとても楽しい。
撮影はスムーズに進むが、唯一のトラブルはオランウータンがビールに目がなかったために、そこだけ苦労したとか。 |
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1話 |
かつて有能な魔戒騎士であったが、その後最凶のホラー喰いのホラーとなったジンガは、悠久の時を経て新たに魔戒騎士御影神牙として転生した。影煌騎士狼是となり、ホラーを討伐する神牙だが、父がホラーに憑依され、それをたたき切ってしまったため、ホラー倒滅に躊躇を覚え始めていた。
敵はノンロッソ。子どもを守ろうとする母親に好んで取り憑くホラー。元は夫も裏切りで殺されそうになった母に取り憑いたが、その後夜な夜な繁華街で男を漁り、魂を捕食していた。
「牙狼-GARO- -GOLD STORM- 翔」の敵側キャラだったジンガが再び魔戒騎士として剣を振るうという話。年代は相当にずれているらしい。トラウマを持ったキャラとして描かれているが、このトラウマが一体どう物語に関わってくるのかが恐らくは本作の見所となるだろう。そして父を斬った神牙を目撃した弟の刀眞との絡みもあるようで、どうやら相当重そうな話になりそうだ。
とりあえずツッコミどころはなし。 |
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷 |
<A> |
<楽> |
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12 |
読書 |
日常3
いつも一緒にいながら、言葉のすれ違いから、ついに口喧嘩を始めてしまうゆっことみお。喧嘩の行方は?一方、ロボットである事を隠そうとしても隠しきれないなの。全員の日常は少しずつ変化していくようでいかないようで…
相変わらず空気感で読ませる作品。これまでのちょい役が個性を出しはじめたり、新しいキャラが出てきたりして飽きさせない。 |
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35話 |
町で偶然木暮と出会った魁利。その前にギャングラー怪人のドリューン・サンブが現れた。人間を良い人、悪い人、普通の人に分裂させてしまうドリューン・サンブの光線をコグレが受けてしまい…
敵はドリューン・サンブ。モグラ型ギャングラー怪人で、基本は地下に引きこもっている。地面に穴を掘って移動してどこにでも現れる。ドラグニオ曰く「引きこもり」。ルパンコレクションは大いなる分裂(Le
grand fossé)。
初めてのコグレ中心回。良いコグレと悪いコグレと普通のコグレに分裂したのを戻すという話になる。
そして前回魁利が取ったルパンマグナムが巨大化してロボット化(ルパンカイザーの半分程度の大きさ)。なるほどこれだけの力を持っているからあんな大々的に捕獲劇をやったわけね。
ドリューン・サンブによって分裂させられた人の中にお笑いコンビのざz・たっちがいた。なんか久々に顔見た気がする。
<巨大化して地下を逃げるドリューン・サンブ。その前に巨大化したポーダマンが多数現れるが、いつの間に巨大化したんだ?
分裂したコグレは全員服が違うのだが、元に戻したらいつもの格好に戻ってる。他の服はどうなった?> |
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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー鎧武 オレンジアームズ -20 Kamen Rider Kicks Ver. |
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11 |
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14話 |
綾香市の市街地に現れた怪獣グビラを退治しようと出撃するルーブ。だがほどなくグビラは縮んで消えてしまった。
敵はグルジオキング。グルジオボーンの強化形態で、ルーブジャイロを使った愛染社長が変身する。背中に巨大な砲塔を背負い、それを使うことでルーブの攻撃を全て粉砕した。
前々回から登場した謎の少女とアサヒが出会う話で、ここでやっと少女の名前が美剣アキという名前だと分かった。目的は相変わらず謎だが、アサヒにウルトラクリスタルを渡したり、愛染社長に怪獣のクリスタルを渡したりと、逆の行動を取っている。
そしてアキが渡したクリスタルが安全なものなのか分からないため、カツミとイサミの間で喧嘩が始まり、それで連携が全く取れなくなってしまった。これが本作らしさか。
愛染社長がウルトラマンオーブに憧れる描写があった。他のウルトラマンではなくオーブにこだわったのはそこにあったらしい。しかし、そうなるとこの世界の時代は次元が変わるとしても「ウルトラマンオーブ」から15年後の世界になるはず。
<愛染社長がオーブの物真似をしてる際、クレナイガイの口調まで真似していた。これが結構そっくりなのが面白い。一体どこでそれを学んだ?> |
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09 |
読書 |
キノの旅 13
「昔の話」師匠と弟子がクーデターの起こっている国から最小限度の労力で権力者を逃がす方法。
「家族の国」キノがやってきた家族制度をいつでもリセット出来る国。
「違法な国」突然焚書が行われる事になった国に来た本の売人たちにつきあうキノ。
「旅人の国」ある国で身を粉にして働いた旅人の家族にお礼をするという旅人を乗せたシズ。
「必要な国」一見普通の国で大歓迎を受けるキノ。ところが何故か命を狙われてしまい…
久々に続きを読んでみたが、相変わらずで、乾いた描写が不思議とはまり、後味の悪さも含めてぴりっとした面白さがある。 |
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6話 |
アナザーフォーゼを倒したが、中から別のアナザーライダーが現れた。次の瞬間再びアナザーフォーゼに戻ったが、そこにツクヨミが山吹カリンを守ったという人物を連れてくる。乾巧と名乗ったその男はソウゴに付き合い、カリンを守るという。一方、ゲイツはカリンが実は2003年に死亡していたという事実を突き止めていた。
敵はアナザーフォーゼ。そしてアナザーファイズ。2003年に死んだ山吹カリンを生かし続けていた。
フォーゼ編かと思われたのだが、実はファイズ編だったと分かった。2003年に起こった事件の幕引きのために乾巧と草加雅人が現れる。実は雅人はこれまで若さを保ったまま15年も生き続けてきた山吹カリンの魂を解放するためにやってきたのだが、
今回の事件のキーワード「流れ星」は「仮面ライダーフォーゼ」の仮面ライダーめておではなく、「仮面ライダー555」の流星塾のことだったと分かる。
今回の変身はジオウがファイズアーマーを装着し、ゲイツがファイズアーマーを装着している。
<ファイズアーマーには両肩にガラケーをモティーフにした装甲が施されているが、ひょっとして子どもはこれが分からないかも?
今回のアナザーライダーは2003年にアナザーファイズ、2011年にアナザーフォーゼを倒す事で決着したが、2003年時点でアナザーファイズ倒したら歴史が変わってないだろうか?
ツッコミではないが、2003年で真理の危機を巧は救う事が出来なかった。あの状態だと死んでるよな?巧が生きているのはファイズの力を失ったからなのか?> |
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06 |
映画 |
大統領の執事の涙(2013) |
幼少時奴隷の父を白人主人に殺される光景を目撃してしまったセシル・ゲインズ(ウィテッカー)は、盗みに入った店の主人に拾われ、そこで徹底的に執事の役割について教え込まれた。成長し、ワシントンDCのホテルで働くセシルに目をとめたのは、ホワイトハウスの執事長だった。そこでセシルはアイゼンハワーからレーガンまでの大統領に仕えることになる。
第二次大戦後からのアメリカの歴史そのものを、アフリカ系執事の目を通して描いた作品。権力とは無関係ながら権力者の近くに常にいる人の目で歴史を観返すという意味で、『日の名残り』(1993)や韓国映画の『大統領の理髪師』(2004)のような切り口。またアメリカ史を敷衍して観ると言うことで、『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994)の別バージョンとして観る事も出来る作品。
ホワイトハウス付きのアフリカ系執事が主人公という、これまでに無かった視点でアメリカ史を見直しているため非常に新鮮で、全く違った切り口で歴史を見ることが出来て大変面白かった。
それで本作は存分に世界大戦後のアメリカというものを描いているのだが、中心点が存在する。
それは主人公がアフリカ系ということで、公民権運動の歴史というものが中心になっている点。
前述した『フォレスト・ガンプ』は公民権運動に関して一切描くことがなかったため、不完全さが目立っていたが、それに本作を合わせることでしっかりと歴史を捉えられるようになっている。
本作に限らず、公民権運動に関しては他にもいくつか映画になっているが(代表作を挙げろと言われたら、スパイク・リー監督の諸作品や『ドライビング Miss デイジー』(1989)、『ALI アリ』(2001)などをお薦めする。)、特にキング牧師とマルコムXの全く違ったアプローチを比べる作品は少なく、本作はその間を上手く取り持った話になってるところも本作の見所の一つだろう。
また、公民権運動もいろいろな負の歴史が存在する。それまで虐げられてきた人たちが立ち上がると言う事は、時に暴力に訴えることもあれば、時に意見の対立から内部での紛争も始まる。むしろそう言う過程を経なければ自由を獲得したことにはならない。本作は、その部分もしっかり描いている。
そう言う意味では大統領に仕える執事というのが立場的にはぴったりだろう。教育も満足に受けられなかった少年時代を経てきたとしても、歴代の大統領の言動や悩む姿をすぐ近くで見ているセシルの立場としては、理想論や暴力傾倒は子供じみたわがままな主張に過ぎない。同じアフリカ系であっても、既に立場は異なっているのだ。
そんな醒めた目で公民権運動を見ているからこそ、前述したようにキング牧師の理想論とマルコムXの暴力革命を同時に眺めることが出来るという訳である。ある種理想的な立場でものを見ている。そんな冷静さが本作の魅力だ。
ただ一方ではそんな冷静すぎる目で世界を見ているため、話が淡々と進みすぎるという問題点もあるのだが、その辺がラスト部分で上手く消化されている。
常に醒めた目で公民権運動を見てきたセシルは、そのために息子とも疎遠になってしまったのだが、老境にさしかかり、本当に正しいことは何か?と考えた時に、素直な心で正しいと思えた事を行う。ラストで「自分が選択したことに間違いはなかった」。そう言う人生を送れたということが暗示されたところですっきり終わってくれる。
そして本作の魅力をもう一点。
本作は擬似的な家族と、本当の家族のどちらも家族形成について丁寧に描いているという点。
セシルは実際の家族については良い思い出もないし、自分の息子に対しても良い父親とは言えなかった。むしろ仕事上、自分を仕込んでくれたレストランの店主や歴代大統領の家族との親交の方が深まっていく。実際の家族としての関係には及び腰になっていくのだが、やがて息子の思いというものを自分なりに受け止め、本当の家族を作り上げていくという過程がある。
こう言う家族形成の物語が大好きな身としては、本作を悪く言う訳にはいかない。 |
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23話 |
バットマンはロビンを人質に取られ、ダイヤモンドの女王マーシャと結婚式を挙げねばならなくなってしまった。だが突然闖入したアルフレッドの機転でなんとかバットマンを式場から引き離す。
ダイヤモンドの女王マーシャ編後編。
財産狙いにバットマンと結婚しようとするマーシャからバットマンを救うためにアルフレッドは、なんとヘンリエッタ叔母さんをバットマンの妻と言う事にしてマーシャとの結婚不可能を言い立てる。なかなかいい手だったが、叔母さんが連れ合いとなると、相当な年の差婚になってしまう。
それでついにアジトに乗り込んで大立ち回りをするのだが、魔女のヒルダが全然役に立ってない。あわやバットマンが蛙に変えられるのか?という危機を煽りつつ、結局何もしてなかった。
オハラ署長とゴードン総監はどちらも既婚者だが、二人とも相当な恐妻家ということが分かった。
<アルフレッドの機転で既に結婚していることになってしまったバットマン。勿論知らぬ事だが、「うっかりしてました」は言い過ぎだろう。
ゴードン総監曰く「女と女房は似て非なるものだ」…現代でこれを言ったらはっ倒されるだろうな。> |
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04 |
読書 |
双亡亭壊すべし 7
命がけで液体窒素を運んできた青一と縁朗のお陰で双亡亭に大ダメージを与えることが出来た。だがその破壊で逆に双亡亭の奥深くへと迷い込むこととなった凧葉はそこで双亡亭の主坂巻泥努と出会う。青一と縁朗も又紅に会おうと深奥へと向っていたが、その前に更に新たな刺客が現れる。
前巻で無茶苦茶盛り上げて一部完となったのだが、実は一部どころかプロローグに過ぎないとのこと。いったいこれからどんな展開になるのか全く先が読めない物語になってしまった。ますます濃そうなキャラも大挙して登場してる。 |
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13話 |
アサヒに正体がばれてしまったカツミとイサミ。これまでに何が起こったのかを言うように強要された二人はこれまでの戦いについて語り始める。
あっという間に1クールが終わり、振り返りを兼ねてのバンク作品。これはあっても良い。可愛い妹の頼みでついつい言わなくても良いことを言ってしまうあたりが流石兄弟ウルトラマン。調子の良いイサミと、冷静なカツミの対比はここでも健在。
ただ、謎の女性も現れてる。その手にはウルトラマンとベリアルのクリスタル。この組み合わせは「ウルトラマンジード」の基本となるプリミティブと同じ。
それと、何故か湊家には幼い頃のアサヒの思い出の品がない。前回ウルトラマンオーブの力を引き出したこともあって、アサヒは本当の家族ではないらしい。どうやら以降のキーパーソンとなるのだろう。謎の女性との関連も気になるところ。 |
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02 |
映画 |
ジブリ映画 |
第1位 |
耳をすませば |
第2位 |
千と千尋の神隠し |
第3位 |
紅の豚 |
第4位 |
かぐや姫の物語 |
第5位 |
となりのトトロ |
第6位 |
風立ちぬ |
第7位 |
火垂るの墓 |
第8位 |
もののけ姫 |
第9位 |
風の谷のナウシカ |
第10位 |
天空の城ラピュタ |
第11位 |
魔女の宅急便 |
第12位 |
崖の上のポニョ |
第13位 |
ハウルの動く城 |
第14位 |
借りぐらしのアリエッティ |
第15位 |
思い出ぽろぽろ |
第16位 |
思い出のマーニー |
第17位 |
猫の恩返し |
第18位 |
コクリコ坂から |
第19位 |
平成狸合戦ぽんぽこ |
第20位 |
ホーホケキョ となりの山田くん |
第21位 |
ゲド戦記 |
Every Studio Ghibli movie ranked from worst to best |
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13話 |
アサヒに正体がばれてしまったカツミとイサミ。これまでに何が起こったのかを言うように強要された二人はこれまでの戦いについて語り始める。
あっという間に1クールが終わり、振り返りを兼ねてのバンク作品。これはあっても良い。可愛い妹の頼みでついつい言わなくても良いことを言ってしまうあたりが流石兄弟ウルトラマン。調子の良いイサミと、冷静なカツミの対比はここでも健在。
ただ、謎の女性も現れてる。その手にはウルトラマンとベリアルのクリスタル。この組み合わせは「ウルトラマンジード」の基本となるプリミティブと同じ。
それと、何故か湊家には幼い頃のアサヒの思い出の品がない。前回ウルトラマンオーブの力を引き出したこともあって、アサヒは本当の家族ではないらしい。どうやら以降のキーパーソンとなるのだろう。謎の女性との関連も気になるところ。 |
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仮面ライダービルド ファイナルステージ&番組キャストトークショー |
<A> |
<楽> |
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01 |
読書 |
オーバーロード2 漆黒の戦士
ひょっとしてこの世界に転生した仲間がいる可能性を顧慮し、アインズ・ウール・ゴウンを名乗るようになったモモンガは、この世界で生きるためとこの世界で生き残る算段を付けるためにしもべ達を地上に派遣する。そして自らも姿を変えて冒険者として見聞を広めようとしていた。
全く未知の土地に転送されたゲームプレイヤーを描く第2巻。アンデッドということで人としての情がほとんど無く、それ故に人を思いやる心がないというのが面白い設定で、冷静さと精神の未熟さが妙な具合に絡まり、他の作品にはない不思議な魅力がある。 |
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5話 |
天秤座生まれの18歳の女子高生が次々に失踪するという事件が発生する。これがアナザーライダーの仕業だと直感したゲイツとツクヨミは事件の中心となる天ノ川学園に潜入することにしたのだが、ソウゴもそれに首を突っ込む。だがターゲットである山吹カリンはソウゴを避けるそぶりを見せていた。
敵はアナザーフォーゼ。
これまで順番に過去に向かっていたが、今回は一気に2011年の仮面ライダーフォーゼの世界で天ノ川学院高校に潜入するのだが、更にここに仮面ライダー555が絡んでくるという変則的な話になってる。
フォーゼの世界から登場するのは大杉忠太で、相変わらず先生をやってるみたい。2011年の世界では仮面ライダーフォーゼが登場。アナザーフォーゼがその力を奪うことで変身が解除されているが、残念ながら如月弦太郎自身は背中しか出てこない。さすがにもう戻ってこないよね?
大杉先生からライドウォッチをもらってジオウはフォーゼアーマーを装着した。一方、ソウゴの持ってるビルドのアーマーを使ってゲイツがビルドアーマーを装着している。一度解放したライドウォッチは仮面ライダーは誰でも使えるようになるのかな?
<ツッコミと言うより先読みだが、今回は天秤座の女性が標的になってる。天秤座と言えばリブラ・ゾディアーツ。天野浩成じゃないか。だったら出てくるもう一人のライダーは555ではなく剣でなければならないのでは?> |
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妖獣都市 Blu-ray BOX(初回生産限定) |
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ケンエレファント ART OF COLOSSUS パワードレッドキング |
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